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第6章 反撃
1 ギリアム帰還パート2
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さて、タルニョリア王国での会談を無事終えて…ギリアムは帰国した。
「お帰りなさいませ…ギリアム」
「ただいま!!フィリー!!」
私の姿を見つけると…とても嬉しそうに駆け寄ってきた。
いい子、いい子、いいわんこ。
「私が留守中は…誰も入れなかったでしょうね?」
ちょっと…疑り深い眼差しを向けられた。
まあ、私の今までが今までだから、それはしゃーない。
「入れたくなかったのですがね…」
私の…含みのある言葉に、眼の光が鋭くなる。
「それについては…ツァリオ閣下も一緒に…ご説明します…」
私だって…あれはため息つきたくなったよ…。
ギリアムは帰ってきた早々…一息付ける間もなく、話を聞きたがったので、ツァリオ閣下に
おいでいただき、事の顛末を説明した。
ギリアムの体中から…どす黒いオーラが出まくったのは言うまでもない…。
「一回処刑しないと、治らんな…あの叔母上は…」
その意見には賛成だ。
……って言うか、人生2度目でも…治る保証はないぞ。
私の性格…全く変わってないんだから。
「ところで…ツァリオ閣下、叔母の借金について…少々お願いがあります」
ギリアムとツァリオ閣下…法律用語満載で喋っているから…私には半分ぐらいしか理解できない。
後で…ギリアムに詳しく説明を求めよう…。
「失礼いたします!!」
フォルトだ。
「ローエン閣下がお見えなのですが…、結構な人数がいて…」
「入れろ!!」
ギリアム即座判断。
「よ、よろしいのですか?」
「おそらく…私と同じで事実確認をしたいのだろう。
ローエン閣下には、早めにお知らせしておいた方がいい…。
いいですね?ツァリオ閣下…」
「もちろんです」
少しのち…応接間に入ってきたのは…、まあ見事な大人数だった。
ローエンじい様とローカス・ルリーラ・マギー、そして例のビルフォネラル公爵夫妻…まではわかる。
ただ…2人ばかり…ローエンじい様よりは若い…年配の夫婦がいる…。
誰だろ…?と、思っていたら、
「これはこれは…誰かと思えば、我が家で散々無礼を働いた、ビルフォネラル公爵夫妻の親御さんじゃ
ありませんか…。
楽隠居されたのだから、家が後続に潰されようが、放っておけばよいものを」
ギリアムが…ここぞとばかりに嫌味を言ったおかげで、誰だかわかった。
「ひとまず…何があったか、聞かせてくれ」
じい様…あくまで通常営業…。
で、ツァリオ閣下の説明タイム…が、終わると同時に、
「何を考えとるんじゃ、このバカ者ども――――――――――――――――――――――っ!!」
耳塞ぐの…間に合ってよかった。それでも鼓膜が、ビリビリきたぞ。
「評議会でオルフィリア公爵夫人に、物を投げつけただけでも許しがたいのに、嘘をついた挙句、
薬を巻き上げようとは、なんたる魂胆だ!!情けなさすぎる上、恥ずかしすぎるわ!!」
「い、致し方ない事情があったのです!!」
ビルフォネラル公爵夫妻…かなりびくびくしながら、言っとるが、
「だったらまずは、平身低頭詫びてから、お願いするもんじゃ―――――――――――――っ!!」
超ド正論、いただきました~。
「こ…この度は…私の娘夫婦がとんだ無礼を働き…申し訳ございません…。
ただ…薬が必要な友人貴族に…何とか薬を…と、考えた故の事…」
前ビルフォネラル公爵夫妻…小さくなって言い訳してるよ…。
「ほう…、だったら人の妻に、インク瓶をぶつけてもいいのだな?
おまけに…隣の人間にも焚きつけてぶつけさせた…」
ギリアムが…非常に冷たい目をして、サラッと言う。
「そ、それにつきましては、然るべき罰を…」
……夫婦そろって…いくらファルメニウス公爵家相手とは言え…、かなり委縮してる…。
ルリーラタイプか…。
「下してから、言いに来い、以上だ。
連れて帰って頂けますか?ローエン閣下…」
容赦ないギリアム…。
「そうじゃな、失礼した」
やっぱり容赦ないローエンじい様…。
「お、お待ちください!!義兄上!!
なんとか薬を少しだけでも、分けていただけませんか?
懇意にしている者たちが…苦しんでいるのは忍びなく…」
私は…公爵って…もうちょっと抜け目ないと思ってたんだけど…。
まあ、力のある人とない人がいるのは…確かだからね。
地位が高くても…金策に走ってたり、そもそも金策の方法が思いつかなかったり…。
それで没落しているのが…結構いる。
「あの~、ピビュレオ卿とルニヴィア夫人の事…ひょっとして、そのまま信じていませんか?
特に婿の方なんか…かなりの嘘つきだってこと、わかりましたよね?
ルニヴィア夫人だって…似たり寄ったりかもしれませんよ」
私は…ちょっと口を挟んだ。
「は?い、いえ…さすがにこの期に及んで嘘など…」
「つく人間は付きますよ」
「オルフィリア公爵夫人がそう言うということは…何か確証をお持ちかの?」
ローエンじい様…さすがに鋭い。
「ええ…2人が帰った後、最後に言っていた言葉が引っかかったので、大急ぎで調べたんですよ。
ファルメニウス公爵家と…フィリアム商会の情報収集能力を駆使して…。
その結果…わかったことを報告いたします」
私は…フォルトに資料を渡してもらう。
「まず…キンラク商会の貴族と2人は…大変懇意にしております。
その関係で…法案が可決することも、薬がいくらでも高値で売りさばけることも知っていた。
だから…まだそれが表に出る前に、かき集められるだけの薬をかき集めたんです。
ビルフォネラル公爵家の力を使い…かなりゆすり近い事をやり…タルニョリア王国への
薬の供給が足りなくなったの…、こうしたキンラク商会と繋がった貴族のせいもあったんです」
「んでもって…薬は…相場の30~50倍で売りさばきましたね。
でも…それが薬効が無いとわかり、しっかりした薬を出せないなら、訴えると言われ…。
それで薬を何とか手に入れようとしたんですよ」
「ファルメニウス病院でも、フィリアム病院でも…患者の状態を見て、処方をしますから、
大量に売ったりはしておりまぜんからね。
だから…ギリアムもローエン閣下もいなくなったのを見計らって…、ウチに来たんですよ。
嘘をついて何とか薬を出させようと…ね」
これを聞かせたローエンじい様…閻魔も真っ青になりそうな顔で、
「どういうことじゃ?ルビディス…貴様の言う事と、全く違うが?」
ルビディスって…前ビルフォネラル公爵か…。
「あ、証拠もちゃんとありますよ。
彼らが売り払った貴族の中に、タルニョリア王国の方もいましたから…。
証拠を提出してくれれば、薬を供給すると言ったら、直ぐ契約書を出してくれましたし、
やり取りの様子も、事細かに話してくださいました。
全て保管してありますので…よろしければお見せしますよ、ローエン閣下…」
「それは助かる、後で頼む」
かなりにこやかに、私に言ってくれた。
落差が凄い…。
「まあ…今回の評議会に参加した連中は…非常に厳しい沙汰が国から下る予定だから、
期待して待て。
それから…タルニョリア王国は役に立たない薬を、法外な値で売りさばいた者たちからも
損害賠償を請求してきたから…それに国王陛下が応じた。
社会的地位の下落と、莫大な金を失う事は、覚悟しておくことだな」
ギリアム…淡々と述べている。
「お、お待ちください!!
