209 / 275
第十章 冒険編 反撃の狼煙
脱獄大作戦
しおりを挟む
遡る事、数十分前……。ロージェがいなくなり、地下牢には真緒達とそれを見張る看守だけとなっていた。
「いったいこれからどうしたら……」
「うがぁあああああ!! ごんな檻、オラのパワーで破壊してやるだぁ!!」
真緒が一人思い悩んでいると、遠くの方からハナコの叫び声が聞こえて来た。どうやら鉄格子を壊すつもりらしい。
「そ、そう言えばハナちゃん、初めて会った時は幾つもの檻を壊していて、商人に怒られていたんだっけ?」
「それなら今回も壊せるんじゃないですか!?」
破壊神の称号を持つハナコ。まさかそれがここで活躍する事になる等、誰が予想出来ようか。生まれた微かな希望に賭ける一同。ハナコは呼吸を整え、両手で鉄格子を握る。
「ぐぎぎぎぎぎっ!!」
ハナコの全力。顔を真っ赤にさせながら引っ張る。鉄格子がミシミシと嫌な音を立てる。
「この調子なら行けるんじゃないですか!?」
「ハナちゃん、頑張れ!!」
「どりゃあああああ!!」
仲間達の声援を受けながら、ハナコは持てる全ての力を注ぐ。鉄格子は今にも壊れそうだった。
「あっ、ちょっと待って!! こんなに煩くしてたら、看守に気づかれちゃうんじゃ……って、あれ?」
看守の存在を忘れていた真緒は、慌てて看守のいる方向に目線を向ける。するとそこには壁に寄り掛かり、ニヤニヤと不適な笑みを浮かべながらこちらの様子を伺う看守がいた。
「どうして? 脱獄を図ろうとしているのに、何であんなに余裕な笑みを浮かべているの?」
「そんなのどうだって良いじゃないですか。ハナコさんが檻を破壊してしまえば、後はこっちの物ですよ!!」
「えっ、あっ、うん……そうだよね……」
何か引っ掛かる真緒だったが、リーマの言う通り、相手が油断している今なら脱獄する事が出来るかもしれない。真緒は看守の存在を意識から外し、ハナコの応援に集中した。
***
「ごぁあああああ!!」
「「…………」」
あれから数分が経過し、全員漸く違和感に気が付いた。どんなに力を入れても、ミシミシと嫌な音を立てても、鉄格子は一向に壊れないのだ。
「ぐっ……はぁ……はぁ……はぁ……」
やがて力を使い果たしたハナコは、鉄格子から両手を離してしまう。汗だくになりながら、仰向けになって倒れてしまった。
「ハナちゃんのパワーでも壊れないなんて……」
「それなら私の魔法で壊します!! いくら頑丈な檻だって所詮は鉄……炎に当ててしまえば、簡単に溶ける筈です!!」
ハナコの失敗で諦めず、今度はリーマが脱出を試みる。魔導書は牢屋に入れられる前に奪われてしまったが、リーマには修行で身に付けた魔導書要らずの魔法がある。
「“ジャイアントフレイム”!!」
リーマが魔法を唱えると、炎の巨人が現れ、鉄格子目掛けて拳を直撃させた。それにより、鉄格子はメラメラと燃え上がる。
「まだまだ更にダメ押しです!! “ジャイアントフレイム”!! “ジャイアントフレイム”!! “ジャイアントフレイム”!!」
念には念を入れる。そして炎を追加投入する事で、温度を上げて鉄格子が溶ける可能性を高める。
「これならもしかして!?」
「はぁ……はぁ……リーマぢゃん、頑張るだぁ……」
仲間達から声援を受けるリーマ。何処かで見た事のある展開だが、リーマは途切れる事無く魔法を放ち続ける。
「“ジャイアントフレイム”……はぁ……はぁ……」
やがてMPを使い果たし、膝から崩れ落ちるリーマ。
「リーマ、大丈夫!?」
「え、えぇ……MPは殆ど残っていませんが、これだけ撃ち込めばさすがに……え?」
