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第1章 冷戦
1 なんでいんの?
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さて…私は帰ってきた日はさすがに疲れがどっと出て、そのままバタンキューしたのだが。
ダイヤとギリアムは、私の案を取り入れつつ、深夜のうちに発表の形態を整えた。
そして…ローエンじい様とツァリオ閣下には…遺書がある旨、伝えたらしい。
それと共に、関係者各位には、グレッド卿の遺書と日記を公開する旨も伝えたと。
私は翌朝起きた時…大抵の準備が整っている事に、見事だなぁと、他人事のように思っていた。
「フィリー、起きれますか?ティタノ陛下は…ちょっとご機嫌が悪いようで…。
ダメなら私1人でやります」
昨日の作戦…できれば私がいた方がいいからね…。
……っていうか、かなりの重要事だから、任せっきりにしたら気が休まらない!!
「大丈夫ですよ、ギリアム…。行きましょう」
私はお支度を整えて、急ぎ向かう。
「おはようございます、ティタノ陛下」
私の声に…、
「お~う、ゆっくり休めたか?大事無いか?」
ちょっと笑顔になってるが、側近の方々の顔色の悪さから、本当にご機嫌ナナメだったのだろう。
「ティタノ陛下が入ってくださいましたから、大事はございませんでした…」
「そうかそうか。なら、話はできるな」
やっぱり…刀の話がしたいんだろうな…。
ピンときた私は、
「そういえば…ギリアムから聞きましたが、ティタノ陛下の自慢の刀が壊れてしまったと…」
早速、先制パンチを繰り出す。
「おう!!そうじゃ。全くこのジジイは…」
ティタノ陛下が憎々し気に、自分の斜め下に目線を送る。
………………………………。
ティタノ陛下の背がおっきいからさ…。
目線がどうしても上に行って…気づかんかった!!
なんでいんのぉ――――――――――――――――――――――――っ!!
ドライゴ陛下――――――――――――――――――っ!!
漫画でよくある、眼が飛び出る時って…こういう時なんだろうなぁ…。
そんな私の心の声に呼応したのか、ギリアムが、
「ケルカロス陛下に我が家に滞在したいと、言ったそうで…。
フィリーが寝た後、勅書が来たので…私が対応しました。ご心配なく」
ギリわんこよ…。チミはなぜ平常心でいられるの?
アメリカのトップとロシアのトップが、我が家に泊まりたいって言われた日にゃ、わたしゃ
夜逃げするよ…多分…。できないけどさ!!
私は半ば、現実逃避の如く…考えがかすんだ…。
ああ、いかん!!
現実逃避しても、現実は押し寄せて来るんだから、戻らねば!!
還暦越えばばぁの意地じゃ!!
改めて意識をティタノ陛下に戻せば、
「全く…。あれは古代の名工の、逸品中の逸品だと言うのに…」
ブツブツと話している。
ドライゴ陛下は…すっげぇ涼しい顔して…
「形あるものは、いつかは壊れる。寿命じゃったという事じゃ」
「壊したお前が言うな!!」
「壊される方にも問題があると思うぞ?荒獅子王殿…」
「うっさいわ!!頭でっかちな謀略王!!」
両者一歩も引かず…。
いや~。ファルメニウス公爵家で、冷戦を勃発しないでぇ~。
なんて、考えてる場合じゃない。
私は急いで、綺麗な礼の形を取り、
「これはドライゴ陛下…。ご挨拶が遅れまして、大変失礼いたしました。
オルフィリア・ファルメニウスが、ご挨拶申し上げます」
「別にかしこまらんでいいわ。どうせ非公式訪問じゃし」
笑ってらっしゃるけどね…。そういうわけにいかんよ、こっちは…。
という本心はポーカーフェイスの奥深くに隠しつつ、
「そう言っていただけると…。心が軽くなります」
すまし顔で言うてのけるのさ。
「あ~、そんな爺ぃの相手など、適当にしておけ!!
