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第2章 日常の終わり 大乱の始まり
17話 終わりの始まり 其の1
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連合標準時刻 木の節 57日
地球と旗艦アマテラスを救った英雄、ルミナ=AZ1の早期退院は最早当然の如く旗艦中を駆け巡った。まだ万全な状態では無い事は多くが知っている筈だろうが、しかし英雄の復活を待ち望む多くの人間にしてみればそうしたマイナス方向の情報ほど耳に入らない。人は自らに都合のよい情報を選別するからだ。
復帰直後の仕事場となった艦橋には彼女の体調などお構いなしとばかりに連日無関係の人間が多数押し掛け、止むを得ない形でヤタガラスの警護が入る事になった。本来ならばこの場所にはおいそれと無関係の人間は入れないのだが、しかし強引に事を進める輩は権力なり人気なりを武器に強引に事を進めたがる。
ルミナはそんな様子に辟易した様子も見せずに黙々と仕事をこなし、その足元を転がる元神であるアマテラスオオカミは彼女の仕事を的確に補佐する。良ければ褒め、悪ければ注意を行うその様子を見れば父親か母親と表現するに適切であり、彼女もそんなアマテラスオオカミには幾分か心を許すようになっていった。
そうしたやり取りをしながら何日も過ぎたある日、一人の男が旗艦の艦橋を訪れた。艦橋の入り口付近が慌ただしくなった事にルミナが気付いたのは仕事がひと段落して休憩に向かおうかという頃だった。
外の護衛は何をやっているんだ?そんな怒号に似た声が艦橋の彼方此方から響いたのだが、それは悲しいかなある意味では日常的だった。恐らくその男も金なり人気なりをチラつかせて無理やり通過したのだろう。甚だ問題行為であるのだが、今はそれよりも目の前の問題に対処しなければならないと判断したルミナは重い腰を上げた。
「何事だ?」
凛としたルミナの声が艦橋の端から木霊した。周囲にいたオペレーター達は文句混じりの返答を返しつつ、同時に喧騒の元である艦橋入口付近を呆れ顔で見つめる。
「何事だーって言ってもさぁ、また英雄に会いたいってヤツじゃない?一時に比べれば落ち着いたけど、でもまーだ来るのねぇ」
「高天原って本来なら一般人は早々簡単に入れない筈なんだけど……アチコチ混乱してるからってのは理由にならないよなぁ?ここ最近ずっとだけどさ、下は一体何やってるんだろ?」
「でも今日はやけに騒がしいな、誰か有名人でも来たのか?」
「具体的には?」
「いや……思いつかないけどさ。でも連合の各惑星でも結構名の知れた金持ちとか超有名な俳優とかが来た時と同じ位じゃないコレ?」
「あぁー、確かに。だとすると今度は誰なのかな?」
「ココで仕事してたらそんな人達を直接見る機会なんて回ってこないですからねぇ」
オペレーター各人はそれぞれが仕事をしながらも一向に収まりを見せない入口方向を見つめ続ける。一方、未だに喧騒収まらない状況に業を煮やしたルミナは席を立ちがり、入口へと向かった。休憩の為に嫌でも入口を通らねばならないという訳では無い。艦橋とはいえ、広大なこの空間へと続く出入口は1つだけでは無い。
具体的には神魔戦役の際にオオゲツと名乗った女の部下がこの場所へと強引に侵入した痕跡は、完全修復には時間が掛かり過ぎるとの理由から、暫定という形で艦橋へと続く新たな出入口の1つとしてその姿を変えていた。それ以外にも非常用の出入り口が幾つか用意された事もあり、別に正面の入り口から堂々と出る必要など何処にも無い。
やがて入口についた彼女はその騒動の元凶を知った。音も無く開いた巨大な扉の先には1人の男が連れ添いの護衛と共にヤタガラスと押し問答をしていた。屈強な肉体で入口と艦橋の間を塞ぐヤタガラス達に渋い顔を浮かべていた男は、しかし扉の先にお目当ての姿を確認するや眩しい笑みを投げかけた。屈託ない笑顔。対照的にヤタガラスは渋い表情を浮かべる。
「貴女は居ないと彼らが頑として認めないので諦めようかと思いましたが、しかし待った甲斐がありましたよ」
男は艦橋に向けて声を張り上げたが、相手の反応は当然ながら思わしくない。
「そうですか。しかし私も色々と忙しい身です。どうか黙ってお引き取り願えませんか?」
ルミナは相手が誰であろうが容赦なく、冷酷に追い返す。相手は本来ならば一般人が入り込むことなど不可能な高天原に押し掛ける位に強引な連中ばかりで、馬鹿正直に相手をしていては時間が幾らあっても足らない。
「用件自体はそう時間が掛かるものではありません。お話を聞いていただき、駄目ならば素直に引き下がります。どうでしょう?」
が、当然こんな場所まで強引にやって来る位だからその程度ではめげないし諦めない。男が澄んだ目で真っ直ぐにルミナを見つめると、その整った顔と瞳を見た艦橋の女性陣からは溜息が漏れた。馬鹿じゃないのか。私はそんな女性陣の態度に呆れたし、ルミナも恐らく同じであろう。その態度は見た目に騙されているだけ、あの男がルミナの体調やら予定を一切無視している事に変わりは無いのだから。
「分かりました……では艦長室までご同行願えますか?」
「おぉ、ありがとうございます。勿論、僕は構いません」
ルミナは盛大な溜息をつき、ヤハタと護衛のスサノヲを連れ立って入口の向こうへと姿を消していった。今の彼女に雑事にかまけている暇は無いというのに。
だけどそんな事を知ってか知らずか、艦橋の女性陣は小さくなる英雄の姿を羨望と僅かな嫉妬が籠った眼差しで見つめ、男性陣は"フラれろ"、"嫌われろ"、"殴られろ"と強く念じているか声に出している……駄目だコイツ等。
地球と旗艦アマテラスを救った英雄、ルミナ=AZ1の早期退院は最早当然の如く旗艦中を駆け巡った。まだ万全な状態では無い事は多くが知っている筈だろうが、しかし英雄の復活を待ち望む多くの人間にしてみればそうしたマイナス方向の情報ほど耳に入らない。人は自らに都合のよい情報を選別するからだ。
復帰直後の仕事場となった艦橋には彼女の体調などお構いなしとばかりに連日無関係の人間が多数押し掛け、止むを得ない形でヤタガラスの警護が入る事になった。本来ならばこの場所にはおいそれと無関係の人間は入れないのだが、しかし強引に事を進める輩は権力なり人気なりを武器に強引に事を進めたがる。
ルミナはそんな様子に辟易した様子も見せずに黙々と仕事をこなし、その足元を転がる元神であるアマテラスオオカミは彼女の仕事を的確に補佐する。良ければ褒め、悪ければ注意を行うその様子を見れば父親か母親と表現するに適切であり、彼女もそんなアマテラスオオカミには幾分か心を許すようになっていった。
そうしたやり取りをしながら何日も過ぎたある日、一人の男が旗艦の艦橋を訪れた。艦橋の入り口付近が慌ただしくなった事にルミナが気付いたのは仕事がひと段落して休憩に向かおうかという頃だった。
外の護衛は何をやっているんだ?そんな怒号に似た声が艦橋の彼方此方から響いたのだが、それは悲しいかなある意味では日常的だった。恐らくその男も金なり人気なりをチラつかせて無理やり通過したのだろう。甚だ問題行為であるのだが、今はそれよりも目の前の問題に対処しなければならないと判断したルミナは重い腰を上げた。
「何事だ?」
凛としたルミナの声が艦橋の端から木霊した。周囲にいたオペレーター達は文句混じりの返答を返しつつ、同時に喧騒の元である艦橋入口付近を呆れ顔で見つめる。
