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僕たちのこじれた関係②
21. side Y ❸
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「あっ……痛っ!イッ!んっんんっ! ヨング……ぅっあぁん!だ…め…ヨン…グ…ぁ」
「…っ!…、ぅぁっ!」
時間をかけて慣らしたミンジェのソコへ、僕自身を少しずつ挿れて。奥でトンっと柔らかく壁が拒むので、その先にはまだ入れなそうだと判断する。
それならと動こうとすれば痛いと拒まれ……たのに締めつけられて。このままでは中でイッてしまうから引き抜こうとしたタイミングでやっぱりお互い出てしまって。
慌ててティッシュに手を伸ばして、ミンジェのお腹を拭いた……。
初めての事にバタバタして、わあわあして。
僕はこんな時、早く大人になりたいなって思う……。
「ヨングゥ……ごめん…」
「何がごめん?」
「気持ちよく、なかったでしょ……」
「っなに言って!僕がもう少し我慢出来ればミンジェだって痛くないはずなのに……」
あやして、なだめて、やっとだった。繋がっていられたのは、数分どころか数秒かもしれないけど、僕はミンジェと『初体験』してしまった!
『シ、ませんか?』
『……いい…よ。…シよ?』
正直まだ、興奮が覚めない。
一瞬でも、ミンジェの中に包まれた感覚は、熱くて狭くて……その繋がっているという感覚にうっとりした。
あぁ、僕たちはとうとう身体を繋ぐ事が出来たんだ……。
音楽祭で賞を獲って、皆で打ち上げをした。僕はまだ未成年だからお茶とかジュース。メンバーたちは今年の快挙に手放しで喜んでいて、特にミンジェは喉に流し込むようにお酒を飲んでいた。
僕は酔っ払ったミンジェと一緒に宿舎に帰り、どちらの部屋に行こうか迷って僕の部屋に連れて行った。けれど、キャンドルの香りで気分が悪くなったのか、気持ち悪いと言うので服を脱がした。
お酒の所為で、ミンジェのハードルが下がったところに突け込んだ僕が悪い。
もしかしたら明日、叱られる……。
翌朝、僕の腕の中で起きたミンジェは、
「ぅぁっ!」
と声にならない悲鳴を上げて頭を抱えた。二日酔いなんだろう。あんなに飲んだら普通はこうなる。
「あ、頭…割れそ…。しかも…身体中痛っ…」
「大丈夫ですか?お水、飲みますか?」
眉間にシワを寄せたミンジェはゆっくりと目を開けて、僕の背後をぼんやりと見た。
「あれ?ここ……」
「僕のベッドですよ?」
「…………………………なんで裸?」
「え?覚えてませんか?」
「……………吐いたから、とか?」
「吐いてはいません」
ほんとに覚えてない?
僕は罪悪感でだらだらと冷や汗が出てきて、ミンジェをまともに見れなくなった。
「……………まさか、ヤっちゃった?」
「………。…………………は、い」
痛みに喘ぎ、信じられない位綺麗で、可愛くて……。僕だけのミンジェだったのに。
あれは、自我もない、ミンジェだけどミンジェじゃない、まぼろしだったのか……。
受け入れる側のミンジェは、多分痛くて、気持ち良さなんて求めるひまもなく、何がなんだかわからなかったと思う。
だから、僕がキスとか触ったりすることで、少しでも気持ち良くなってほしくて……。
結果的に執拗くなって『もう離して』って泣き出してしまったのも可愛かった。
僕たちの拙い愛情表現は、お互いに一方通行な気がする。
一緒にいられて、沢山キスして愛してるって囁き合えれば、あとは必要ないことなんだろうか。
食事と睡眠は、生きていくために必要だけれど、身体を繋がなくても生きてはいられる。
同性だから、生殖なんて無理なんだから…。
でも、ミンジェと心も身体も繋がったら、独占欲に苦しくなるとか、つまらない嫉妬なんてしなくてすむんじゃないかとか。
ミンジェと、ドロドロでぐちゃぐちゃになるようなセックスがシたいと思ってしまう僕が重いのか。
「なんでっ!どうしてだよっ!」
ミンジェは怒りだした。顔を歪ませ、僕の胸をグーで打って。
自分の頬を、パシッと叩いた!
「は、はじ、はじめての夜のコトを覚えてないなんてっ!ヨングっ!僕たちがどれ程この夜を大切にしてきたか…!」
「…ミン…ジェ……」
「なんで僕がお酒飲んだ時にっ!僕、同意してた?同意してシたんだよね?」
「………。」
同意した、というよりはさせた。
酔っ払ったミンジェは、フニャフニャと受け答えしていた。
『ほんとにいいんですね?!』
『…うん、いいよぅ?』
昨夜の自分の行動は、何を説明しても言い訳出来ない。けれど、ここでまた手を離してしまえば、どんなことになるか…。
「さ、先っぽだけですよ!練習に、っていうか、アルコールでも入らないと出来ないと思ったんですよ!いつも挿れようとすると、ミンジェはダメだよダメだよって!」
「なんだよ!先っぽ?アルコール?ダメだって言うのはちゃんとした理由があるのにそんな言い方あるかーっ!」
ミンジェだって成人男性だ。本気で暴れたら組み敷くのは大変で。
僕は本気で『どうしよう』と考えていたら、ぴたっと抵抗が止んだ。
「……シて。」
「……はい?」
「もう一度、シ!て!お前ばっかりずるい!僕だって、ずっと我慢してきたのにーっ!覚えてないなんてーっ!」
ミンジェは、噛みつくようなキスをしてきて……。
舌を、絡ませようとしたところで、ゆっくり離れ……。
「頭がいたい……!」
ベッドに突っ伏した。
「…っ!…、ぅぁっ!」
時間をかけて慣らしたミンジェのソコへ、僕自身を少しずつ挿れて。奥でトンっと柔らかく壁が拒むので、その先にはまだ入れなそうだと判断する。
それならと動こうとすれば痛いと拒まれ……たのに締めつけられて。このままでは中でイッてしまうから引き抜こうとしたタイミングでやっぱりお互い出てしまって。
慌ててティッシュに手を伸ばして、ミンジェのお腹を拭いた……。
初めての事にバタバタして、わあわあして。
僕はこんな時、早く大人になりたいなって思う……。
「ヨングゥ……ごめん…」
「何がごめん?」
「気持ちよく、なかったでしょ……」
「っなに言って!僕がもう少し我慢出来ればミンジェだって痛くないはずなのに……」
あやして、なだめて、やっとだった。繋がっていられたのは、数分どころか数秒かもしれないけど、僕はミンジェと『初体験』してしまった!
