笑顔の絶えない世界~道楽の道化師の軌跡~

マーキ・ヘイト

文字の大きさ
285 / 300
最終章 笑顔の絶えない世界

愛と平和

しおりを挟む
 ぶつかり合う剣と拳。真緒とサタニア、二人の剣とエジタスの拳によって、周囲に強烈な衝撃波が広がった。



 「うわっ!?」



 「ご、ごれは!?」



 「ふ、吹き飛ばされる!?」



 「くそっ!!」



 「皆、一度体制を立て直すわよ!!」



 「コレホドノ……ショウゲキハトハ……スサマジイ……ブツカリアイダ」



 「サタニア様……直ぐに助けに戻ります……」



 真緒、サタニア、エジタス。三人のぶつかり合いによって発生した強烈な衝撃波が、押し出していた波を打ち崩した。波を足場に押し出されていた残りの七人は、一度体制を立て直す為にその場から少し離れた。



 「スキル“乱激斬”!!」



 「“ブラック・ファンタジア”!!」



 「…………」



 その間にも、真緒とサタニアがエジタス目掛けて攻撃を仕掛けて行く。サタニアの魔法で生成した無数の黒い玉が、エジタスの体を取り囲み、真緒のスキルで放った無数の斬激が、エジタス目掛けて襲い掛かる。それと同時に、取り囲んでいた無数の黒い玉も一斉に襲い掛かった。スキルと魔法、二つの攻撃がエジタスに着弾し、辺り一面に煙が立ち込める。



 「決まった!!」



 「僕の“ブラック・ファンタジア”で動きを制限し、マオのスキルと同時に攻撃を開始する……これが、僕とマオのコンビネーションアタックだ!!ちょっとは効いたでしょ?」



 「……あぁ、そうだな……ちょっと効いたよ……ほんのちょっとな……」



 「「!!!」」



 立ち込めていた煙が晴れると、エジタスの体全体が、骨で出来た鎧に覆われていた。真緒とサタニアの二人が放った攻撃は、エジタスの骨の鎧によって防がれてしまった。



 「それじゃあ、今度はこっちの番だ!!」



 そう言うとエジタスは、右腕を大きく振りかぶると、二人目掛けて右拳を勢い良く突き出した。



 「あ、危ない!!」



 「あんなの当たったら一溜まりも……な……!!?」



 その瞬間、サタニアは巨大な拳に殴られて、勢い良く地面に落下した。



 「サタニア!!」



 真緒は、サタニアの安否を心配しながら、重力に身を任せる様に自然落下して近づく。



 「サタニア!!大丈夫!?」



 「な、何で……確かに……避けた筈なのに…………」



 避けた。サタニアは、迫り来るエジタスの巨大な拳を確かに避けた。しかし実際、サタニアは巨大な拳に殴られて、勢い良く地面に落下した。



 「おいおい、忘れて貰っては困るな……俺は“骨肉魔法”の使い手……ありとあらゆる行為を可能とするんだぞ?」



 「う、嘘!?」



 「腕が……“増えてる”!?」



 二人が目にしたのは、エジタスの突き出した右腕の後方、肩の辺りに若干小さくはあるが、同じ形状の右腕が生えていた。サタニアは、肩の辺りに生えているもう一本の右腕に殴られたのだった。



 「これだけじゃ無いぞ?これ位の芸当なら、息を吐く様に簡単に出来る」



 そう言うとエジタスは、右腕から更に数本の腕を生やし、左腕も同じ様に数本の腕を生やした。生えて来た腕はまるで生き物の様に、ウネウネと動いていた。



 「き、気味が悪い……」



 「何とでも呼ぶが良い。これがお前達を葬り去るのに、最も適していると判断したのだ」



 「…………カッコいい」



 「「えっ!?」」



 何本もの腕が生えている右腕と左腕に気味悪がる真緒と、どんなに不格好だとしても倒すのに適しているのなら、気にしないエジタス。そんな中でサタニアはカッコいいと呟く。そのあまりに意外な発言に、真緒とエジタスは思わず驚きの声を上げてしまった。



 「あっ!?いや!!その!!機能云々の前に、単純にカッコいいと思って!!それで!!その!!」



 「ま、まぁ……好みなんて人それぞれだから……全然気にしないよ!!」



 「人間と魔族では、美的センスが違うのかもしれないな……」



 必死に弁解するサタニアに、戦いの緊張が抜けてしまった真緒とエジタスは、サタニアに暖かい言葉を送る。



 「……何だか調子が狂ってしまったが、お前達を葬り去る運命に変わりは無い……」



 「“虚空”!!」



 エジタスの明確な殺意が、戦いに再び緊張が走る。エジタスの殺意を、逸早く感じ取った真緒は“虚空”を発動させ、十分間は飛び回れる様にした。



 「地上戦は、かなり不利だ!!空に飛び上がって空中戦に持ち込もう!!私は女王様から貰った鎧のお陰で、十分間は飛べるけど……サタニアは飛べる?」



 「……“エンジェルウィング”!!」



 するとサタニアの背中から、半透明な翼が生えて来た。その上品な美しさは、名の通り“天使の翼”をイメージさせた。



 「大丈夫!!空中でも充分戦えるよ!!」



 「…………そ、それは良かったです……(本当に男の子なのか疑ってしまいました……)」



 サタニアの性別に疑問を抱きつつ、真緒とサタニアは空へと飛び上がった。



 「取り敢えず、師匠と目線が合う所まで飛ぼう!!」



 「そうだね。目線を見れば、次に攻撃して来る箇所が分かりや……!!?」



 しかし、飛び上がって早々に二人の片足が、何かに引っ張られる。思った通りに飛べない。



 「せっかく地上に落としたのに、わざわざ空中にもどすと思うか?」



 「「!!!」」



 下を見ると、エジタスの両足から伸びる肉の一部が、二人それぞれの片足に絡み付いていた。



 「ま、不味い!!何とか引き剥がさないと!!」



 「くっ…………だ、駄目だ!!上がろうとすると、強い力で引き戻される!!」



 真緒とサタニアは、何とかして片足に絡み付いた肉を引き剥がそうと、全力で上がろうとするが、それ以上の力で引き戻されてしまった。



 「それなら!!この肉を切り落とせば……やった!!」



 真緒は、持っていた純白の剣で片足に絡み付いた肉を切り落とし、飛び上がる事に成功した。



 「甘いわ!!」



 「えっ!?きゃあ!!」



 しかし喜びも束の間、切り落とした肉は凄まじい勢いで、再び真緒の片足に絡み付いて来た。そして再び、強い力に引き戻されてしまった。



 「俺の骨肉魔法に死角は無い!!どんなに切り落とされ様と、燃やされ様と何度でも蘇る!!」



 「そ、そんな…………」



 「即ち、お前達は地上で戦う他無いという訳だ!!」



 「それじゃあ……エジタスを止められない……」



 「マオ!!大丈夫か!?」



 「「!!!」」



 空中での戦いは不可能。地上で戦うしか無いのかと諦め掛けたその時、一度体制を立て直す為に、その場から離れた七人が助けに来た。



 「魔王ちゃん!!今助けるわ!!」



 「少し出遅れましたが、私達もお手伝いします!!」



 「「み、皆…………」」



 「…………ふっ」



 近づいて来る七人にエジタスは鼻で笑うと、両腕を横に大きく広げて下から上に動かした。



 「「「「「「「!!?」」」」」」」



 すると、七人の目の前に巨大な肉の壁が出現した。エジタスは自身の肉体の一部を足から地面に流すと、ある程度の空間を作り出し、ドーム状に真緒とサタニアを含め自分達を包み込み始めた。



 「リーマ!!ハナちゃん!!フォルス!!」



 「マ、マオさん!!“ウォーターキャノン”!!」



 「マオぢゃん!!マオぢゃんを離ずだぁ!!スキル“インパクト・ベア”!!」



 「くそっ!!“三連弓”!!」



 「シーラ!!ゴルガ!!アルシア!!クロウト!!」



 「魔王様!!くそっ!!スキル“バハムート”!!」



 「ウォオオオオオ!!!」



 「魔王ちゃん!!魔王ちゃんを離しやがれぇえええええ!!!スキル“大炎熱地獄”!!」



 「サタニア様!!“ダークショット”!!」



 ドーム状に包み込まれる真緒とサタニア。二人を助け出そうと、七人が一斉に攻撃を仕掛ける。七人の攻撃を食らった肉の壁は、衝撃で少し揺れると攻撃を受け流す様に、食らった攻撃をそのまま返して来た。



