1 / 1
聖女とは?
しおりを挟む
聖女の価値とは?
此処は帝国の大法廷、厳かな雰囲気を醸し出す調度品に囲まれた帝国最大の法の執行機関である
「聖女アルティナは事もあろうに皇帝の許可もなく禁呪である異世界召喚を行い
異世界召喚の魔法陣を欠損させたので有ります
証人は王太子殿下と私大神官これにより極刑を持って罪の償いとするべきだと断言します」
口元に手をやり楽しそうに笑う皇帝が裁判官席から立ち上がり
「他の意見を聞くまでも無い、弟である大神官と、我が息子の言葉は全て真実だと言えよう
よって聖女には北の大地の浄化を死ぬまで行ってもらおう」
その言葉に顔を上げたアルティナはハッキリとした言葉で告げた
「無罪の証明のために聖女の全てをかけて聖なる天秤の儀を行いましょう」
その言葉に周りが動き出す前に、聖女の胸から赤いクリスタルが生み出されその中から巨大な黄金の天秤現れた。
「止めよ!」
皇帝が悲鳴にも似た悲鳴をあげるが天秤は右に傾き巨大な鐘の音がなった
「聖女の無罪が認められた……
世界最悪の罪人の裁きを申し渡す」
厳かで美しい声が世界に響き渡った
「女神よ!余は皇帝である!
命令だ止めよ!」
天に向かって叫びに似た声で命令するも
「愚か者め!貴様など皇帝と呼ばれるだけの価値の無い人間である
もとより主神である我に命令する権利など無い……
罪人は首より下を石化し許される時まで痛みに苦しむが良い……」
その刹那皇太子と大神官は首から下が石化し地獄の様な痛みが襲い叫び声を上げるも体が石化しているため転げ回ることもできず、気も狂うこともできず、叫び声を上げる生きたオブジェと化した。
「次に愚かな皇帝」
その声が聞こえた瞬間皇帝の右手が消し飛んだ
「……!」
あまりの痛みに歯を食いしばり耐えるが滴り落ちる血の勢いに慌てて傷を蝋燭の火で炙り止血した時にはくぐもった声を上げた。
「皇帝など人が決めた位、我には関係無い
そして貴様の遥か上にいるのか聖女である。
聖女は我が子と同じであり、この国の真の支配者である。
聖女が無事であればこの国は繁栄するのだからな
貴様にはそのようなことはできない、ただの人間でありその他大勢と変わらん
なのに欲をかいて愚かな事をしたものだ、聖女はこの段階で死を迎えたので我がつれて戻るし、これ以降はこの地に聖女は生まれぬ
貴様には死ぬことも出来ない呪いをくれてやろう。
永久凍土に蝕まれる国を見て後悔するがよい」
「まて!待ってくれ!余は知らなかったのだ!
誰にでも間違いはあろう?
一度くらいの過ちを許す寛大さは無いのか!
女神の慈悲はないのか!」
「何を言っている、貴様の過ちは最早数え切れぬ
そして慈悲としてその煩い楽器を置いていくのだよ
ってかさ、貴様なんぞ、民衆に袋にされて晒されても死ねず惨めに永遠の氷の世界で自分の罪と向き合え
そして永遠に後悔して狂いも出来ず嘆き聖女の大切さを説いて回るが良い
愚か者にはそのくらいが丁度良い」
こうして今まで好き放題にやってきたチープン帝国は永久凍土に封じられ、その栄光は吹雪の中に消えていった。
それは他国が女神の怒りを買う恐ろしさを学ぶと同時に、各国において聖女とは王より上の存在であると意識の底にまで刻み込むのは十分であった
此処は帝国の大法廷、厳かな雰囲気を醸し出す調度品に囲まれた帝国最大の法の執行機関である
「聖女アルティナは事もあろうに皇帝の許可もなく禁呪である異世界召喚を行い
異世界召喚の魔法陣を欠損させたので有ります
証人は王太子殿下と私大神官これにより極刑を持って罪の償いとするべきだと断言します」
口元に手をやり楽しそうに笑う皇帝が裁判官席から立ち上がり
「他の意見を聞くまでも無い、弟である大神官と、我が息子の言葉は全て真実だと言えよう
よって聖女には北の大地の浄化を死ぬまで行ってもらおう」
その言葉に顔を上げたアルティナはハッキリとした言葉で告げた
「無罪の証明のために聖女の全てをかけて聖なる天秤の儀を行いましょう」
その言葉に周りが動き出す前に、聖女の胸から赤いクリスタルが生み出されその中から巨大な黄金の天秤現れた。
「止めよ!」
皇帝が悲鳴にも似た悲鳴をあげるが天秤は右に傾き巨大な鐘の音がなった
「聖女の無罪が認められた……
世界最悪の罪人の裁きを申し渡す」
厳かで美しい声が世界に響き渡った
「女神よ!余は皇帝である!
