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砦都ヴォラキスにて
その6 モザイク
しおりを挟む「いくら効果があるって言われても、これを見ちゃうと、まあまず俺は着てみたいとは思えそうにないですねぇ」
「あー…… ん~…… それについては同感ですけれど…… でもまあ、こうしておけば、ただ売るよりもずっと良いお値段で引き取っていただけるのですから仕方ありませんわ。 もう少しすれば十分に染み込むでしょうから、今の内に野営の準備をしてしまいましょう」
夕暮れの橙も遥か彼方に追い遣られ、今はもうすっかりと藍に染まりつつある空の下。 変わらず街道に積もっている膝丈程度の雪を掻き分けて進みながら純白百足とベルフェさんの怪獣大決戦の巻き添えを喰らって見事に粉砕されてしまった幌橇の残骸から手ごろな板切れを拾い集めたなら、次は街道脇の雪壁を天井が崩れてしまわないように注意しながら円匙でもって掘り進め、大人二人が寝転がるのに十分な空間が確保出来たらば、最後に集めた板切れを敷き詰めて即席の床を作る。
「あー…… 空気穴忘れてた。 床も真ん中は空けておかないといけないんだっけ。 こんなの随分と久しぶりだから、すっかり忘れちゃってるなぁ」
やれやれと首を振りながら敷いた床の一部を片付けて、板切れと一緒に見つけてきた手頃な棒を使って雪の天井の大体真ん中、一番高い辺りに握り拳ぐらいの穴を空けて外まで貫通させる。
よしよし。 崩れる気配もないし、これなら火を焚いても多分大丈夫だろう。
独りで頷きながら敷いた床板を何度か踏みつけて、それなりに平らに均したら今度こそ完成だ。
「ベルフェさ~ん! こんな感じでどうですかねー?」
「……あら? もう出来てしまいましたの? 仕事が速くて助かりますが、どうしましょうか…… 私の方ももう少しで粗方集め終わりますが、そうですわね…… 服がもう十分に染みているでしょうから、一足先にそちらの回収をしていて頂けますか?」
「はいよー」
出来たてほやほやの雪洞━━ほやほやなんて言うと溶けて崩れてしまいそうな気がしないでもないのだが━━を抜け出して、今夜の暖を取るための薪として使えそうな幌橇の残骸を集めて回っているベルフェさんへと声をかけると、二人がかりで少しばかり形容し難い様相にしてしまった純白百足の屍骸の下へと向かわされた。
雪小鬼どもが潜んでいた幌橇の残骸からは、いくつもの木箱に詰められた状態で男物女物合わせて二百着近い衣類が見つかった。
今回の依頼を受ける際にベルフェさんが冒険者組合で聞いてきた話によると、本来の持ち主だった商人さんは不運にも真っ先に純白百足の腹の中に収められてしまったのだそうで、これらの品物は無事であるのかも判らなかったため、発見した者が好きにしてしまって良いとのこと。
幸い、純白百足の鎧殻と、他の使えそうな部位をいくらか載せ終えた我らが橇には、まだいくらかの隙間があったため喜んで頂戴して帰る事にしたのだが、ここでベルフェさんが余計…… もとい、素晴らしい思いつきを披露してくれたものだから、更に一仕事増えた結果がこの有様である。
今、俺の目の前に鎮座ましましているのは、片端から剥がされた鎧殻の代わりとばかりに、剥き出しになっていた背の肉に色とりどりの衣服を隙間無く貼り付けられた元純白百足の亡骸だった。
商品の大半が地味目の色合いだったことが救いだったかどうかは定かではないのだが、それでも全部が全部地味な服であった訳ではなく、時折混じっていた派手派手しい真っ赤なドレスや、どんな人間が着るものなんだか想像のつかない真っ黄色のズボンに、紅白の縞柄の外套等々。 既に殆どの衣類は体液が染みこんで暗く変色してしまっているものの、長ったらしい身体の上半分をそれらでべったりと斑に覆われてしまっている純白百足の姿は、宛ら純白百足ならぬ雑色百足といったところだろうか。
その貼り付けられている衣類を一枚一枚引っ剥がしては次々と皮袋に詰めていく、というのがベルフェさんから追加で仰せつかった俺の現在の仕事である訳なのだが、「何故にそんな、ちょっとした奇行めいたことをしているのか?」と訊ねられたならば、それは偏に「これでこの服が高く売れるようになるからだ」と答える他に無い。
全部が全部そうだと言い切れる訳ではないのだが、獣やら魔物やらといった野に生きているもの達は、往々にして自分よりも強いと感じられたり危険だと感じられる【臭い】には近寄りたがらない習性を持っている。
