110 / 300
第八章 冒険編 狂乱の王子ヴァルベルト
成長
しおりを挟む
「本当に行かれてしまうのですか?」
真緒達は現在、“アンダータウン”に繋がる洞窟の入口にいた。見送りとしてスゥー、ケイ、それとケイがスゥーの家政婦として勤める為に連れて来たイウの三人がいた。
「はい、色々とお世話になりました」
「何を言うのですか!?お礼を言うのはこちらです!」
助けた筈の真緒がお礼を述べた事に、驚いてしまうスゥー達。
「いえ、私も今回の出来事のお陰で自分自身を見つめ直す事が出来ました。そう言う意味でも、感謝しているんです」
「マオさん…………」
「でも、本当に行くのか?“ピースマーシュ”にはあの四天王の一人、ヴァルベルトがいるんだぞ……」
真緒達の身を心配し、止めに入るケイ。
「危険は承知です。例え四天王がいるのだとしても、私達は進まなければ行けません」
「…………そうか、ならばもう何も言う事は無い。お前達の武運を祈る」
「ケイさん、ありがとうございます」
こんなにも自分を心配してくれるケイに、感謝する真緒。
「もぉー、お兄ちゃんは心配性だな。この人達なら大丈夫だよ!」
「お前なー、どうしてそんな事が言えるんだよ?相手はあの四天王だぞ、命がいくつあっても足りない……」
「そんな怯えた姿勢だから、暗い考えしか思い付かないんだよ。物事はもっと明るく楽しく考えないとね!」
「はぁー、お前って奴は……」
ケイは、楽観的な考えのイウに頭を悩ませる。
「イウさん、これから町の人達と一緒に頑張って下さいね」
「当たり前よ!!私はお兄ちゃんと違って、相手の事も考えて行動するからね」
「お前はいつも一言余計だ!」
自慢気に語るイウの頭を、コツンと軽く叩いた。
「痛い!そうやってすぐ手が出る癖、直した方が良いよ!!」
「ふん、お前の余計な一言には言われたく無い」
「何ですって!?」
「はいはい、お二人供そこまでですよ」
一触即発の雰囲気だった二人を、止めに入るスゥー。
「それでは行かれる前に、こちらをお受け取り下さい」
「これって…………!!」
スゥーが懐から取り出して、真緒達に手渡したのは一枚の紙切れだった。勿論、只の紙切れでは無い。
「約束の“アーメイデの魔導書”の引きちぎられたページです」
「ほ、本当に良いんですか!?」
「はい、元々そういう約束でこの町を救って下さったのですから」
「そ、それじゃあ……遠慮無く……」
真緒は、隣にいたリーマに引きちぎられたページを手渡した。
「…………!!」
「ま、眩しい……!」
リーマが引きちぎられたページを受け取った瞬間、持っていた魔導書が光輝き、引きちぎられたページと重なり合いやがて光が収まると、魔導書は前よりも分厚く変わっていた。
「……や、やりました!!やりましたよ皆さん!!」
「それで、今回はどんな魔法が追加されたの?」
「あ、ええっとですね……」
リーマは魔導書に新たに追加されたページを黙読していく。
「…………風属性魔法ですね!」
「ねぇねぇ、ちょっと試して見ようよ!」
「それではこちらで試されてはどうでしょうか?」
そう言うとスゥーは右手を軽く挙げると、幾つもの氷が集まり一度戦った事のある氷像を作り出した。
「こ、これはあの時苦戦した氷像……」
「強さはあの時と全く同じにしております」
「リーマ……」
「リーマ、無理して試す事無いんだぞ。これから先試す機会はいくらでも……「いえ!」……」
「やらせて下さい……」
リーマの一言にその場の全員が沈黙する。静寂が場を支配し、緊張が流れる。
「……“ウィンドカッター”!!」
リーマの魔導書から、目に見えないむすうの風の刃が生み出され、氷像目掛けて飛んで行った。そして、氷像の頭、体、手、足とそれぞれの部分が切り落とされた。
「す、凄いよリーマ!!」
「私、やりました!氷像を倒す事が出来ました!!」
意図も簡単に倒す事に成功し、あまりの嬉しさに思わず抱き合う真緒とリーマ。
「いや~、これで戦力は大幅アップですね~」
「風属性魔法だと、私の息でも凍らせる事は出来ませんね」
「凄いな……」
「本当だなぁ……」
その光景に素直に驚く者もいれば、その光景に焦りを感じる者もいた。
「もう今までの役立たずの私ではありません。これからは、前衛でガンガン活躍して見せますからね!」
「そ、そうか……」
「ぞれは楽じみだなぁ……」
純粋な笑みを浮かべるリーマに、苦笑いをする二人。
「そう言えば、これまでの活躍で皆さんのLvも上がったんじゃないでしょうか~?」
「本当ですか!?」
「い、今すぐ調べてくれ!!」
「エジタスざん、お願いだぁ!!」
エジタスの何気ない一言が三人に火を付けた。特に、フォルスとハナコは切羽詰まった表情をしていた。
「慌てないで下さい。順番に調べて行きますからね……スキル“鑑定”」
サトウ マオ Lv15
種族 人間
年齢 17
性別 女
職業 目覚めし勇者
HP 950/950
MP 730/730
STR 495
DEX 420
VIT 365
AGI 635
INT 530
MND 535
LUK 900
スキル
鑑定 ロストブレイク 過去への断罪 フィーリングストライク
魔法
“New”光魔法
