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第5章 私兵
7 わたしゃ結構、変態さんが好きなんだけどねぇ…
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「いくら王立騎士団やフィリアム商会が規模が大きくたって…、やってくるすべての人を、採用する
事はできない。
適正だってあるしね…。
だから今回の法案が通って、少し安心してるのよ。
これで…身分証のない人にも、身分を作りやすくなったから…」
「いや~、それでも結局、王立騎士団とフィリアム商会に来ると思いますけど?(ダイヤ)」
「え~」
「だって…オレら実際いて、わかりますもん。
オレらみたいなのに、人間の扱いをしてくれる人…案外少ないんですよ(スペード)」
「そっかな~」
「奥様は…オレらみたいな世界にいた人間が、どういう扱いをされるか、今一つわかってないん
ですよね(ジェード)」
まあ…確かにね…。
色々間口が広くなったと…思いたいんだけどなぁ…。
「でも奥様ぁ、そうなると…ファルメニウス公爵家の募集も凄そうですね!!(ハート)」
「う~ん…、ファルメニウス公爵家は基本的に…募集ってかけないこと多いのよね」
「そうなんっすか?(クローバ)」
「ええ。
結構昔に…大規模に入れ替えた時があってね。
その時はさすがに、使用人と護衛騎士の募集をかけたらしいけど…。
それ以降は、その時採用された人たちの伝手…で、だいたい埋まっちゃうから。
あと待遇が良いから、退職する人も、滅多に出ないのよ」
「でしょうなぁ(ジョーカー)」
「じゃ、アタシら凄い倍率で入ってきたのね~(ハート)」
「気を引き締めんとな!!(スペード)」
「だな!!(ダイヤ)」
子供たちの無事も確認しつつ、月の家での楽しい会話は終わった…。
さて、次は…。
----------------------------------------------------------------------------------------
「ご迷惑をおかけいたしまして、本当に申し訳ございませんでした」
深々~と頭を下げる、クローバ。
相手は…太陽の家で、散々変態プレイをご披露してくださった、スージーさんのお知り合いたち…。
恩赦の件は新聞に載ったから…、私としっかり和解して、もう悪い人間じゃないよと説明した。
「そーなのねぇ、だったら…こっちから何か言う気は無いわ。
皆結局…すぐに無罪放免になったし…」
これは私がギリアムを説得した。
けが人も出なかったしね…。
クローバは…ここの皆と最初から意気投合したこともあり、すぐに溶け込んでしまった。
「ありがとうございます、みなさん」
「あら、いいのよ~。
オルフィリア公爵夫人には、本当に良くしてもらっているから~」
「そうそう、助かってるわ~」
スージーさんもそうだが、他の皆さんの契約状況も酷かったから…全部まとめて適正に直したんだよね。
そしたら…めっちゃ感謝されて、行くたびに色々サービスしてくれている。
「良かったらまた、ショーを見ていってよ!!」
そう言ってくれるのは、大変うれしいのだが…この人たちのショーは人を選ぶからなぁ…。
私がそんなことを考えていたら、
「奥様、奥様ぁっ!!」
何やら奥から、クローバの威勢のいい声。
「は~~~~いっ!!不詳クローバ!!
みんなを代表して、奥様のためにぃ!!踊りま―――――――スっ!!」
そう言って現れたクローバの姿は…すっごい似合わない厚化粧に、パツパツのちっせえシャツと…どう
見てもミニスカにしか見えない、スカート…丈が10㎝ぐらいしかない…そして…まあ…予想通りと
言えば予想通りなのだが…。
下半身が、パンツ吐いているんだが、脇からはみ出しまくって…ほぼ…もろだしっつーか、
丸出しっつーか…。
いや…私は好きだからいいんだけどさ。
他のメンバーが音もなく動いたぞ、オイ。
そして私の目は…ジョーカーに塞がれる。
…世界一要らん配慮や。
今更男の丸出しなぞ見ても、何とも思わんわ。
「申し訳ありませんねぇ、奥様…。
あの無粋極まりない物は、すぐに消去しますので、ご容赦を…」
いや…消去しなくていいぞ、別に。
私の前世は、丸出し男と一緒に色々するのが仕事だったんだから。
そんなことを思っていたら、耳に聞こえてきた、他のメンバーの声…。
「てめぇ!!何シレっと、オレらを変態の仲間入りさせてんだ、コラぁっ!!(スペード)」
「おまけに、なんつーきったねぇもん、奥様の目にさらしてんだ、クソが!!(ハート)」
「脳筋は許すが、変態は許さん!!(ダイヤ)」
