二度目の人生、まったり生きるつもりでしたが、ざまぁしたい人間が出来たゆえ、この度結婚いたします

木野 キノ子

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第1章 結婚

1 皇女の決意

「お父様…。
私この度、ざまぁしないと、気が済まない連中が出来ましたので、結婚させていただきます」

「……言っていることが、支離滅裂だと、わかっているのかい、娘よ…」

ヨルクーン皇国の皇帝である、ヨシュガル・ヴォルス・ヨルクーンは、書斎で書類をさばきながら、やって来た今年成人を迎えたばかりの娘を、見つめている。

「お父様には話しましたよね…。私が前世の記憶を持ち合わせている…と」

「ああ。この世界とは…全く別の世界に生きていた…。
その世界の言葉で、転生者と言うらしいな。
そこで…努力しても、一切認められず、結局死ぬまで働いたと…」

娘の死因は…過労死だった。

「ですが…私にも一抹の責任はございます。
努力を正当に評価してくださる方達かどうか…その判断を怠りました」

「それは…若かったのだから、致し方なかろうよ」

そうは言っても…今世の愛する娘が、前世とはいえ、悲劇的な最期を送ったことに…少なからず
憤っているように見えた。

「お前は…結婚などせず、好きな事をして…それが人の役に立てば、それでいい。
そう言っていただろう?一生ボクの娘でいればいい」

ヨシュガルは…自他共に認める、娘を嫁に出したくない父親だった。

「……せぇ」

「ん?」

「うっせえんだよ!!この、娘大好き親父がぁ――――――――――――――っ!!」

父の胸元を掴み上げる娘…。

「好きな事に結婚が入っただけだぁ!!
だいたいなぁ!!あいつ等揃って、気に喰わないうえに、ふざけんな!!なんだよ!!
アイツらの鼻を明かしてやらにゃ!!気がすま―――――――――――――――――――ん!!」

その顔は…まさに元ヤンに相応しく、淑女のしの字も無かった。

「け、結婚はそんな事で、決める事じゃ無いだろう!!
もっとほら…甘酸っぱい初恋から始まって、姫としての秘密の逢瀬を重ね…」

かなりのド正論を言うも、

「はああぁっ!!てめえはどこの、少女漫画ファンだコラ!!
あたしゃガチガチの少年漫画派だったんだよ!!」

娘に対しては、火に油を注ぐようなものだった。

「ぜ、前世の世界の固有名詞を言われても、パパはわかんないよ!!」

「40も半ばを迎えようかって男が、パパとか言うな――――――――っ!!鳥肌立つわ!!!!」

ひとしきり胸ぐらを掴んでゆすると、満足したように離し、

「それに!!勢いだけで結婚を決めるほど、若くないです、私!!」

言葉使いも元に戻った。

「前世の歳と、今世の歳を足せば…そりゃあパパと同年代なんだから、そうだろうけど…。
でも元々、パパは今回の見合いにいい顔はとてもできない。
2年前来たあの国の王太子の、数々の無礼はお前も知っているだろう?
盟約の事や、今回の相手が別の人間だからこそ、許しはしたが…」

「今回の見合いの話が持ち上がってから…。
私は独自に、その方の生き方や…人への接し方を、沢山たくさん調査しました。
その上で…大変尊敬できる人だとわかりました」

「……尊敬と愛情は違う」

投げ捨てるように言う。

「ええ、もちろん…でも」

娘はほのかに笑い、

「そもそも尊敬できない人物を、愛する価値はございません」

「……テストはさせてもらうよ」

「もちろんです。お父様のお好きなように…」

ため息をつくヨシュガル。娘の意志が固い事を悟ったのだろう。
そうして…執務室での、父娘2人の密談は、終わりを告げる。


***


「このクソスライムが!!!」

その声は…とても野太く粗野だった。
馬で移動中の声の主は…大きな岩の前に差し掛かった時、急に視界がぐにゃりとへこんだのに
気付き、急いでその場を飛びのいた。
声の主のいたあたりに…ブヨブヨとした赤褐色の…毒々しい色のゲル状の塊がうごめく。

スライムだ…。

この世界では大変ありきたりなモンスターだが…。
その生態と種類は多種多様に渡る。
当然、大きさも能力も個体によって、かなり違う。
襲って来たスライムは…どう低く見積もっても、10階建てのマンションのごとき大きさだった。
モンスターを狩る仕事をしている人間でも、ひるむような大きさ…。
だが襲われた声の主に…恐怖や驚きは殆ど見られない。
それどころか…まるで面倒くさいものに会った…ぐらいの感覚のようだ。
モンスターというものに、日常的に慣れている。

そんな雰囲気をふんだんに纏っていた。

声の主…バリードは己の剣に炎を纏わす。

スライムは触手のような管を、体から何本もだし、縦横無尽に攻撃を繰り出す。
それを…瞬く間に焼き切ったバリードは、

「とどめだ!!」

スライムの体ので…揺れ動く玉のような部分に、剣を突き立てる。
剣に纏われていた炎がスライムの体の玉を…包み込むとすぐに、スライムの体全体が、
炎に包まれた。
だが…バリードが握っていた剣も、同時に砕け散った。

「くっそ!!またかよ!!ここ来る前に、買ったばっかなのに…」

悔しそうに剣を見つめる。

スライムは…炎に巻かれながらも、もがき…触手を出していたがやがて…。
断末魔の叫びをあげたスライムが…その場に溶けて地面に消える。
…スライムのいた場所には、歪な形の水晶のようなものが…。

こぶしより大きいそれを、拾い上げたバリードが、

「おっ…。さすがあの大きさだけあって、魔石がけっこーなデカさだ。ラッキー」

魔石はモンスターを倒すと、出てくる報酬のようなもの。
大きいものほど、値が張る。

手で何回か、ポンポンと弄ぶように上に投げたのち、腰の袋にしまうと、

「おっと、そうだ」

思い出したように、奥の茂みの方を見て、

「もう大丈夫だから、出て来いよ」

ガサガサと揺れた茂みから出てきたのは…身長が150㎝ちょっとぐらいの、フードを被った人物。
バリードの前に出ると、ぺこりとお辞儀をして、

「お助けいただき、ありがとうございます。魔剣士様…」

魔剣士は…魔術と剣術を織り交ぜて、使える剣士のこと。
魔術と剣術、両方の才能がないとなれないため、どこの国でも希少性が高い。

「なんだ。アンタ女かよ」

ちょっとびっくりしたようだ。
無理もない。
バリードと少女のいる場所は…うっそうとした森の中。
周りに街どころか、人の影すらない場所。

「薬草を取りに来ていたのです。
私は趣味と実益を兼ねて、薬草の研究を行っていて、こういった場所は慣れているのですよ。
ちなみに…ヨルクーン皇国の人間です」

「え!!本当か?」

バリードは眼の色を変えた…何故なら…。

「オ、オレはバリード!!
ヨルクーン皇国に用事があって来たんだけど…この辺に入り口があるはずなんだが、
見つからなくて…」

すると少女は…ちょっと間を置いてから、

「この辺の入り口…その情報は、2年ほど前の物ではございませんか?」

「へ…ああ。確か…」

「ヨルクーン皇国への入り口は、不定期に変わるのです。
ここにあった一般入り口は、もうございません」

「何ぃぃ―――――――っ!!あっの、クソ王―――――――――っ!!
なんつういい加減さだ!!せめて入り口くらい、確認しろ――――――――――っ!!」

力の限り…叫ぶ。

「あの…よろしければ、ご案内いたしましょうか?」

少女は…フードを取った。
まだあどけなさを残した丸顔。どう見ても10代だ。
大きな薄グリーンの瞳。
目鼻立ちは整っているが、幼さも垣間見え、小動物のような愛らしさを醸し出している。
白色の髪は…透き通っていて、銀色というより、光を浴びて七色に輝く。
まるで…虹をそのうちに宿しているかのように…。

「申し遅れました…。私はリタと申し…。バリード様?」

リタが顔をしかめて、バリードを見る。
なぜかと言えば…バリードが両手で顔を覆って、うずくまっていたからだ。

「どこかお怪我を…」

「いや…何でもねぇから、気にすんな…」

そう言われても…と、リタは言いたげだが、

(やべえ…)

バリードは自分の心を落ち着けようと、必死だった。

(このコ…。めっちゃオレのドタイプだ…。すっげー、かわいい…)

