勇者の幼馴染はついてけない

akaoni_liquid

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-2- 俺には 分かる

彼女がそんなことになった理由

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 ルシスが見覚えのある紙をこちらに寄越した。

 これは…

 手に取って見るとそれは私が5ヵ月前に破った写真だった。ていうかシッカリ復元されとるやんけ。

「もぉーこれいいってー」

「いや、ちゃんと見てみ?」

「えぇ?…ハッ」

 何かつい最近見た気がして何気なく女性を見てそしてまた写真を見て女性を見るを繰り返す。

 目の前の女性と魔王…肌の色や髪色、迫力は違えど…そっくりである。

「すごいそっくり…それで捕まったんだ…?」

 答えがハッキリして幾分スッキリしたが、この女性への村からの扱いはやはり納得できない。

「まあ俺は一目見て分かったけどね」

「別に自慢するところじゃないから」

 横目で鋭くルシスを睨む。

 ルシスの応えにこくりと碧眼の女性が頷く。

「なんかそうみたいですね。凄く魅力的なシチュでした」

 そしてポッと頬を赤らめ恥ずかしそうに言う。

 …んんん? いやポッじゃないのよ。てか今変な感じがしたんだが?

「えっと…私の聞き間違いかな?いま魅力的…?みたいに聞こえたような…」

「あ、いえッそんな…ッ捕まえられちゃってあーんなことやそーんなことされて一晩中〇〇にされた挙句逃げられないなんて素敵だな♡とか神に仕える身でそんなこと一切思っておりません」

 口から垂れるよだれを慌てて拭う変態。

「出てる出てるもう色々出ちゃってる」

 どこから突っ込んでいいのやら分からないがこれが神の名を口にするってもはや神への冒涜なんじゃ?

 ルシスはいつになく神妙な顔になって呟く。

「ヤベェやつ…」

 あながそれを言うのか。ルシスがフッといつもの様子に戻り嘆く。

「まぁでもあんな大見栄切っちゃったし。今放り出すわけにもいかないよな…」

 それは確かにそうである。何か急にマトモなことを言うものだから脳の処理が追いつかず一瞬硬直してしまうがブンブンと頭を振って気持ちを切り替える。

「そ そうだね…このままさよならっていうのもかわいそうだもんね。着替えもないし…」

「うちのパーティ回復役いないからついでだし仲間になってもらおうか?」

「えッ よろしいのですか?私のような者が」

「構わない、いや、寧ろ歓迎だ。君には健康的な褐色の肌や優雅に靡くアイリスのロングヘアーはないが魔王譲りの気の強そうな容姿や魅惑的なボディラインがあだだだだいたいいたい」

 腰のあたりの肉をぎゅうと掴み捻り回す私。

「と、とにかく、よろしく。えーっと…」

「リティアと申します」

「リティア…これからよろしくな」

「はい♡勇者さま♡」

「はぁ…」

 どうやら私はまた変なのと出会ってしまったらしい。一体私たちの旅はこれからどうなっていってしまうんだろうか?



 ~つづく~
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