命令だ止めよ!」
天に向かって叫びに似た声で命令するも
「愚か者め!貴様など皇帝と呼ばれるだけの価値の無い人間である
もとより主神である我に命令する権利など無い……
罪人は首より下を石化し許される時まで痛みに苦しむが良い……」
その刹那皇太子と大神官は首から下が石化し地獄の様な痛みが襲い叫び声を上げるも体が石化しているため転げ回ることもできず、気も狂うこともできず、叫び声を上げる生きたオブジェと化した。
「次に愚かな皇帝」
その声が聞こえた瞬間皇帝の右手が消し飛んだ
「……!」
あまりの痛みに歯を食いしばり耐えるが滴り落ちる血の勢いに慌てて傷を蝋燭の火で炙り止血した時にはくぐもった声を上げた。
「皇帝など人が決めた位、我には関係無い
そして貴様の遥か上にいるのか聖女である。
聖女は我が子と同じであり、この国の真の支配者である。
聖女が無事であればこの国は繁栄するのだからな
貴様にはそのようなことはできない、ただの人間でありその他大勢と変わらん
なのに欲をかいて愚かな事をしたものだ、聖女はこの段階で死を迎えたので我がつれて戻るし、これ以降はこの地に聖女は生まれぬ
貴様には死ぬことも出来ない呪いをくれてやろう。
永久凍土に蝕まれる国を見て後悔するがよい」
「まて!待ってくれ!余は知らなかったのだ!
誰にでも間違いはあろう?
一度くらいの過ちを許す寛大さは無いのか!
女神の慈悲はないのか!」
「何を言っている、貴様の過ちは最早数え切れぬ
そして慈悲としてその煩い楽器を置いていくのだよ
ってかさ、貴様なんぞ、民衆に袋にされて晒されても死ねず惨めに永遠の氷の世界で自分の罪と向き合え
そして永遠に後悔して狂いも出来ず嘆き聖女の大切さを説いて回るが良い
愚か者にはそのくらいが丁度良い」
こうして今まで好き放題にやってきたチープン帝国は永久凍土に封じられ、その栄光は吹雪の中に消えていった。
それは他国が女神の怒りを買う恐ろしさを学ぶと同時に、各国において聖女とは王より上の存在であると意識の底にまで刻み込むのは十分であった
109
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
幸せな人生を送りたいなんて贅沢は言いませんわ。ただゆっくりお昼寝くらいは自由にしたいわね
りりん
恋愛
皇帝陛下に婚約破棄された侯爵令嬢ユーリアは、その後形ばかりの側妃として召し上げられた。公務の出来ない皇妃の代わりに公務を行うだけの為に。
皇帝に愛される事もなく、話す事すらなく、寝る時間も削ってただ公務だけを熟す日々。
そしてユーリアは、たった一人執務室の中で儚くなった。
もし生まれ変われるなら、お昼寝くらいは自由に出来るものに生まれ変わりたい。そう願いながら
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
この国を護ってきた私が、なぜ婚約破棄されなければいけないの?
柊
ファンタジー
ルミドール聖王国第一王子アルベリク・ダランディールに、「聖女としてふさわしくない」と言われ、同時に婚約破棄されてしまった聖女ヴィアナ。失意のどん底に落ち込むヴィアナだったが、第二王子マリクに「この国を出よう」と誘われ、そのまま求婚される。それを受け入れたヴィアナは聖女聖人が確認されたことのないテレンツィアへと向かうが……。
※複数のサイトに投稿しています。
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる