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第十章 冒険編 反撃の狼煙
激闘
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「スキル“闇の一撃”!!」
サタニアは闇を纏った剣による一撃を化物のエジタス目掛けて放った。サタニアの攻撃は見事に命中するが、特に効いた様子は無く、数センチ後ろにずれるだけで、吹き飛ばされなかった。
「これでも駄目か!! だったら!!」
するとサタニアは、自身の背中に翼を生やして空高く舞い上がった。
「フォルス、僕の合図に合わせてエジタスに渾身の一撃を放って!!」
「分かった!!」
そう言うと、サタニアとフォルスの二人は、それぞれ左右から化物のエジタスの頭上を回り始めた。
「鬱陶しいな……」
すると化物のエジタスの頭が花の様に咲き開き、中から蛇の形をした肉と骨の集合体が二匹現れた。そして頭上を飛んでいるサタニアとフォルス目掛けてそれぞれ襲い掛かる。
「急降下だ!!」
その言葉と共にサタニアとフォルスは翼を折り畳み、地上へと一気に急降下し始める。その後を二匹の肉蛇が追い掛けて来る。
「これじゃあ落ち着いて攻撃が出来ない!!」
「ハナコ!! こいつらを取り押さえられるか!?」
「任ぜるだぁ!!」
執拗に追い掛けて来る二匹の肉蛇に手を焼く中、ハナコが間に割って入り、二匹の肉蛇を両手で取り押さえる。
「捕まえだだぁ!!」
「よし!! 僕達も行くよ!!」
「おぉ!!」
すると二人は再び上空へと急上昇し、化物のエジタスの頭上を回り始める。
「目障りだ!!」
煩わしいと感じた化物のエジタスは、上半身の至る所から肉で模した大筒を生成し、その砲門を頭上にいるサタニアとフォルスに向ける。
「まとめて吹き飛べ!!」
化物のエジタスの叫びと共に、大量の砲門から肉の塊や骨の塊などが勢い良く発射される。
「来た!! “ダークミスト”!!」
その瞬間、サタニアの魔法によって辺りが黒い霧に包まれる。視界は完全に遮られ、発射された肉の塊と骨の塊がぶつかる音だけが響き渡る。やがて静寂が場に流れる。
「やったか……いや……」
「フォルス、今だ!!」
「やはりか!!」
サタニアの合図に合わせて、暗闇からフォルスの矢が放たれ、目にも止まらぬ速さで化物のエジタス目掛けて襲い掛かる。しかし、来ると予想していた化物のエジタスは、掌の肉を粘土の様に柔らかく変化させ、放たれた矢を優しく包み込み、その勢いを完全に殺してしまった。
「まだまだ!!」
勿論、たった一発で倒せるとは思っていないフォルス。暗闇の中を飛び回りながら、不定期に矢を放ち続ける。
その度に肉を柔らかくし、勢いを完全に殺したり、逆に鋼鉄並みに硬くして矢を通さないなど、フォルスの攻撃を悉く防いで見せる。
「この霧は面倒だな」
すると化物のエジタスは、鼻から空気を吸い込み始める。徐々に胸が膨らみ始め、遂には常人の域を軽く越え、巨大な風船の様になっていた。そして限界まで吸い終わると、口から一気に放出した。
化物のエジタスが吐いた息は突風など比較にならず、正に暴風のそれだった。サタニアの黒い霧はあっという間に吹き飛ばされ、上空にいるフォルスの姿が丸見えになってしまった。
「さてと、これで……っ!?」
その時、化物のエジタスは気が付いた。フォルスやハナコの姿は見えるのに、サタニアの姿は何処にも無かった事に。
「ど、何処に行った!?」
辺りを見回したり、上空を捜すも見当たらなかった。そして次の瞬間、化物のエジタスの脳裏に電流が走る。
「まさか……真下か!!?」
