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最終章 笑顔の絶えない世界
二人が出会ったのは(ハナコ&アルシア)
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「…………やっぱり……そう言う事になるのかしらね……」
「間違い無いだぁ…………」
ハナコとアルシアは、窮地に立たされていた。緊張と不安が二人に襲い掛かる。
「これ以上、目を背ける訳にはいかないわ…………」
「覚悟は出来でるだぁ……」
非常な現実。しかし、受け入れなければならない。この新魔王城に足を踏み入れた時点で、二人供覚悟は出来ていた。
「あたし達は……」
「…………」
「完全に…………」
「…………」
「道に迷ってしまったわ!!」
エジタスが送り込んだ、実験体M-001を見事打ち倒したハナコとアルシア。しかし、それから様々な扉を開けて足を踏み入れるも、玉座の間には一向に辿り着けていなかった。そして更に、どの扉から足を踏み入れたのか、分からなくなってしまっていた。つまり、ハナコとアルシアは完全な迷子状態に陥っていた。
「今まで、迷宮だから道に迷うのは当然だと、自分自身に言い聞かせて来たけど、そろそろ現実を受け入れないといけないわよね…………」
「うぅ……ごごは何処だがぁ?」
「……ここは……魔王城の中庭ね……以前はここで、エジタスちゃんとゴルガちゃんの二人が、キャッチボールをしていたわ……」
「ぞ、ぞんな事が…………」
「今思えば、あの時が一番楽しかったのかもしれないわね…………」
「アルシアざん…………」
アルシアは過去の想い出に浸りながら、寂しげな表情を浮かべる。
「だけど……もう過ぎた過去は元に戻らない。あたしに出来るのは、これからの未来を……皆の未来をエジタスちゃんから守る事だけ…………」
「……一人じゃ無いだぁ」
「?」
「オラも一緒に、エジタスざんの野望を食い止めるだぁ!!」
「ハナコちゃん……ありがとう…………」
寂しげな表情を浮かべるアルシアを励ます様に、ハナコは側へと歩み寄る。
「さぁ、気を取り直して行くわよ!!逸早く皆と合流しましょう!!」
「分がっだだぁ!!」
ハナコとアルシアの二人は、新たに気を引き締め直し、エジタスのいる玉座の間へと向かう為、中庭から別の部屋に足を踏み入れるのであった。
***
「…………とは言った物の……何処をどう行ったら良いのよ…………」
「行げども行げども、ぞれらじい部屋には辿り着げないだぁ…………」
中庭から出発して約十分、ハナコとアルシアの二人は、長い一本道の廊下を歩いていた。
「せめて……この迷宮の法則性を見つけられたら、この窮地から脱する事が出来るんだけどね…………」
「ぞんな法則性……何処にも無がっだだよぉ…………」
エジタスの迷宮に加え、元来た道筋も忘れてしまったハナコとアルシア。こうなっては、一度戻って頭を整理する事や外に出る事も出来ない。
「…………あっ、次の扉が見えて来たわよ……」
アルシアの目線の先、廊下の突き当たりに扉を確認出来た。
「はぁー、次は何処に行ぐだがぁ…………?」
「通常の魔王城であれば、あの扉の先は客室の廊下へと繋がっている筈だけど…………」
恐らく別の場所へと繋がっている。今までの行動から導き出したアルシアはドアノブを回して、廊下の扉を開いた。
「ご、ごごは…………!?」
「あたし達が、最初に玄関から足を踏み入れたエントランスホール…………」
そこは、ハナコとアルシアが一番最初に、玄関から足を踏み入れたエントランスホールであった。
「一周じで来だ……っで事だがぁ……」
散々歩き回った挙げ句、元の場所へと戻って来てしまったハナコは、その疲れから思わずその場に座り込んでしまった。
「も、もう駄目だぁ……オラ……一歩も動げないだぁ…………」
「ハナコちゃん…………ハナコちゃん、落ち込む必要は無いわ」
肉体的な疲労と、精神的な苦痛によって弱気な発言をするハナコに対して、アルシアは目線を合わせるかの様に、その場にしゃがみこんだ。
