ひとまず一回ヤりましょう、公爵様 エロのみ集

木野 キノ子

文字の大きさ
2 / 18

2 ルベンディン侯爵家の仮面舞踏会後…

しおりを挟む
夫婦の寝室…いつも本当に綺麗にしていただき、メイドの皆様には感謝しております。
だって…いつもいつもいつも…大体ぐしゃぐしゃのスプラッタにするからさ~。

姫抱っこで私を運んだギリアムは、ベッドの上にふわりと私を下ろし…。
ベッドの上で、しばし深い口づけをかわした。
そんなギリアムのキスだけで、私は何を思っているのか、大体見当がついた。
だから…。

「ギリアム…お願いがあります」

「なんでしょう?」

真剣な目…。
でも、私にはわかってる…。
ルベンディン侯爵家の仮面舞踏会が終わってから…自分を抑えまくってるって…。

「ひとまず一回、ヤりましょう!!」

ギリアムは素直に仰天してくれた…予想通り。

「フィ、フィリー…アナタはケガを…」

それを気にして、何も出来ずにいるんだよね、うん。

「かすり傷です、もう休んだから、体の調子はいいですよ。
それとも…」

少しいたずらっぽく、

「ギリアムが疲れていて…私の相手ができないんですかぁ?」

すると途端に押し倒され、

「バカにしないでください!!私がこの程度で疲れるなどと…。
怪我したアナタ相手に…」

急に顔を伏せる。

「我慢できなくなったらと思うと…」

……あのね。
私の体のことは、私が一番よくわかっとるわ。
この程度、本当にかすり傷。
私にエッチを思いとどまらせるほどじゃネー。

だから余計に、煽ってみたくなった。

「別に…ごまかさなくっていいんですよ、ギリアム…」

押し倒された状態から、もぞもぞと移動するフリして…下腹部を
刺激する。

「フィ、フィリー!!そ…そこは…」

「どうされました?
疲れていらっしゃるなら、どうぞ自室のベッドでお休みください。
私は今日、ここで一人寂しく寝ますので…」

続・下半身を刺激。

「あああ、もう、アナタは!!」

ギリアムが耐えられなくなったようで、私の足を大きく開く。

「怪我をしているから…こういった事はしばらくしないようにしようと、
していたのに…!!」

あ、それは絶対嫌です。
大却下です。

私の秘部にキスを落とし、ゆっくりと舌を這わせる。
時に激しく…時に優しく…、緩急を付けながら…たまに吸い付くように…。
私はその刺激に酔いしれつつ、

「ん…ギリアム…指…欲しい…」

と、煽情的な顔と眼で、甘ったるい声を出す。

するとギリアムは…優しくしようと努力しつつも、欲情に耐えられなかったようで…。
一気に突っ込まれたギリアムの指が、ぐりぐりと私の秘部を犯す。
こわごわとした表情…でも私の秘部を犯す指の速度と動きは…どんどん激しくなる。
でもやっぱり、こういった事は良くない…と思っているようで、指の動きが時々…
止まるんだよね。

ん~、こういうじらし系プレイもいいんやけど…。
昨日ヤってないから、通常系で行きたいんよね。

つーわけで、私はどーせわからんだろうから、プロの技を最大限発揮。
膣内に入り込んだギリアムの指を、少し腰も使いつつ、自然にしぜーんに、
絞めては緩めを繰り返す。

「う…うう…」

う~ん、今回は耐えるね…。
やっぱり怪我人扱い何だね、私…。
何か…。
ムカつくんだけど。
私、大丈夫って言ったら、大丈夫だぞ、オイ!!

「ギリアム…私…もう…欲しい…」

とりあえず素直に訴えてみる。
だって、本当にさっさと突っ込んで欲しいんだよ、今日は。

私のその言葉に…なのか、締め付けられる指の感覚に…なのかはわからん。
でも…。
ギリアムはすぐに耐え切れなくなったようで、ズボンとパンツを一気に降ろし、
私の秘部めがけて、硬化したモノを、一気にねじ込んだ。

「ああ、フィリー、気持ちいい!!」

1人悦に入ってしまったようだが、まあ、一度目はそれでいいよ。
よっぽど我慢していたんだね。
数回腰を動かしただけで…、ギリアムのモノの先端から…熱いものが噴射された。
私は射精して、生きの荒いギリアムを、優しく抱きしめた。

「ギリアム…もっともっと欲しいです…」

全然足りないよ、ホント。

「え…しかし…」

しかしもかかしもないわい。
今の一回、それなりに気持ちよかったが、私はまだまだ足りん!!

「ダメですか…?」

悲しい顔をしつつ、まだ入ったままのギリアムのモノを、きゅっきゅと締め上げる。

「フィ、フィリー、ちょっ…」

ギリアムも気づいたようだが、逃がさんよ。

「ダメですかぁ?」

ちょっとつやっぽく言う。
ついでに私の頬を撫でていたギリアムの指を、甘噛みしつつ…ね。

「うう…」

ギリアムはしばらく耐えていたようだが、

「わ、わかりました!!辛くなったら、すぐ言ってください!!
約束ですよ!!」

と言い、また腰を動かし始めた。

いやー、よかった。
乗ってくれて。

再び動き出したギリアムのモノは…私のぐじゅぐじゅになった膣内に、見事にフィット。
壁を縦横無尽に刺激してくれた。

「ああ、あん、ギリアムっ、いいっ!!」

私も思わず声が漏れる。
一生懸命頑張ったんだから、我慢なんてしないよ。

私も腰を動かせるだけ動かして、ギリアムのモノの動きに合わせて、自分の気持ちいい
ポイントを、できるだけ擦れるようにする。

「ああ、フィリー、フィリー、どうにかなりそうだ!!」

「私も!!一緒にどうにかなりましょう!!」

獣のように快楽に溺れると、本当に頭のねじって飛ぶんだよね。
私の腰の動きとギリアムの腰の動きが、隠微なダンスを踊るかのように、妖艶に…動く。
その動きを卑猥だと表現する人もいるだろうが、構うものか。
人間だって、獣の一種。
自分が気持ちいプレイを追求するのが卑猥なら、むしろ私は卑猥でいい。

私とギリアムは、咆哮のごとき嬌声を上げつつ、いつまでもいつまでも交わり続けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~

双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。 なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。 ※小説家になろうでも掲載中。 ※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

離宮に隠されるお妃様

agapē【アガペー】
恋愛
私の妃にならないか? 侯爵令嬢であるローゼリアには、婚約者がいた。第一王子のライモンド。ある日、呼び出しを受け向かった先には、女性を膝に乗せ、仲睦まじい様子のライモンドがいた。 「何故呼ばれたか・・・わかるな?」 「何故・・・理由は存じませんが」 「毎日勉強ばかりしているのに頭が悪いのだな」 ローゼリアはライモンドから婚約破棄を言い渡される。 『私の妃にならないか?妻としての役割は求めない。少しばかり政務を手伝ってくれると助かるが、後は離宮でゆっくり過ごしてくれればいい』 愛し愛される関係。そんな幸せは夢物語と諦め、ローゼリアは離宮に隠されるお妃様となった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

靴屋の娘と三人のお兄様

こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!? ※小説家になろうにも投稿しています。

処理中です...