称号
過去を克服せし者 お人好し
リーマ Lv20
種族 人間
年齢 15
性別 女
職業 魔法使い
HP 250/250
MP 400/400
STR 20
DEX 160
VIT 90
AGI 105
INT 300
MND 190
LUK 100
スキル
なし
魔法
音魔法 改変魔法
称号
なし
所持品
アーメイデの魔導書
ハナコ Lv21
種族 熊人
年齢 16
性別 女
職業 武闘家
HP 185/185
MP 50/50
STR 205
DEX 150
VIT 185
AGI 120
INT 40
MND 100
LUK 90
スキル
熊の一撃
魔法
なし
称号
破壊者 大食い
フォルス Lv30
種族 鳥人
年齢 35
性別 男
職業 アーチャー
HP 220/220
MP 160/160
STR 65
DEX 260
VIT 100
AGI 130
INT 80
MND 140
LUK 120
スキル
ロックオン 急所感知
魔法
風属性魔法
称号
なし
「うわぁ!私こんなにも成長していたんだ!?」
「やっぱりマオさんは、勇者ですから私達とは桁が違いますね!」
「いやー、そういうリーマだって魔法のレパートリーが豊富だよ!」
「いえいえ、私なんかまだまだですよー!」
「…………」
「…………」
真緒とリーマが喜び合っている中、フォルスとハナコが思い詰めた表情を浮かべるが、二人は気が付く事は無かった。
「それでは私達はそろそろ行きます」
「皆様のご活躍、心から応援しております」
「またいつでも遊びに来てくれ!」
「私達はここでずっと暮らしているからね!!」
「はい、必ずまた会いに行きます!それまで、お元気で!!」
こうして真緒達は、スゥー達に別れを告げて四天王の一人、ヴァルベルトが待つという安らぎの沼“ピースマーシュ”へと足を運ぶのであった。
「…………」
「…………」
だがこの時、真緒は気付くべきであった。仲間達の小さな綻びに…………。
真緒達は現在、“アンダータウン”に繋がる洞窟の入口にいた。見送りとしてスゥー、ケイ、それとケイがスゥーの家政婦として勤める為に連れて来たイウの三人がいた。
「はい、色々とお世話になりました」
「何を言うのですか!?お礼を言うのはこちらです!」
助けた筈の真緒がお礼を述べた事に、驚いてしまうスゥー達。
「いえ、私も今回の出来事のお陰で自分自身を見つめ直す事が出来ました。そう言う意味でも、感謝しているんです」
「マオさん…………」
「でも、本当に行くのか?“ピースマーシュ”にはあの四天王の一人、ヴァルベルトがいるんだぞ……」
真緒達の身を心配し、止めに入るケイ。
「危険は承知です。例え四天王がいるのだとしても、私達は進まなければ行けません」
「…………そうか、ならばもう何も言う事は無い。お前達の武運を祈る」
「ケイさん、ありがとうございます」
こんなにも自分を心配してくれるケイに、感謝する真緒。
「もぉー、お兄ちゃんは心配性だな。この人達なら大丈夫だよ!」
「お前なー、どうしてそんな事が言えるんだよ?相手はあの四天王だぞ、命がいくつあっても足りない……」
「そんな怯えた姿勢だから、暗い考えしか思い付かないんだよ。物事はもっと明るく楽しく考えないとね!」
「はぁー、お前って奴は……」
ケイは、楽観的な考えのイウに頭を悩ませる。
「イウさん、これから町の人達と一緒に頑張って下さいね」
「当たり前よ!!私はお兄ちゃんと違って、相手の事も考えて行動するからね」
「お前はいつも一言余計だ!」
自慢気に語るイウの頭を、コツンと軽く叩いた。
「痛い!そうやってすぐ手が出る癖、直した方が良いよ!!」
「ふん、お前の余計な一言には言われたく無い」
「何ですって!?」
「はいはい、お二人供そこまでですよ」
一触即発の雰囲気だった二人を、止めに入るスゥー。
「それでは行かれる前に、こちらをお受け取り下さい」
「これって…………!!」
スゥーが懐から取り出して、真緒達に手渡したのは一枚の紙切れだった。勿論、只の紙切れでは無い。
「約束の“アーメイデの魔導書”の引きちぎられたページです」
「ほ、本当に良いんですか!?」
「はい、元々そういう約束でこの町を救って下さったのですから」
「そ、それじゃあ……遠慮無く……」
真緒は、隣にいたリーマに引きちぎられたページを手渡した。
「…………!!」
「ま、眩しい……!」
リーマが引きちぎられたページを受け取った瞬間、持っていた魔導書が光輝き、引きちぎられたページと重なり合いやがて光が収まると、魔導書は前よりも分厚く変わっていた。
「……や、やりました!!やりましたよ皆さん!!」
「それで、今回はどんな魔法が追加されたの?」
「あ、ええっとですね……」
リーマは魔導書に新たに追加されたページを黙読していく。
「…………風属性魔法ですね!」
「ねぇねぇ、ちょっと試して見ようよ!」
「それではこちらで試されてはどうでしょうか?」
そう言うとスゥーは右手を軽く挙げると、幾つもの氷が集まり一度戦った事のある氷像を作り出した。
「こ、これはあの時苦戦した氷像……」
「強さはあの時と全く同じにしております」
「リーマ……」
「リーマ、無理して試す事無いんだぞ。これから先試す機会はいくらでも……「いえ!」……」
「やらせて下さい……」
リーマの一言にその場の全員が沈黙する。静寂が場を支配し、緊張が流れる。
「……“ウィンドカッター”!!」
リーマの魔導書から、目に見えないむすうの風の刃が生み出され、氷像目掛けて飛んで行った。そして、氷像の頭、体、手、足とそれぞれの部分が切り落とされた。
「す、凄いよリーマ!!」
「私、やりました!氷像を倒す事が出来ました!!」
意図も簡単に倒す事に成功し、あまりの嬉しさに思わず抱き合う真緒とリーマ。
「いや~、これで戦力は大幅アップですね~」
「風属性魔法だと、私の息でも凍らせる事は出来ませんね」
「凄いな……」
「本当だなぁ……」
その光景に素直に驚く者もいれば、その光景に焦りを感じる者もいた。
「もう今までの役立たずの私ではありません。これからは、前衛でガンガン活躍して見せますからね!」
「そ、そうか……」
「ぞれは楽じみだなぁ……」
純粋な笑みを浮かべるリーマに、苦笑いをする二人。
「そう言えば、これまでの活躍で皆さんのLvも上がったんじゃないでしょうか~?」
「本当ですか!?」
「い、今すぐ調べてくれ!!」
「エジタスざん、お願いだぁ!!」
エジタスの何気ない一言が三人に火を付けた。特に、フォルスとハナコは切羽詰まった表情をしていた。
「慌てないで下さい。順番に調べて行きますからね……スキル“鑑定”」
サトウ マオ Lv15
種族 人間
年齢 17
性別 女
職業 目覚めし勇者
HP 950/950
MP 730/730
STR 495
DEX 420
VIT 365
AGI 635
INT 530
MND 535
LUK 900
スキル
鑑定 ロストブレイク 過去への断罪 フィーリングストライク
魔法
“New”光魔法
称号
過去を克服せし者 お人好し
リーマ Lv20
種族 人間
年齢 15
性別 女
職業 魔法使い
HP 250/250
MP 400/400
STR 20
DEX 160
VIT 90
AGI 105
INT 300
MND 190
LUK 100
スキル
なし
魔法
音魔法 改変魔法
称号
なし
所持品
アーメイデの魔導書
ハナコ Lv21
種族 熊人
年齢 16
性別 女
職業 武闘家
HP 185/185
MP 50/50
STR 205
DEX 150
VIT 185
AGI 120
INT 40
MND 100
LUK 90
スキル
熊の一撃
魔法
なし
称号
破壊者 大食い
フォルス Lv30
種族 鳥人
年齢 35
性別 男
職業 アーチャー
HP 220/220
MP 160/160
STR 65
DEX 260
VIT 100
AGI 130
INT 80
MND 140
LUK 120
スキル
ロックオン 急所感知
魔法
風属性魔法
称号
なし
「うわぁ!私こんなにも成長していたんだ!?」
「やっぱりマオさんは、勇者ですから私達とは桁が違いますね!」
「いやー、そういうリーマだって魔法のレパートリーが豊富だよ!」
「いえいえ、私なんかまだまだですよー!」
「…………」
「…………」
真緒とリーマが喜び合っている中、フォルスとハナコが思い詰めた表情を浮かべるが、二人は気が付く事は無かった。
「それでは私達はそろそろ行きます」
「皆様のご活躍、心から応援しております」
「またいつでも遊びに来てくれ!」
「私達はここでずっと暮らしているからね!!」
「はい、必ずまた会いに行きます!それまで、お元気で!!」
こうして真緒達は、スゥー達に別れを告げて四天王の一人、ヴァルベルトが待つという安らぎの沼“ピースマーシュ”へと足を運ぶのであった。
「…………」
「…………」
だがこの時、真緒は気付くべきであった。仲間達の小さな綻びに…………。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】
・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー!
十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。
そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。
その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。
さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。
柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。
しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。
人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。
そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる