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第5章 過去
5 ギリアムの傷
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夫婦の寝室に程よく朝日が差し込み、瞼をくすぐられる
ような感覚の中、私は目覚めた。
横にはまだ寝ているギリアム。
…昨日は大変おいしゅうございました…と心の中で
手を合わせつつ改めて体を見れば…。
うん。
イイ感じじゃないですか。
私は体をさりげなーくギリアムの下半身の方に移動させ
これまたさりげなーく…股間をぎゅっ!
ええ、シーツで隠したぐらいで、この私の眼を欺けると
思うなよ…と。
男の朝の生理現象ってなー、いいもんだね、うん。
誘わなくても、楽しませてくれるなんて、最高じゃん。
ギリアムが寝ていると思った私は、少し…どころかかなり
調子に乗った。
まるで愛らしいペットを慈しむかの如く、優しくやさーしく
撫でまわす。
実際、男のここは私にとって、下手なペットよりよっぽど
可愛がりがいがあるというモノ。
ちょびっとよだれ垂らしながら、しばしなでなでなで…。
「フィリー!!」
呼ばれると同時に、私はギリアムに抱えられる形で
慈しんでいたモノから引っぺがされる。
あーん。
もっとやってたいのに~。
そして真っ赤な顔したギリアムに、
「あああ、あなたは一体朝から、な、な、何を…」
あ、また狸寝入りだったのね。
私が何するか観察してたら、止め時を見失いました…と。
「ええと…ギリアムの体を観察してました」
「触っていたでしょう?」
顔真っ赤、かわいいね。
「だってシーツが不自然に膨らんでるなーと思ったので…。
つい興味がわいてしまいました」
こういう時は、包み隠さずわからないふりして報告する方が
よろし。
「あの…ですね…。男というものは…その…。
朝…大抵こうなってしまうものでして…。
と、とにかく!むやみに触ってはいけません!」
「どうしてですかぁ?」
続・わからないふり。
「危険だからです!」
「どう危険なのですか?」
ギリアムは真っ赤な顔を伏せて、頭をガシガシ掻く。
「き…昨日…あれだけあなたに無理をさせたのに…その…
また…その…」
ホント、いじめがいのある人やね。
「ハッキリ言っていただかないとわかりませ~ん」
ちょっとバカっぽく言ってみる。
「と、とにかく!!
私は風呂で汗を流してきます!!」
足早にお風呂に入っていった。
……逃げたか!!
もちろん私は逃がすつもりはないですよ~ん。
昨夜私を怒らせた報いを、たーっぷりと受けてもらいましょう。
---------------------------------------------------------------
浴室に入ったギリアムは、
「フィリー…あなたは本当に…どこまでも私を困らせて…」
と、口には出したものの、内心は正直嬉しい。
ギリアムとしては、昨日いくら許可が出たからと言って、
あれほど乱れて求めて、強く抱いてしまったことを内心後悔していた。
朝になって我に返ったフィリーに、避けられてしまうんじゃないか
と思っていたからだ。
だから結局また怖くて狸寝入りして、フィリーの出方を見ていた。
フィリーは寝ぼけてギリアムの姿を見ていたが、やがて移動したと
思ったら…まあ…。
態度から嫌がっても避けてもいないことは分かったので、それは
一安心なのだが、急ピッチで別の問題が浮上した。
(くそ…昨日あれだけやったのに、何でこんなに元気なんだ…)
騎士団の部下たちからは、
「団長の体力お化けっぷりは尋常じゃないですね~。
これじゃ奥さんになる人、大変だ~。
精力強すぎて、すぐ逃げ出しますよ~」
などと言われて、その時はフィリーと再会もしていなかったから、
軽く受け流すことができたし、特に気にもしなかったのだが…。
フィリーとこうなって、一気に真実味を帯びてしまった。
フィリーが私の前からまた…いなくなる…。
それだけは絶対嫌だし、何としても避けたかった。
(とにかく…今日は丸一日一緒にいるのだから、朝からこれでは…。
早急に処理しないと…)
と思いながら、猛り立った自身に右手をあてた時だった。
「しっつれいしまーす」
フィリーが突然、浴室に入ってきた。
「フィ、フィリー、どうしました?な、何か問題でも?」
因みにフィリーは何一つ身にまとっていない。
「ええと…いくつがご報告が…。
まず、お食事は1時間後にもってきていただくよう、エマさんに
お願いしました。
それとギリアムが浴室に行ったから、私もしばらく籠る旨伝えたら
その間に汚れたベッドシーツを変えておきますとのことです。
だから私もここにいますね」
へへっと屈託なく笑うフィリー。
もちろん傍にいてくれるのは、大変うれしい。
とても嬉しいのだが!