先にも申し上げた通り、ドラヴェルグ公爵家に…そそのかされたのです!!」
ピビュレオとルニヴィア…本当に必死な顔して、訴えてる…。
「だったら、別途で賠償請求をドラヴェルグ公爵家にしろ。
あの家に何があろうと、ファルメニウス公爵家の感知することではない」
親戚ゆえ、一応言っておかねばね…。
「ま、ゴギュラン病の薬をそそのかされて買わされたのは、そちらで考える事ですがね。
ギャンブル癖と買い物癖は…両方とも相当な悪癖ですから、やめた方が無難です」
私も…少し言葉を続ける。
「なんじゃ、そんなのまであったのか?」
じい様…心底呆れてる…。
私は前ビルフォネラル公爵夫婦に向き直り、
「そういうわけでですね、借金がかなりかさんでるみたいですから、一度…家を調査する
事をお勧めします。
かなり…金目の物が無くなっているハズですよ」
「い、言いがかりだ!!」
ピビュレオとルニヴィアは…顔を真っ青にしつつ、必死で反抗するも、
「言いがかりだと言うなら、調査しても問題なかろう。
ましてやるのは…、お前の親たちなのだから」
ローエンじい様のこの言葉で…かなり意気消沈していた…。
「ああそうそう…、我が家に勝手に押し掛けた挙句、妻に無礼を働いた慰謝料は…キッチリ
請求させてもらいますので、そのつもりで…」
ギリアム…容赦ない追い込みをかける。
「ギ、ギリアム公爵閣下…それは何卒…」
ルビディス…平身低頭でも、無駄だってのに…。
「やかましいわ!!貴様の子供たちがしでかした事じゃ!!
しっかりと監督して、償わせろ!!
ウチに持ってきたら、許さんからな!!
楽隠居がしたければ、後続はしっかり育てろ!!
それが出来なかった時は…、おとなしく自分の体に鞭打て!!」
近衛騎士団団長として戻ったじい様に言われちゃあ…何も言えんだろう。
「何だったら、貴様と婿と…両方とも近衛騎士団に入ったらどうだ?
年齢制限はないぞ!!
なまけ癖も、しょーもない根性も…わしがしっかりと鍛えなおしてやろう!!」
あ…死人になった…。
まあこんな感じで…大人数との面談は終わった…。
終始…じい様はキッツイ顔を、ビルフォネラル公爵家の面々に…向けていたなぁ…。
「お帰りなさいませ…ギリアム」
「ただいま!!フィリー!!」
私の姿を見つけると…とても嬉しそうに駆け寄ってきた。
いい子、いい子、いいわんこ。
「私が留守中は…誰も入れなかったでしょうね?」
ちょっと…疑り深い眼差しを向けられた。
まあ、私の今までが今までだから、それはしゃーない。
「入れたくなかったのですがね…」
私の…含みのある言葉に、眼の光が鋭くなる。
「それについては…ツァリオ閣下も一緒に…ご説明します…」
私だって…あれはため息つきたくなったよ…。
ギリアムは帰ってきた早々…一息付ける間もなく、話を聞きたがったので、ツァリオ閣下に
おいでいただき、事の顛末を説明した。
ギリアムの体中から…どす黒いオーラが出まくったのは言うまでもない…。
「一回処刑しないと、治らんな…あの叔母上は…」
その意見には賛成だ。
……って言うか、人生2度目でも…治る保証はないぞ。
私の性格…全く変わってないんだから。
「ところで…ツァリオ閣下、叔母の借金について…少々お願いがあります」