故に、特に力のある魔物や魔獣の【臭い】が付いた衣服や武具類は、そういった獣や魔物を避けることの出来る現実に効力のあるお守りになるということで、魔族と人族、勇者と魔王の争いが始まるよりも更に前の大昔から今日に至るまで、旅をする人々の間で重宝されて来た。
【臭い】の元となる獣や魔物が強ければ強い程、それだけ多くの種類の魔物や獣を避けることが出来るようになり、その【臭い】の付いた物品の価値も必然的に高くなる。 ならば、今回の純白百足程の大物の【臭い】が染み付いたものであるならば、相当に良いお値段で取引される事となるに違いない。 と言うのが、純白百足の屍骸の背中に只管服を張り付けまくるという、端から見たなら甚だ意味不明でしかない行動を促してくださったベルフェさんの思惑であるらしかった。
「さてっ。 使えそうな破片ももう見当たらないようですし、私もこちらに取り掛からせていただきますわ。 早く終わらせてしまって温かい葡萄酒で一息入れましょう」
「そーですねー。 晩飯もゆっくり摂りたいですしねー。 ……しかし、この純白百足の体液ってのは不思議なもんですね。 これだけ寒いのにドロっとしたままで全然凍るような気配が無いってのは……」
向こう側に回りこんだベルフェさんの声を純白百足の胴体越しに聞きながら、その体液をたっぷりと染み込んだ衣服で一杯になった皮袋の口をぎっちりと縛って背後に放ると、それは「だぽん」とか「ぼじょん」とかいう感じの何とも言えない音を立てつつ、まるで迷宮の天井から落ちてきた不定形粘性生物のようにだらしなく平らに広がりながら雪の街道に転がった。
「言われてみればそうかも知れませんが…… でも、純白百足は普段からこの環境の中で生きているわけですし、凍ってしまってはお話にならないのではありませんか?」
「それは確かにそうなんですが、こいつ、そもそも体温が全然無かったみたいなんですよね。 俺たちみたいな人間や獣なんかも寒い中で動いたりは出来るけど、こうやって体温はありますし、死んだら冷えて凍りつくでしょう? 生き物ってのは普通、生きるため、動くためにはそれなりの熱が必要で、動けば動いただけ熱を出すものなんですが、これだけ大きい生き物だってのに、こいつは最初から最後まで冷たいまんまで…… 殻があったから熱が外に出てなかっただけかとも思ったけど、こうして鎧殻を剥がしてみたところで中も芯まで冷たくて、湯気の一つも出やしない。 んん~~~む…… これも魔物だから。 ってことなんですかねぇ」
世にある道理や条理が通じないことが多々あるのが魔物や魔獣のある種の特徴とは言え、なんとも不思議と言うか不気味と言うか……
そう言えばこの体液、これだけ寒くても凍らないってことは、ひょっとしたら何か面白いことに使えたりするんじゃないだろうか? ちょっとだけ貰って帰って、あとで色々と試して━━
そんな事を考えながら「なんだかまた難しいことを考えてますのねー」なんて言うベルフェさんの呆れの混じった声に苦笑しつつ手を動かしていると、やがて全ての衣服の回収も終わり、その後は何事も無くベルフェさんと二人で夕食を摂った。
◆ ◆ ◆ ◆
「ん…… お腹も落ち着いたことですし、最後の仕上げをいたしましょうか」
「……あれ? ベルフェさん、まだ何かするんですか?」
手ごろな厚さに切った少し硬めの黒パンに焚火で炙って溶かした乾酪を本能の赴くままに塗りつけて、目が詰まってずっしりとしてきたところに今朝焼いたものを持ってきた目玉焼きを一枚。 鼻がまだ少し馬鹿になったままなのが残念ではあるものの、仕上げに荒く砕いた乾燥目箒をふりかけて、ちょっとだけ贅沢な気分を味わってみたりした夕食を終えてから暫く。
ベーコンなんかもあったら更に幸せだったんだろうけど、残念ながら切らしてしまっていたので、帰ったら真っ先に仕入れておくとしよう。 雑貨屋で妙に安く売っていた乾燥スープの素が思いのほか美味しかったから、これももしまた見かけたら多めに買っておこう。 なんて思いながら二人で肩を寄せ合ってのんびりと焚火で温まっていたのだが、不意にベルフェさんは最後とばかりに一口分だけマグに注ぎなおした葡萄酒を呷ってから雪洞を出ると、ゆっくりとした足取りで純白百足の屍骸の方へと歩いて行った。
はて? まだ何かすることなんて残ってましたっけ?
『むしろどうして貴方はもう終わったと思っていたのかしら?』
おや?
『純白百足の屍骸をそのままにしておける訳がないでしょうに』
おおぅ…… たしかにあんなのが街道に放置されてたら恐ろしく邪魔ですね。
いや、しかし、あれをどうやって片付けるって言うんです? 穴掘って埋めるにしても、俺たち二人で直ぐに如何こうなんて出来ないでしょう。 とんでもない手間がかかりますよ?
『そんな事はすぐに解るから、さっさと後を追いかけなさいな』
はあ……
ぞんざいとしか言い様のない女神様の言葉に少しばかり眉根を寄せて、焚火の暖かさに思い切り後ろ髪を引かれながらもベルフェさんの後に続いて雪洞を出て行くと、しかし、それは確かに女神様の言った通りだった。
「小火球」
ベルフェさんの口から発せられたただ一言の発動詞のみで彼女の掌の上に生まれたのは、その握り拳より一回りか二回り小さいくらいの、ほんの小さな魔術の炎だった。 普段の生活の中でも割と耳にすることの多いその発動詞は、魔術を学んだ人間であれは大抵は使えると言われている、竈や焚火の着火に役立つ小さな火球を生み出す初歩の初歩にあたる魔術だ。
そんな実にありきたりな魔術である小火球を片手に浮かべたまま、雪洞を出て背中の近くにまでやってきていた俺に振り返って小さく頷くと、ベルフェさんは橙色に揺らめくそれを眼前に横たわる白く巨大な屍骸の背に向かって無造作に放ったのだった。
「ああ、なるほど。 燃やしちゃうんですか…… って!! でもその前にちょぎゃあ!?」
そこからの変化は一瞬で劇的で爆発的だった。 というか、実際にそれは爆発したように見えた。
山形にゆるゆると放られた小火球が純白百足の屍骸の剥き出しになった背中の肉に触れたと思った次の瞬間、「ドカン!」とか「ズドン!」とかいった感じの腹に重く響くような衝撃を伴って、とんでもない勢いで燃え上がったのだ。
「ぅあああ~吃驚した。 あ~…… でもベルフェさん? これ、大丈夫なんです、よね? このまま大爆発しちゃったりとか、しませんよ…… ね?」
「問題ありませんわ。 少々目立つでしょうから明日は砦都やこの先の村から人がやって来るかも知れませんが、ただ良く燃えていると言うだけで特に何か害がある訳で無し、本当にただ燃えているだけですもの」
炎をなるべく直接見ないように手で遮りながら、おっかなびっくりとそう訊ねた俺に対して、何故だか少し誇らしげに胸を張り…… 張り……? あれは張ってるんですよね? あ、大丈夫。 大丈夫です。 ベルフェさんは胸を張ってる。 張ってます。
で、その何故だか誇らしげに胸を張っているベルフェさんは、純白百足の屍骸から高々と燃え上がる炎を眺めながら何の不安も感じさせない、むしろ満足そうなやり遂げた表情でそう答えてくれた。
「はあ…… まあ、それなら良いんですが…… それにしたって、こいつはまた変な風に徹底してますねぇ。 炎まで真っ白とか、一体どういう理屈なんだか……」
「確かにこれは不思議ですわねー。 ここまでハッキリと白い炎なんて、私も他では見たことがありませんもの。 体が白いだけならば雪に紛れるための保護色ということで納得できますが…… 流石に、この炎まで白いというのは偶然なのかもしれませんけれど、何かしら意味があると考えてみた方が面白くはあるのかも知れませんわね」