さっさとこっちに来い!!オルフィリア公爵夫人!!」
「やかましいわ!!貴様とてジジイじゃろが!!」
「貴様より年下じゃ!!」
「2歳程度で変わらんじゃろが!!」
「雲泥の差がある」
「なら、年長者を敬え!!」
「いやじゃ」
あああ…犬と猿のいがみ合いが見えるぅ~。
早速、犬猿の仲をご披露ですか、そうですか…。
ああ、面倒くさい男どもだ…。
私がそんな爺ぃ共に、ちょっと心の中で疲弊していると、ギリアムがサクッと作戦通り、
大きな霧箱を持ってきた。
この状態でやるの?ねぇ、やるの?後でじゃなくて?
私がギリアムに目線を送れば、
(今だからこそです)
という、目で語られたので、もう自棄になることにした!!
女は度胸だ!!出たとこ勝負!!
霧箱が…机の上に置かれる。
「なんじゃいそれは…」
爺ぃ共の視線が、それに釘付けになったのは…。
やっぱりその霧箱が、あきらかに異様な雰囲気を出していたからだろう…。
私は台本通り、ここで出る。
私が主体となり…ギリアムにフォローをお願いしてあるから、気楽に行こう。
「これは…この度、ティタノ陛下がお帰りの際…献上する予定になっていた物でございます」
「ほお…」
ティタノ陛下…まじまじ見ている。
「物は…刀でございます」
「なに!!そうなのか?」
ちょっと目の色変わった。
ファルメニウス公爵家の武器の質の高さ…よくわかってるみたい。
当たり前か…。
「ですが…ティタノ陛下の刀が壊れてしまった…と言う事で、急遽お出しすることにしました。
お気に召しましたら、幸いに存じます」
私が深々と頭を垂れる、再度起きると…ティタノ陛下は静かに霧箱を開けた。
「……」
ティタノ陛下は当然…武器と名のつくモノを見る目は、大陸随一と言われるくらい、肥えている。
だからこそ…霧箱の中身を見て、言葉を失ったようだ。
そう…。
霧箱の中身は、ギリアムとフォルト…そしてスペードの刀を打った、あの工房から、新たに届いた
ものだ。
しかも…ギリアムの刀より一回り大きい…大業物と言われる大きさの刀。
ギリアムに…ティタノ陛下の体だったら、ピッタリなんじゃない…と、聞いてみたら、その通りだと
言ってくれたから、有効活用法を考えるつもりだったんだけど…。
交渉のネタとしちゃ、最高だしね。
でも今回…出すことにしたのは、今の現状を取り巻く様々なモノを考え…そうすべきと判断したから。
その理由?それはね…。
私がそんなことを考えていたら、ティタノ陛下が…音もなく鞘から刀身を抜き取った。
そして…。
ほんのわずかな風が…私の頬をかすめたように感じた時…。
「随分と乱暴ですねぇ…」
ギリアムのため息交じりの声。
見れば…ギリアムの手に、調度品の欠片…じゃない。
切られた調度品の上部分が、手に乗っかっていた。
私は当然…何が起こったのか、わからない…。
「ぐわっははは!!10倍…いや、100倍の金を払ってやるから、許せ!!
我慢できんかったんじゃ!!」
今までで一番…ご機嫌な声だった。
状況を段々と整理してやっと…ティタノ陛下が献上した刀で…調度品を切ったのだとわかった。
「……弁償は必要ないと思いますよ、これなら…」
「なに?」
ギリアムは調度品の元と、手元にある片方…交互に見ながら、
「遥かなる昔…」
いきなり脈略のない話を始める。
「タタラ刀の古刀と、超一流の腕を持つ者が合わさって初めて、可能になった技術があった」
……なんか、前世の刀マニアに…似たような話があったような…。
「その名を…戻し切り…」
あ…確か、漫画でたまに見かけた…うん。
私がちょっと前世の事を思い出しているうちに、ギリアムは2つにわかれた調度品を、じいっと
見て…。
「ここだな…」
ポツリと呟き、音もなく…スッと、2つを合わせた。
すると…あ~ら不思議。
調度品が…まるで切られたことなどなかったの如く、ぴたりとくっついたではありませんか…。
イリュ~ジョン!!
……んなわけ、あるかぁ―――――――――っ!!
私は…色んな意味で、目が点になった。
「私も…」
腰に携えた刀に、ポンと手を置き、
「七割ほど出来るようになりました…。この刀を使って…ね」
まじか~。
マジカルかぁ~。
わんこ君、すごすぎるぅ~。
「素晴らしい!!素晴らしいぞ!!今までのどんな献上品より!!素晴らしい!!」
それ以外の言葉が出ないようだ…。
ひとまず、ご機嫌が直って何より…。
と、思ったら…。
いつの間にやらギリアムの前に進み出たドライゴ陛下が、ギリアムに手を差し出し、
「飴はいらんぞ」
前置きをした…。
……ティタノ陛下にしたこと、ドライゴ陛下にもしたんかい!!
え?不良わんこ君よ!!
私のオーラは届いていないのか、それとも…スルーされているのか…。
後でじっくりと、聞かにゃならん…。
私の心情をあざ笑うかのように…。
ギリアムはドライゴ陛下の手にそっと…。
クッキーを乗せてあげた…。
―――――――――――――っ!!
ちょっとぉぉぉぉぉ――――――――――――――っ!!
「貴様はわしをいくつじゃと思っとるんじゃぁ――――――――――――っ!!」
ああ…クッキーは無残にも、握りつぶされた…。
美味しいのになぁ…。
なんて、言ってる場合じゃねぇ!!
「お腹がすいてらっしゃるのかと…」
「朝飯喰うたばかりじゃ、このアホ!!」
ギリわんこ君よ…。
何故チミは、挑発しちゃいかん人間から、挑発するのかね…。
ティタノ陛下はご機嫌ついでに大笑いしてるし…。
ああ…。
収拾つくのか?これ…。
ダイヤとギリアムは、私の案を取り入れつつ、深夜のうちに発表の形態を整えた。
そして…ローエンじい様とツァリオ閣下には…遺書がある旨、伝えたらしい。
それと共に、関係者各位には、グレッド卿の遺書と日記を公開する旨も伝えたと。
私は翌朝起きた時…大抵の準備が整っている事に、見事だなぁと、他人事のように思っていた。
「フィリー、起きれますか?ティタノ陛下は…ちょっとご機嫌が悪いようで…。
ダメなら私1人でやります」
昨日の作戦…できれば私がいた方がいいからね…。
……っていうか、かなりの重要事だから、任せっきりにしたら気が休まらない!!
「大丈夫ですよ、ギリアム…。行きましょう」
私はお支度を整えて、急ぎ向かう。
「おはようございます、ティタノ陛下」
私の声に…、
「お~う、ゆっくり休めたか?大事無いか?」
ちょっと笑顔になってるが、側近の方々の顔色の悪さから、本当にご機嫌ナナメだったのだろう。
「ティタノ陛下が入ってくださいましたから、大事はございませんでした…」
「そうかそうか。なら、話はできるな」
やっぱり…刀の話がしたいんだろうな…。
ピンときた私は、
「そういえば…ギリアムから聞きましたが、ティタノ陛下の自慢の刀が壊れてしまったと…」
早速、先制パンチを繰り出す。
「おう!!そうじゃ。全くこのジジイは…」
ティタノ陛下が憎々し気に、自分の斜め下に目線を送る。
………………………………。
ティタノ陛下の背がおっきいからさ…。
目線がどうしても上に行って…気づかんかった!!
なんでいんのぉ――――――――――――――――――――――――っ!!
ドライゴ陛下――――――――――――――――――っ!!
漫画でよくある、眼が飛び出る時って…こういう時なんだろうなぁ…。
そんな私の心の声に呼応したのか、ギリアムが、
「ケルカロス陛下に我が家に滞在したいと、言ったそうで…。
フィリーが寝た後、勅書が来たので…私が対応しました。ご心配なく」
ギリわんこよ…。チミはなぜ平常心でいられるの?
アメリカのトップとロシアのトップが、我が家に泊まりたいって言われた日にゃ、わたしゃ
夜逃げするよ…多分…。できないけどさ!!
私は半ば、現実逃避の如く…考えがかすんだ…。
ああ、いかん!!
現実逃避しても、現実は押し寄せて来るんだから、戻らねば!!
還暦越えばばぁの意地じゃ!!
改めて意識をティタノ陛下に戻せば、
「全く…。あれは古代の名工の、逸品中の逸品だと言うのに…」
ブツブツと話している。
ドライゴ陛下は…すっげぇ涼しい顔して…
「形あるものは、いつかは壊れる。寿命じゃったという事じゃ」
「壊したお前が言うな!!」
「壊される方にも問題があると思うぞ?荒獅子王殿…」
「うっさいわ!!頭でっかちな謀略王!!」
両者一歩も引かず…。
いや~。ファルメニウス公爵家で、冷戦を勃発しないでぇ~。
なんて、考えてる場合じゃない。
私は急いで、綺麗な礼の形を取り、
「これはドライゴ陛下…。ご挨拶が遅れまして、大変失礼いたしました。
オルフィリア・ファルメニウスが、ご挨拶申し上げます」
「別にかしこまらんでいいわ。どうせ非公式訪問じゃし」
笑ってらっしゃるけどね…。そういうわけにいかんよ、こっちは…。
という本心はポーカーフェイスの奥深くに隠しつつ、
「そう言っていただけると…。心が軽くなります」
すまし顔で言うてのけるのさ。
「あ~、そんな爺ぃの相手など、適当にしておけ!!
さっさとこっちに来い!!オルフィリア公爵夫人!!」
「やかましいわ!!貴様とてジジイじゃろが!!」
「貴様より年下じゃ!!」
「2歳程度で変わらんじゃろが!!」
「雲泥の差がある」
「なら、年長者を敬え!!」
「いやじゃ」
あああ…犬と猿のいがみ合いが見えるぅ~。
早速、犬猿の仲をご披露ですか、そうですか…。
ああ、面倒くさい男どもだ…。
私がそんな爺ぃ共に、ちょっと心の中で疲弊していると、ギリアムがサクッと作戦通り、
大きな霧箱を持ってきた。
この状態でやるの?ねぇ、やるの?後でじゃなくて?
私がギリアムに目線を送れば、
(今だからこそです)
という、目で語られたので、もう自棄になることにした!!
女は度胸だ!!出たとこ勝負!!
霧箱が…机の上に置かれる。
「なんじゃいそれは…」
爺ぃ共の視線が、それに釘付けになったのは…。
やっぱりその霧箱が、あきらかに異様な雰囲気を出していたからだろう…。
私は台本通り、ここで出る。
私が主体となり…ギリアムにフォローをお願いしてあるから、気楽に行こう。
「これは…この度、ティタノ陛下がお帰りの際…献上する予定になっていた物でございます」
「ほお…」
ティタノ陛下…まじまじ見ている。
「物は…刀でございます」
「なに!!そうなのか?」
ちょっと目の色変わった。
ファルメニウス公爵家の武器の質の高さ…よくわかってるみたい。
当たり前か…。
「ですが…ティタノ陛下の刀が壊れてしまった…と言う事で、急遽お出しすることにしました。
お気に召しましたら、幸いに存じます」
私が深々と頭を垂れる、再度起きると…ティタノ陛下は静かに霧箱を開けた。
「……」
ティタノ陛下は当然…武器と名のつくモノを見る目は、大陸随一と言われるくらい、肥えている。
だからこそ…霧箱の中身を見て、言葉を失ったようだ。
そう…。
霧箱の中身は、ギリアムとフォルト…そしてスペードの刀を打った、あの工房から、新たに届いた
ものだ。
しかも…ギリアムの刀より一回り大きい…大業物と言われる大きさの刀。
ギリアムに…ティタノ陛下の体だったら、ピッタリなんじゃない…と、聞いてみたら、その通りだと
言ってくれたから、有効活用法を考えるつもりだったんだけど…。
交渉のネタとしちゃ、最高だしね。
でも今回…出すことにしたのは、今の現状を取り巻く様々なモノを考え…そうすべきと判断したから。
その理由?それはね…。
私がそんなことを考えていたら、ティタノ陛下が…音もなく鞘から刀身を抜き取った。
そして…。
ほんのわずかな風が…私の頬をかすめたように感じた時…。
「随分と乱暴ですねぇ…」
ギリアムのため息交じりの声。
見れば…ギリアムの手に、調度品の欠片…じゃない。
切られた調度品の上部分が、手に乗っかっていた。
私は当然…何が起こったのか、わからない…。
「ぐわっははは!!10倍…いや、100倍の金を払ってやるから、許せ!!
我慢できんかったんじゃ!!」
今までで一番…ご機嫌な声だった。
状況を段々と整理してやっと…ティタノ陛下が献上した刀で…調度品を切ったのだとわかった。
「……弁償は必要ないと思いますよ、これなら…」
「なに?」
ギリアムは調度品の元と、手元にある片方…交互に見ながら、
「遥かなる昔…」
いきなり脈略のない話を始める。
「タタラ刀の古刀と、超一流の腕を持つ者が合わさって初めて、可能になった技術があった」
……なんか、前世の刀マニアに…似たような話があったような…。
「その名を…戻し切り…」
あ…確か、漫画でたまに見かけた…うん。
私がちょっと前世の事を思い出しているうちに、ギリアムは2つにわかれた調度品を、じいっと
見て…。
「ここだな…」
ポツリと呟き、音もなく…スッと、2つを合わせた。
すると…あ~ら不思議。
調度品が…まるで切られたことなどなかったの如く、ぴたりとくっついたではありませんか…。
イリュ~ジョン!!
……んなわけ、あるかぁ―――――――――っ!!
私は…色んな意味で、目が点になった。
「私も…」
腰に携えた刀に、ポンと手を置き、
「七割ほど出来るようになりました…。この刀を使って…ね」
まじか~。
マジカルかぁ~。
わんこ君、すごすぎるぅ~。
「素晴らしい!!素晴らしいぞ!!今までのどんな献上品より!!素晴らしい!!」
それ以外の言葉が出ないようだ…。
ひとまず、ご機嫌が直って何より…。
と、思ったら…。
いつの間にやらギリアムの前に進み出たドライゴ陛下が、ギリアムに手を差し出し、
「飴はいらんぞ」
前置きをした…。
……ティタノ陛下にしたこと、ドライゴ陛下にもしたんかい!!
え?不良わんこ君よ!!
私のオーラは届いていないのか、それとも…スルーされているのか…。
後でじっくりと、聞かにゃならん…。
私の心情をあざ笑うかのように…。
ギリアムはドライゴ陛下の手にそっと…。
クッキーを乗せてあげた…。
―――――――――――――っ!!
ちょっとぉぉぉぉぉ――――――――――――――っ!!
「貴様はわしをいくつじゃと思っとるんじゃぁ――――――――――――っ!!」
ああ…クッキーは無残にも、握りつぶされた…。
美味しいのになぁ…。
なんて、言ってる場合じゃねぇ!!
「お腹がすいてらっしゃるのかと…」
「朝飯喰うたばかりじゃ、このアホ!!」
ギリわんこ君よ…。
何故チミは、挑発しちゃいかん人間から、挑発するのかね…。
ティタノ陛下はご機嫌ついでに大笑いしてるし…。
ああ…。
収拾つくのか?これ…。
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