慌てて自分の足下を見下ろした。するとそこには、両膝を折り曲げて剣を構えるサタニアの姿があった。
「大正解!! スキル“ブラックアウト”!!」
「!!!」
超至近距離から放たれる渾身の一撃。的確に化物のエジタスの顎を捉え、数メートル先まで吹き飛ばした。
「ぐばらぁ!!!」
投げられたボールの様に、何度か床に叩き付けられる事で、漸く勢いが収まった。
「やったな!!」
「凄いだぁ!!」
「骨肉魔法は、肉や骨を自由自在に操って攻撃する魔法。前の戦いでエジタスは世界中の肉と骨を集合させて戦った。あれから一年しか経ってない今、保有している肉と骨はかなり少ない」
「成る程、それで無駄に魔法を使わせて、エジタスが保有している肉と骨を消費させた訳か」
「うん、だけど……」
見事、攻撃を当てたのに対して、何処か表情が暗いサタニア。その目線は吹き飛ばした化物のエジタスに向けられていた。同様にフォルスとハナコも暗い表情を浮かべていた。そして次の瞬間、化物のエジタスがゆっくりと起き上がる。
「そう簡単に殺られる訳無いか」
「でも確実にダメージは与えられた筈……後、もう一撃与える事が出来れば……」
「オラが攻撃を全部引ぎ受げるだぁ。ぞの間に二人で一撃を叩ぎ込んで欲じいだぁ」
「ハナコ……分かった」
「死なないでね」
「スキル“鋼鉄化”!! おんどりゃあああああ!!!」
ハナコは全身を鋼鉄に変化させ、真正面から化物のエジタスに戦いを挑んだ。
「調子に乗るなよ!!」
「!!!」
すると化物のエジタスは、頭がギリギリ天井に当たらない位まで全身を巨大化させ、更に腕を八本に増やした。そしてその内の二本でハナコを拘束し、三本目の腕で頭を掴み、そのまま引き千切ろうとして来る。
「ぐぅ……ぐぁあああああ!!!」
「「ハナコ!!!」」
ハナコのピンチに、急いで助けに向かうサタニアとフォルス。
「“ブースト”!!」
「スキル“闇の一撃”!!」
ハナコを助けようと、頭を掴んでいる腕を集中的に攻撃を仕掛ける二人。しかし残りの五本の腕でガードされ、上手くダメージを与える事が出来ない。
「このままじゃ不味いぞ!!! どうする!!?」
「…………」
「おい!! 聞いてるのか!!」
この時、サタニアは選択が迫られていた。ハナコを助ける方法が一つだけある。それはサタニアが持っている魔剣“ティルスレイブ”の力を使えば、化物のエジタスを一撃で確実に殺す事が出来る。しかしそれはサタニア自身の命を落とす方法である。
「(ティルスレイブの力は三回まで使える。その内の二回は一年前の戦いで使ってしまった。残り一回……ハナコの命か……僕自身の命か……どっちを選べば……)」
「……い……おい……おい!!」
「えっ、あっ、ごめん。ちょっと考え事してた……」
「そんな事してる場合か!!? 早くハナコを助けるぞ!!」
「う、うん!!」
最早、やぶれかぶれだった。サタニアとフォルスは無我夢中で化物のエジタスに攻撃を仕掛けようとするが、ハナコを拘束している三本の腕が、ハナコを内側に移動させ、その外側を五本の腕で固められてしまう。
「くそっ!! 退け!!」
「やっぱり……使うしか無いのか……」
五本の腕に行く手を塞がれ、中々ハナコの下へと辿り着く事が出来ない。そうこうしている内に、ハナコの叫び声が強くなり始める。
「ぐぁああああああ!!!」
「ハナコ!! ハナコォオオオオオ!!!」
「(もう迷ってる暇は無い。僕は使う、ティルスレイブの最後の力を!!)」
サタニアはティルスレイブを構える。その瞬間、ティルスレイブを中心に光が集まり始める。
「この光は……まさか……」
「サタニア、まさかお前……!!」