その時、リーマは自身の目を疑った。あれだけの炎を撃ち込んだのだから、全部とはいかないまでも、三分の一位は溶けているだろうと考えていた。しかし目の前の鉄格子は炎を撃ち込む前と、何も変わってはいなかった。
「そんな!? どうして!?」
「どうかしたの、リーマ!?」
「鉄格子が……鉄格子が全く溶けていません!!」
「「!!?」」
非情な現実に打ちのめされるリーマ。また、その場にいる全員が溶けなかったという事実に驚きの表情を隠せなかった。
するとその様子を見ていた看守が、突然笑い声をあげる。
「無駄無駄、その檻はどう頑張っても壊せない。何故ならその檻は、あの八英雄が一人、サタニア・クラウン・ヘラトス二世様が持ち運んだ。一級品のマジックアイテムだからな」
「マジックアイテム!? この檻が!?」
「そ、そう言えばよく見て見ると、僅かに魔力を感じます……」
「その檻は物理、魔法は勿論、合鍵やピッキング等では絶対に開けられない代物なのさ。つまりその檻を開けるには、この“鍵”を使う以外に方法は無いって事さ」
そう言いながら看守は、腰に付けてある一本の鍵を真緒達に見せびらかす。
「そして俺は決してお前らの側には近付かない。こっちの控え室でゆっくりと仮眠させて貰う。お前らの硬いベッドと違って、ふかふかのベッドでな。まぁ、しばらく監獄生活を楽しむんだな。あははははは!!」
そうして高笑いしながら、看守は控え室へと引っ込んでしまった。それからすぐに男性のイビキが聞こえて来た。
「そうなると……ここを脱出するにはあの鍵を奪わないといけないのか……でもいったいどうしたら!?」
「こんな時、エレットさんがいてくれれば……女の魅力であの看守をメロメロにしてくれるんですけどね……」
「私達じゃ……ちょっと厳しいかな……」
それなりに可愛い真緒達だが、エレットの様なセクシーさは無かった。唯一、胸が大きいハナコであればチャンスがあるかもしれないが、あの喋り方では寄って来る可能性は期待出来ない。
「オラが熊じゃなぐで、ネズミどが小ざな種類だっだら、ごんな檻……簡単に抜げられるのになぁ……」
「ネズミか……」
「それか私の魔法で生き物を生み出す事が出来れば、鍵を取って来る様に命令出来るんですけど……」
「生み出す……」
ハナコとリーマ、それぞれの言葉が気になる真緒。だが、いくら考えても良いアイデアが生まれず、困り果てて遂には腰を冷たい床に下ろした。
「ん? 今、何か腰に硬い物が当たった気が……」
武器や持ち物は殆ど奪われた筈、不思議に感じつつ、真緒は鞄の中を調べる。
「あっ、これって……」
そこに入っていたのは、一本のペンだった。今は無き、クイト一族から託されたロストマジックアイテム。
「そっか……これだけは見つからずに残っていたんだ。でもこれじゃあ……いや、ちょっと待って……もしかするとこれなら……」
何かを思い付いた真緒は、床にペンを走らせる。キュッ、キュッという音が地下牢に響き渡る。
「マオさん? 何をしているんですか?」
「マオぢゃん?」
「ここをこうして……出来た!!」
書き上げたのは“小さなネズミ”だった。やがてその絵は、ロストマジックアイテムの効果により、まるで本物の生き物の様に動き出した。
「動いた!! えっと私の言葉は理解出来る?」
するとネズミの絵は、小さく頷いて見せた。
「良かった!! それじゃあこの牢屋を出て、控え室で寝ている男性が腰からぶら下げている鍵を取って来てくれないかな? どう、出来そう?」
ネズミの絵は再び小さく頷いて見せると、足早に牢屋から出て、控え室に向かった。
「マオさん、今のって!?」
「ネズミだがぁ!?」
「お願い、成功して……」