「何事だーって言ってもさぁ、また英雄に会いたいってヤツじゃない?一時に比べれば落ち着いたけど、でもまーだ来るのねぇ」
「高天原って本来なら一般人は早々簡単に入れない筈なんだけど……アチコチ混乱してるからってのは理由にならないよなぁ?ここ最近ずっとだけどさ、下は一体何やってるんだろ?」
「でも今日はやけに騒がしいな、誰か有名人でも来たのか?」
「具体的には?」
「いや……思いつかないけどさ。でも連合の各惑星でも結構名の知れた金持ちとか超有名な俳優とかが来た時と同じ位じゃないコレ?」
「あぁー、確かに。だとすると今度は誰なのかな?」
「ココで仕事してたらそんな人達を直接見る機会なんて回ってこないですからねぇ」
オペレーター各人はそれぞれが仕事をしながらも一向に収まりを見せない入口方向を見つめ続ける。一方、未だに喧騒収まらない状況に業を煮やしたルミナは席を立ちがり、入口へと向かった。休憩の為に嫌でも入口を通らねばならないという訳では無い。艦橋とはいえ、広大なこの空間へと続く出入口は1つだけでは無い。
具体的には神魔戦役の際にオオゲツと名乗った女の部下がこの場所へと強引に侵入した痕跡は、完全修復には時間が掛かり過ぎるとの理由から、暫定という形で艦橋へと続く新たな出入口の1つとしてその姿を変えていた。それ以外にも非常用の出入り口が幾つか用意された事もあり、別に正面の入り口から堂々と出る必要など何処にも無い。
やがて入口についた彼女はその騒動の元凶を知った。音も無く開いた巨大な扉の先には1人の男が連れ添いの護衛と共にヤタガラスと押し問答をしていた。屈強な肉体で入口と艦橋の間を塞ぐヤタガラス達に渋い顔を浮かべていた男は、しかし扉の先にお目当ての姿を確認するや眩しい笑みを投げかけた。屈託ない笑顔。対照的にヤタガラスは渋い表情を浮かべる。
「貴女は居ないと彼らが頑として認めないので諦めようかと思いましたが、しかし待った甲斐がありましたよ」
男は艦橋に向けて声を張り上げたが、相手の反応は当然ながら思わしくない。
「そうですか。しかし私も色々と忙しい身です。どうか黙ってお引き取り願えませんか?」
ルミナは相手が誰であろうが容赦なく、冷酷に追い返す。相手は本来ならば一般人が入り込むことなど不可能な高天原に押し掛ける位に強引な連中ばかりで、馬鹿正直に相手をしていては時間が幾らあっても足らない。
「用件自体はそう時間が掛かるものではありません。お話を聞いていただき、駄目ならば素直に引き下がります。どうでしょう?」
が、当然こんな場所まで強引にやって来る位だからその程度ではめげないし諦めない。男が澄んだ目で真っ直ぐにルミナを見つめると、その整った顔と瞳を見た艦橋の女性陣からは溜息が漏れた。馬鹿じゃないのか。私はそんな女性陣の態度に呆れたし、ルミナも恐らく同じであろう。その態度は見た目に騙されているだけ、あの男がルミナの体調やら予定を一切無視している事に変わりは無いのだから。
「分かりました……では艦長室までご同行願えますか?」
「おぉ、ありがとうございます。勿論、僕は構いません」
ルミナは盛大な溜息をつき、ヤハタと護衛のスサノヲを連れ立って入口の向こうへと姿を消していった。今の彼女に雑事にかまけている暇は無いというのに。
だけどそんな事を知ってか知らずか、艦橋の女性陣は小さくなる英雄の姿を羨望と僅かな嫉妬が籠った眼差しで見つめ、男性陣は"フラれろ"、"嫌われろ"、"殴られろ"と強く念じているか声に出している……駄目だコイツ等。
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