何だが…ぶん殴られる音がする…。
そしてジェードが…私の横で大笑いしているのが聞こえる…。
しばしのち…ボコボコになったクローバが私の前に座らされる。
服はもちろん、着替えていた。
「そんなに大事にしないでよ。
クローバは私を喜ばそうとしてくれただけだって、わかってるから」
と言えば、
「オレの味方は、奥様だけだぁ」
などと、泣き出す。
「奥様…お言葉ですが、この脳筋をあんまり甘やかさないでください(スペード)」
「そうですよ…、今後の調教に差し支えます(ダイヤ)」
……調教って言ってる…。
「いっそのこと、ちょん切りますかぁ?アタシ上手いですよぉ(ハート)」
シャレんならん事、言っとる…。
「だから、大事にしなくていいってば。
クローバも、皆が嫌がることは、控えてね。
アナタがここの人たちと、個人的に付き合うのは自由だからさ」
「奥様、優しいぃぃ!!」
なんか、感動してるよ…。
当たり前だと思うんだけど…。
「まあひとまず…これで個人的な所は終わりね」
「個人的な所?」
「そ、私が考える、アナタたちが個人的にお礼や謝罪、顔見せなんかしなきゃいけない所…かな」
「なるほど…」
「今日の所は、ひとまずこんな感じね…。
あとは、明日以降の事を、また帰ってから話しましょう」
そして…私たちはファルメニウス公爵家に帰ってきた。
今日はギリアムが、夜の訓練を担当するため、帰宅は深夜になる。
だから…私はフィリー軍団と食事をとることにした。
「いっただっきまーす」
みんなで一斉に、料理を食べる。
そして食べ終わってから…今後の話を始めた。
「まず…近々王立騎士団に行って、アナタたちのお披露目をするわ。
腕試しするかはわからないけど…高い確率ですることになると思っておいて。
王立騎士団は実力本位主義だから」
「任せてください!!奥様!!」
そう言ってくれると、嬉しい。
「あと…この前話した、ケイシロンの事でね…。
補足しておいた方が、いい事があるから、それを聞いてちょうだい。
私の方針は変わらないけど、近衛騎士団の事があるから、今後全く関わらないわけにも、
行かないと思うの」
「何ですか?」
私は…ルリーラ夫人がフィリー軍団を嫌う理由を、一部私の憶測も入ると前置きしたうえで
話した。
「そのようなことが…(ジョーカー)」
「そうよ、だから…向こうが嫌うのはむしろ当たり前なの…けど…。
それで私に言う事を聞かせようとするのは、絶対間違っている」
「そりゃーそうですよ、奥様…だいたいそんな話、裏社会にはゴロゴロありますよ(ダイヤ)」
「そーよねー(ハート)」
うん、やっぱり私の勘は間違っていなかった。
こいつ等…甘くない!!いいねぇ…。
「マギーがアンタたちを嫌うのも、信用できないのも、私は当然だと思っている。
私は育ってきた経緯が経緯だから、かなり強かで図太いけど…あの子は所詮お嬢さまだからね。
実際に襲われた私より、あの子の方が傷ついているのも、わかるのよ」
「でもそれを…私に意見までは許せるとしても、追い出せ…は筋違い。
私はアナタたちを仲間として迎えると、自分で決めた…これは揺るがない私の決定。
だからあなた達が怖いなら、それは私との付き合いをどうするか…マギーが決めるべき
事なのよ」
「間違ってませんよ、奥様…(ジェード)」
「ありがとう、みんな…。
じゃあ、今日はこれで終わりにするから、みんな帰ってゆっくり休んで…」
そう言って…私は彼らの姿が見えなくなるまで、その場に立っていた…。
私が自室に戻ろうとすると、フォルトが黙って立っていた。
「……ローエン閣下の事、話したいのなら、今なら聞くわよ。
ただし…ギリアムが帰ってくるまでの間だけよ」
こうすれば…時間は制限されるから、話が長くならない。
「ありがとうございます、奥様…」
フォルトは黙ってエマと共に、お茶を入れる。
ローエンはテオルドにとってもだが、フォルトにとっても恩師だからね。
「まず…20年以上前に起こった事件なら、ギリアムから聞いた。
省いてちょうだい」
するとフォルトとエマは驚いて、
「ご存知でしたか…奥様…」
「ええ…ルリーラ夫人は決して質の悪い人じゃないのに、こだわりすぎ…って思ったから、
過去に何かあったんじゃないかと思ってね」
「そうですか…」
「でも…私はあの二人に言った決定を、覆す気は無いわ。
そもそも私の私兵がファルメニウス公爵家にとって、絶対必要な訳は話したでしょう?」
「はい…」
「それにね…ルリーラ夫人が私にあんな態度を取った理由は…過去の事もあるけど、
すごーく利己的な理由があるってことも、私にはわかるの。
だから…必要最低限の付き合いしかしたくなくなった。
まして私は…ケイシロン公爵夫人に必要以上の気を使わなきゃいけない立場じゃないんだから」
ここまで一気に言う。
話はさっさとしないとね。
事はできない。
適正だってあるしね…。
だから今回の法案が通って、少し安心してるのよ。
これで…身分証のない人にも、身分を作りやすくなったから…」
「いや~、それでも結局、王立騎士団とフィリアム商会に来ると思いますけど?(ダイヤ)」
「え~」
「だって…オレら実際いて、わかりますもん。
オレらみたいなのに、人間の扱いをしてくれる人…案外少ないんですよ(スペード)」
「そっかな~」
「奥様は…オレらみたいな世界にいた人間が、どういう扱いをされるか、今一つわかってないん
ですよね(ジェード)」
まあ…確かにね…。
色々間口が広くなったと…思いたいんだけどなぁ…。
「でも奥様ぁ、そうなると…ファルメニウス公爵家の募集も凄そうですね!!(ハート)」
「う~ん…、ファルメニウス公爵家は基本的に…募集ってかけないこと多いのよね」
「そうなんっすか?(クローバ)」
「ええ。
結構昔に…大規模に入れ替えた時があってね。
その時はさすがに、使用人と護衛騎士の募集をかけたらしいけど…。
それ以降は、その時採用された人たちの伝手…で、だいたい埋まっちゃうから。
あと待遇が良いから、退職する人も、滅多に出ないのよ」
「でしょうなぁ(ジョーカー)」
「じゃ、アタシら凄い倍率で入ってきたのね~(ハート)」
「気を引き締めんとな!!(スペード)」
「だな!!(ダイヤ)」
子供たちの無事も確認しつつ、月の家での楽しい会話は終わった…。
さて、次は…。
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「ご迷惑をおかけいたしまして、本当に申し訳ございませんでした」
深々~と頭を下げる、クローバ。
相手は…太陽の家で、散々変態プレイをご披露してくださった、スージーさんのお知り合いたち…。
恩赦の件は新聞に載ったから…、私としっかり和解して、もう悪い人間じゃないよと説明した。
「そーなのねぇ、だったら…こっちから何か言う気は無いわ。
皆結局…すぐに無罪放免になったし…」
これは私がギリアムを説得した。
けが人も出なかったしね…。
クローバは…ここの皆と最初から意気投合したこともあり、すぐに溶け込んでしまった。
「ありがとうございます、みなさん」
「あら、いいのよ~。
オルフィリア公爵夫人には、本当に良くしてもらっているから~」
「そうそう、助かってるわ~」
スージーさんもそうだが、他の皆さんの契約状況も酷かったから…全部まとめて適正に直したんだよね。
そしたら…めっちゃ感謝されて、行くたびに色々サービスしてくれている。
「良かったらまた、ショーを見ていってよ!!」
そう言ってくれるのは、大変うれしいのだが…この人たちのショーは人を選ぶからなぁ…。
私がそんなことを考えていたら、
「奥様、奥様ぁっ!!」
何やら奥から、クローバの威勢のいい声。
「は~~~~いっ!!不詳クローバ!!
みんなを代表して、奥様のためにぃ!!踊りま―――――――スっ!!」
そう言って現れたクローバの姿は…すっごい似合わない厚化粧に、パツパツのちっせえシャツと…どう
見てもミニスカにしか見えない、スカート…丈が10㎝ぐらいしかない…そして…まあ…予想通りと
言えば予想通りなのだが…。
下半身が、パンツ吐いているんだが、脇からはみ出しまくって…ほぼ…もろだしっつーか、
丸出しっつーか…。
いや…私は好きだからいいんだけどさ。
他のメンバーが音もなく動いたぞ、オイ。
そして私の目は…ジョーカーに塞がれる。
…世界一要らん配慮や。
今更男の丸出しなぞ見ても、何とも思わんわ。
「申し訳ありませんねぇ、奥様…。
あの無粋極まりない物は、すぐに消去しますので、ご容赦を…」
いや…消去しなくていいぞ、別に。
私の前世は、丸出し男と一緒に色々するのが仕事だったんだから。
そんなことを思っていたら、耳に聞こえてきた、他のメンバーの声…。
「てめぇ!!何シレっと、オレらを変態の仲間入りさせてんだ、コラぁっ!!(スペード)」
「おまけに、なんつーきったねぇもん、奥様の目にさらしてんだ、クソが!!(ハート)」
「脳筋は許すが、変態は許さん!!(ダイヤ)」
何だが…ぶん殴られる音がする…。
そしてジェードが…私の横で大笑いしているのが聞こえる…。
しばしのち…ボコボコになったクローバが私の前に座らされる。
服はもちろん、着替えていた。
「そんなに大事にしないでよ。
クローバは私を喜ばそうとしてくれただけだって、わかってるから」
と言えば、
「オレの味方は、奥様だけだぁ」
などと、泣き出す。
「奥様…お言葉ですが、この脳筋をあんまり甘やかさないでください(スペード)」
「そうですよ…、今後の調教に差し支えます(ダイヤ)」
……調教って言ってる…。
「いっそのこと、ちょん切りますかぁ?アタシ上手いですよぉ(ハート)」
シャレんならん事、言っとる…。
「だから、大事にしなくていいってば。
クローバも、皆が嫌がることは、控えてね。
アナタがここの人たちと、個人的に付き合うのは自由だからさ」
「奥様、優しいぃぃ!!」
なんか、感動してるよ…。
当たり前だと思うんだけど…。
「まあひとまず…これで個人的な所は終わりね」
「個人的な所?」
「そ、私が考える、アナタたちが個人的にお礼や謝罪、顔見せなんかしなきゃいけない所…かな」
「なるほど…」
「今日の所は、ひとまずこんな感じね…。
あとは、明日以降の事を、また帰ってから話しましょう」
そして…私たちはファルメニウス公爵家に帰ってきた。
今日はギリアムが、夜の訓練を担当するため、帰宅は深夜になる。
だから…私はフィリー軍団と食事をとることにした。
「いっただっきまーす」
みんなで一斉に、料理を食べる。
そして食べ終わってから…今後の話を始めた。
「まず…近々王立騎士団に行って、アナタたちのお披露目をするわ。
腕試しするかはわからないけど…高い確率ですることになると思っておいて。
王立騎士団は実力本位主義だから」
「任せてください!!奥様!!」
そう言ってくれると、嬉しい。
「あと…この前話した、ケイシロンの事でね…。
補足しておいた方が、いい事があるから、それを聞いてちょうだい。
私の方針は変わらないけど、近衛騎士団の事があるから、今後全く関わらないわけにも、
行かないと思うの」
「何ですか?」
私は…ルリーラ夫人がフィリー軍団を嫌う理由を、一部私の憶測も入ると前置きしたうえで
話した。
「そのようなことが…(ジョーカー)」
「そうよ、だから…向こうが嫌うのはむしろ当たり前なの…けど…。
それで私に言う事を聞かせようとするのは、絶対間違っている」
「そりゃーそうですよ、奥様…だいたいそんな話、裏社会にはゴロゴロありますよ(ダイヤ)」
「そーよねー(ハート)」
うん、やっぱり私の勘は間違っていなかった。
こいつ等…甘くない!!いいねぇ…。
「マギーがアンタたちを嫌うのも、信用できないのも、私は当然だと思っている。
私は育ってきた経緯が経緯だから、かなり強かで図太いけど…あの子は所詮お嬢さまだからね。
実際に襲われた私より、あの子の方が傷ついているのも、わかるのよ」
「でもそれを…私に意見までは許せるとしても、追い出せ…は筋違い。
私はアナタたちを仲間として迎えると、自分で決めた…これは揺るがない私の決定。
だからあなた達が怖いなら、それは私との付き合いをどうするか…マギーが決めるべき
事なのよ」
「間違ってませんよ、奥様…(ジェード)」
「ありがとう、みんな…。
じゃあ、今日はこれで終わりにするから、みんな帰ってゆっくり休んで…」
そう言って…私は彼らの姿が見えなくなるまで、その場に立っていた…。
私が自室に戻ろうとすると、フォルトが黙って立っていた。
「……ローエン閣下の事、話したいのなら、今なら聞くわよ。
ただし…ギリアムが帰ってくるまでの間だけよ」
こうすれば…時間は制限されるから、話が長くならない。
「ありがとうございます、奥様…」
フォルトは黙ってエマと共に、お茶を入れる。
ローエンはテオルドにとってもだが、フォルトにとっても恩師だからね。
「まず…20年以上前に起こった事件なら、ギリアムから聞いた。
省いてちょうだい」
するとフォルトとエマは驚いて、
「ご存知でしたか…奥様…」
「ええ…ルリーラ夫人は決して質の悪い人じゃないのに、こだわりすぎ…って思ったから、
過去に何かあったんじゃないかと思ってね」
「そうですか…」
「でも…私はあの二人に言った決定を、覆す気は無いわ。
そもそも私の私兵がファルメニウス公爵家にとって、絶対必要な訳は話したでしょう?」
「はい…」
「それにね…ルリーラ夫人が私にあんな態度を取った理由は…過去の事もあるけど、
すごーく利己的な理由があるってことも、私にはわかるの。
だから…必要最低限の付き合いしかしたくなくなった。
まして私は…ケイシロン公爵夫人に必要以上の気を使わなきゃいけない立場じゃないんだから」
ここまで一気に言う。
話はさっさとしないとね。
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