笑顔の絶えない世界~道楽の道化師の軌跡~

マーキ・ヘイト

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第六章 冒険編 出来損ないの小鳥

フォルスの過去 青年編

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 「ここは……何処だ……」



 フォルスは真っ暗な場所にいた。闇で覆われ、何も見えない。



 「……う、動けない!!」



 うつ伏せに倒れており、体を動かそうにも指一本動かせなかった。また、目は閉じる事が出来ず開きっぱなしの状態だ。



 「いったい……何がどうなっているんだ!?」



 何とか動かそうと体を揺すったり、お腹に力を入れるなど様々な行為を試みるが、全て無意味に終わった。



 「クソッ!!何とかならないのか…………ん、何だ?」



 体を動かそうとするフォルスから、何か液体が流れ出てくる。



 「これは…………血!?」



 鮮血に彩られた液体が、フォルスの体から辺り一面に広がっていく。



 「何で……何でこんな!?…………誰だ?」



 訳が分からず混乱していると、うつ伏せになって倒れているフォルスを、じっと見つめる存在に気がついた。



 「誰なんだ!?頼む助けてくれ!!動けないんだ!」



 首すら動かせないフォルスだったが、誰かの鉤爪が視線に入っていた。その鉤爪の持ち主に助けを求める。



 「ピー?、ピー!、ピー!」



 「ひ、雛だと!?」



 聞こえたのは雛の声であった。とても若々しく、甲高い声がフォルスの耳に届く。



 「な、何故……こんな所に雛が……」



 雛の姿を見ようとするが、首は動かない。しかしここで、目だけは動かせる事に気がついた。



 「良し!これで何とか…………何!?」



 フォルスが動かした目線の先にいたのは、自分であった。雛の時の自分が今の自分をじっと見つめていた。



 「ピー、ピー、ピー!」



 「何で……何で俺が目の前に!!」



 気持ち悪い。吐き気がする。何故だか分からないが、雛の時の自分を見ていると酷く気分が悪くなる。



 「見るな……見るな……俺を見るんじゃねぇ!!」



 胸がどんどん苦しくなっていく。息も荒くなり、目の前が真っ暗になった。







***







 「うわあああああ!!!」



 フォルスは大声を上げながら目を覚まし、体を起こした。



 「はぁ……はぁ……夢か……」



 フォルスは額から出た汗を拭い取り、荒くなった息を整えた。



 「またあの夢…………何でなんだ……」



 何度も繰り返し見続けている。小さい頃はそこまで酷くは無かったが、最近は頻繁に見る様になった。



 「フォルスちゃん!叫び声が聞こえたけど大丈夫かい!?」



 「ああ、大丈夫だよお婆ちゃん」



 フォルスの大声に心配して、顔を出したのはトハであった。あの事件から二十年、事件をきっかけに族長達は山脈の里を離れ、現在のヘルマウンテンの麓に移住していた。さらにトハは、族長の側近を辞めてフォルスの子育てに専念する事になった。



 「そうかい……あ、もうすぐ朝御飯が出来るからね」



 「いやいい、いらない」



 フォルスは起き上がると、朝食を取らず玄関へと歩いて行く。



 「えっ、でも折角作ったんだから一口だけでも…………」



 「悪いけど……お腹空いてないから……」



 そう言うとフォルスは、家を後にした。



 「…………やっぱりわしにはフォルスちゃんを育てる資格は無いよ……」



 トハは、雛から小鳥になった時のフォルスを思い出していた。







 ねぇねぇ、お婆ちゃん……。



 ん、どうしたのフォルスちゃん?



 どうして僕にはお母さんや、お父さんがいないの?



 !!…………それは……お父さんは、フォルスちゃんが産まれる前に病気で亡くなっちゃってね…………お母さんは……産んだ後に病気でね……。



 二人供病気だったの?



 ……あ、ああそうだよ……。



 ふーん、そっか…………。



 …………やっぱりお父さんやお母さんがいないと寂しい?



 ううん、僕にはお婆ちゃんがいるから寂しく無いよ!



 ……ありがとうね。



 お婆ちゃん、泣いてるの?



