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番外編2 依頼
5 まあ、みんな好きにしてちょ
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「……というワケで、私は今日、王立騎士団関係の夫人&令嬢達から…条件付きとはいえ
申し出をお受けしました!!」
あ…みんな喜んでる。
「ですのでその方々がファルメニウス公爵家にいらしたときは、私にそう言った態度で接すると
思います…ですので!!」
ここからが本題。
「お客様によってになるのが大変でなければ…、わたくしを奥様と呼んでいただくことを、
皆様の自由意志の元、許可することにいたしました」
わぁ。
歓声が上がっちゃったよ。
まあ、予想してたけど。
実はジェードの奥様呼びが、何度言っても直んないもんだから、複数声があがっちゃってたの
よね…。
自分達も呼びたいって…。
だから今回、皆の意志で、決定してもらうことにしたんだ。
ギリアムは…うん、予想通り過ぎるが、超上機嫌だ。
「フィリー…記念に何か買いますか?
あ、パーティーを開くのもいいですねぇ…」
うっせえ、ぼーけ!!
私にこんな、重大事項を黙っときやがって!!
仕返ししてやる!!と、思った私は、
「じゃあ、ギリアム様に一つやって欲しいことがありま~す」
「なんですかぁ?」
だからにっこやかに答えんな。
余計ムカつく。
私は地図を広げ、
「ここから…ここの区画までを、今から買ってきてくださ~い。
あ、ひとつ残らずお願いしまーす。
フィリアム商会のみんなは忙しいので、使わないでくださ~い」
本当は…ここまで必要ないんだけどさ…ちょっとムカついたから、出来たら欲しいな~って
辺りまで、全部言ってやったぞ、どや!!
「わっかりましたぁ」
と、軽快に返事をした翌日…ホントに全部買ってきやがった…。
土地買うのって…国の審査があるはずなのに…。
爵位と金は…法律すらも捻じ曲げるんか?
そうなのか?
そうなのね…。
世知辛いわぁ…。
ええい、この程度で負けるヘドネじゃねぇ!!
私はこの機に乗じ、必要な物をすべてギリアムのお小遣いからから買わせたのだが…。
全部シレっとして、買ってきやがったぁ――――――――――っ!!
いやね、必要な物だからさ。
ありがたいよ。
有難いんだけどさ…。
ジリ貧で、一週間白ご飯だけとか、酷いときにはそれすらなくて砂糖水すすってた人間としてはさ…。
納得できねぇ――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!
よくそんなに、お小遣いあるねぇ…と言えば、
「ああ、子供のころからほぼ使わなかったので…貯まる一方だったからちょうど良かったです」
だとさ…。
フザケンナ!!
ああ、補足しとくけど…。
ファルメニウス公爵家のお金は、大きく分けて3つに分かれている。
①当主以下、家族それぞれのお小遣い金。
②公務に使うお金
③家に使うお金
まず私が今回、ギリアムに使わせたのは①。
んで、タキシードやドレスなどは…公務で出ざるを得ない時の物は、②を使うんだけど…ギリアムは
私を探すと決めた以降に出た舞踏会以外、ほぼ公務しか出なかったから…自分のお小遣いから、
衣装代など出したことは一度もない。
日々の食事や使用人の給料、家の修繕、庭園の整備費は③から出るから、花代もかからん。
で、王立騎士団はファルメニウス公爵家の物とは別に、ちゃんと支給されているお金があって、
ここから制服とか出しているから…制服とかにこだわる貴族は私費でカスタマイズとかするらしいけど、
そういう事に全く興味なく、無趣味なギリアムは…本当にお金を使わなかったらしい…。
ああ…お金がたくさんあって、好きなものがどんどん増えていくのに…そのたびに虚しくなることが、
人生にはあるのね…。
還暦越えおばはんとして、勉強不足っした、すみません…。
まあ、いいや。
「ギリアム様~、これから太陽の家に行きたいんですけどぉ…」
「じゃあ、一緒に行きましょう!!」
なんかもう…オプションとして耳としっぽの幻影が見えるよ…うん。
「一緒に行くならぁ…ルイナ夫人と他2店舗に行って~、できたタキシードとドレスの具合も
みたいです~」
何かね…もう、私の声がね…すごく事務的になっちまったよ…。
かくして馬車は…ファルメニウス公爵家を出発した。
んで、ルイナ夫人の店で…私とギリアムはお着換えタイム。
ああ、ギリアムのタキシードの調節している人…すっげえ緊張してる…。
なんでみんな、こんなワンコみたいなやつを、そんなに恐れるのかねぇ…。
爵位がどうとか言われても…いまいちおばちゃん、ピンとこんのよ。
「素晴らしいですわ、ギリアム様の凛々しさもさることながら、オルフィリア嬢の愛らしさも
一層際立っておりますわ」
まあ、お世辞がお上手ですこと。
でもまあ…ギリアムの凛々しさってのは、私も納得。
そんなギリアムは…自分の姿には目もくれず、ずっと私を凝視しとる…。
恥ずかしいから、やめ!!