最早、残された希望はあのネズミの絵のみ。真緒は無事に戻って来る事を願い続ける。控え室からはガタカダと物音が聞こえたかと思うと、それまで聞こえていたイビキが聞こえなくなった。
「まさか!?」
気付かれてしまったのか。そんな不安が一瞬過った。が、その後直ぐに一本の鍵を加えたネズミの絵が戻って来た。
「やった!!」
ネズミの絵から鍵を受け取ると、役目を終えたかの様にネズミの絵は普通の動かない絵に戻ってしまった。
「ありがとう」
役目を果たしてくれたネズミの絵にお礼を述べる真緒。そして受け取った鍵を使い、見事牢屋から脱出した。
「マオぢゃん、凄いだぁ!!」
「さすがマオさんです!!」
「皆、今出してあげるね!!」
そう言うと真緒は次々と牢屋の鍵を開け、囚われていたハナコ、リーマ、そしてクロウトを含む全ての仲間達を救い出した。
「マオぢゃん、助がっだだぁ」
「マオさん、ありがとうございます」
「本当にありがとうございます」
「ちょっと遅れちゃったけど、ここからが本番だよ!! 皆の力で真の平和を取り戻そう!!」
「「「「おぉ!!!」」」」
真緒達が一致団結していると、仮眠を取っていた看守が目を覚まし、こちらの様子を確認しに来た。
「おい、静かにしてろ!! 煩くて眠れない……じゃ……ないか……」
目の前には牢屋から脱出した真緒達。看守は慌てて腰の鍵を確かめるが、勿論無くなっている。
「ま、不味い……だ、脱獄だぁあああああ!!」
看守は大声を上げながら、上の階へと走り出した。
「どうやら見つかってしまった様ですね」
「仕方ない。まずは奪われた武器を先に取り戻そう」
「皆さん、武器ならここにありますよ!!」
クロウトが奪われた皆の武器と持ち物を控え室で見つけ出し、真緒達に持って来る。
「ありがとうクロウト!! これで準備万端!! 皆、一気にこの屋敷を制圧するよ!!」
「「「おぉ!!!」」」
こうして真緒達の脱獄大作戦は成功するのであった。
「いったいこれからどうしたら……」
「うがぁあああああ!! ごんな檻、オラのパワーで破壊してやるだぁ!!」
真緒が一人思い悩んでいると、遠くの方からハナコの叫び声が聞こえて来た。どうやら鉄格子を壊すつもりらしい。
「そ、そう言えばハナちゃん、初めて会った時は幾つもの檻を壊していて、商人に怒られていたんだっけ?」
「それなら今回も壊せるんじゃないですか!?」
破壊神の称号を持つハナコ。まさかそれがここで活躍する事になる等、誰が予想出来ようか。生まれた微かな希望に賭ける一同。ハナコは呼吸を整え、両手で鉄格子を握る。
「ぐぎぎぎぎぎっ!!」
ハナコの全力。顔を真っ赤にさせながら引っ張る。鉄格子がミシミシと嫌な音を立てる。
「この調子なら行けるんじゃないですか!?」
「ハナちゃん、頑張れ!!」
「どりゃあああああ!!」
仲間達の声援を受けながら、ハナコは持てる全ての力を注ぐ。鉄格子は今にも壊れそうだった。
「あっ、ちょっと待って!! こんなに煩くしてたら、看守に気づかれちゃうんじゃ……って、あれ?」
看守の存在を忘れていた真緒は、慌てて看守のいる方向に目線を向ける。するとそこには壁に寄り掛かり、ニヤニヤと不適な笑みを浮かべながらこちらの様子を伺う看守がいた。
「どうして? 脱獄を図ろうとしているのに、何であんなに余裕な笑みを浮かべているの?」
「そんなのどうだって良いじゃないですか。ハナコさんが檻を破壊してしまえば、後はこっちの物ですよ!!」
「えっ、あっ、うん……そうだよね……」
何か引っ掛かる真緒だったが、リーマの言う通り、相手が油断している今なら脱獄する事が出来るかもしれない。真緒は看守の存在を意識から外し、ハナコの応援に集中した。
***
「ごぁあああああ!!」
「「…………」」