 あはは、嬉し涙だよ…………。







 「わしは、母親の代わりにはなれないようだね……」



 トハの言葉は、酷く悲しくそしてとても、か細い物であった。







***



 「はぁー…………」



 家から出たフォルスは、歩きながら深いため息をついた。



 「おーい、フォルス!」



 空を見上げるとこちらに向かって、飛んで来る者がいた。



 「ん?……ああ、ビントか……」



 「どうしたんだよ、何か元気無いな」



 飛んで来たのは、小さい頃から仲良くしている幼なじみのビントである。ビントは、暗い表情を浮かべるフォルスに話し掛けて来た。



 「何でも無い。ちょっと悪い夢を見ただけだ……」



 「夢って……また例の夢か?」



 フォルスは小さい頃から見ている夢を、既にビントに話していた。



 「そうだよ……」



 「ほんと、何なんだろうな?小さい頃から見てるけど、何か意味があるのかね?」



 「知らねぇよ!!」



 朝から夢にうなされて、最悪の気分だったフォルスは、声をあらげる。



 「怒んなよ…………やっべ、煩いのが来たぞ」



 「聞こえたよ!誰が煩いだって?」



 フォルスとビントが話していると、もう一人の幼なじみである雌の鳥人が飛んで来た。



 「いやー、そんな事をクク様に言う訳無いじゃないですか!」



 「あんたはいつもわざとらしいんだよ!」



 雌の鳥人はククであった。ククは、ビントの頭を拳で殴る。



 「痛ーー!!何しやがる暴力女!」



 「あんたがふざけた真似するから、お灸を据えてやったのさ」



 殴られた頭を擦るビントに、やってやったと誇らしげなクク。そんな二人を見て、フォルスは言う。



 「本当に仲良いなお前ら二人」



 「は、はぁ!?な、何言ってるのさ!!あたしは幼なじみとして、仕方なくこいつに付き合っているだけさ!」



 「はぁーん、それなら俺だって幼なじみとして、殴られてやってるだけだもんねー!」



 フォルスの言葉に羽をピンクに染めるククに対して、好戦的なビント。



 「はぁー、俺はもう行くからな……」



 「あ、ちょっと待てよフォルス!」



 「置いてかないでよ!」



 どんどん先に進んでしまうフォルスの後を、追いかけるビントとクク。



 「そう言えば、もうすぐだな」



 「ん、何がだ?」



 フォルス達が里を歩いていると、ビントがふと口にした。



 「成人の儀だよ。二十歳になる鳥人の伝統行事、これを経て皆大人になっていくんだ」



 「まさか、忘れてたの?今年は、あたし、フォルス、ビントの三人が参加する事になってるのよ」



 成人の儀は、鳥人の里が生まれてからずっと行われてきた事であり、その内容は二十歳の若者が無病息災を願い、里全員の目の前で飛び上がり、里を一周する事になっている。



 「……忘れてねぇよ」



 「まぁ、この里に移住してからは、上昇気流のお陰で簡単に飛べるから、楽勝だな」



 「ええ、そうね」



 二人が笑顔を浮かべている中、フォルスだけは未だに暗い表情を浮かべていた。





 

***







 「はぁーー!!!」



 二人と別れた後、フォルスは里の人目がつかない場所で一人、飛ぶ練習をしていた。



 「ぐっ……!!」



 フォルスが翼を広げ、上昇気流に身を任せて飛ぼうとするがその瞬間、脳内にあの時の夢の光景がフラッシュバックし、飛べずにいた。



 「(あの雛は間違いなく俺だ……じゃあいったい、その目の前に倒れているのは誰なんだ!)」



 脳内に浮かび上がるのは、二人の鳥人。一人は雛の頃の自分、しかしもう一人のうつ伏せになって倒れている鳥人が誰かは分からなかった。



 「(成人の儀は明日…………もう隠すのは無理かもしれないな)」



 族長は掟や誇りに厳しくなっていた。フォルスの母親が亡くなってしまった事で、トハという頼る頭脳を失い自身の考えの下、切回す様になった結果が今の族長を作り上げた。



 「(これは…………覚悟を決めないとな……)」



 運命の日は刻一刻と迫っていた。







***







 「族長、こちらへ」



 「うむ……」



 成人の儀当日、里全体が盛り上がりまるでお祭り騒ぎみたいになっていた。鳥人全員が一ヶ所に集まり、族長も専用の椅子に腰を掛ける。



 「皆の衆、この成人の儀によく集まってくれた。今回の儀で、三人の若者が大人の仲間入りを果たすであろう。その勇姿を目に焼き付けるのだ」



 里の全員で取り囲むその中心に、フォルス、ビント、ククの三人がいた。



 「何だか緊張するな……」



 「全員に見られていると思うと特にね……」



 「…………」



 少し緊張気味のビントとククに対して、フォルスは時が来るのを待っていた。



 「ではまずビント、飛んでみるのだ」



 「はい!」



 族長の言葉に従い、飛ぶ姿勢を取るビント。沈黙が流れ、誰一人として言葉を発する事は無い。



 「…………はぁーー!!」



 ビントは大きく翼を広げ、上昇気流に身を任せる。そして見事に空高く飛び上がり、里を一周した。



 「や、やった!!」



 「見事だビント、これでお前も晴れて大人になれたという訳だな」



 「ありがとうございます!」



 族長に褒められ、里の全員からもお祝いの拍手が送られる。



 「へへっ、楽勝だったな」



 「何言っているんだ。緊張してガチガチだったくせに」



 ビントはフォルス達の下に戻り、余裕の表情を見せつけた。



 「さて、次はククの番だな」



 「は、はい!」



 「へへ、失敗するなよ」



 「うるさい!」



 ビントの煽りを小声で対処し、気持ちを整える為に深呼吸をする。何度か繰り返した後、飛ぶ姿勢を取った。



 「はぁーー!!」



 ククは翼を大きく広げ、上昇気流に身を任せる。そして見事、空高く舞い上がり里を一周した。



 「完璧ね!」



 「素晴らしい。とても優雅で美しかったぞ」



 「ありがとうございます!」



 ククも同様に族長に褒められ、里の全員からお祝いの拍手が送られた。



 「ふふん、どうだった?」



 「ま、まあまあなんじゃねぇの……」



 ククはフォルス達の下に戻り、余裕の表情を見せつけた。



 「では最後に…………フォルス」



 「…………」



 「大丈夫だフォルス、俺達でも出来たんだからお前にも出来るさ」



 「焦らず落ち着いて飛ぶんだよ」



 二人のアドバイスはフォルスの耳には入っていなかった。只目の前の事に人生の全てをぶつけようとしていた。



 「…………」



 静寂が場を支配する。無言が続き、時間だけが過ぎていく。そして……。



 「はぁーーー!!!」



 フォルスは大きく翼を広げ、上昇気流に身を任せる。だがしかし、脳内にフラッシュバックが起きる。



 「ぐっ…………!」



 体が痙攣し始める。フォルスは、広げていた翼を閉じた。



 「…………どうした?」



 「…………飛べません」



 「何!?」



 族長、ビント、クク、そしてトハを含め、里全体がざわめき出した。



 「おい、嘘だろフォルス!!嘘だと言ってくれ!!」



 「笑えない冗談は止めろ!!」



 「…………」



 側にいた二人がフォルスを問い詰める。しかし、フォルスは俯いたまま何も答えなかった。



 「静粛に!!」



 族長の一喝で里全体のざわめきが収まった。



 「今の言葉は本当なのか?」



 「はい…………」



 「ぞ、族長様!こいつ疲れているんですよ。昨日だって、悪い夢を見たとか何とかで体調が優れていませんでした。なぁ、そうだろ?」



 「え……あ……そ、そうなんですよ!昨日から浮かない顔してて……あ、だからあんな暗い表情してたんだね。それじゃあ、いきなり飛ぶのは難しいってもんだよ!」



 突然の出来事に、どうにかフォローを入れる二人だが、苦しい言い訳なのは明白であった。



 「…………そうか……ではこの案件は一時的に保留とする!!…………フォルス、明日の昼にでもワシの下を訪ねるのだ……よいな?」



 「…………はい」



 族長の判断で何とか場を収め、フォルスに明日の昼に来る様に命じた。



 「これにて成人の儀は終了とする!!各自、持ち場に戻るのだ!!」



 フォルスにとっての運命の日は、こうして幕を閉じたのであった。
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