ギリアムとツァリオ閣下…法律用語満載で喋っているから…私には半分ぐらいしか理解できない。
後で…ギリアムに詳しく説明を求めよう…。
「失礼いたします!!」
フォルトだ。
「ローエン閣下がお見えなのですが…、結構な人数がいて…」
「入れろ!!」
ギリアム即座判断。
「よ、よろしいのですか?」
「おそらく…私と同じで事実確認をしたいのだろう。
ローエン閣下には、早めにお知らせしておいた方がいい…。
いいですね?ツァリオ閣下…」
「もちろんです」
少しのち…応接間に入ってきたのは…、まあ見事な大人数だった。
ローエンじい様とローカス・ルリーラ・マギー、そして例のビルフォネラル公爵夫妻…まではわかる。
ただ…2人ばかり…ローエンじい様よりは若い…年配の夫婦がいる…。
誰だろ…?と、思っていたら、
「これはこれは…誰かと思えば、我が家で散々無礼を働いた、ビルフォネラル公爵夫妻の親御さんじゃ
ありませんか…。
楽隠居されたのだから、家が後続に潰されようが、放っておけばよいものを」
ギリアムが…ここぞとばかりに嫌味を言ったおかげで、誰だかわかった。
「ひとまず…何があったか、聞かせてくれ」
じい様…あくまで通常営業…。
で、ツァリオ閣下の説明タイム…が、終わると同時に、
「何を考えとるんじゃ、このバカ者ども――――――――――――――――――――――っ!!」
耳塞ぐの…間に合ってよかった。それでも鼓膜が、ビリビリきたぞ。
「評議会でオルフィリア公爵夫人に、物を投げつけただけでも許しがたいのに、嘘をついた挙句、
薬を巻き上げようとは、なんたる魂胆だ!!情けなさすぎる上、恥ずかしすぎるわ!!」
「い、致し方ない事情があったのです!!」
ビルフォネラル公爵夫妻…かなりびくびくしながら、言っとるが、
「だったらまずは、平身低頭詫びてから、お願いするもんじゃ―――――――――――――っ!!」
超ド正論、いただきました~。
「こ…この度は…私の娘夫婦がとんだ無礼を働き…申し訳ございません…。
ただ…薬が必要な友人貴族に…何とか薬を…と、考えた故の事…」
前ビルフォネラル公爵夫妻…小さくなって言い訳してるよ…。
「ほう…、だったら人の妻に、インク瓶をぶつけてもいいのだな?
おまけに…隣の人間にも焚きつけてぶつけさせた…」
ギリアムが…非常に冷たい目をして、サラッと言う。
「そ、それにつきましては、然るべき罰を…」
……夫婦そろって…いくらファルメニウス公爵家相手とは言え…、かなり委縮してる…。
ルリーラタイプか…。
「下してから、言いに来い、以上だ。
連れて帰って頂けますか?ローエン閣下…」
容赦ないギリアム…。
「そうじゃな、失礼した」
やっぱり容赦ないローエンじい様…。
「お、お待ちください!!義兄上!!
なんとか薬を少しだけでも、分けていただけませんか?
懇意にしている者たちが…苦しんでいるのは忍びなく…」
私は…公爵って…もうちょっと抜け目ないと思ってたんだけど…。
まあ、力のある人とない人がいるのは…確かだからね。
地位が高くても…金策に走ってたり、そもそも金策の方法が思いつかなかったり…。
それで没落しているのが…結構いる。
「あの~、ピビュレオ卿とルニヴィア夫人の事…ひょっとして、そのまま信じていませんか?
特に婿の方なんか…かなりの嘘つきだってこと、わかりましたよね?
