ひとまず一回ヤりましょう、公爵様 エロのみ集

木野 キノ子

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4 ローカスとマギー

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ローカス卿とマギー…。

そこだけ時が止まったかのように…静止した空間で…2人の唇は合わさる。
ついばむように…吸い付くように…合わさった唇が離されると…。

「マギー…」

ローカス卿の眼は欲情を孕み、とても艶っぽい。

「嫌だったら…、今言ってくれ。
これ以上は…やめられなくなる」

マギーは恥ずかしさがマックスの様で、眼をつぶったまま…、でも、腕の力は
相変わらず緩めない。

「……嫌じゃ…ないです…、ローカス様…」

再度ローカス卿の胸に、顔を埋める。
それを合図とするように…、マギーは己の体がふわりと宙を舞う感覚に見舞われた。

「んっ!!んんっ!!」

マギーの体は物置のシーツの束に横たえられ、またローカス卿の唇が重ねられた。
今度は深く…長く…。
体重が乗っているせいもあり、さらに強く…。

マギーの感じやすさは口内にもあるようで…。
ローカス卿の舌が口内を軽く舐めただけで、びくびくと反応し、体を悶えさせる。
密着した体の部分から、びりびりとした刺激となって、それが伝わると…。

「あのさ…あんまり煽らねぇでくれねえか?
かなり抑えてるんだぜ、今…」

ローカス卿が一時体を離して、髪を掻く。

「あ…私…よく…わからないけど…」

マギーはとろんとした目で、そんなローカス卿の仕草を見つつ、

「ローカス様に…こうしてもらうの…嬉しい…です…」

笑う。

「だから!!」

ローカス卿がマギーの服に手をかけ、

「そーゆーのが、まずいんだっての!!」

一気に引き裂いた。
そして肌があらわになると…。

その首筋や胸のあたり…そして腕には、おびただしい傷跡があった。
一つ一つが深いものではないが、折り重なり幾重にもなると、かなりはっきりとする。
マギーはそのことに気付いたようで、

「あ…すみません…綺麗なものではないですが…隠すのにも限界があって…」

隠そうとしたのだが、

「綺麗だよ」

本当に自然に…何の抑揚もない言葉だった。
ローカス卿はマギーの傷に、つつ…っと指を這わせ、

「酷い目にあった子供を…必死に助けようとした跡だろう?
これが醜いとか汚いとか言う奴は…頭がおかしいか、人の心が無いかのどちらかだ!!
だから、そんなこと言う奴がいたら…すぐにオレに言え!!」

恥ずかしそうに顔を背けるマギーの顔を、己の手で真っすぐ向かせ、

「オレが全員、ぶっ飛ばしてやるから!!」

欲情の中に、真剣なまなざしを混ぜる。
しばし交錯した視線だったが、ローカス卿はマギーの首筋に顔を埋め、傷に舌を這わせて
優しく舐め始める。

「ひゃっ、あんっ!!」

敏感なマギーの声は…煽情的で情熱的…それが熱い吐息と交じる。
その旋律は…まるで未完成な音楽の様…。
でも…とても耳に心地いい。

ローカス卿は傷の一つ一つにキスを落とし、時に舐め、時についばみ跡を残す。
そのたびにマギーが悶える様を…熱のこもった目で見つめつつ、徐々に下へと移動していく。

あらわになった乳房を手で揉みしだくと、それだけでマギーの体はびくびくと跳ね、体全体を
ローカス卿の体に押し付けて来る。

(あ~、くそ!!たまんねぇ…)

優しくしようとする心と、乱暴に…破壊してしまいたい衝動が、体の中で熱となりぶつかる。
それを誤魔化すかのように、乳房の突起を口に含み、舌で潰し、弄び、マギーの跳ねようとする
体を、自身の体で押さえる。
ひとしきり乳房を蹂躙し終えると、その手を下肢に伸ばし…。

「なあ…、男とこういう事、シたこと無いよな…?」

「あああ、当たり前です!!」

恥ずかしさがとっくにピークを越えているマギーは、かなり大きな声で、吐き捨てるように言う。

「じゃあ…しっかり慣らさないとな」

「へ…?」

マギーが理解する前に、ローカス卿はマギーの両足を開き、顔をその中心に埋める。

「ロッ、ロロロ、ローカス様!!」

慌ててローカス卿の頭を手で押すが、

「いいから、任せとけ…。
初めての時は、じっくり慣らさないとキツイから…」

当然、びくともしない。

ローカス卿は構わず下着の上から、秘部のあたりをくわえるように、舐める。

「ひゃああぁ!!」

マギーの体は一層強く…、激しく痙攣する。

「本当に…感じやすいんだな…。
もう、ぐしょぐしょだぞ、ここ…」

舌で舐めながら、手で下着をこする。

「わ、わかんないですぅぅ…」

本当にわからないんだろうなぁ…。
後で聞いてみたけど、本当にそっちの知識はあまりなかったんだよね…マギーって。

「わかんないなら、わからせてやるよ」

ローカス卿はマギーの下着を破り捨て、あらわになった秘部に改めて舌を這わす。
下から…上へ…ゆっくりと…。
そして秘部の上の…ぷっくりと膨らんだ突起を口に含むと、一気に、強く吸い上げる。

「ひゃっ、ああああぁぁんっ!!」

その刺激だけで、マギーはイってしまったようで、虚ろな目で荒い呼吸をする。

「気持ちよかったか?でも、本番はここからだぞ?」

そう言いローカス卿は、マギーの秘部に指一本ねじ込む。

「ひきゃっ!!」

再度マギーの体が跳ねる。

「ん…やっぱ、初めてだからキツイな…」

指を中でゆるゆると動かしつつ、またマギーの膨らんだ突起を口に含む。
今度は甘噛みしつつ、舌で転がし、潰しながら、跳ねるマギーの体に合わせて、指を動かし、
膣内をこねくり回す。
すでに十分蜜が溢れてきていたマギーのソコだが、ローカス卿から与えられる刺激に、
その都度反応し、さらに蜜を噴き出している。

(そろそろ…増やしても大丈夫そうだな…)

指を2本に増やすと、

「ひゃっ、いたっ!!」

流石に受け入れがたそうに、押し戻そうとする。

「ん…ちょっと、我慢してくれ…。
きっとすぐ…楽になる…」

そう言い、舌で突起をこねくり回す速度を上げ、マギーの体の反応に合わせ、指の滑り込みを
強くする。
ただ膣内壁の動きは…緊張も相まってかあまりよくない。
しかし根気よく刺激した結果…。
十二分に蜜が溢れたそこは、2本の指を絡め取り…ゆっくりと締め付け始めた。

「ようやっと…感じてきたみたいだな…」

ローカス卿の声は欲情を孕み、妙に艶っぽくなっている。

「んじゃ…もう少し奥まで入れるぞ」

初めて故、遠慮していたようだ。
マギーの膣内の動きに合わせ、締め付けが緩んだところで…一気に、深く差し込んだ。

「やっ、止め…」

マギーの感覚は…もはや感じたことのない領域に入り込んでおり、恐怖と快楽が混在している
ようだ…。
自分が自分ではなくなる…そんな感覚に酔いしれる者もいるだろうが、マギーは恐怖心の方が
勝っている。

「言っただろ…」

そんなマギーを諭す様に…いや、抑えつけるように、

「止めらんないって…」

ローカス卿もかなりきつそうだ…。
もともとギリアムと同じで、性欲自体が強いのだろう。
枷を外された獣のように、ただ荒れ狂いたい…そんな色を孕んだ眼をしていた。

止めて欲しい…言おうとした言葉とは裏腹に、マギーの膣内の動きが随分と良くなってきた。

「ん…体は止めて欲しいって、思ってないみたいだぞ、マギー…」

「そ、それは…わ、わから」

もうマギーは、言葉をマトモに発することすらできないようだ。

「オレもそろそろ…本格的にキツイから…、一気に行くぞ」

秘部に与える刺激と…指の動きを一層激しくするローカス卿。
やがてマギーの体は、本当に痙攣をおこした如く…言葉にならない獣の咆哮のような、悲鳴と共に、
震え…叫ぶ。
膣内も体と共にすべてを震わせ、きつくきつく…ローカス卿の指に絡みつき…吸い付き…締め上げた。

「くっ…はあっ!!」

ローカス卿も苦しそうな声を出すと、そのまま荒い呼吸をし、押し黙ってしまった。
マギーは最初こそ、心ここにあらずな眼をしていたが、やがて少し思考が回復すると、

「ローカス様…」

ローカス卿が動きを止めているのを、不思議そうに見る。

「あ…あの…」

「……マギー」

ローカス卿の声は…とても暗く響いている。

「最初に言っとく」

「は、はい…?」

「もう少し緩やかに慣らした方がいいんだろうが…」

「……」

「オレの方が、本当に限界だから!!
多分…痛いと思うが、少しだけ我慢してくれ!!」

言いながら、ローカス卿は自身の服を、一枚残らず脱ぎ捨てた。
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