ひとまず一回ヤりましょう、公爵様 エロのみ集

木野 キノ子

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10 ダイヤの失態後(10冊目と連動)

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ギリアムは私を姫ダッコした状態のまま、寝室のベッドの上に寝かせ…ひとまず私の唇と頬、
首筋にキスを落とす。

「ああ…。愛しいフィリー。アナタに寂しい思いなど、今後は絶対させません。
仕事など放り出して…」

「止めてくださいね」

笑顔で止める私。

「さっき言いましたよね…。それに…ギリアムの礼服姿はとてもカッコ良くて…。
式典のファンファーレが鳴る中、入場してくるところ…ぜひ見たいのです」

「なら早速!!明日…家の庭で再現…」

「止めろ!!」

思わず仕事顔が剝げちまった。
金は有り余っているから…はぐらかしたら、絶対やりやがる。
私は…強めに言葉を吐いた後は、もちろん満面の笑顔を作り、

「日々のお仕事も…精を出してくださるアナタが…私はとても…好きなのです。
それを…見れなくなると思うと、悲しくて…」

ちょっと泣きまね…。

「そうですか…。では、仕事は行きます…」

何だか、しゅんとしおったが、ひとまずオッケーや。
全く…面倒くさいワンコや。

「ですが…他の人間に、愛しているなどと、囁かせないでくださいよ…。
私は…悲しいです」

ブチぶちと言っとる…。

「申し訳ございません、ギリアム…。私が浅はかでした…」

ちょっとうるんだ瞳つき…と。

「ああ!!責めているわけでは無いのです!!でも…私の気持ちは…」

「はい…。もちろん今後は、気を付けますよ。
私にとって…ギリアムが一番大切です」

にこやかに言ってあげると、ようやく満足したようで…。
私の頬から首筋…そして胸のあたりにキスを落とす。

ドレスは…思いっきり破かれた。
ま、今日は好きにさせよか。

「ギリアム…この間の本の内容なのですが…」

この前…差し出した3冊の本を思い出し、

「あ、あれ…ですか…?嫌じゃ…ありませんでしたか…?」

はい?
あんな初級もいいところなもんを嫌だ…なんて言ったら、わたしゃ前世で…仕事に
ならんかったぞ、オイ…。

「いいえ…。今日は…ギリアムに悲しい思いをさせたので…私が色々して差し上げたいです…。
良いですか…」

上目遣いは忘れずに…と。

「え…。う…。まあ…。アナタの希望なら…」

よっしゃ。主導権は握った…と。

「では…お互い今から、服を全部脱ぎましょう」

「ええ!!」

いや…。本当に慣れない人やね。
半年以上素っ裸で…色々やってるやん。
まあもっとも…この人、正常位以外をあんまやんないんだよね。
この前…獣に戻った時は、久々にバックやったけどさ…。

あんまり攻めすぎてインポになられても困るから、私もあわせてるんだけどさ…。

つまらんよ!!ハッキリ言って!!
私、あらゆる体位を研究した人間だからさぁ!!!

恥ずかしそうに…服を脱ぐギリアム。
私は…当然、もうすっぽんぽんだ。

「じゃあ…裸のまま、ベッドに寝てください」

「はい…」

素直に従ってくれるのは、さすがわんこ君。

私は…ギリアムのへそのあたりにキスを落とす。
ついばむように…ゆっくりと…ね。

「う…」

ギリアムの雄が…私のその行為にすぐさま反応し、そそり立つ。

だが…私は焦らない。少しじらした方が…いいからね。

やがて…。

「フィリー、もう…」

物欲しそうな目で、私を見る。

「じゃあ…行きますね」

クスリと笑い、私は…両の乳房でギリアムの…大きな雄を包み込む。
私の乳…決して小さくないんだが、ギリアムのモノを包もうとすると…かなり足りない。

飛び出した先端部分を…くわえて、舌でついばんであげると…。

「あ…。フィリー!!ダメです…そんな…事…」

「ダメって言う割には、凄く…大きくなってますよ、ギリアムのここ…」

口を離して…先端を指で、突いてあげると…。
さらにピクリとして、苦しそうな顔をする。

私は再度口にくわえ、胸を上下させて…ギリアムのモノを擦り上げる。
同時に…くわえたものを少し…甘噛みしてさらに…情欲をそそる。

「フィリー!!ああ…、は、離して!!」

ギリアムが…私の肩をぐっと掴み、後ろに退ける。

同時に…ギリアムの先端から、勢いよく…精子が飛ぶ。

……相変わらず、凄いね。
天井まで飛んだよ。

私としては、ごっくんしてもよかったんだが…。
ギリアムはそれをすると、めっちゃ慌てるんよね…。

だいたい…今日も一部…顔にかかったのを見て、

「わああああっ!!すみません!!す、直ぐに拭きます!!」

慌てて…ティッシュで私の頬を拭く…。
別にいいんやけど。
もっと大量に、顔にかかったこと、星の数やし…。

ただ…この時なんだか、いつもの光景がおかしく思い、くすりと笑い…。

「ギリアム…何だか本当に、可愛いですね…」

なんて言葉が出た。
そして…ティッシュを持つギリアムの手に…頬ずりした。

すると…。

「全く、アナタは…」

ギリアムが私を押し倒し、私の足をガバリと広げる。

「私を嫉妬させた罰です!!」

私の股の間に顔を埋め…私のクリトリスを舌で…弄び始めた。
上手く…なってるな、うん。

やがて…蜜が出始めた秘部に、指を入れ…中をかき回す。
少し乱暴なのは…やっぱり怒っているのだろう。
でも、いいよ。
その程度なら…許容の範囲内さ…。
大分…上手くなっているね…。

私の気持ちいいポイントを探すの…随分と上手くなった。

私の腰は…ゆるゆると自然に…動き出す。

ああ…。

本当に…気持ちいい…。

私の腰が…ひときわ大きく揺れると…ギリアムは絶頂になる前に、指を抜き、

「今日は…お仕置きします!!」

そう言って…ゆっくりとモノを…私の膣内にねじ込んだ。

私は…それを見て、何だかおかしくなった。
だってさぁ…。
膣内に入ってきたりしたら…完全に私のテリトリー。
煮るなり焼くなり、お好きなように…って、言っているようなもの。

だから…ちょっと意地悪してあげたくなって、

「ギ、ギリアム…。痛いです…。そんな…急に…」

ちょっと涙ぐんだら、

「ああああ!!す、すみま…」

「動かないで!!」

引き抜こうとしたモノを、ぴたりと止めるが…。
大分苦しそうだ。

ま…精力バカ強だからね…。

「フィリー…。もう…」

苦しそうに、懇願するから、

「ええ…。いいですよ。もう、痛みはありません。動いてください」

私のその言葉が終わると同時に…激しく動き出す、ギリアムの腰。

「ああ!!フィリー!!私のフィリー!!アナタに愛していると囁いていいのは、私だけ!!
私だけです!!他の男が言ったら!!蹴り飛ばしてください!!」

「ああ!!もちろんです、ギリアム!!私は…あなた以外、いりません!!」

「だったら、言ってください!!私の事…どう思っているか!!」

「愛しています、ギリアム!!!アナタだけを、愛しています!!」

「私も…フィリーだけを愛している!!一生…ずっと…未来永劫、アナタだけを愛している!!」

激しく腰が打ち付けられる最中…愛しているという言葉を、連呼し合う…。
隠微な音とまじりあったそれは…絶頂となるまで…続くのだった。
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