「わ、わかりました…では…そちらのソファーにでも座っていて
下さい…」
この風呂場…伊達に30畳もあるわけではない。
浴槽以外にも、脱衣所と休憩場所(ソファ―は海綿)がついて
おり、衝立もある。
浴槽がソファーからは見えない様に出来ているのだ。
「え~、私もギリアムと一緒にはいりたーい。
私背中流すの上手なんですよ!両親のお墨付き!」
嬉しくてたまらないが、今は本当に勘弁してほしい。
悩んでいるうちに、フィリーが私の腕に引っ付いてきた。
胸の感触を腕に感じ、一気に熱が全身を駆け抜ける。
「!!フィリー」
私はたまらずフィリーの腰に手を回し、担ぐような形で抱き
上げた。
「お願いですから、暫くおとなしくしていてください!」
それはもはや、願いを通り越して祈りに近かった。
そんな私の気持ちを知らずにフィリーは、
「やでーす」
上体を起こし、私の頬をつねってきた。
「ギリアム、また私の言葉…信じてくれてないみたいなので」
「へ?」
フィリーの体は、浴室に差し込む陽光に照らされると、一層
きらきらと美しく輝く。
髪色と眼の色も相まって、本当に太陽のようだ…。
いや、フィリーはまさしく私の太陽だ。
無くなったら生きていけない。
そんなことを考えていたら、体の熱が限界だと伝えてくる。
「私、嫌ならちゃんと言うって言いましたよね?
何回言わせる気ですか、このセリフ!」
ふくれっ面すらとても愛らしい…。
私は覚悟を決めた。
フィリーを傷つけるより、自分が傷ついた方がよっぽどいいからだ。
「あなたの言葉…信じきれないです…」
「なんで!!」
怒られるのはわかっていたが、止まれない。
「だって…あの時だって…」
「へ?」
「あの村で…また明日ねって…あなたは言った…」
「でもあなたは…いなくなった…」
「あ…」
「あの日の朝…起きた私のそばには、あなたの代わりにフォルト
とエマがいて…。
二人が本当に私を心配して探してくれていたのは、会った時の
態度からわかった…」
「私は今までのいきさつを話し、フィリーを連れて帰りたいと
言った…。
もちろん二人は快く了承してくれた…。
だからあなたの家に行った…」
自然と涙がこぼれる。
「でもあなたは…どこにも…いなかった…」
これ以上、言葉を発することはできなかった。
フィリーに情けない所は見せたくないと、常々思っているのに…。
なぜこんな所ばかり…と考えていると、頭上からしずくがぽたぽた
垂れてきた。
上を見れば…フィリーが…泣いていた。
「…ごめんなさい……ごめんなさい……本当に……」
「フィ、フィリー…そんなつもりじゃ…
私の方こそ…こんな話をして…」
だがフィリーは泣き止んでくれない。
そこにはいつも私を励まし、陽気に笑ってくれていたフィリーの顔は
無かった。
やめてくれ!
そんな顔をさせるつもりじゃなかった。
一番させたくない顔をさせてしまった。
「フィリー!!」
気が付けば私は、フィリーをソファーに押し倒す形で抱きしめていた。
とにかく泣き止んでほしくて。
フィリーの涙を舌で舐めて拭って…フィリーの眼の周りに何度も何度も
キスを落とす。
「私の言葉…信じて欲しい…です」
弱々しくそう語るフィリーに私は
「もちろんです!