ちょっとロリっぽい顔と雰囲気が、彼の好みだった。
少しして落ち着きを取り戻したバリードは、深呼吸をし、

「じゃ、じゃあ、案内を頼む。リタ…」

何だか目をそらしているから、

「やっぱりどこか、お具合が悪いのでは…」

リタはバリードの顔を覗き込む。すると…バリードは少々戸惑った。

「どうされました?」

キョトンとした顔と、小首をかしげる様に、

(あああ、やっぱり、かわいい…)

などと煩悩全開になる、自分の気持ちを抑えていると、

「あ…やっぱりお怪我をされておりますね…」

リタの手が、バリードの頬に触れたため、一気に心臓の鼓動が跳ね上がった。

「いいい、いや、大丈夫だ!!こここ、こんなかすり傷…」

真っ赤になった自分の顔色を胡麻化そうと必死なバリードに、気づいているのか、いないのか、

「助けていただいたのですから、これくらいさせてください」

くすりと微笑んで、懐から…小さな漆黒に鮮やかな花々が書かれた薬入れを出した。
パカリと開けたその中には、塗り薬が…。

「私の自家製ですが…よく効くとみんなに好評なのです」

バリードの頬に…優しく塗ってあげた。

(わ~わ~わ~!!)

心臓が跳ね上がるどころか、口から出そうなバリードだった。

「こ、これ以上はいい!!もう十分だ!!」

バリードが…思わずリタの手を掴んだ。

(うっわ、手ぇ柔らかい…)

己の手の平から…何とも柔らかい、暖かな感覚が伝わった。
その瞬間…体の芯が疼き、強い…でも、不快ではない衝動に駆られる。
その感覚に…しばし酔いしれたバリードだったが、己の左手の甲に…僅かな痛みが走る。

「うおっ!!やべ…」

一気に現実に引き戻されたかの如く、ひきつると…。
バリードの頭の上に、硬くてデカい木の実が落ちてきた。

そして直撃…。
頭を抱えて、屈みこむバリード。

「えっ!!」

これは…リタが驚いて、頭上を見ると…。
一匹のサルが、キッキと笑いながら、木の上で飛び跳ねている。

「こら!!このいたずら者!!」

リタがきつく睨むと、直ぐにどこかへ行ってしまった。

「だ、大丈夫ですか!!」

リタが駆け寄ると、

「だ、大丈夫…だ。まだマシな方だから…」

「え?」

「あ、いや…。こっちの話…」

バリードは頭をさすりつつ、立ち上がる。

「まあ…ありがとうな…。薬…」

ちょっと涙目で…色々諦めたような顔をする。
リタは…薬入れをバリードの前に差し出し、

「わかりました。では…よろしければ、差し上げますので、お持ちください」

いかにも…可愛い女の子用の薬入れを差し出されたから、一瞬戸惑うも、

「……じゃあ、お礼ってことで…」

おずおずと受け取る。
そして改めて…自分を見つめながら、にこにこしているリタを見て、

「リタは…オレの顔…怖がらないんだな…」

さっきの巨大スライム倒した気迫は、どこへやら…。
かなり気まずそうに、もじもじしながら、言葉を発する。

バリード…実はかなりの強面なのだ。
ごついわけではないが、眉間の皺が深く、眼も鋭く…。ぼさぼさの髪…。
身長185㎝、ボディビルダー並みのムキムキではないが、所々の発達した筋肉は、
黙っていても、見る者を威嚇する。
28歳でありながら、40過ぎだと、ほぼすべての人間に言われるくらい、老け顔。
その事も…強面にさらに拍車をかけているが、取り立てて怖く映るのは…。
顔を斜めに横断するように、付けられた刀傷だろう。
薄い線…などではなく、完全に皮膚がひきつり、見ようによっては醜く見える。
子供に泣かれたことは数知れず、女性どころか、男性に引かれたこともあるくらいだ。

しかしリタは、気にも留めていないと言いたげに、

「あら…助けてもらったのに、それは失礼ですわ。第一…」

にこやかに笑い、

「私はバリード様のお顔、好きですよ」

弾んだ声が…真実であると、バリードの耳に告げていた。

「え…」

「凛々しくて素敵だと思います、私は」

バリードは…案内のため、後ろを向いたリタの背中を見つめ、胸のあたりの服をぐしゃりと掴んだ。

(あんまり…期待させないでくれよ…。頼むから…)

リタの背中を追いつつ…その複雑な心情を…必死で隠すのだった。
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