「もっとポジティブに捉えれば良いのよ。戻って来られたという事は、今度からは迷子にならずに済むという事…………闇雲に部屋を探索しなくても済むのよ?」
「…………」
「ここまで来たんだから、もう少し頑張りましょう……ね?」
「…………ぞうだなぁ……オラ、もう少じ頑張るだぁ……」
アルシアの励ましによって、ハナコはゆっくりと立ち上がる。弱気になっていたその心を取り戻した。
「さてと……まずはどの扉を開けて、足を踏み入れるべきか……」
エントランスホールは、言わば魔王城の入口。このエントランスホールから、様々な部屋へと行き来する事が出来る、とても便利な入口。しかし、今はエジタスの魔法によって迷宮に変えられてしまった為、その全ての扉が本来とは別の部屋へと繋がっている。そうなると一変、とても厄介な入口になってしまった。
「ぞれなら一度外に出で、場景を確認じだ方が良いんじゃないだがぁ?オラ達はあの玄関がら足を踏み入れだがら、あの玄関を開げれば外に出られる筈だぁ」
そう言うとハナコは、玄関の方へと走り出した。そして玄関に手を掛けて、扉を開こうとする。
「そうね……一度外に……あっ、でも待ってハナコちゃん。エジタスちゃんが言っていたけど、次に開ける時はまた別の部屋に変わっているって……今開けても外には通じていな…………!?」
「えっ、何が言っだだがぁ?」
アルシアの言葉を最後まで聞かずに、ハナコは玄関の扉を開けた。するとそこは予想通り外では無く、別の部屋と繋がっていた。
「…………な、何……この部屋は……こんな部屋……見た事が無いわ……」
「凄ぐ……真っ白だぁ……」
そこは、広大な白い部屋だった。壁や床、全てが白で統一された。何とも不思議な部屋だった。
「いったい……この部屋は……?」
「よくぞ参った“異端者”達よ!!」
「「!!?」」
ハナコとアルシアが、広大な白い部屋に足を踏み入れた瞬間、何処からともなく聞き覚えのある声が響き渡った。
「我が神に代わって、この私が貴様らに裁きの鉄槌を下してやる!!」
声のする方向に顔を向けると、そこには黄色を主体に、白の花柄が施された衣服を身に纏うジョッカーが、腰に携えた剣を引き抜き、その剣先をハナコとアルシアに向けて立っていた。
「間違い無いだぁ…………」
ハナコとアルシアは、窮地に立たされていた。緊張と不安が二人に襲い掛かる。
「これ以上、目を背ける訳にはいかないわ…………」
「覚悟は出来でるだぁ……」
非常な現実。しかし、受け入れなければならない。この新魔王城に足を踏み入れた時点で、二人供覚悟は出来ていた。
「あたし達は……」
「…………」
「完全に…………」
「…………」
「道に迷ってしまったわ!!」
エジタスが送り込んだ、実験体M-001を見事打ち倒したハナコとアルシア。しかし、それから様々な扉を開けて足を踏み入れるも、玉座の間には一向に辿り着けていなかった。そして更に、どの扉から足を踏み入れたのか、分からなくなってしまっていた。つまり、ハナコとアルシアは完全な迷子状態に陥っていた。
「今まで、迷宮だから道に迷うのは当然だと、自分自身に言い聞かせて来たけど、そろそろ現実を受け入れないといけないわよね…………」
「うぅ……ごごは何処だがぁ?」
「……ここは……魔王城の中庭ね……以前はここで、エジタスちゃんとゴルガちゃんの二人が、キャッチボールをしていたわ……」
「ぞ、ぞんな事が…………」
「今思えば、あの時が一番楽しかったのかもしれないわね…………」
「アルシアざん…………」
アルシアは過去の想い出に浸りながら、寂しげな表情を浮かべる。
「だけど……もう過ぎた過去は元に戻らない。あたしに出来るのは、これからの未来を……皆の未来をエジタスちゃんから守る事だけ…………」
「……一人じゃ無いだぁ」
「?」
「オラも一緒に、エジタスざんの野望を食い止めるだぁ!!」
「ハナコちゃん……ありがとう…………」
寂しげな表情を浮かべるアルシアを励ます様に、ハナコは側へと歩み寄る。
「さぁ、気を取り直して行くわよ!!逸早く皆と合流しましょう!!」
「分がっだだぁ!!」
ハナコとアルシアの二人は、新たに気を引き締め直し、エジタスのいる玉座の間へと向かう為、中庭から別の部屋に足を踏み入れるのであった。
***
「…………とは言った物の……何処をどう行ったら良いのよ…………」
「行げども行げども、ぞれらじい部屋には辿り着げないだぁ…………」
中庭から出発して約十分、ハナコとアルシアの二人は、長い一本道の廊下を歩いていた。
「せめて……この迷宮の法則性を見つけられたら、この窮地から脱する事が出来るんだけどね…………」
「ぞんな法則性……何処にも無がっだだよぉ…………」
エジタスの迷宮に加え、元来た道筋も忘れてしまったハナコとアルシア。こうなっては、一度戻って頭を整理する事や外に出る事も出来ない。
「…………あっ、次の扉が見えて来たわよ……」
アルシアの目線の先、廊下の突き当たりに扉を確認出来た。
「はぁー、次は何処に行ぐだがぁ…………?」
「通常の魔王城であれば、あの扉の先は客室の廊下へと繋がっている筈だけど…………」
恐らく別の場所へと繋がっている。今までの行動から導き出したアルシアはドアノブを回して、廊下の扉を開いた。
「ご、ごごは…………!?」
「あたし達が、最初に玄関から足を踏み入れたエントランスホール…………」
そこは、ハナコとアルシアが一番最初に、玄関から足を踏み入れたエントランスホールであった。
「一周じで来だ……っで事だがぁ……」
散々歩き回った挙げ句、元の場所へと戻って来てしまったハナコは、その疲れから思わずその場に座り込んでしまった。
「も、もう駄目だぁ……オラ……一歩も動げないだぁ…………」
「ハナコちゃん…………ハナコちゃん、落ち込む必要は無いわ」
肉体的な疲労と、精神的な苦痛によって弱気な発言をするハナコに対して、アルシアは目線を合わせるかの様に、その場にしゃがみこんだ。
「もっとポジティブに捉えれば良いのよ。戻って来られたという事は、今度からは迷子にならずに済むという事…………闇雲に部屋を探索しなくても済むのよ?」
「…………」
「ここまで来たんだから、もう少し頑張りましょう……ね?」
「…………ぞうだなぁ……オラ、もう少じ頑張るだぁ……」
アルシアの励ましによって、ハナコはゆっくりと立ち上がる。弱気になっていたその心を取り戻した。
「さてと……まずはどの扉を開けて、足を踏み入れるべきか……」
エントランスホールは、言わば魔王城の入口。このエントランスホールから、様々な部屋へと行き来する事が出来る、とても便利な入口。しかし、今はエジタスの魔法によって迷宮に変えられてしまった為、その全ての扉が本来とは別の部屋へと繋がっている。そうなると一変、とても厄介な入口になってしまった。
「ぞれなら一度外に出で、場景を確認じだ方が良いんじゃないだがぁ?オラ達はあの玄関がら足を踏み入れだがら、あの玄関を開げれば外に出られる筈だぁ」
そう言うとハナコは、玄関の方へと走り出した。そして玄関に手を掛けて、扉を開こうとする。
「そうね……一度外に……あっ、でも待ってハナコちゃん。エジタスちゃんが言っていたけど、次に開ける時はまた別の部屋に変わっているって……今開けても外には通じていな…………!?」
「えっ、何が言っだだがぁ?」
アルシアの言葉を最後まで聞かずに、ハナコは玄関の扉を開けた。するとそこは予想通り外では無く、別の部屋と繋がっていた。
「…………な、何……この部屋は……こんな部屋……見た事が無いわ……」
「凄ぐ……真っ白だぁ……」
そこは、広大な白い部屋だった。壁や床、全てが白で統一された。何とも不思議な部屋だった。
「いったい……この部屋は……?」
「よくぞ参った“異端者”達よ!!」
「「!!?」」
ハナコとアルシアが、広大な白い部屋に足を踏み入れた瞬間、何処からともなく聞き覚えのある声が響き渡った。
「我が神に代わって、この私が貴様らに裁きの鉄槌を下してやる!!」
声のする方向に顔を向けると、そこには黄色を主体に、白の花柄が施された衣服を身に纏うジョッカーが、腰に携えた剣を引き抜き、その剣先をハナコとアルシアに向けて立っていた。
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