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妄太郎の裏記録1 主題:まどか💛の疲労とその原因
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~それは、愛と分析と観察と記録にまみれた、もう一つの一日~
妄太郎の朝は6:30から始まる。
いつものように数学の問題集を開き、さらりと数式を解いたその瞬間、顔色が変わる。
「やばい……昨日、入力を忘れてたな」
PCを起動し、すぐさま“女性データー.xlsx”を開く。
A列には女子たちの名前──山田結子、結城詩織、そして倉木まどか💛。
B列からはバスト、ウエスト、ヒップ、スカート丈、靴下の色、肌色、体温、
さらには基礎体温から導き出された「(自主規制)」なデータまで、完璧に記録されていた。
妄太郎の内心は冷静だった。
(まどか💛の肌、昨日は赤みがかっていた……基礎体温は高め)
(スカート丈が4cm短かったのは、先日“夕日より君の顔に夢中”と言った影響か?)
(これは分析対象として極めて有意……即記録)
高速タイピングで分析データを追加した後、朝食へ向かう。
朝食中も思考は止まらない。
(山田結子は電柱の陰から出てくる確率、靴下がグレーのとき60%。昨日もグレー……今日も確認が必要)
(靴下が赤なら要注意。慰め系トークで対応だな)
母親に関しても、観察は怠らない。
(目が少し下がってる。これは受験を心配してる表情。
「体調大丈夫」と言えば安心する。手を振って登校すれば好感度UP)
会話を合わせ、手を振って外出。
登校中、電柱の影に──やはり山田結子がいた。
(予測通り。靴下は黄色、スカート丈やや長め。機嫌は安定。問題なし)
スリーサイズを頭の中で再スキャン。情報を記録して昇降口へ。
昇降口では、まどか💛が上履きに履き替えていた。
前かがみで無防備。スカートの下から、わずかに……
(本人に無意識の動作。疲労のサイン。元気づけが必要)
(ここまで来て観察を止めるわけにはいかない)
教室に入り、即座にノートPCで情報を入力。
(まどか💛は昨日LINEが長かった可能性……相手は吉田大樹、山田翔太)
(駅前のカラオケで佐藤美咲とのダブルデート目撃済み)
(精神的距離が縮まりつつある。要注意)
そんな妄太郎に、声がかかる。
「妄太郎くん……おはよう」
まどか💛の笑顔に、妄太郎は一瞬データの保存を止めた。
授業が始まる。結城詩織先生が入ってくる。
妄太郎はタブレットを開こうとしたが、授業中の使用は禁止されていた。
(仕方ない……アナログで記録開始)
ノートに走るペンが止まらない。
(スリーサイズ、今日も健在。リップはシャネル、化粧はコーセー)
(机の上のプリクラから洋太との関係判明。家庭力は低め、枝毛確認済み)
「妄太郎くん」
名を呼ばれ、即座にノートを閉じる。「はいっ!」
授業が終わっても、観察は終わらない。
学食にて、妄太郎はタブレットを開いていた。
(3組の早苗:靴下=深緑=不安定? 隣の男子=家庭的傾向)
(4組の好美:スカート短し、顔の紅潮、脚の張り具合→デート前。体調は万全)
休憩時間も、妄太郎の記録は止まらない。
放課後、廊下でも思考は続く。
(スカート丈と靴下の色→結子が抱きついてくる確率80%。
まどか💛は精神的に余裕がない→3人での帰宅を受け入れる確率:高)
妄太郎「今日は元気ないね。何かあった?」
まどか💛「ううん。……ただ、彼氏のことで……」
(“なんでもない”=確定要素回避。だが恋愛もつれ濃厚。記録)
昇降口にて合流。3人で帰宅。
帰宅後、自室でPCを開き、1日のすべてを記録。
(まどか💛は恋愛的ストレスあり。今後も励まし必要。
スカート丈は変化なし=精神状態は安定。結子にはまどか💛との関係性を否定方向に強調する必要)
記録を終えたころ、時計はすでに深夜を回っていた。
「……よし。寝るか」
これが、妄太郎の――
もう一つの一日。
妄太郎の朝は6:30から始まる。
いつものように数学の問題集を開き、さらりと数式を解いたその瞬間、顔色が変わる。
「やばい……昨日、入力を忘れてたな」
PCを起動し、すぐさま“女性データー.xlsx”を開く。
A列には女子たちの名前──山田結子、結城詩織、そして倉木まどか💛。
B列からはバスト、ウエスト、ヒップ、スカート丈、靴下の色、肌色、体温、
さらには基礎体温から導き出された「(自主規制)」なデータまで、完璧に記録されていた。
妄太郎の内心は冷静だった。
(まどか💛の肌、昨日は赤みがかっていた……基礎体温は高め)
(スカート丈が4cm短かったのは、先日“夕日より君の顔に夢中”と言った影響か?)