ルニヴィア夫人だって…似たり寄ったりかもしれませんよ」
私は…ちょっと口を挟んだ。
「は?い、いえ…さすがにこの期に及んで嘘など…」
「つく人間は付きますよ」
「オルフィリア公爵夫人がそう言うということは…何か確証をお持ちかの?」
ローエンじい様…さすがに鋭い。
「ええ…2人が帰った後、最後に言っていた言葉が引っかかったので、大急ぎで調べたんですよ。
ファルメニウス公爵家と…フィリアム商会の情報収集能力を駆使して…。
その結果…わかったことを報告いたします」
私は…フォルトに資料を渡してもらう。
「まず…キンラク商会の貴族と2人は…大変懇意にしております。
その関係で…法案が可決することも、薬がいくらでも高値で売りさばけることも知っていた。
だから…まだそれが表に出る前に、かき集められるだけの薬をかき集めたんです。
ビルフォネラル公爵家の力を使い…かなりゆすり近い事をやり…タルニョリア王国への
薬の供給が足りなくなったの…、こうしたキンラク商会と繋がった貴族のせいもあったんです」
「んでもって…薬は…相場の30~50倍で売りさばきましたね。
でも…それが薬効が無いとわかり、しっかりした薬を出せないなら、訴えると言われ…。
それで薬を何とか手に入れようとしたんですよ」
「ファルメニウス病院でも、フィリアム病院でも…患者の状態を見て、処方をしますから、
大量に売ったりはしておりまぜんからね。
だから…ギリアムもローエン閣下もいなくなったのを見計らって…、ウチに来たんですよ。
嘘をついて何とか薬を出させようと…ね」
これを聞かせたローエンじい様…閻魔も真っ青になりそうな顔で、
「どういうことじゃ?ルビディス…貴様の言う事と、全く違うが?」
ルビディスって…前ビルフォネラル公爵か…。
「あ、証拠もちゃんとありますよ。
彼らが売り払った貴族の中に、タルニョリア王国の方もいましたから…。
証拠を提出してくれれば、薬を供給すると言ったら、直ぐ契約書を出してくれましたし、
やり取りの様子も、事細かに話してくださいました。
全て保管してありますので…よろしければお見せしますよ、ローエン閣下…」
「それは助かる、後で頼む」
かなりにこやかに、私に言ってくれた。
落差が凄い…。
「まあ…今回の評議会に参加した連中は…非常に厳しい沙汰が国から下る予定だから、
期待して待て。
それから…タルニョリア王国は役に立たない薬を、法外な値で売りさばいた者たちからも
損害賠償を請求してきたから…それに国王陛下が応じた。
社会的地位の下落と、莫大な金を失う事は、覚悟しておくことだな」
ギリアム…淡々と述べている。
「お、お待ちください!!
先にも申し上げた通り、ドラヴェルグ公爵家に…そそのかされたのです!!」
ピビュレオとルニヴィア…本当に必死な顔して、訴えてる…。
「だったら、別途で賠償請求をドラヴェルグ公爵家にしろ。
あの家に何があろうと、ファルメニウス公爵家の感知することではない」
親戚ゆえ、一応言っておかねばね…。
「ま、ゴギュラン病の薬をそそのかされて買わされたのは、そちらで考える事ですがね。
ギャンブル癖と買い物癖は…両方とも相当な悪癖ですから、やめた方が無難です」
私も…少し言葉を続ける。
「なんじゃ、そんなのまであったのか?」
じい様…心底呆れてる…。
私は前ビルフォネラル公爵夫婦に向き直り、
「そういうわけでですね、借金がかなりかさんでるみたいですから、一度…家を調査する
事をお勧めします。
かなり…金目の物が無くなっているハズですよ」
「い、言いがかりだ!!」
ピビュレオとルニヴィアは…顔を真っ青にしつつ、必死で反抗するも、
「言いがかりだと言うなら、調査しても問題なかろう。
ましてやるのは…、お前の親たちなのだから」
ローエンじい様のこの言葉で…かなり意気消沈していた…。
「ああそうそう…、我が家に勝手に押し掛けた挙句、妻に無礼を働いた慰謝料は…キッチリ
請求させてもらいますので、そのつもりで…」
ギリアム…容赦ない追い込みをかける。
「ギ、ギリアム公爵閣下…それは何卒…」
ルビディス…平身低頭でも、無駄だってのに…。
「やかましいわ!!貴様の子供たちがしでかした事じゃ!!
しっかりと監督して、償わせろ!!
ウチに持ってきたら、許さんからな!!
楽隠居がしたければ、後続はしっかり育てろ!!
それが出来なかった時は…、おとなしく自分の体に鞭打て!!」
近衛騎士団団長として戻ったじい様に言われちゃあ…何も言えんだろう。
「何だったら、貴様と婿と…両方とも近衛騎士団に入ったらどうだ?
年齢制限はないぞ!!
なまけ癖も、しょーもない根性も…わしがしっかりと鍛えなおしてやろう!!」
あ…死人になった…。
まあこんな感じで…大人数との面談は終わった…。
終始…じい様はキッツイ顔を、ビルフォネラル公爵家の面々に…向けていたなぁ…。
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