そう言って小さく笑うベルフェさんの横顔は相変わらずうっかりすると魅入られてしまいそうな妖精めいたものだったが、ありえないほどに白い炎の照り返しを受けて無闇矢鱈と神々しくもあり、今夜は一際攻撃力が高かった。
とりあえず、ちょっと赤くなった頬とかがバレないようにその辺の雪でも齧って落ち着━━
「不味っ!? なんだコレ不っ味!? 苦痛酸っぱい!? 口の中がギュゴってなる!!」
「ガロさんは一体何をしていらっしゃるのですか……」
ひーひー言いながら葡萄酒で口を濯いでいると、ベルフェさんに物凄く呆れられた目で見られた。
明るい時分にさえ見分けることが難しかったと言うのに、暗くなった上に不可思議極まりない白い炎に照らされて、一見しただけでは全然わからなかったのだが、どうやら俺が齧ってしまったのは純白百足の体液だか肉片だかが降りかかった雪だったらしい。
なるほど…… これだけ不味ければ燃やしてしまいたくなるのも頷ける。
『貴方は本当に何をやっているのよ……』
うぐぅ……
しかも、不味いだけでなくちょっとした毒まであったのか、終いには痺れて呂律が回らなくなった舌が回復するまでには結構な時間がかかった。
ベルフェさんにも女神様にも改めて呆れられたのは言うまでもない。
純白百足の長大な胴体の分だけ遠くまで、そして街道脇に積もった雪の高さを優に超え、高く高く聳える白亜の城壁のように燃え盛る炎は、その後、明け方近くまで消えることなく燃え続けた。 一番火勢の強かった頃は、多分、砦都の外壁よりも高くまで燃え上がっていたんじゃないだろうか?
『気持ち良いくらいに良く燃えたわねー』
こんだけ良く燃えるってことは、炎の魔術とかでドカンとやったら割と簡単に倒せたりするんじゃないですかね?
ベルフェさん、魔術だって色々使えるんだから燃やしちゃえば良かったのに……
『残念ながら生きている内は駄目なのよ。 あの通り、鎧殻は生半可な武器も魔術も通しはしないし、そもそもあんな風に良く燃えていたのは、生命活動が停止して抵抗力が無くなっていたからだもの。 もしどうにかして体の中に炎を入れることが出来たとしても、生きている内は体内を循環してる魔力で抵抗されてしまうわ』
うぬ~ぅ…… ままならないもんですねぇ。
『世の中そうそう都合良くは回らないものよ』
目にキュ~っと来る感じの形容し難い異臭を放っていた肉や内臓は、燃やしたらもっと酷い臭いを出すとか、「いっそ毒煙でも出し始めるんじゃないか?」と密かに不安だったりしたのだが、燃え始めてしまえばすっかりと臭いは治って、下手な油なんか目じゃない勢いでごんごんと燃え続けたそれらは、見る間にその量を減らしていった。
暫くすると馬鹿になっていた鼻も元に戻ったのだが、「どうせなら晩飯の前に燃やしてしまえばもっと美味しく食べれたのに……」とは、言わぬが花だろうから黙っていることにしようと思う。
『それが正解ね』
俺たちが回収し終えた鎧殻や顎牙には幾分劣るものの、それでも相当に頑丈だった純白百足の無数の足やらその他の部位は、翌朝、火が治まった後も原形を保っていたのだが、それは辛うじて形を保っていただけだったようで、軽く突いただけで粉々に割れ崩れてしまい、幾度か風が吹き抜けていった後には肉や内臓なんかと同じように真白な灰になってしまっていた。
肥料か何かに使えそうな気がしたので、一抱えくらいある大き目の袋に一杯まで詰めた物を二つばかり橇に乗せておいた。
『程々に…… 程々にしておきなさいよ? 貴方、一応前科があるのを忘れていないわよね? 解っているわよね?』
やっ、やだなぁ…… あの時は行商人から手に入れた珍しい種が運悪く食人西瓜だったってだけじゃないですか。 あんな事、そうそうありませんって。 ちょっと試しに適当な果物とかを育てる肥料に使ってみようかな?ってだけなんですから大丈夫ですよ。
『貴方のすることは私の権能では見通せないから不安なのよ…… 殊、農作物の事に関してはノリと勢いで何かやらかしてしまいそうな気配があるし』
心外な……
『い・い・か・ら・! 程々になさい。 くれぐれも程々によ!?』
……わーかーりーまーしーたー。 下手なことはしませんってば。 それに、妙な事になりそうだったら止めてくれたら良いじゃないですか。 どうせいつも見てるんでしょう?
『それはそうだけれど…… 間に合わないこともあるかも知れないから言っているのよ。 貴方の権能に関しては私は専門ではないし、魔物の素材との反応も不確定なのだから十分気をつけない』
へ~い…… これじゃ女神様って言うより母
『母親だとかオカンだとか言ったら神罰落とすわよ』
あ、はい。 ご忠告痛み入ります。 今後とも宜しくお願いします女神様。
『白々しいにも程があるわ!』
とまあ、そんな女神様とのいつもの遣り取りやらベルフェさんとの雑談なんかをしながら夜を明かし、明くる朝、お湯で溶いたスープの素とパンだけの簡素な朝食を摂ってから、俺とベルフェさんは砦都への帰路に就いた。
純白百足の鎧殻やら何やらをこれでもかと積み込んだ橇は、如何にその辺の牛馬程度が相手であれば力負けする気なんて更々無い俺であったとしても容易に曳くことが出来るような重さではなかったのだが、ベルフェさんの風の魔術で補助をしてもらいながら息も絶え絶えに砦都まで辿り着くことができたのは、昼をあっさりと通り過ぎ、夜も間近に迫る夕暮れ時のことだった。
朝に続いて道中の昼休憩でも軽い物しか食べられなかったものだから、今夜は盛大に呑んで食ってやろうと心に誓った筈だったと言うのに、山と積まれた純白百足の鎧殻やら顎牙といった素材を買い取り査定のために冒険者組合へと預け、残りの手続きをベルフェさんに任せて一人貸家へと帰宅した俺は、少しだけ休もうかとベッドに突っ伏したが最後、あまりの疲労にそのまま夢の世界へと旅立ってしまい、次の日の昼も随分過ぎた頃に空腹が限界に達して目が覚めるまで昏々と眠り続けた。
賭けても良い。 俺じゃなかったら最低三日は寝込んでいたに違いない。
『そもそも、貴方以外ではあんなものを一人で曳けるような人間がそうそう見からないでしょうけどねー』
「少しばかり調子に乗ってしまって素材を載せすぎたかと思っていましたので、無理そうであればいくらか減らしてしまっても構わないと考えていたのですが、まさかあれを此処まで曳いて来てしまえるとは思いませんでしたわ。 ガロさんと一緒にいると驚かされることが沢山あって楽しいですわねー」
「ちょっとベルフェさん!?」
数日後の酒場でケラケラと笑いながら何気なく呟かれたベルフェさんの言葉に、危うく本気で噛み付きかけたのは良い思い出である。 良い…… 思い出? 良い…… んだろうか?
『そこは深く考えたら駄目よ』
若干釈然としない気がしないでもないんですが……
『考えたら駄目よ』
ムゥ…… そうですか。
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