ひとまず一回ヤりましょう、公爵様 エロのみ集

木野 キノ子

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5 ローカスとマギー2

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ローカス卿は自身の服を、一枚残らず脱ぎ捨て、改めてマギーの足の間へと、自身の体を
入れた。

少しばかり正気に戻ったマギーの目に飛び込んできたのは…これ以上は無いくらい怒張した
ローカス卿のモノだった。

(ええええぇぇ)

まあ、人によるかもだけど、ビックリする人はするよね。

(フィ、フィリーに聞いていたけど…男の人のアソコって、本当にあんな風になるのぉ~)

うん、なるの。
マギーには、いずれ必要になる知識だから~って、教えておいて正解やね。
怖くて逃げだす人いるって聞いたからさ。
……私にゃもう、全く分からん感覚だけどさ。

マギーは怯えつつも、どうしていいかわからず、ひとまずフリーズしたようだ。
別にいいと思うよ、ローカス卿経験それなりにあるし。
任せちゃった方がいいよ。

マギーの思いとは裏腹に、ローカス卿はさっさと自身のモノを、マギーの秘部に押し当て…。
ゆっくりと上下に移動させる。
まるで溢れてきたマギーの蜜を塗り、自身のモノの滑りを良くしようとしているかのように。

「んじゃ、行くぜ…」

その短い言葉と共に、ローカス卿がマギーの腰をしっかりと抑えつける。
と、同時に…。

「いっ…いったぁぁっ!!」

マギーの悲鳴が響く。
後でマギーに聞いたところによると…ローカス卿ってギリアムほどじゃないけど…モノは巨根って
言っていいサイズだったみたい…。
ガチの処女にはキツイわな、うん…。

「力抜いとけ、マギー…。
その方が…少しは楽だと思うから…」

いや…処女にそう言っても、出来る人は少ないよ…。
よっぽどの耳年増だって、実際に痛みが来れば、腰は引ける…うん。

ローカス卿はマギーの秘部の肉を押し広げるように…ググっと力を込める。

「あっっ…くっ…」

マギーは息をするのも辛そうだが、さりとてローカス卿ももう止まれない。
ある程度入った所で…一気に突き上げた。

「あっ…ああああぁぁっ!!」

絶叫というか、悲鳴というか…とにかく肺の空気をすべて絞り出すかの如く…な音だった。

マギーの顔の横に、倒れ込む形でローカス卿の顔が埋まる。

「マギー…とりあえず、息をしろ…。
息を止めちまうと、余計苦しくなるし、痛くなるから…」

ローカス卿、やっぱり経験値それなりにあるね。
ギリアムは初めての時、ただただ必死で、私にこんな指示、一切出せなかったよ。
私は前世の経験値が豊富だったから対応できたけど…あれ、本当のガチ処女だったら、どうなって
たんやろ…。
ただでさえ、ギリアムは超のつく巨根なのに…。
元娼婦の私でさえ、身震いするわ~。

ローカス卿も、かなり苦しそうだ。
マギーは最初こそ痛みでどうにかなりそうだったが、ローカス卿が動かずに、ただマギーの頭を
撫でてくれているから、次第に意識がはっきりしてきた。

意識がはっきりしてくると、やっぱりローカス卿の様子が気になるようで…。

(さっきから全然動かない…、何だか震えているし…辛そうだし…)

考えることも出来るようになった。

(でも私に出来る事って…あ、そうだ…)

ここでマギーは、私に聞いた話を思い出したそうな。
エッチで男を気持ちよくする方法とか…調子に乗って話したことがあったんよ、うん。
女だけの秘密俱楽部と名付けてのぉ…ほっほ。

(確か…膣を締める…って…、でも急にやると痛くなっちゃうから、ゆっくりと優しく…。
こうかな…?)

マギーが試しにやってみたことは…、

「うっ!!うおぉっ!!」

意外にもすぐ効果を発揮した。
ローカス卿ががばりとマギーを抱きしめたかと思えば、やがて小刻みに震え、荒い呼吸を吐いた。

(なんだろ…何か…熱いものがお腹の中に…)

そんなことを思っていると、

「しょーがねぇじゃねぇかよ…オレ、本当に久しぶりだったんだぞぉ…」

などと、くらーい声小さな声でぶつぶつと言っている。

「ロ、ローカス様…」

ローカス卿からの返事はない。

「あの…気持ちよくなかったですか?」

マギーの声も小さくなるし、とても悲しそうだ。
するとローカス卿が、いきなりがばりと起き上がり、

「違う!!キモチよすぎなんだよ、マギーのナカ!!
本当に反則ばっかりだ!!」

ちょっぴし涙目で語る…。
マギーはそのローカス卿の様に困惑しつつも、

「なら…良かったです…」

ホッとしたようで、体の力を抜いたのだが…その様が…。
色白の肌がほんのり染まり、全身の汗が張りの良い肌に滴るさまは、とても煽情的だ。
その頬にそっと手を添えれば、マギーは力なくローカス卿の手を覆うように、自分の手を添え…、
ゆっくりと頬ずりするように、触って来た。

(うぐっ…)

「ひゃあぁっ」

マギーは己の中に差し込まれたままのモノが、またむくむくと硬度を増すのがわかり、思わず
悲鳴を上げた。

「全くよぉ…どこまで反則すれば、気が済むんだよ」

だがローカス卿のその言葉には、呆れや嫌な感情は、一切含まれていない。
その代わり占められていたのは…明らかに喜びだった。

「マギーも痛みが引いてきたみたいだし…動くぜ」

腰をゆっくりと動かすと

「あっ、ああんっ!!」

マギーの口から洩れたのは…悲鳴ではなく嬌声だった。

「すっ、すいませっ…」

恥ずかしがって己の口を押えるが、

「口塞がなくていいよ。
オレ…マギーの声が、凄く聞きたい」

いたずらっぽく笑うローカス卿に、口を抑えた手を払われた。
同時に腰の動きを少し激しくすれば、嬌声と共にびくびくと体を震わせるマギー。
その様はやはり…とても煽っているとしか思えない。

(参ったな…オレも物凄く女経験が豊富なわけじゃねぇが…)

マギーの膣内は、ローカス卿のモノを全体を使って包み込み…締め付け…吸い付く。

(今まで抱いた女の比じゃないぐらい…気持ちいい…)

与えられる快楽に身を委ねれば、腰の動きはどんどん早くなり…。
マギーの嬌声と、体のくねり…さらに熱と汗と…結合部から溢れて来る猥らで淫靡な
ハーモニー…。
それは意識を混濁させ、正邪の区別すら危うくさせるほどの快楽だった。

「マギー!!聞こえてるか!!」

叫ぶような…懇願するような声。

「はっ、はい!!」

それにこたえるマギーの声も…とてもはっきりしている。

「オレのものになれ!!マギー!!
他の男をその眼に映すな!!絶対に…他の男のものになるな!!」

その声が耳に響いた時…マギーは己の中に渦巻く、邪な感情が首をもたげるのを感じた。
しかし…。

「それが…!!ローカス様のお望みなら!!」

その言葉だけを必死に吐き、ローカス卿の体にしがみついた。

あとはただ…二人…抱き合い、繋がり合い、睦み合い…。

結合部の擦れる音と…溢れる蜜には血が混じっている。
だが、快楽の波に溺れる2人に、そんなことは関係ないようで…。

「ああ、マギー、気持ちいい!!
もっと!!もっとマギーが欲しい!!」

「好きなだけ貰ってください!!
私は…ローカス様のものです!!」

その言葉と共に、腰の動きは一層激しさを増す。
マギーの膣内はすでに、大きな刺激に右往左往していたころの、面影はない。
出ては入ってくるその刺激の大本を包み込み…、その動きに合わせて締め付け…緩め…を
繰り返す。

やがて…。

「ああっ、マギー!!
オレ…もうっ!!ああっ!!」

「ローカス様…!!ローカス様ぁぁっ!!」

互いに絶頂が近い事…知ってか知らずか…、しかし体の熱は最高潮に上がる。
ローカス卿がマギーの最奥を…自身のモノで貫いた時…。

「はぁぁっあああぁぁんっ!!」

マギーの体がひときわ跳ね、同時に膣内が螺旋を描くように…中に入っているモノを
絞り上げた。

「うっ…くっうぅっ…!!」

マギーを強く抱きしめたローカス卿の体もまた、びくびくと痙攣した。
そのままマギーの横へと倒れ込む形で、荒い呼吸をする。

暫くの時ののち…。

「……大丈夫か?マギー…」

精神が落ち着いたからこそ、マギーに無理をさせた…と自覚したローカス卿が、マギーに聞いた
のだが…返答の代わりに、聞こえてきたのは…。
小さな嗚咽の音…。

「わああ、すっ、すまん!!」

慌ててマギーの顔を見れば…。
その表情から、悲しみの色は見て取れない。

「えっと…えと…」

だから逆に困惑したのだが、

「すみません…嬉しくて…」

という言葉で、正気に返る。

「う、嬉しい…のか?」

「はい…」

マギーの表情は、言葉通りに受け取れるくらい、明るさが漂っていた。

「私…ずっと…ローカス様のこと、お慕いしておりましたので…」

頬を染め、伏目がちに、言う…。
うん。
私は芝居でよくやったけど、マギーは芝居じゃない…。

………天性か?

「だからさぁ!!」

ローカス卿に再度押し倒される。

「そーゆーのは、反則だって、言ったろうが!!」

「えっ、えっ…」

訳も分からぬまま…でも…振り払おうとはしないマギー。

やがて再度…ローカス卿の唇がマギーの唇に重ねられるのだった…。
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