「マオに伝えておいて、最後まで一緒に戦えなくてごめん。そして友達になってくれてありがとうって……」
「馬鹿野郎!! もう死者復活の紙は無いんだぞ!! 死んだら終わりなんだぞ!!」
「そんなの分かってるよ!! でも……でもこうでもしないと、ハナコを助けられないじゃないか!! だから僕はやる!!」
「よせ……やめろぉおおおおお!!!」
フォルスの制止を振り切り、サタニアはティルスレイブの力を解放しようとする。そして次の瞬間……。
『スキル“フィーリング・ストライク”!!!』
「「!!?」」
化物のエジタスが勢い良く吹き飛ばされた。それにより、ハナコの拘束が解かれる。
「い、今の攻撃はまさか!!?」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
床に両膝を付き、息を切らすハナコの下へ、一人の人物が歩み寄って来る。
「ハナちゃん、大丈夫?」
「マオぢゃん、ありがどうだぁ……」
そこに現れたのは真緒だった。ハナコに手を差し伸べ、肩を貸した。
「マオ、助かった!!」
「マオ……ありがとう」
「サタニア、あんまり無茶しないで。あなたがいなくなったら、私は悲しいよ」
「……そうだね、ごめん……無責任な事をしようとして……」
「ううん、ハナちゃんを助けようとしたんでしょ。無責任なんかじゃないよ。けど、今度からはもっと仲間の事を信じてあげてね」
「……うん」
「皆さん、ご無事でしたか?」
「リーマ、そっちは大丈夫そうだな」
「道化師のエジタスは?」
「それなんだけど……っ!!」
真緒に続いてリーマも合流を果たす中、化物のエジタスが真緒達の方へと歩いて来る。
「どうなってる。何故、お前達がここにいる? あいつはどうした?」
「道化師の方のエジタスなら、もう倒しましたよ」
「「「!!?」」」
「何だと……?」
真緒の口から告げられた衝撃の事実。サタニア達は勿論、化物のエジタスも驚きの表情を浮かべていた。
サタニアは闇を纏った剣による一撃を化物のエジタス目掛けて放った。サタニアの攻撃は見事に命中するが、特に効いた様子は無く、数センチ後ろにずれるだけで、吹き飛ばされなかった。
「これでも駄目か!! だったら!!」
するとサタニアは、自身の背中に翼を生やして空高く舞い上がった。
「フォルス、僕の合図に合わせてエジタスに渾身の一撃を放って!!」
「分かった!!」
そう言うと、サタニアとフォルスの二人は、それぞれ左右から化物のエジタスの頭上を回り始めた。
「鬱陶しいな……」
すると化物のエジタスの頭が花の様に咲き開き、中から蛇の形をした肉と骨の集合体が二匹現れた。そして頭上を飛んでいるサタニアとフォルス目掛けてそれぞれ襲い掛かる。
「急降下だ!!」
その言葉と共にサタニアとフォルスは翼を折り畳み、地上へと一気に急降下し始める。その後を二匹の肉蛇が追い掛けて来る。
「これじゃあ落ち着いて攻撃が出来ない!!」
「ハナコ!! こいつらを取り押さえられるか!?」
「任ぜるだぁ!!」
執拗に追い掛けて来る二匹の肉蛇に手を焼く中、ハナコが間に割って入り、二匹の肉蛇を両手で取り押さえる。
「捕まえだだぁ!!」
「よし!! 僕達も行くよ!!」
「おぉ!!」
すると二人は再び上空へと急上昇し、化物のエジタスの頭上を回り始める。
「目障りだ!!」
煩わしいと感じた化物のエジタスは、上半身の至る所から肉で模した大筒を生成し、その砲門を頭上にいるサタニアとフォルスに向ける。
「まとめて吹き飛べ!!」
化物のエジタスの叫びと共に、大量の砲門から肉の塊や骨の塊などが勢い良く発射される。
「来た!! “ダークミスト”!!」