(これは分析対象として極めて有意……即記録)
高速タイピングで分析データを追加した後、朝食へ向かう。
朝食中も思考は止まらない。
(山田結子は電柱の陰から出てくる確率、靴下がグレーのとき60%。昨日もグレー……今日も確認が必要)
(靴下が赤なら要注意。慰め系トークで対応だな)
母親に関しても、観察は怠らない。
(目が少し下がってる。これは受験を心配してる表情。
「体調大丈夫」と言えば安心する。手を振って登校すれば好感度UP)
会話を合わせ、手を振って外出。
登校中、電柱の影に──やはり山田結子がいた。
(予測通り。靴下は黄色、スカート丈やや長め。機嫌は安定。問題なし)
スリーサイズを頭の中で再スキャン。情報を記録して昇降口へ。
昇降口では、まどか💛が上履きに履き替えていた。
前かがみで無防備。スカートの下から、わずかに……
(本人に無意識の動作。疲労のサイン。元気づけが必要)
(ここまで来て観察を止めるわけにはいかない)
教室に入り、即座にノートPCで情報を入力。
(まどか💛は昨日LINEが長かった可能性……相手は吉田大樹、山田翔太)
(駅前のカラオケで佐藤美咲とのダブルデート目撃済み)
(精神的距離が縮まりつつある。要注意)
そんな妄太郎に、声がかかる。
「妄太郎くん……おはよう」
まどか💛の笑顔に、妄太郎は一瞬データの保存を止めた。
授業が始まる。結城詩織先生が入ってくる。
妄太郎はタブレットを開こうとしたが、授業中の使用は禁止されていた。
(仕方ない……アナログで記録開始)
ノートに走るペンが止まらない。
(スリーサイズ、今日も健在。リップはシャネル、化粧はコーセー)
(机の上のプリクラから洋太との関係判明。家庭力は低め、枝毛確認済み)
「妄太郎くん」
名を呼ばれ、即座にノートを閉じる。「はいっ!」
授業が終わっても、観察は終わらない。
学食にて、妄太郎はタブレットを開いていた。
(3組の早苗:靴下=深緑=不安定? 隣の男子=家庭的傾向)
(4組の好美:スカート短し、顔の紅潮、脚の張り具合→デート前。体調は万全)
休憩時間も、妄太郎の記録は止まらない。
放課後、廊下でも思考は続く。
(スカート丈と靴下の色→結子が抱きついてくる確率80%。
まどか💛は精神的に余裕がない→3人での帰宅を受け入れる確率:高)
妄太郎「今日は元気ないね。何かあった?」
まどか💛「ううん。……ただ、彼氏のことで……」
(“なんでもない”=確定要素回避。だが恋愛もつれ濃厚。記録)
昇降口にて合流。3人で帰宅。
帰宅後、自室でPCを開き、1日のすべてを記録。
(まどか💛は恋愛的ストレスあり。今後も励まし必要。
スカート丈は変化なし=精神状態は安定。結子にはまどか💛との関係性を否定方向に強調する必要)
記録を終えたころ、時計はすでに深夜を回っていた。
「……よし。寝るか」
これが、妄太郎の――
もう一つの一日。
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