そんな中、出入りの宝石商のおっちゃんがやって来た。
「こちら…一つの宝石を二つに割った原石より作られております。
2人がいつまでも一つでいられるように…という、祈りを込めております」
「買おう」
間髪入れないギリアム。
商売上手ね、おっちゃん…。
かくして…自分のというより、私を着飾るためだけに買われた宝石たちの総額は…元ド庶民としては、
心臓に悪いので、知らないようにしようと思う。
他2つの店舗でも…ここと似たり寄ったりの態度だった…。
ドレスとタキシードの出来は素晴らしくて…でも終始ギリアムは、私のドレスだけを褒めまくっていた。
……なんかなぁ。
私の複雑な思いを乗せ、馬車は走り…やがて太陽の家に着いた。
「わあ!!ギリアム様と太陽のおねぇちゃんだぁ!!」
早速子供たちが寄ってきて、歓迎してくれる。
大人は…やっぱり恐縮しているね…。
そんな中、
「オルフィリア嬢―――――――――っ!!」
私の名を呼びながら、こちらに近づいてくる影…。
およよ…ローカス卿ではないですか…。
「よかったぁ!!ちょっとこっちに来てくれ!!」
と、私の答えを聞かず、引っ張っていこうとしたのだが…。
その時空気を切り裂く、乾いた音が!!
私が気付いた時には…ギリアムの抜いた剣が、ローカス卿を切りつけようとし、ローカス卿の剣がそれを
抑えている状態だった…。
「て・め・えぇ…、オレじゃなかったら死んでたぞ?今の!!」
「チッ、ローカス卿はやはり簡単には切れないか…」
両者一歩も譲らずの攻防…とはまさにこのことだろう…。
ギリアムとローカス卿は、剣を合わせたままプルプルと震えつつ、拮抗を保っている。
子供たちは眼を輝かせ、大人たちは…小さくなっていた…うん。
「フィリーを物陰に連れ込もうとは、いい度胸だ」
「何でオレがそんなことせにゃならんのじゃ!!他人の婚約者に手ぇ出すほど、日照りじゃねぇよ!!」
何かね…心の底から勝手にしろや!!と言いたくなるような理由で、争っとるね。
ただね…そんなことも言ってられないから。
「ギリアム様!!おやめください!!
ローカス卿はたぶん…マギーの事で、私に来て欲しいと言っているんです」
私の予想が正しければ…ね。
「さっすが、オルフィリア嬢!!
分かったらさっさと剣どかせや!!ギリアム!!」
ギリアムはぶすっとしたまま、剣をどかす…。
「じゃあ、行きましょうか…。
ひょっとして…動けなくなっているのではないですか?」
「へ?え、ええと…」
罰が悪そうね…。
ということは、私の予想通りか…。
「私も行きます」
「ダメです、子供たちと遊んでいてください」
「嫌です」
「子供泣かせたら、嫌いになりますって、言いませんでしたっけ?」
見れば嫌だと言われた子供ちゃんたち、泣きそう…。
「…すまないキミたち…、用事が済んだら、ちゃんと遊んであげるから…」
ギリアムは…一応慰めにかかっている。
よし!!
もう一押し!!
私はすすすっとギリアムの後ろに行き、耳元で、
「私たちに子供が生まれたら…しっかり遊べるように、今から練習していただきたいです…。
ダメですかぁ?」
ちょっと甘ったるめに、言うのがコツね。
これで陥落したギリアムが、子供たちと遊びだしたのを見計らって、
「ではローカス卿…案内してください」
「前から思ってましたけど…オルフィリア嬢は本当にギリアムの扱いがうまいですね…。
尊敬しますよ…怖くないんですか?」
???
「え…?ギリアムって、かわいくないですか?」
と、私が言った言葉が、耳に届くか、届かないかのうちに…。
私に対し、異世界の扉でも開けたかのような目を、お向けになるローカス卿…。
その顔は…まさに楳〇かずお風の、恐怖顔だった。
わかったよ。
私が悪かったから!!
さっさとマギーの所に、案内しとくれ。
申し出をお受けしました!!」
あ…みんな喜んでる。
「ですのでその方々がファルメニウス公爵家にいらしたときは、私にそう言った態度で接すると
思います…ですので!!」
ここからが本題。
「お客様によってになるのが大変でなければ…、わたくしを奥様と呼んでいただくことを、
皆様の自由意志の元、許可することにいたしました」
わぁ。
歓声が上がっちゃったよ。
まあ、予想してたけど。
実はジェードの奥様呼びが、何度言っても直んないもんだから、複数声があがっちゃってたの
よね…。
自分達も呼びたいって…。
だから今回、皆の意志で、決定してもらうことにしたんだ。
ギリアムは…うん、予想通り過ぎるが、超上機嫌だ。
「フィリー…記念に何か買いますか?
あ、パーティーを開くのもいいですねぇ…」
うっせえ、ぼーけ!!
私にこんな、重大事項を黙っときやがって!!
仕返ししてやる!!と、思った私は、
「じゃあ、ギリアム様に一つやって欲しいことがありま~す」
「なんですかぁ?」
だからにっこやかに答えんな。
余計ムカつく。
私は地図を広げ、
「ここから…ここの区画までを、今から買ってきてくださ~い。
あ、ひとつ残らずお願いしまーす。
フィリアム商会のみんなは忙しいので、使わないでくださ~い」
本当は…ここまで必要ないんだけどさ…ちょっとムカついたから、出来たら欲しいな~って
辺りまで、全部言ってやったぞ、どや!!
「わっかりましたぁ」
と、軽快に返事をした翌日…ホントに全部買ってきやがった…。
土地買うのって…国の審査があるはずなのに…。
爵位と金は…法律すらも捻じ曲げるんか?
そうなのか?
そうなのね…。
世知辛いわぁ…。
ええい、この程度で負けるヘドネじゃねぇ!!
私はこの機に乗じ、必要な物をすべてギリアムのお小遣いからから買わせたのだが…。
全部シレっとして、買ってきやがったぁ――――――――――っ!!
いやね、必要な物だからさ。
ありがたいよ。
有難いんだけどさ…。
ジリ貧で、一週間白ご飯だけとか、酷いときにはそれすらなくて砂糖水すすってた人間としてはさ…。
納得できねぇ――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!
よくそんなに、お小遣いあるねぇ…と言えば、
「ああ、子供のころからほぼ使わなかったので…貯まる一方だったからちょうど良かったです」
だとさ…。
フザケンナ!!
ああ、補足しとくけど…。
ファルメニウス公爵家のお金は、大きく分けて3つに分かれている。
①当主以下、家族それぞれのお小遣い金。
②公務に使うお金
③家に使うお金
まず私が今回、ギリアムに使わせたのは①。
んで、タキシードやドレスなどは…公務で出ざるを得ない時の物は、②を使うんだけど…ギリアムは
私を探すと決めた以降に出た舞踏会以外、ほぼ公務しか出なかったから…自分のお小遣いから、
衣装代など出したことは一度もない。
日々の食事や使用人の給料、家の修繕、庭園の整備費は③から出るから、花代もかからん。
で、王立騎士団はファルメニウス公爵家の物とは別に、ちゃんと支給されているお金があって、
ここから制服とか出しているから…制服とかにこだわる貴族は私費でカスタマイズとかするらしいけど、
そういう事に全く興味なく、無趣味なギリアムは…本当にお金を使わなかったらしい…。
ああ…お金がたくさんあって、好きなものがどんどん増えていくのに…そのたびに虚しくなることが、
人生にはあるのね…。
還暦越えおばはんとして、勉強不足っした、すみません…。
まあ、いいや。
「ギリアム様~、これから太陽の家に行きたいんですけどぉ…」
「じゃあ、一緒に行きましょう!!」
なんかもう…オプションとして耳としっぽの幻影が見えるよ…うん。
「一緒に行くならぁ…ルイナ夫人と他2店舗に行って~、できたタキシードとドレスの具合も
みたいです~」
何かね…もう、私の声がね…すごく事務的になっちまったよ…。
かくして馬車は…ファルメニウス公爵家を出発した。
んで、ルイナ夫人の店で…私とギリアムはお着換えタイム。
ああ、ギリアムのタキシードの調節している人…すっげえ緊張してる…。
なんでみんな、こんなワンコみたいなやつを、そんなに恐れるのかねぇ…。
爵位がどうとか言われても…いまいちおばちゃん、ピンとこんのよ。
「素晴らしいですわ、ギリアム様の凛々しさもさることながら、オルフィリア嬢の愛らしさも
一層際立っておりますわ」
まあ、お世辞がお上手ですこと。
でもまあ…ギリアムの凛々しさってのは、私も納得。
そんなギリアムは…自分の姿には目もくれず、ずっと私を凝視しとる…。
恥ずかしいから、やめ!!
そんな中、出入りの宝石商のおっちゃんがやって来た。
「こちら…一つの宝石を二つに割った原石より作られております。
2人がいつまでも一つでいられるように…という、祈りを込めております」
「買おう」
間髪入れないギリアム。
商売上手ね、おっちゃん…。
かくして…自分のというより、私を着飾るためだけに買われた宝石たちの総額は…元ド庶民としては、
心臓に悪いので、知らないようにしようと思う。
他2つの店舗でも…ここと似たり寄ったりの態度だった…。
ドレスとタキシードの出来は素晴らしくて…でも終始ギリアムは、私のドレスだけを褒めまくっていた。
……なんかなぁ。
私の複雑な思いを乗せ、馬車は走り…やがて太陽の家に着いた。
「わあ!!ギリアム様と太陽のおねぇちゃんだぁ!!」
早速子供たちが寄ってきて、歓迎してくれる。
大人は…やっぱり恐縮しているね…。
そんな中、
「オルフィリア嬢―――――――――っ!!」
私の名を呼びながら、こちらに近づいてくる影…。
およよ…ローカス卿ではないですか…。
「よかったぁ!!ちょっとこっちに来てくれ!!」
と、私の答えを聞かず、引っ張っていこうとしたのだが…。
その時空気を切り裂く、乾いた音が!!
私が気付いた時には…ギリアムの抜いた剣が、ローカス卿を切りつけようとし、ローカス卿の剣がそれを
抑えている状態だった…。
「て・め・えぇ…、オレじゃなかったら死んでたぞ?今の!!」
「チッ、ローカス卿はやはり簡単には切れないか…」
両者一歩も譲らずの攻防…とはまさにこのことだろう…。
ギリアムとローカス卿は、剣を合わせたままプルプルと震えつつ、拮抗を保っている。
子供たちは眼を輝かせ、大人たちは…小さくなっていた…うん。
「フィリーを物陰に連れ込もうとは、いい度胸だ」
「何でオレがそんなことせにゃならんのじゃ!!他人の婚約者に手ぇ出すほど、日照りじゃねぇよ!!」
何かね…心の底から勝手にしろや!!と言いたくなるような理由で、争っとるね。
ただね…そんなことも言ってられないから。
「ギリアム様!!おやめください!!
ローカス卿はたぶん…マギーの事で、私に来て欲しいと言っているんです」
私の予想が正しければ…ね。
「さっすが、オルフィリア嬢!!
分かったらさっさと剣どかせや!!ギリアム!!」
ギリアムはぶすっとしたまま、剣をどかす…。
「じゃあ、行きましょうか…。
ひょっとして…動けなくなっているのではないですか?」
「へ?え、ええと…」
罰が悪そうね…。
ということは、私の予想通りか…。
「私も行きます」
「ダメです、子供たちと遊んでいてください」
「嫌です」
「子供泣かせたら、嫌いになりますって、言いませんでしたっけ?」
見れば嫌だと言われた子供ちゃんたち、泣きそう…。
「…すまないキミたち…、用事が済んだら、ちゃんと遊んであげるから…」
ギリアムは…一応慰めにかかっている。
よし!!
もう一押し!!
私はすすすっとギリアムの後ろに行き、耳元で、
「私たちに子供が生まれたら…しっかり遊べるように、今から練習していただきたいです…。
ダメですかぁ?」
ちょっと甘ったるめに、言うのがコツね。
これで陥落したギリアムが、子供たちと遊びだしたのを見計らって、
「ではローカス卿…案内してください」
「前から思ってましたけど…オルフィリア嬢は本当にギリアムの扱いがうまいですね…。
尊敬しますよ…怖くないんですか?」
???
「え…?ギリアムって、かわいくないですか?」
と、私が言った言葉が、耳に届くか、届かないかのうちに…。
私に対し、異世界の扉でも開けたかのような目を、お向けになるローカス卿…。
その顔は…まさに楳〇かずお風の、恐怖顔だった。
わかったよ。
私が悪かったから!!
さっさとマギーの所に、案内しとくれ。
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