あれから数分が経過し、全員漸く違和感に気が付いた。どんなに力を入れても、ミシミシと嫌な音を立てても、鉄格子は一向に壊れないのだ。
「ぐっ……はぁ……はぁ……はぁ……」
やがて力を使い果たしたハナコは、鉄格子から両手を離してしまう。汗だくになりながら、仰向けになって倒れてしまった。
「ハナちゃんのパワーでも壊れないなんて……」
「それなら私の魔法で壊します!! いくら頑丈な檻だって所詮は鉄……炎に当ててしまえば、簡単に溶ける筈です!!」
ハナコの失敗で諦めず、今度はリーマが脱出を試みる。魔導書は牢屋に入れられる前に奪われてしまったが、リーマには修行で身に付けた魔導書要らずの魔法がある。
「“ジャイアントフレイム”!!」
リーマが魔法を唱えると、炎の巨人が現れ、鉄格子目掛けて拳を直撃させた。それにより、鉄格子はメラメラと燃え上がる。
「まだまだ更にダメ押しです!! “ジャイアントフレイム”!! “ジャイアントフレイム”!! “ジャイアントフレイム”!!」
念には念を入れる。そして炎を追加投入する事で、温度を上げて鉄格子が溶ける可能性を高める。
「これならもしかして!?」
「はぁ……はぁ……リーマぢゃん、頑張るだぁ……」
仲間達から声援を受けるリーマ。何処かで見た事のある展開だが、リーマは途切れる事無く魔法を放ち続ける。
「“ジャイアントフレイム”……はぁ……はぁ……」
やがてMPを使い果たし、膝から崩れ落ちるリーマ。
「リーマ、大丈夫!?」
「え、えぇ……MPは殆ど残っていませんが、これだけ撃ち込めばさすがに……え?」
その時、リーマは自身の目を疑った。あれだけの炎を撃ち込んだのだから、全部とはいかないまでも、三分の一位は溶けているだろうと考えていた。しかし目の前の鉄格子は炎を撃ち込む前と、何も変わってはいなかった。
「そんな!? どうして!?」
「どうかしたの、リーマ!?」
「鉄格子が……鉄格子が全く溶けていません!!」
「「!!?」」
非情な現実に打ちのめされるリーマ。また、その場にいる全員が溶けなかったという事実に驚きの表情を隠せなかった。
するとその様子を見ていた看守が、突然笑い声をあげる。
「無駄無駄、その檻はどう頑張っても壊せない。何故ならその檻は、あの八英雄が一人、サタニア・クラウン・ヘラトス二世様が持ち運んだ。一級品のマジックアイテムだからな」
「マジックアイテム!? この檻が!?」
「そ、そう言えばよく見て見ると、僅かに魔力を感じます……」
「その檻は物理、魔法は勿論、合鍵やピッキング等では絶対に開けられない代物なのさ。つまりその檻を開けるには、この“鍵”を使う以外に方法は無いって事さ」
そう言いながら看守は、腰に付けてある一本の鍵を真緒達に見せびらかす。
「そして俺は決してお前らの側には近付かない。こっちの控え室でゆっくりと仮眠させて貰う。お前らの硬いベッドと違って、ふかふかのベッドでな。まぁ、しばらく監獄生活を楽しむんだな。あははははは!!」
そうして高笑いしながら、看守は控え室へと引っ込んでしまった。それからすぐに男性のイビキが聞こえて来た。
「そうなると……ここを脱出するにはあの鍵を奪わないといけないのか……でもいったいどうしたら!?」
「こんな時、エレットさんがいてくれれば……女の魅力であの看守をメロメロにしてくれるんですけどね……」
「私達じゃ……ちょっと厳しいかな……」
それなりに可愛い真緒達だが、エレットの様なセクシーさは無かった。唯一、胸が大きいハナコであればチャンスがあるかもしれないが、あの喋り方では寄って来る可能性は期待出来ない。
「オラが熊じゃなぐで、ネズミどが小ざな種類だっだら、ごんな檻……簡単に抜げられるのになぁ……」