信じます!!」
心が砕けそうな苦しみに支配されると、より一層フィリーが欲しく
なった。
私はもう、体の熱に抗うのをやめた。
フィリーが私を欲してくれていることが、触れ合うフィリーの肌から
感じ取れたから。
ただ愛するフィリーと一つになりたい。
その欲望に支配されることを、その時私は自らに許した。
ような感覚の中、私は目覚めた。
横にはまだ寝ているギリアム。
…昨日は大変おいしゅうございました…と心の中で
手を合わせつつ改めて体を見れば…。
うん。
イイ感じじゃないですか。
私は体をさりげなーくギリアムの下半身の方に移動させ
これまたさりげなーく…股間をぎゅっ!
ええ、シーツで隠したぐらいで、この私の眼を欺けると
思うなよ…と。
男の朝の生理現象ってなー、いいもんだね、うん。
誘わなくても、楽しませてくれるなんて、最高じゃん。
ギリアムが寝ていると思った私は、少し…どころかかなり
調子に乗った。
まるで愛らしいペットを慈しむかの如く、優しくやさーしく
撫でまわす。
実際、男のここは私にとって、下手なペットよりよっぽど
可愛がりがいがあるというモノ。
ちょびっとよだれ垂らしながら、しばしなでなでなで…。
「フィリー!!」
呼ばれると同時に、私はギリアムに抱えられる形で
慈しんでいたモノから引っぺがされる。
あーん。
もっとやってたいのに~。
そして真っ赤な顔したギリアムに、
「あああ、あなたは一体朝から、な、な、何を…」
あ、また狸寝入りだったのね。
私が何するか観察してたら、止め時を見失いました…と。
「ええと…ギリアムの体を観察してました」
「触っていたでしょう?」
顔真っ赤、かわいいね。
「だってシーツが不自然に膨らんでるなーと思ったので…。
つい興味がわいてしまいました」
こういう時は、包み隠さずわからないふりして報告する方が
よろし。
「あの…ですね…。男というものは…その…。
朝…大抵こうなってしまうものでして…。
と、とにかく!むやみに触ってはいけません!」
「どうしてですかぁ?」
続・わからないふり。
「危険だからです!」
「どう危険なのですか?」
ギリアムは真っ赤な顔を伏せて、頭をガシガシ掻く。
「き…昨日…あれだけあなたに無理をさせたのに…その…
また…その…」
ホント、いじめがいのある人やね。
「ハッキリ言っていただかないとわかりませ~ん」
ちょっとバカっぽく言ってみる。
「と、とにかく!!
私は風呂で汗を流してきます!!」
足早にお風呂に入っていった。
……逃げたか!!
もちろん私は逃がすつもりはないですよ~ん。
昨夜私を怒らせた報いを、たーっぷりと受けてもらいましょう。
---------------------------------------------------------------
浴室に入ったギリアムは、
「フィリー…あなたは本当に…どこまでも私を困らせて…」
と、口には出したものの、内心は正直嬉しい。
ギリアムとしては、昨日いくら許可が出たからと言って、
あれほど乱れて求めて、強く抱いてしまったことを内心後悔していた。
朝になって我に返ったフィリーに、避けられてしまうんじゃないか
と思っていたからだ。
だから結局また怖くて狸寝入りして、フィリーの出方を見ていた。
フィリーは寝ぼけてギリアムの姿を見ていたが、やがて移動したと
思ったら…まあ…。
態度から嫌がっても避けてもいないことは分かったので、それは
一安心なのだが、急ピッチで別の問題が浮上した。
(くそ…昨日あれだけやったのに、何でこんなに元気なんだ…)
騎士団の部下たちからは、
「団長の体力お化けっぷりは尋常じゃないですね~。
これじゃ奥さんになる人、大変だ~。
精力強すぎて、すぐ逃げ出しますよ~」
などと言われて、その時はフィリーと再会もしていなかったから、
軽く受け流すことができたし、特に気にもしなかったのだが…。
フィリーとこうなって、一気に真実味を帯びてしまった。
フィリーが私の前からまた…いなくなる…。
それだけは絶対嫌だし、何としても避けたかった。
(とにかく…今日は丸一日一緒にいるのだから、朝からこれでは…。
早急に処理しないと…)
と思いながら、猛り立った自身に右手をあてた時だった。
「しっつれいしまーす」
フィリーが突然、浴室に入ってきた。
「フィ、フィリー、どうしました?な、何か問題でも?」
因みにフィリーは何一つ身にまとっていない。
「ええと…いくつがご報告が…。
まず、お食事は1時間後にもってきていただくよう、エマさんに
お願いしました。
それとギリアムが浴室に行ったから、私もしばらく籠る旨伝えたら
その間に汚れたベッドシーツを変えておきますとのことです。
だから私もここにいますね」
へへっと屈託なく笑うフィリー。
もちろん傍にいてくれるのは、大変うれしい。
とても嬉しいのだが!
「わ、わかりました…では…そちらのソファーにでも座っていて
下さい…」
この風呂場…伊達に30畳もあるわけではない。
浴槽以外にも、脱衣所と休憩場所(ソファ―は海綿)がついて
おり、衝立もある。
浴槽がソファーからは見えない様に出来ているのだ。
「え~、私もギリアムと一緒にはいりたーい。
私背中流すの上手なんですよ!両親のお墨付き!」
嬉しくてたまらないが、今は本当に勘弁してほしい。
悩んでいるうちに、フィリーが私の腕に引っ付いてきた。
胸の感触を腕に感じ、一気に熱が全身を駆け抜ける。
「!!フィリー」
私はたまらずフィリーの腰に手を回し、担ぐような形で抱き
上げた。
「お願いですから、暫くおとなしくしていてください!」
それはもはや、願いを通り越して祈りに近かった。
そんな私の気持ちを知らずにフィリーは、
「やでーす」
上体を起こし、私の頬をつねってきた。
「ギリアム、また私の言葉…信じてくれてないみたいなので」
「へ?」
フィリーの体は、浴室に差し込む陽光に照らされると、一層
きらきらと美しく輝く。
髪色と眼の色も相まって、本当に太陽のようだ…。
いや、フィリーはまさしく私の太陽だ。
無くなったら生きていけない。
そんなことを考えていたら、体の熱が限界だと伝えてくる。
「私、嫌ならちゃんと言うって言いましたよね?
何回言わせる気ですか、このセリフ!」
ふくれっ面すらとても愛らしい…。
私は覚悟を決めた。
フィリーを傷つけるより、自分が傷ついた方がよっぽどいいからだ。
「あなたの言葉…信じきれないです…」
「なんで!!」
怒られるのはわかっていたが、止まれない。
「だって…あの時だって…」
「へ?」
「あの村で…また明日ねって…あなたは言った…」
「でもあなたは…いなくなった…」
「あ…」
「あの日の朝…起きた私のそばには、あなたの代わりにフォルト
とエマがいて…。
二人が本当に私を心配して探してくれていたのは、会った時の
態度からわかった…」
「私は今までのいきさつを話し、フィリーを連れて帰りたいと
言った…。
もちろん二人は快く了承してくれた…。
だからあなたの家に行った…」
自然と涙がこぼれる。
「でもあなたは…どこにも…いなかった…」
これ以上、言葉を発することはできなかった。
フィリーに情けない所は見せたくないと、常々思っているのに…。
なぜこんな所ばかり…と考えていると、頭上からしずくがぽたぽた
垂れてきた。
上を見れば…フィリーが…泣いていた。
「…ごめんなさい……ごめんなさい……本当に……」
「フィ、フィリー…そんなつもりじゃ…
私の方こそ…こんな話をして…」
だがフィリーは泣き止んでくれない。
そこにはいつも私を励まし、陽気に笑ってくれていたフィリーの顔は
無かった。
やめてくれ!
そんな顔をさせるつもりじゃなかった。
一番させたくない顔をさせてしまった。
「フィリー!!」
気が付けば私は、フィリーをソファーに押し倒す形で抱きしめていた。
とにかく泣き止んでほしくて。
フィリーの涙を舌で舐めて拭って…フィリーの眼の周りに何度も何度も
キスを落とす。
「私の言葉…信じて欲しい…です」
弱々しくそう語るフィリーに私は
「もちろんです!
信じます!!」
心が砕けそうな苦しみに支配されると、より一層フィリーが欲しく
なった。
私はもう、体の熱に抗うのをやめた。
フィリーが私を欲してくれていることが、触れ合うフィリーの肌から
感じ取れたから。
ただ愛するフィリーと一つになりたい。
その欲望に支配されることを、その時私は自らに許した。
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