その瞬間、サタニアの魔法によって辺りが黒い霧に包まれる。視界は完全に遮られ、発射された肉の塊と骨の塊がぶつかる音だけが響き渡る。やがて静寂が場に流れる。
「やったか……いや……」
「フォルス、今だ!!」
「やはりか!!」
サタニアの合図に合わせて、暗闇からフォルスの矢が放たれ、目にも止まらぬ速さで化物のエジタス目掛けて襲い掛かる。しかし、来ると予想していた化物のエジタスは、掌の肉を粘土の様に柔らかく変化させ、放たれた矢を優しく包み込み、その勢いを完全に殺してしまった。
「まだまだ!!」
勿論、たった一発で倒せるとは思っていないフォルス。暗闇の中を飛び回りながら、不定期に矢を放ち続ける。
その度に肉を柔らかくし、勢いを完全に殺したり、逆に鋼鉄並みに硬くして矢を通さないなど、フォルスの攻撃を悉く防いで見せる。
「この霧は面倒だな」
すると化物のエジタスは、鼻から空気を吸い込み始める。徐々に胸が膨らみ始め、遂には常人の域を軽く越え、巨大な風船の様になっていた。そして限界まで吸い終わると、口から一気に放出した。
化物のエジタスが吐いた息は突風など比較にならず、正に暴風のそれだった。サタニアの黒い霧はあっという間に吹き飛ばされ、上空にいるフォルスの姿が丸見えになってしまった。
「さてと、これで……っ!?」
その時、化物のエジタスは気が付いた。フォルスやハナコの姿は見えるのに、サタニアの姿は何処にも無かった事に。
「ど、何処に行った!?」
辺りを見回したり、上空を捜すも見当たらなかった。そして次の瞬間、化物のエジタスの脳裏に電流が走る。
「まさか……真下か!!?」
慌てて自分の足下を見下ろした。するとそこには、両膝を折り曲げて剣を構えるサタニアの姿があった。
「大正解!! スキル“ブラックアウト”!!」
「!!!」
超至近距離から放たれる渾身の一撃。的確に化物のエジタスの顎を捉え、数メートル先まで吹き飛ばした。
「ぐばらぁ!!!」
投げられたボールの様に、何度か床に叩き付けられる事で、漸く勢いが収まった。
「やったな!!」
「凄いだぁ!!」
「骨肉魔法は、肉や骨を自由自在に操って攻撃する魔法。前の戦いでエジタスは世界中の肉と骨を集合させて戦った。あれから一年しか経ってない今、保有している肉と骨はかなり少ない」
「成る程、それで無駄に魔法を使わせて、エジタスが保有している肉と骨を消費させた訳か」
「うん、だけど……」
見事、攻撃を当てたのに対して、何処か表情が暗いサタニア。その目線は吹き飛ばした化物のエジタスに向けられていた。同様にフォルスとハナコも暗い表情を浮かべていた。そして次の瞬間、化物のエジタスがゆっくりと起き上がる。
「そう簡単に殺られる訳無いか」
「でも確実にダメージは与えられた筈……後、もう一撃与える事が出来れば……」
「オラが攻撃を全部引ぎ受げるだぁ。ぞの間に二人で一撃を叩ぎ込んで欲じいだぁ」
「ハナコ……分かった」
「死なないでね」
「スキル“鋼鉄化”!! おんどりゃあああああ!!!」
ハナコは全身を鋼鉄に変化させ、真正面から化物のエジタスに戦いを挑んだ。
「調子に乗るなよ!!」
「!!!」
すると化物のエジタスは、頭がギリギリ天井に当たらない位まで全身を巨大化させ、更に腕を八本に増やした。そしてその内の二本でハナコを拘束し、三本目の腕で頭を掴み、そのまま引き千切ろうとして来る。
「ぐぅ……ぐぁあああああ!!!」
「「ハナコ!!!」」
ハナコのピンチに、急いで助けに向かうサタニアとフォルス。
「“ブースト”!!」
「スキル“闇の一撃”!!」
ハナコを助けようと、頭を掴んでいる腕を集中的に攻撃を仕掛ける二人。しかし残りの五本の腕でガードされ、上手くダメージを与える事が出来ない。
「このままじゃ不味いぞ!!! どうする!!?」
「…………」
「おい!! 聞いてるのか!!」
この時、サタニアは選択が迫られていた。ハナコを助ける方法が一つだけある。それはサタニアが持っている魔剣“ティルスレイブ”の力を使えば、化物のエジタスを一撃で確実に殺す事が出来る。しかしそれはサタニア自身の命を落とす方法である。
「(ティルスレイブの力は三回まで使える。その内の二回は一年前の戦いで使ってしまった。残り一回……ハナコの命か……僕自身の命か……どっちを選べば……)」
「……い……おい……おい!!」
「えっ、あっ、ごめん。ちょっと考え事してた……」
「そんな事してる場合か!!? 早くハナコを助けるぞ!!」
「う、うん!!」
最早、やぶれかぶれだった。サタニアとフォルスは無我夢中で化物のエジタスに攻撃を仕掛けようとするが、ハナコを拘束している三本の腕が、ハナコを内側に移動させ、その外側を五本の腕で固められてしまう。
「くそっ!! 退け!!」
「やっぱり……使うしか無いのか……」
五本の腕に行く手を塞がれ、中々ハナコの下へと辿り着く事が出来ない。そうこうしている内に、ハナコの叫び声が強くなり始める。
「ぐぁああああああ!!!」
「ハナコ!! ハナコォオオオオオ!!!」
「(もう迷ってる暇は無い。僕は使う、ティルスレイブの最後の力を!!)」
サタニアはティルスレイブを構える。その瞬間、ティルスレイブを中心に光が集まり始める。
「この光は……まさか……」
「サタニア、まさかお前……!!」
「マオに伝えておいて、最後まで一緒に戦えなくてごめん。そして友達になってくれてありがとうって……」
「馬鹿野郎!! もう死者復活の紙は無いんだぞ!! 死んだら終わりなんだぞ!!」
「そんなの分かってるよ!! でも……でもこうでもしないと、ハナコを助けられないじゃないか!! だから僕はやる!!」
「よせ……やめろぉおおおおお!!!」
フォルスの制止を振り切り、サタニアはティルスレイブの力を解放しようとする。そして次の瞬間……。
『スキル“フィーリング・ストライク”!!!』
「「!!?」」
化物のエジタスが勢い良く吹き飛ばされた。それにより、ハナコの拘束が解かれる。
「い、今の攻撃はまさか!!?」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
床に両膝を付き、息を切らすハナコの下へ、一人の人物が歩み寄って来る。
「ハナちゃん、大丈夫?」
「マオぢゃん、ありがどうだぁ……」
そこに現れたのは真緒だった。ハナコに手を差し伸べ、肩を貸した。
「マオ、助かった!!」
「マオ……ありがとう」
「サタニア、あんまり無茶しないで。あなたがいなくなったら、私は悲しいよ」
「……そうだね、ごめん……無責任な事をしようとして……」
「ううん、ハナちゃんを助けようとしたんでしょ。無責任なんかじゃないよ。けど、今度からはもっと仲間の事を信じてあげてね」
「……うん」
「皆さん、ご無事でしたか?」
「リーマ、そっちは大丈夫そうだな」
「道化師のエジタスは?」
「それなんだけど……っ!!」
真緒に続いてリーマも合流を果たす中、化物のエジタスが真緒達の方へと歩いて来る。
「どうなってる。何故、お前達がここにいる? あいつはどうした?」
「道化師の方のエジタスなら、もう倒しましたよ」
「「「!!?」」」
「何だと……?」
真緒の口から告げられた衝撃の事実。サタニア達は勿論、化物のエジタスも驚きの表情を浮かべていた。
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