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第6章 運命の時は近い
202話 救出作戦 ~ 決意
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「確かに、最悪は想定しておかなければならんな」
頭を過る最悪の予感、半年前を超える災禍を想像したイスルギは考えを翻す。
「それもそうですが敵も何処にいるか分かりません。あるいは」
一方、ルミナは"最悪"に含んだ別の意味に言及……するその途中で言い淀んだ。目には僅かな迷いが浮かぶ。
「裏切者か」
直後、ルミナが窮した先をタケルが躊躇いなく口に出した。別の最悪とはスパイの存在。混迷する状況に拍車を掛ける一言に用心棒達が大いに動揺する反面、ルミナを含む面々は酷く落ち着いている。内通者がいるという程度は既に想像していたようだ。
「落ち着かんか。誰かが何かを起こすつもりで入念な準備していて、邪魔になるワシ等を潰しに来るのは想定通り。だが、止まる訳にもいかん。ワシ等は"救出計画の漏洩を承知の上で、それでも実行せねばならん。当然、危険も伴う。特に救出の要になる補佐役……大丈夫だな、ルミナ?」
イスルギはそう覚悟を問うた。計画の要である救出部隊の補佐役にルミナを推すのは現戦力において最も戦闘能力の高い彼女だからこそ、だ。計画の漏洩による守護者との戦闘を想定するならば、彼女が適任……というか、現状では彼女以外ではタケルとイスルギ以外に真面な戦力がいない。
だが私はソレだけでは無いと、そう思っている。恐らくああでも言わないと直接助けに行きかねない。彼女は例えどれだけ周囲が評価しようが、何十年も生きた老兵から見れば自制の利かない若造にしか映っていないのだろう。
「貴方の射撃の腕前が衰えていないならば私より適任では?」
何時もの彼女にしては珍しい反応だった。滅多にどころか初めて見せる誰かに食って掛かるその態度には、補佐役を承諾した言葉とは裏腹に心底では納得していない心情が垣間見える。今まで何度となく否定してきたのだが、事ここに至り漸く確信した。伊佐凪竜一の存在は彼女の中で極めて重要らしい。
「流石に無理言わんでくれ。それに全盛期だったとしてもワシはお前に任せたよ。最後まで信じんかったが、ワシの言葉は偽りはない。お前の腕は既にワシを超えている」
「それは幾ら何でも……いや……そうですか……」
「その反応、どうやら自分の血筋の裏を知ったようだな」
裏。イスルギがの一言にルミナは過剰に反応、自然と視線を逸らすように俯いた。対照的にタケルは困惑と興味が入り混じった視線をイスルギに向ける。
この2人は守護者と思われる謎の男との戦闘の最中にザルヴァートル一族に異端の能力を持つ者が時折生まれるという事実を知った。が、全てを知る事は叶わなかった。男の最期の言葉は今も記憶の中に、耳に、鮮明に焼き付いている。
――ザルヴァートルの血に呪いに殺されぬよう
男はそう言った。言葉の意味も、真意も分からない。しかしその言葉は今になって彼女を縛る。
「裏って何だよ爺さん?血に表も裏も無いだろ?」
「坊主ならば名前位は知っているだろう?ザルヴァートル一族。奴等は優秀な血を取り込み拡大を続けてきた。恐らく連合内においてもあれ程に優秀な人材を輩出する一族は存在しない。だからなのか、時折生まれるんだな。望まれる商才とは真逆、一族が評価しない特異な才能、望まれない異才を持つ者が。一族はソレを突然変異……あるいは"異端"と呼んだ」
そこまで語ったイスルギは空のグラスに酒を注ぐと一気に飲み干した。
「文才とか、後は歌唱能力とか運動能力とか一芸に秀でた者は財を運ぶという理由で一族から重宝された。が、一方で冷遇されるヤツもいた。一族が忌み嫌う才能とは、例えば戦闘能力が抜きんでて高いヤツなんぞは何の役にも立たんとばかりに冷遇した」
「冷遇、ですか?」
「オイオイ……じゃあつまりアンタ、ザルヴァートル一族なのかよ!?って事は冷遇された結果、今ココに居るって訳か」
「違う」
想像力豊かなアックスがルミナへの興味を膨らませようとした矢先、タケルが穏やかな口調で制止した。が、口調とは裏腹に視線は鋭く、それ以上に険しい。これ以上はデリケートな話題だから触れるな。言動から全てを察したアックスはそれ以上を語らず、代わりに愛用のテンガロンハットを目深に被った。
「話しが逸れて済まない。が、生まれがどうあれその能力は正しく天性であり、お前さんにしか出来ない芸当だ。色々と思うところもあろうし、あるいは生まれを呪い憎んだかも知れない。しかし、今のお前さんに出来ない事が確実にある。人生とは決断の連続だが、常に熟慮する余裕があるとは限らない。今がその時だ。納得いかないならば行動しながら答えを出せ。出せぬなら相談しろ、誰かを頼れ。良いな?」
「はい……」
イスルギの説得は重く、深く、静かにルミナに響く。程なく、彼女は自らの役目を全うする決意を固めた。同時、白川水希とアックスは迷いを振り払ったルミナを背に部屋を後にした。
両名を伴う用心棒が語った修行という言葉から何をしに向かうかは明白。正しく付け焼き刃だが今は僅かでも戦力が欲しい。それが一般人と比較すれば有能な程度の人材であってもだ。
やがてそれ以外の用心棒達も仕事か帰宅か、あるいは別の理由か、気が付けば部屋から引き上げていた。残ったのはルミナ、タケル、イスルギの3人だけとなった。
「具体的な策はあるのか?」
熱の引いた部屋にタケルの声が静かに響く。彼が問いかける先に居るイスルギは大きなソファに豪快に体重を預けると酒を煽り……
「現状で浮かぶ案は1つしかない。だがそれには信頼できる医療施設関係者に相談しなけりゃならんな」
琥珀色の液体が半分ほど残るグラスを片手で遊びながら曖昧に返答した。
「医療?」
「もしかして、入れ替えですか?」
「流石に察しが良いな、結構な事だ」
成程。既にこの時から計画の大筋は出来上がっていたようだ。ナノマシン整形で伊佐凪竜一そっくりの人間を作り、黄泉に拘束された本人と入れ替える。無論、ソレだけでは不十分だからスサノヲに協力を仰いだ。彼等としても事態の打開に伊佐凪竜一が不可欠と理解しているから反対などする筈もなく。
今回の計画の真の立役者はこの老兵で間違いない。影から日向からスサノヲを、ルミナを補佐するこの人物がいなければ……いや、彼とルミナに接点が無ければこうも上手く事が運ばなかっただろう。
「確かに現状で取り得る最も妥当な策だが、それでも危険は付きまとうな」
「あぁ。特に彼と入れ替わるヤツはそのまま黄泉に入ってなきゃならんし、もし入れ替えがバレてしまえば最悪……」
またしても最悪と、そこまで説明したイスルギは言葉を詰まらせた。死。伊佐凪竜一の身代わりとなる人物が誰であれ、死ぬ可能性は十二分にあり得る。
「他に何かないんですか?」
「黄泉の防衛は強固で、内部からの脱出は元より外部からの侵入も困難だ。何せアソコは旗艦から独立しているしな」
「その情報は俺も把握してイる。更に旗艦の傍を航行してはイるが、詳細な位置は接弦直前まで秘匿され捕捉が困難である事も」
イスルギとタケルの語る通り、黄泉と呼ばれる拘束施設は独立ブロックとなっている。通常時は旗艦とは接点を持たず独立的、且つ自律的に航行、収容や解放時のみ旗艦と接舷する方式を採用している。通常時は物理的に何処とも接しておらず、更に外は宇宙空間なのだから真面な手段での脱獄は不可能。
「だからこそ、だ。危険を冒さねば活路は見出せん」
「しかし当然守護者側も想定済みか、あるいは筒抜けでは?」
「分かっている。だからこそ補佐という役割にお前さんを割り振った。その圧倒的な能力で救出と逃走の片方ないし両方を手助けできる最も重要な役割をな」
イスルギはあらゆる可能性を想定するが故に慎重に、ともすれば足を止めそうになるルミナの背を優しく押す。
あぁ、と溜息が零れた。そんなやり取りに私は傍と気付いた。アレが周囲から英雄と持て囃され、監視者である筈の私ですら期待してしまうほどの逸材であるルミナという人間の本質だと。
英雄という煌びやかな称号に消失する彼女の本質は天与の才を持つ完璧人間と言う評とは程遠い、どこまでも普通の、年相応に悩み迷う少女だった。だが、だけど、なのに、私は彼女に期待せざるを得ない。そして……そんな現状をどうにももどかしく、歯がゆく思う。