 「「「「「「「うわぁああああああああ!!!」」」」」」」



 跳ね返された攻撃に対して、即座に反応出来なかった七人は、その攻撃をまともに食らってしまった。



 「攻撃が跳ね返されてしまう……そんな……いったいどうしたら……」



 「ぐぅ……マ、マオ……ぢゃん……」



 「サタニア様……ど、どうか……ご無事でいて下さい……」



 「何も……出来ないのかよ……」



 七人は、自分達の不甲斐なさを呪いながら、真緒とサタニアの二人が、無事に戻って来る事を願うしか無かった。







***







 「…………」



 「…………」



 真っ暗な世界。辺り一面が、闇に包まれている。何処に何があるのかさえも分からない。そしてとても静かだった。無音。風の音も聞こえない。



 「…………“ライト”!!」



 光も音も無い世界に、真緒は“ライト”を使って辺りを明るくして、状況を確認する。



 「ようこそ……俺の世界へ……歓迎しよう……」



 「「!!!」」



 それはとても異様な光景だった。周りは肉の壁で覆われており、地面も肉で覆い尽くされていた。まるで生き物の様に、時々壁や地面の肉が脈打つのである。



 「もうお前達に逃げ場は無い……この空間を用いて、止めを刺してやる……」



 「「…………」」



 何も言えなかった。片足に絡み付いた肉のせいで動きは制限され、離れようにも肉の壁で包み込まれてしまった。最早、勝ち目など皆無である。



 「…………だが、最後に今一度聞こう……」



 「「……?」」



 「お前達は……“愛”と“平和”……どちらを望む?もし、平和を望むのであれば……生かしてやろう……」



 それは、エジタスの最後の情けであった。一度は頭に血が上り、世界もろとも葬り去ろうとしたが、戦いの中で冷静さを取り戻し、ここで真緒とサタニアを味方に付ける事が出来れば、笑顔の絶えない世界を今一度、実現する事が出来ると考えたのだ。



 「「…………」」



 真緒とサタニアの二人はしばらく見つめ合うと、静かに頷き合った。



 「私は…………」



 「僕は…………」



 「「“平和”よりも“愛”を求める!!」」



 「…………」



 真緒とサタニアは、エジタスの問いとは反対の答えを出した。その時の二人の目は、よりいっそう光輝いて見えた。



 「ごめんなさい師匠……私は師匠が大好きです……それは弟子としてでは無く、一人の女として……」



 「僕も……男だけど……エジタスの事が大好きだ……男同士なんて気持ち悪いって思うかもしれないけど……僕は自分の気持ちに嘘をつきたくない……」



 「これは……私達の我が儘です……」



 「僕達は……世界の平和よりも……誰か一人を愛したい……」



 「…………」



 真緒とサタニアが、自身の素直な気持ちを告げる中、肉の壁の一部が盛り上がり鋭い針に変形した。



 「……そうか……なら死ね」



 「「!!!」」



 そう言うとエジタスは、鋭い針に変形させた肉の壁の一部を、二人目掛けて突き刺そうと勢い良く伸ばした。



 「…………な、何だこれは!?」



 「「…………えっ?」」



 しかし、勢い良く伸ばした筈の肉の針は、全て固まっていた。



 「氷か…………いや、違う!!全く冷たく無い!!まさか……そんな筈が無い!!これは……この“魔法”は!!」



 「…………やれやれ、こんな事であっさりと諦めちゃうなんて……最近の若者はだらしないね……落ち落ち死んでもいられない…………」



 「えっ……そ、その声はまさか!?」



 「そ、そんなだってあなたはあの時、確かに…………!?」



 それは、決してあり得る筈の無い出来事だった。その者は、覆い尽くしている肉の地面から這い出て来た。もうこの世にいる筈の無い人物が、そこに立っていた。



 「……何故……何故生きている……この死に損ないのクソババァが!!」



 「ふん!!その言葉、そっくりそのままお返しするよ!!死に損ないのクソジジィ!!」



 「「ア、ア、アーメイデさん!!?」」



 「久し振り……って言う訳でも無いけど……待たせたね!!死の淵から舞い戻って来たよ!!」



 この世にいる筈の無い人物。死んだ筈のアーメイデが、再びこの地に降り立った。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜

あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい! ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット” ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで? 異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。 チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。 「────さてと、今日は何を読もうかな」 これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。 ◆小説家になろう様でも、公開中◆ ◆恋愛要素は、ありません◆

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

【魔物島】~コミュ障な俺はモンスターが生息する島で一人淡々とレベルを上げ続ける~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【俺たちが飛ばされた魔物島には恐ろしいモンスターたちが棲みついていた――!?】 ・コミュ障主人公のレベリング無双ファンタジー! 十九歳の男子学生、柴木善は大学の入学式の最中突如として起こった大地震により気を失ってしまう。 そして柴木が目覚めた場所は見たことのないモンスターたちが跋扈する絶海の孤島だった。 その島ではレベルシステムが発現しており、倒したモンスターに応じて経験値を獲得できた。 さらに有用なアイテムをドロップすることもあり、それらはスマホによって管理が可能となっていた。 柴木以外の入学式に参加していた学生や教師たちもまたその島に飛ばされていて、恐ろしいモンスターたちを相手にしたサバイバル生活を強いられてしまう。 しかしそんな明日をも知れぬサバイバル生活の中、柴木だけは割と快適な日常を送っていた。 人と関わることが苦手な柴木はほかの学生たちとは距離を取り、一人でただひたすらにモンスターを狩っていたのだが、モンスターが落とすアイテムを上手く使いながら孤島の生活に順応していたのだ。 そしてそんな生活を一人で三ヶ月も続けていた柴木は、ほかの学生たちとは文字通りレベルが桁違いに上がっていて、自分でも気付かないうちに人間の限界を超えていたのだった。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...