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第2章 求婚
1 公爵様が我が家にやってきた?
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「はっ!!」
私の意識が戻った時、私の顔には一筋の朝日が差し込んでいた。
「うっわ~」
すぐに丸一日寝てしまったのだと気づいた。
(まあ、そうだよね…。
初めてにしちゃ、飛ばしすぎたわ、うん)
下半身の痛みはまだあるが、一日休息をとったおかげで大分楽だ。
「さてと…今日の朝ごはん何かな~」
とりあえず腹が減っては戦は出来ぬ!
腹ごしらえしてから、色々な問題を考えて行こうと、自室から
リビングルームへと向かう。
すると決して広くない(むしろお貴族様のお屋敷としては狭い)
我が家の玄関前の広間が物で埋め尽くされている。
「…何?あれ…」
ウチの両親にあんな大量の物を、買うお金は絶対にない。
そもそもあまり、物を買ってこない人たちだ。
パッと遠目に見ただけで、すごくきらびやかなのがわかる。
ドレス、宝石、置物…どう見てもこの屋敷よりあの物体たちの
方が、何倍も金額が高そう…。
何がどうなっているのか、確認するために下に降りると、何だか
最近よく見たことのある体躯が。その体躯は私に気付くとすぐに
近寄ってきて、
「フィリー!」
私の前で膝をつき、私の手を取る。
公爵様だとわかるのに少し時間がかかったのは…。
昨日と違い、頭の先からつま先まで、ガチ正装…つまりは
キメッキメの服装だったからだ。
舞踏会会場での服装は、正装ではあるモノのどこか力を抜いている…
という感じだったのだが、今日は力の抜きなど微塵も見られない。
本気の勝負をかけてきている…とわかる。
私はこの時点でスゴイ冷や汗が出てきていたのだけれど、そんな私の
状態など知る由もない公爵様は
「フィリー…いえ、
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢…。
この私…ギリアム・アウススト・ファルメニウスと
結婚してください」
うん…。
それを言いに来たんだろーなとは思ったよ、服装を見てね。
あのね…。
普通の夢見る…恋に恋している若いご令嬢だったらさ。
公爵様の様なこの国一番の有望株のイケメンモテ男に跪いて結婚して
くださいなんて言われたら、泣いて喜んで二つ返事でオッケーするん
だろーけど。
けど!
けどさー。
私は前世で享年46歳、今世で16歳なんよ。
足したら還暦越えなんよ。
つまり何が言いたいかってっとさ、ロマンチックってものをとうに
卒業してんのよ。
世の中の世知辛さもよ~く知ってんのよ。
結婚ほど理想と現実のギャップが生じやすいものはないってよく知ってん
のよ!
わたしゃ前世で2度結婚に失敗しとる身だからね!
あ~そーいえば。
前世の培った経験で大事な法則の一つをすっかり忘れてたナ~。
トラウマ持ちのトラウマを下手に取っ払ってやっちゃうと…。
高い確率で執着系に早変わりするんだったワ。
人間って本当に走馬灯というモノがあるのだと、この時初めて知る。
前世で死んだときすらなかったのに、今まさに出てきていたからだ。
ここまで考えるのに1秒とかかっていないと思うよ、うん。
んで、公爵様の言葉に対する私の返事は
「あの…公爵様…」
「はい…」
「私!結婚するのは絶対にぜーったいにい・や・で・す。
お断りいたします!!!」
まあ、こうなったわけですよ。
しかも走馬灯後にすぐ言ったもんだから、時間的にはほぼ即答で
お断りを入れる形になりました。
公爵様は笑顔のまま固まった。
そして固まった公爵様の全身に、ピシィッという音と共にヒビが入る
様な状態を感じた私は、もう、即逃げた。
一目散に自室に逃げ、ベッドに飛び込み丸まる。
……………………一時間後。
私は本当に悩んでいた。
色々…本当にいろいろ考えなきゃいけないことがあるというのに、
まとめなきゃいけないこともあるというのに、何も考えられない。
それもこれも公爵様のせいだ!
怒りが沸々と湧いてくると、自然とお腹もすいてしまった。
「とりあえず、腹ごしらえに行くかぁ…」
流石にもう帰ったろうと思って、リビングに行ったら……。
いたーっ!!!
私は思わず物陰に隠れてしまった。
父母と公爵様、3人でテーブルでお茶しとる…。
まあ…公爵様は死にそうな顔しとるが…。
「あ~、公爵様…」
父が口を開いた。
「ええと…その…ウチの娘は少々変わっていまして…」
少々どころじゃないよ、パパン。
超大きくずれてるし、変わってるって言いなさいよ。
許すから!!
「人の好みは十人十色と申しますし…、公爵様は非常の素晴らしい
お方ですが…まあ…娘の好みとは違ったのだと思います…はい。
でもだからって、公爵様の魅力がなくなるわけではありません、はい。
とっても素晴らしいです、はい。
でもウチの娘には届かないというだけですので…あまりお気を
落とさずに…」
…あのさ、パパン。
あなたの言葉は嫌味でもなんでもなく、本気で心配して励ましてるって
私は分かるよ、うん。
パパンは超天然で超お人よしだからね~。
人に騙されても、騙すタイプじゃ絶対ないしね。
実際人に騙されまくってるし!
けどさ…。
完全に!!
逆効果!!!
傷に塩と辛子、刷り込んでるから!!
公爵様、さらに死にそーな顔に拍車がかかったから!!
その辺でやめたげて!!!!
「あの、公爵様…」
ちょうど良い所でママンが割って入る。
「いつまでここにいらっしゃるのですか?
公爵様はウチの娘に振られたんですから、早々にお帰りになったら
どうですか。
ハッキリ言ってみっともないですよ」
……………………ママンよ。
それ!!!
こうしゃーく!!
公爵閣下よ、ねぇ!!!
そうだった…パパンが気のいいぽやっと性格しているのと真逆て
ママンは言いたいことはハッキリ言う性格やった…。
言ってることは全く正しいのだがね、ママンよ。
わかってるのかね?
貴方は名ばかり貴族のしがない男爵夫人…実家だって片田舎の男爵家…。
んで、今あなたが言を発しているお方は…公爵だから!!!
例えるなら今のママンの行動は、日本の江戸時代、平民が武士に対して
侮辱するのと同等の行為だから!
この場で手打ちにされても文句言えないんだよ?
ねえ!!!
結局ママンの言葉に押されたのか、その後すぐに公爵様はふらつく
足取りで帰っていった。
ホールに残った大量の貢ぎ物は、公爵様は置いて行きたかったようなのだが
ママンがキッチリ持って帰らせた…。
流石だなぁ…って感心している場合か!
そしてようやっと嵐が過ぎ去った後、
「フィリー、そこにいるんでしょ」
隠れていることがママンにバレた。
本当にカンがいい。
さて…どこからどう話そうか…。
私は頭を抱えながら、両親の座るテーブルへと向かうのだった。
---------------------------------------------------------------
公爵様とのドタバタ劇から3日後朝―――。
「よし、できたっと」
私は2通の手紙を用意し終え、やっと一息ついた。
何を隠そう、公爵様への手紙だ。
一息つきつつ、服を着替える。
ブカ気味のシャツとズボンと上着、髪をまとめて帽子の中に
入れて完成!
通常のお貴族様のお屋敷には、使用人がいて手紙を届けてもらうの
だろうが、あいにくうちにはいないので、敵情視察もかねて私が
行くことにしたのだ。
この格好は、私がよく山に薬草取りに行くときに来ていく服で
大変動きやすいし、どう見ても貴族のご令嬢には見えないから、
防犯対策の意味もある。
「お父様、お母様、それじゃあ行ってきます」
「気を付けるんだよ。ああ、それとフィリー」
「私たちはあなたがどんな選択をしたとしても、それを
応援するからね」
そう言って見つめてくる両親を見て思う。
ああ本当に…私は恵まれているなぁと。
私は乗合馬車(前世の公共バスの様な物)に乗って、公爵邸の
ある場所へと行く。
馬車を降りた後、町の人に公爵邸の方向を聞いたのだが…。
「あ~、公爵邸だったらそこに壁の端っこが見えてるだろ?
そこからまっすぐ行くと正門につくんだが…。
悪いことは言わんから、馬車を頼むんだな」
などと言われた。
壁が見えているなら、別にいいと思い
「散歩がてら歩いて行きますよ。歩くの好きだし、急ぎじゃないし」
そうしたら、街の人はかなり怪訝な顔をしたが、それ以上何も
言わなかったので、私は壁づたいに歩きだした。
------------------------------------------------------------------------
公爵様、求婚す
パパンとママンに見送られ
私の意識が戻った時、私の顔には一筋の朝日が差し込んでいた。
「うっわ~」
すぐに丸一日寝てしまったのだと気づいた。
(まあ、そうだよね…。
初めてにしちゃ、飛ばしすぎたわ、うん)
下半身の痛みはまだあるが、一日休息をとったおかげで大分楽だ。
「さてと…今日の朝ごはん何かな~」
とりあえず腹が減っては戦は出来ぬ!
腹ごしらえしてから、色々な問題を考えて行こうと、自室から
リビングルームへと向かう。
すると決して広くない(むしろお貴族様のお屋敷としては狭い)
我が家の玄関前の広間が物で埋め尽くされている。
「…何?あれ…」
ウチの両親にあんな大量の物を、買うお金は絶対にない。
そもそもあまり、物を買ってこない人たちだ。
パッと遠目に見ただけで、すごくきらびやかなのがわかる。
ドレス、宝石、置物…どう見てもこの屋敷よりあの物体たちの
方が、何倍も金額が高そう…。
何がどうなっているのか、確認するために下に降りると、何だか
最近よく見たことのある体躯が。その体躯は私に気付くとすぐに
近寄ってきて、
「フィリー!」
私の前で膝をつき、私の手を取る。
公爵様だとわかるのに少し時間がかかったのは…。
昨日と違い、頭の先からつま先まで、ガチ正装…つまりは
キメッキメの服装だったからだ。
舞踏会会場での服装は、正装ではあるモノのどこか力を抜いている…
という感じだったのだが、今日は力の抜きなど微塵も見られない。
本気の勝負をかけてきている…とわかる。
私はこの時点でスゴイ冷や汗が出てきていたのだけれど、そんな私の
状態など知る由もない公爵様は
「フィリー…いえ、
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢…。
この私…ギリアム・アウススト・ファルメニウスと
結婚してください」
うん…。
それを言いに来たんだろーなとは思ったよ、服装を見てね。
あのね…。
普通の夢見る…恋に恋している若いご令嬢だったらさ。
公爵様の様なこの国一番の有望株のイケメンモテ男に跪いて結婚して
くださいなんて言われたら、泣いて喜んで二つ返事でオッケーするん
だろーけど。
けど!
けどさー。
私は前世で享年46歳、今世で16歳なんよ。
足したら還暦越えなんよ。
つまり何が言いたいかってっとさ、ロマンチックってものをとうに
卒業してんのよ。
世の中の世知辛さもよ~く知ってんのよ。
結婚ほど理想と現実のギャップが生じやすいものはないってよく知ってん
のよ!
わたしゃ前世で2度結婚に失敗しとる身だからね!
あ~そーいえば。
前世の培った経験で大事な法則の一つをすっかり忘れてたナ~。
トラウマ持ちのトラウマを下手に取っ払ってやっちゃうと…。
高い確率で執着系に早変わりするんだったワ。
人間って本当に走馬灯というモノがあるのだと、この時初めて知る。
前世で死んだときすらなかったのに、今まさに出てきていたからだ。
ここまで考えるのに1秒とかかっていないと思うよ、うん。
んで、公爵様の言葉に対する私の返事は
「あの…公爵様…」
「はい…」
「私!結婚するのは絶対にぜーったいにい・や・で・す。
お断りいたします!!!」
まあ、こうなったわけですよ。
しかも走馬灯後にすぐ言ったもんだから、時間的にはほぼ即答で
お断りを入れる形になりました。
公爵様は笑顔のまま固まった。
そして固まった公爵様の全身に、ピシィッという音と共にヒビが入る
様な状態を感じた私は、もう、即逃げた。
一目散に自室に逃げ、ベッドに飛び込み丸まる。
……………………一時間後。
私は本当に悩んでいた。
色々…本当にいろいろ考えなきゃいけないことがあるというのに、
まとめなきゃいけないこともあるというのに、何も考えられない。
それもこれも公爵様のせいだ!
怒りが沸々と湧いてくると、自然とお腹もすいてしまった。
「とりあえず、腹ごしらえに行くかぁ…」
流石にもう帰ったろうと思って、リビングに行ったら……。
いたーっ!!!
私は思わず物陰に隠れてしまった。
父母と公爵様、3人でテーブルでお茶しとる…。
まあ…公爵様は死にそうな顔しとるが…。
「あ~、公爵様…」
父が口を開いた。
「ええと…その…ウチの娘は少々変わっていまして…」
少々どころじゃないよ、パパン。
超大きくずれてるし、変わってるって言いなさいよ。
許すから!!
「人の好みは十人十色と申しますし…、公爵様は非常の素晴らしい
お方ですが…まあ…娘の好みとは違ったのだと思います…はい。
でもだからって、公爵様の魅力がなくなるわけではありません、はい。
とっても素晴らしいです、はい。
でもウチの娘には届かないというだけですので…あまりお気を
落とさずに…」
…あのさ、パパン。
あなたの言葉は嫌味でもなんでもなく、本気で心配して励ましてるって
私は分かるよ、うん。
パパンは超天然で超お人よしだからね~。
人に騙されても、騙すタイプじゃ絶対ないしね。
実際人に騙されまくってるし!
けどさ…。
完全に!!
逆効果!!!
傷に塩と辛子、刷り込んでるから!!
公爵様、さらに死にそーな顔に拍車がかかったから!!
その辺でやめたげて!!!!
「あの、公爵様…」
ちょうど良い所でママンが割って入る。
「いつまでここにいらっしゃるのですか?
公爵様はウチの娘に振られたんですから、早々にお帰りになったら
どうですか。
ハッキリ言ってみっともないですよ」
……………………ママンよ。
それ!!!
こうしゃーく!!
公爵閣下よ、ねぇ!!!
そうだった…パパンが気のいいぽやっと性格しているのと真逆て
ママンは言いたいことはハッキリ言う性格やった…。
言ってることは全く正しいのだがね、ママンよ。
わかってるのかね?
貴方は名ばかり貴族のしがない男爵夫人…実家だって片田舎の男爵家…。
んで、今あなたが言を発しているお方は…公爵だから!!!
例えるなら今のママンの行動は、日本の江戸時代、平民が武士に対して
侮辱するのと同等の行為だから!
この場で手打ちにされても文句言えないんだよ?
ねえ!!!
結局ママンの言葉に押されたのか、その後すぐに公爵様はふらつく
足取りで帰っていった。
ホールに残った大量の貢ぎ物は、公爵様は置いて行きたかったようなのだが
ママンがキッチリ持って帰らせた…。
流石だなぁ…って感心している場合か!
そしてようやっと嵐が過ぎ去った後、
「フィリー、そこにいるんでしょ」
隠れていることがママンにバレた。
本当にカンがいい。
さて…どこからどう話そうか…。
私は頭を抱えながら、両親の座るテーブルへと向かうのだった。
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公爵様とのドタバタ劇から3日後朝―――。
「よし、できたっと」
私は2通の手紙を用意し終え、やっと一息ついた。
何を隠そう、公爵様への手紙だ。
一息つきつつ、服を着替える。
ブカ気味のシャツとズボンと上着、髪をまとめて帽子の中に
入れて完成!
通常のお貴族様のお屋敷には、使用人がいて手紙を届けてもらうの
だろうが、あいにくうちにはいないので、敵情視察もかねて私が
行くことにしたのだ。
この格好は、私がよく山に薬草取りに行くときに来ていく服で
大変動きやすいし、どう見ても貴族のご令嬢には見えないから、
防犯対策の意味もある。
「お父様、お母様、それじゃあ行ってきます」
「気を付けるんだよ。ああ、それとフィリー」
「私たちはあなたがどんな選択をしたとしても、それを
応援するからね」
そう言って見つめてくる両親を見て思う。
ああ本当に…私は恵まれているなぁと。
私は乗合馬車(前世の公共バスの様な物)に乗って、公爵邸の
ある場所へと行く。
馬車を降りた後、町の人に公爵邸の方向を聞いたのだが…。
「あ~、公爵邸だったらそこに壁の端っこが見えてるだろ?
そこからまっすぐ行くと正門につくんだが…。
悪いことは言わんから、馬車を頼むんだな」
などと言われた。
壁が見えているなら、別にいいと思い
「散歩がてら歩いて行きますよ。歩くの好きだし、急ぎじゃないし」
そうしたら、街の人はかなり怪訝な顔をしたが、それ以上何も
言わなかったので、私は壁づたいに歩きだした。
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公爵様、求婚す
パパンとママンに見送られ
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