頭を過る最悪の予感、半年前を超える災禍を想像したイスルギは考えを翻す。
「それもそうですが敵も何処にいるか分かりません。あるいは」
一方、ルミナは"最悪"に含んだ別の意味に言及……するその途中で言い淀んだ。目には僅かな迷いが浮かぶ。
「裏切者か」
直後、ルミナが窮した先をタケルが躊躇いなく口に出した。別の最悪とはスパイの存在。混迷する状況に拍車を掛ける一言に用心棒達が大いに動揺する反面、ルミナを含む面々は酷く落ち着いている。内通者がいるという程度は既に想像していたようだ。
「落ち着かんか。誰かが何かを起こすつもりで入念な準備していて、邪魔になるワシ等を潰しに来るのは想定通り。だが、止まる訳にもいかん。ワシ等は"救出計画の漏洩を承知の上で、それでも実行せねばならん。当然、危険も伴う。特に救出の要になる補佐役……大丈夫だな、ルミナ?」
イスルギはそう覚悟を問うた。計画の要である救出部隊の補佐役にルミナを推すのは現戦力において最も戦闘能力の高い彼女だからこそ、だ。計画の漏洩による守護者との戦闘を想定するならば、彼女が適任……というか、現状では彼女以外ではタケルとイスルギ以外に真面な戦力がいない。
だが私はソレだけでは無いと、そう思っている。恐らくああでも言わないと直接助けに行きかねない。彼女は例えどれだけ周囲が評価しようが、何十年も生きた老兵から見れば自制の利かない若造にしか映っていないのだろう。
「貴方の射撃の腕前が衰えていないならば私より適任では?」
何時もの彼女にしては珍しい反応だった。滅多にどころか初めて見せる誰かに食って掛かるその態度には、補佐役を承諾した言葉とは裏腹に心底では納得していない心情が垣間見える。今まで何度となく否定してきたのだが、事ここに至り漸く確信した。伊佐凪竜一の存在は彼女の中で極めて重要らしい。
「流石に無理言わんでくれ。それに全盛期だったとしてもワシはお前に任せたよ。最後まで信じんかったが、ワシの言葉は偽りはない。お前の腕は既にワシを超えている」
「それは幾ら何でも……いや……そうですか……」
「その反応、どうやら自分の血筋の裏を知ったようだな」
裏。イスルギがの一言にルミナは過剰に反応、自然と視線を逸らすように俯いた。対照的にタケルは困惑と興味が入り混じった視線をイスルギに向ける。
この2人は守護者と思われる謎の男との戦闘の最中にザルヴァートル一族に異端の能力を持つ者が時折生まれるという事実を知った。が、全てを知る事は叶わなかった。男の最期の言葉は今も記憶の中に、耳に、鮮明に焼き付いている。
――ザルヴァートルの血に呪いに殺されぬよう
男はそう言った。言葉の意味も、真意も分からない。しかしその言葉は今になって彼女を縛る。
「裏って何だよ爺さん?血に表も裏も無いだろ?」
「坊主ならば名前位は知っているだろう?ザルヴァートル一族。奴等は優秀な血を取り込み拡大を続けてきた。恐らく連合内においてもあれ程に優秀な人材を輩出する一族は存在しない。だからなのか、時折生まれるんだな。望まれる商才とは真逆、一族が評価しない特異な才能、望まれない異才を持つ者が。一族はソレを突然変異……あるいは"異端"と呼んだ」
そこまで語ったイスルギは空のグラスに酒を注ぐと一気に飲み干した。
「文才とか、後は歌唱能力とか運動能力とか一芸に秀でた者は財を運ぶという理由で一族から重宝された。が、一方で冷遇されるヤツもいた。一族が忌み嫌う才能とは、例えば戦闘能力が抜きんでて高いヤツなんぞは何の役にも立たんとばかりに冷遇した」
「冷遇、ですか?」
「オイオイ……じゃあつまりアンタ、ザルヴァートル一族なのかよ!?って事は冷遇された結果、今ココに居るって訳か」
「違う」
想像力豊かなアックスがルミナへの興味を膨らませようとした矢先、タケルが穏やかな口調で制止した。が、口調とは裏腹に視線は鋭く、それ以上に険しい。これ以上はデリケートな話題だから触れるな。言動から全てを察したアックスはそれ以上を語らず、代わりに愛用のテンガロンハットを目深に被った。