『シ、ませんか?』
『……いい…よ。…シよ?』
正直まだ、興奮が覚めない。
一瞬でも、ミンジェの中に包まれた感覚は、熱くて狭くて……その繋がっているという感覚にうっとりした。
あぁ、僕たちはとうとう身体を繋ぐ事が出来たんだ……。
音楽祭で賞を獲って、皆で打ち上げをした。僕はまだ未成年だからお茶とかジュース。メンバーたちは今年の快挙に手放しで喜んでいて、特にミンジェは喉に流し込むようにお酒を飲んでいた。
僕は酔っ払ったミンジェと一緒に宿舎に帰り、どちらの部屋に行こうか迷って僕の部屋に連れて行った。けれど、キャンドルの香りで気分が悪くなったのか、気持ち悪いと言うので服を脱がした。
お酒の所為で、ミンジェのハードルが下がったところに突け込んだ僕が悪い。
もしかしたら明日、叱られる……。
翌朝、僕の腕の中で起きたミンジェは、
「ぅぁっ!」
と声にならない悲鳴を上げて頭を抱えた。二日酔いなんだろう。あんなに飲んだら普通はこうなる。
「あ、頭…割れそ…。しかも…身体中痛っ…」
「大丈夫ですか?お水、飲みますか?」
眉間にシワを寄せたミンジェはゆっくりと目を開けて、僕の背後をぼんやりと見た。
「あれ?ここ……」
「僕のベッドですよ?」
「…………………………なんで裸?」
「え?覚えてませんか?」
「……………吐いたから、とか?」
「吐いてはいません」
ほんとに覚えてない?
僕は罪悪感でだらだらと冷や汗が出てきて、ミンジェをまともに見れなくなった。
「……………まさか、ヤっちゃった?」
「………。…………………は、い」
痛みに喘ぎ、信じられない位綺麗で、可愛くて……。僕だけのミンジェだったのに。
あれは、自我もない、ミンジェだけどミンジェじゃない、まぼろしだったのか……。
受け入れる側のミンジェは、多分痛くて、気持ち良さなんて求めるひまもなく、何がなんだかわからなかったと思う。
だから、僕がキスとか触ったりすることで、少しでも気持ち良くなってほしくて……。
結果的に執拗くなって『もう離して』って泣き出してしまったのも可愛かった。
僕たちの拙い愛情表現は、お互いに一方通行な気がする。
一緒にいられて、沢山キスして愛してるって囁き合えれば、あとは必要ないことなんだろうか。
食事と睡眠は、生きていくために必要だけれど、身体を繋がなくても生きてはいられる。
同性だから、生殖なんて無理なんだから…。
でも、ミンジェと心も身体も繋がったら、独占欲に苦しくなるとか、つまらない嫉妬なんてしなくてすむんじゃないかとか。
ミンジェと、ドロドロでぐちゃぐちゃになるようなセックスがシたいと思ってしまう僕が重いのか。
「なんでっ!どうしてだよっ!」
ミンジェは怒りだした。顔を歪ませ、僕の胸をグーで打って。
自分の頬を、パシッと叩いた!
「は、はじ、はじめての夜のコトを覚えてないなんてっ!ヨングっ!僕たちがどれ程この夜を大切にしてきたか…!」
「…ミン…ジェ……」
「なんで僕がお酒飲んだ時にっ!僕、同意してた?同意してシたんだよね?」
「………。」
同意した、というよりはさせた。
酔っ払ったミンジェは、フニャフニャと受け答えしていた。
『ほんとにいいんですね?!』
『…うん、いいよぅ?』
昨夜の自分の行動は、何を説明しても言い訳出来ない。けれど、ここでまた手を離してしまえば、どんなことになるか…。
「さ、先っぽだけですよ!練習に、っていうか、アルコールでも入らないと出来ないと思ったんですよ!いつも挿れようとすると、ミンジェはダメだよダメだよって!」
「なんだよ!先っぽ?アルコール?ダメだって言うのはちゃんとした理由があるのにそんな言い方あるかーっ!」
ミンジェだって成人男性だ。本気で暴れたら組み敷くのは大変で。
僕は本気で『どうしよう』と考えていたら、ぴたっと抵抗が止んだ。
「……シて。」
「……はい?」
「もう一度、シ!て!お前ばっかりずるい!僕だって、ずっと我慢してきたのにーっ!覚えてないなんてーっ!」
ミンジェは、噛みつくようなキスをしてきて……。
舌を、絡ませようとしたところで、ゆっくり離れ……。
「頭がいたい……!」
ベッドに突っ伏した。
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