ひとまず一回ヤりましょう、公爵様 エロのみ集

木野 キノ子

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6 医務室での一幕

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「ロ、ローカス様…こっ、ここ、医務室…」

「別にいいよ…どこだって」

ローカス卿…すでにスイッチが入っちゃったっぽい。

「ダメです!!怪我した子供が来たりしたら、どうする気ですか!!」

かなり強めに…っていうか、叫ぶように言うマギー。
するとローカス卿は、頭をがしがし掻き、

「あー、ま、そうだよな…」

「そうですよ…ですから…ひゃっ!!」

マギーを抱き上げるローカス卿。

「じゃ、隣の仮眠室に移動するぞ。
丁度鍵もかかるから、いいじゃんか」

「え…え…」

マギーが何かを言う前に、さっさと仮眠室に移動し、鍵をしっかりとかける…。

「マギーの肌ってさ…すっごく白くて本当に綺麗だよな…」

ローカス卿が指でマギーの首筋から…鎖骨のあたりを撫でる。

「わ…私は…ローカス様の肌の色が好きです…。
とても…健康的で…」

するとローカス卿は、まるで不意打ちでも喰らったと言いたげに、

「そうかい?でも…あまり煽らないで欲しいなぁ…。
今日は特に…」

マギーの服のボタンを一つ一つ外す。

「ゆっくりやりたいからさ…」

「あ…」

ローカス卿…脱がせるのもうまいよう。
マギーの上半身はすぐにあらわになり、マギーは思わず胸を手で隠す。

「あのさぁ…」

ローカス卿の舌が…マギーの手を舐める。

「ひゃっ!!」

ビックリしても、手は退けない。

「せっかく綺麗なんだから…隠さないでくれよ…。
じっくり見たいんだけど…」

ローカス卿はいたずらっ子のように笑いつつ、マギーを愛おしそうに見つめる。
その様がマギーに伝わったのか…はたまた偶然か…。
でもマギーはローカス卿の希望なら…と、震えながらも手を退けた…。
退けた手でシーツを握り、必死に恥ずかしさに耐えているよう。

「ほんっと、可愛いよ…マギー…」

ローカス卿の手が、マギーの乳房に触れ…中央の突起を手でつぶしながら…全体を
揉みしだく。

「ああんっ!!」

マギーの口から大きな声が漏れだせば、

「ここ壁薄いから…聞こえちゃうぞ」

と、囁く。

「だ、だって…ローカス様が…口塞いだらダメって…」

「うん。
だって、マギーの声…いっぱい聞きたいからさ」

そう言うと、乳房をもんでいた手を片方はなし、代わりに中央の突起を口に含む。
舌で転がし、潰し…そして吸い付けば、そのたびにマギーの口からは、抑えようとしても
抑えられない嬌声が上がり、ローカス卿の耳に心地よく響く。

そして片方の手は…マギーの下肢へと伸びていた。

「あっ!!ローカス様!!」

「すげぇな、マギー…もうここ、ぐちゅぐちゅだ…。
下着の上からでもわかるんだから…」

ローカス卿の手が、マギーの下着の中に滑り込む。

「はっああっん!!」

「もうすっかり…準備万端って感じだな…。
滑りが良くて…蜜が溢れてる…」

指でマギーの秘部の中…じっとりと濡れた膣内壁をゆっくりと蹂躙するように…指でなぞる。
やがて…。

「きゃひゃうっ!!」

マギーの体がひときわ大きく跳ねた。

「ここか…」

ローカス卿が舌をぺろりと舐め、指を激しく動かしつつ、マギーの体が跳ねたポイントを責める。

「あっ、あっああっ!!」

そのたびに痙攣するマギーの体は…与えられた快楽の波を、受け止めきれないでいるようだ。
悦に浸る間もなく、体が跳ねる。

「すっげぇな…もう、指三本はいってるぞ、マギー…」

そのローカス卿の声は、マギーの耳に、届いているのかいないのか…。
ただビクビクと痙攣する体だけが…答えを言っているように、ただただ反応する。

するとふいに…ローカス卿が指をすべて抜いた。

「ふへ…」

マギーは物凄い快楽の波の、突然の終わりに戸惑ったが…、ローカス卿がマギーの下肢には触れず、
また胸のみに集中しだしたため、快楽の波が再開したのだが…。
その刺激は、先ほど膣内を蹂躙したものより、全く持って弱いものだった。

もちろんそれでも…マギーの体は十分すぎるほど震えたが、それでも…。
脳は一度強い刺激を受けると、それに慣れるようだ。
だから、弱い刺激ではどうしても満足できなくなる。

「あの…ローカス様…」

「ん?何だ?マギー…」

ローカス卿の眼も、大分欲情で溢れている。
経験があるからこそ、マギーの扱いも、それなりに分かっているようだ。

「あの…」

もじもじしながら、ローカス卿を見つめる。

「なんだよ?言わないとわからないぞ、ん?」

いや…、絶対わかっててやってるよね、ローカス卿。

「えっと…」

「うん」

マギーは真っ赤な顔で、しばらくもじもじしていたが、

「や、やっぱりいいです!!なんでもありませんんっ!!」

と言い、そっぽを向いてしまった。

「え~、いい訳ないじゃん。
何が欲しいか、言ってみなよ」

やっぱりわかってるね…あほ。

「……ローカス様…の…」

「オレの何が欲しいんだ?」

ローカス卿…アンタ絶対今、悪人顔になってると思うよぉ。

「ななな、何でもありません!!」

眼をしっかりつぶって、そっぽを向く…。
するとローカス卿は、ゆっくりと体を離し…。

「参ったなぁ…」

ぽそりと呟く。

「これ以上は…オレが限界だわ…」

それだけ言うと、自分の身にまとっているものを、全て手早く脱ぎ捨てた。
ついでにマギーの下着も、とっぱらう。

「これだけ濡れてれば…大丈夫だな…初めてじゃないし…」

再度指を入れて確認しつつ、

「じゃあ、行くぜ」

指を抜くと同時に、自身のモノをねじ込んだ。
自分の中に入り込んできた、指よりはるかに質量のあるそれは…マギーの思考を一瞬で
吹き飛ばした。

もう後は…ただただ淫靡な音と、嬌声が響く…。

「マギー…マギーの膣内、最高に気持ちいい!!
キモチよすぎる!!」

そのローカス卿の言葉に、マギーからの返事はない。
ローカス卿の背中にしがみつき、与えられる快楽に身を委ね…動物のようになくだけ。

ローカス卿の腰が一層早さを増し、絶頂が近いことを告げる。

やがてマギーの…一番感じるポイントに、ローカス卿のモノが…ずどんと収まった。

「ひっぁあああぁっぁぁ!!」

この日一番、マギーの体が跳ね…痙攣し…ローカス卿のモノを一気に搾り上げた。

「くっ!!」

その刺激に耐えられるはずもなく、ローカス卿はマギーの一番奥に、自身の欲を吐き出した。

事が終わり、ベッドに横たわるマギーは、小さな寝息を立てていた。
そしてその横で…、それを愛おしそうに見つめるローカス卿…。

(あ~あ、やっぱダメだぁ)

ふっと思う。

(距離を取らなきゃと思えば思うほど…マギーの顔が浮かんでくる…。
誰にも触れさせたくない…ずっとずっとそばで見ていたい…。
傍に…いて欲しい…)

「くそっ!!」

悪態をつく声は…虚しく虚空を切るだけ…。

「オレは…これからどうしたらいいんだろう…?
どうすれば…マギーを幸せにしてやれるんだろう…?
一体どうすれば…」

答えの出ない問いかけを…いつまでもするローカス卿だった…。
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