「話しが逸れて済まない。が、生まれがどうあれその能力は正しく天性であり、お前さんにしか出来ない芸当だ。色々と思うところもあろうし、あるいは生まれを呪い憎んだかも知れない。しかし、今のお前さんに出来ない事が確実にある。人生とは決断の連続だが、常に熟慮する余裕があるとは限らない。今がその時だ。納得いかないならば行動しながら答えを出せ。出せぬなら相談しろ、誰かを頼れ。良いな?」
「はい……」
イスルギの説得は重く、深く、静かにルミナに響く。程なく、彼女は自らの役目を全うする決意を固めた。同時、白川水希とアックスは迷いを振り払ったルミナを背に部屋を後にした。
両名を伴う用心棒が語った修行という言葉から何をしに向かうかは明白。正しく付け焼き刃だが今は僅かでも戦力が欲しい。それが一般人と比較すれば有能な程度の人材であってもだ。
やがてそれ以外の用心棒達も仕事か帰宅か、あるいは別の理由か、気が付けば部屋から引き上げていた。残ったのはルミナ、タケル、イスルギの3人だけとなった。
「具体的な策はあるのか?」
熱の引いた部屋にタケルの声が静かに響く。彼が問いかける先に居るイスルギは大きなソファに豪快に体重を預けると酒を煽り……
「現状で浮かぶ案は1つしかない。だがそれには信頼できる医療施設関係者に相談しなけりゃならんな」
琥珀色の液体が半分ほど残るグラスを片手で遊びながら曖昧に返答した。
「医療?」
「もしかして、入れ替えですか?」
「流石に察しが良いな、結構な事だ」
成程。既にこの時から計画の大筋は出来上がっていたようだ。ナノマシン整形で伊佐凪竜一そっくりの人間を作り、黄泉に拘束された本人と入れ替える。無論、ソレだけでは不十分だからスサノヲに協力を仰いだ。彼等としても事態の打開に伊佐凪竜一が不可欠と理解しているから反対などする筈もなく。
今回の計画の真の立役者はこの老兵で間違いない。影から日向からスサノヲを、ルミナを補佐するこの人物がいなければ……いや、彼とルミナに接点が無ければこうも上手く事が運ばなかっただろう。
「確かに現状で取り得る最も妥当な策だが、それでも危険は付きまとうな」
「あぁ。特に彼と入れ替わるヤツはそのまま黄泉に入ってなきゃならんし、もし入れ替えがバレてしまえば最悪……」
またしても最悪と、そこまで説明したイスルギは言葉を詰まらせた。死。伊佐凪竜一の身代わりとなる人物が誰であれ、死ぬ可能性は十二分にあり得る。
「他に何かないんですか?」
「黄泉の防衛は強固で、内部からの脱出は元より外部からの侵入も困難だ。何せアソコは旗艦から独立しているしな」
「その情報は俺も把握してイる。更に旗艦の傍を航行してはイるが、詳細な位置は接弦直前まで秘匿され捕捉が困難である事も」
イスルギとタケルの語る通り、黄泉と呼ばれる拘束施設は独立ブロックとなっている。通常時は旗艦とは接点を持たず独立的、且つ自律的に航行、収容や解放時のみ旗艦と接舷する方式を採用している。通常時は物理的に何処とも接しておらず、更に外は宇宙空間なのだから真面な手段での脱獄は不可能。
「だからこそ、だ。危険を冒さねば活路は見出せん」
「しかし当然守護者側も想定済みか、あるいは筒抜けでは?」
「分かっている。だからこそ補佐という役割にお前さんを割り振った。その圧倒的な能力で救出と逃走の片方ないし両方を手助けできる最も重要な役割をな」
イスルギはあらゆる可能性を想定するが故に慎重に、ともすれば足を止めそうになるルミナの背を優しく押す。
あぁ、と溜息が零れた。そんなやり取りに私は傍と気付いた。アレが周囲から英雄と持て囃され、監視者である筈の私ですら期待してしまうほどの逸材であるルミナという人間の本質だと。
英雄という煌びやかな称号に消失する彼女の本質は天与の才を持つ完璧人間と言う評とは程遠い、どこまでも普通の、年相応に悩み迷う少女だった。だが、だけど、なのに、私は彼女に期待せざるを得ない。そして……そんな現状をどうにももどかしく、歯がゆく思う。
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