「ネズミか……」
「それか私の魔法で生き物を生み出す事が出来れば、鍵を取って来る様に命令出来るんですけど……」
「生み出す……」
ハナコとリーマ、それぞれの言葉が気になる真緒。だが、いくら考えても良いアイデアが生まれず、困り果てて遂には腰を冷たい床に下ろした。
「ん? 今、何か腰に硬い物が当たった気が……」
武器や持ち物は殆ど奪われた筈、不思議に感じつつ、真緒は鞄の中を調べる。
「あっ、これって……」
そこに入っていたのは、一本のペンだった。今は無き、クイト一族から託されたロストマジックアイテム。
「そっか……これだけは見つからずに残っていたんだ。でもこれじゃあ……いや、ちょっと待って……もしかするとこれなら……」
何かを思い付いた真緒は、床にペンを走らせる。キュッ、キュッという音が地下牢に響き渡る。
「マオさん? 何をしているんですか?」
「マオぢゃん?」
「ここをこうして……出来た!!」
書き上げたのは“小さなネズミ”だった。やがてその絵は、ロストマジックアイテムの効果により、まるで本物の生き物の様に動き出した。
「動いた!! えっと私の言葉は理解出来る?」
するとネズミの絵は、小さく頷いて見せた。
「良かった!! それじゃあこの牢屋を出て、控え室で寝ている男性が腰からぶら下げている鍵を取って来てくれないかな? どう、出来そう?」
ネズミの絵は再び小さく頷いて見せると、足早に牢屋から出て、控え室に向かった。
「マオさん、今のって!?」
「ネズミだがぁ!?」
「お願い、成功して……」
最早、残された希望はあのネズミの絵のみ。真緒は無事に戻って来る事を願い続ける。控え室からはガタカダと物音が聞こえたかと思うと、それまで聞こえていたイビキが聞こえなくなった。
「まさか!?」
気付かれてしまったのか。そんな不安が一瞬過った。が、その後直ぐに一本の鍵を加えたネズミの絵が戻って来た。
「やった!!」
ネズミの絵から鍵を受け取ると、役目を終えたかの様にネズミの絵は普通の動かない絵に戻ってしまった。
「ありがとう」
役目を果たしてくれたネズミの絵にお礼を述べる真緒。そして受け取った鍵を使い、見事牢屋から脱出した。
「マオぢゃん、凄いだぁ!!」
「さすがマオさんです!!」
「皆、今出してあげるね!!」
そう言うと真緒は次々と牢屋の鍵を開け、囚われていたハナコ、リーマ、そしてクロウトを含む全ての仲間達を救い出した。
「マオぢゃん、助がっだだぁ」
「マオさん、ありがとうございます」
「本当にありがとうございます」
「ちょっと遅れちゃったけど、ここからが本番だよ!! 皆の力で真の平和を取り戻そう!!」
「「「「おぉ!!!」」」」
真緒達が一致団結していると、仮眠を取っていた看守が目を覚まし、こちらの様子を確認しに来た。
「おい、静かにしてろ!! 煩くて眠れない……じゃ……ないか……」
目の前には牢屋から脱出した真緒達。看守は慌てて腰の鍵を確かめるが、勿論無くなっている。
「ま、不味い……だ、脱獄だぁあああああ!!」
看守は大声を上げながら、上の階へと走り出した。
「どうやら見つかってしまった様ですね」
「仕方ない。まずは奪われた武器を先に取り戻そう」
「皆さん、武器ならここにありますよ!!」
クロウトが奪われた皆の武器と持ち物を控え室で見つけ出し、真緒達に持って来る。
「ありがとうクロウト!! これで準備万端!! 皆、一気にこの屋敷を制圧するよ!!」
「「「おぉ!!!」」」
こうして真緒達の脱獄大作戦は成功するのであった。
0
あなたにおすすめの小説
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる