4 / 7
可愛らしいお嬢さんだ!!
しおりを挟む
楕円形の鏡に映る少女が、ぎこちない笑みを浮かべこちらを見つめていた。
紫水晶のような瞳がこちらをのぞき込む。くすんだ透明感のある黒髪は、俗にいう王女編みでディアラみたく飾られている。
着ていたのは、純白のドレス。肩や背中が露出し、大きくふくらんだスカートからも、まだ細い脚が丸見え。そしてほんのりつけられたリップやチーク……。
時折窓から吹く風にスカートを舞わせながら、彼女は語りかけた。
(あなたが、嫁けばいいのにね……)
左右反転した幻影へと。
もちろん、それはただの妄想だ。だって体は一つしかないのだから。
でも、代わりに彼女が嫁ってくれるなら、どれだけ心安らぐか?
「はぁ……」
気を紛らわせようとため息をもらす。
と……
「リ、リーナさま? わ、笑うのですよ! なにせあのセーヴェルへと嫁ぐのです。女の子なら誰でも憧れる皇帝陛下の妃じゃないですか!!」
ひきつった作り笑いを浮かべるメイドの少女が取り繕う。
言わんとしていることは分からないでもない。
けれど――と、リーナは昨夜の失敗を思い出し、息をつく。
世の中は大抵うまくいかないことばかり。それはそうなのだが、けれどなぜこれはという時にダメなのか?
もし運命の女神さまがいるのだとしたら、きっと自分を嫌いなのだろう、と。
「……」
ついでよぎるのは、ザーパトの大公家に伝わるトリレンマ。
――大公家の女には、三つの美徳がある。眉目秀麗で、貞淑かつ頭脳明晰というもの。
しかし、一人の女に、これらの資質が同時に具わることがなかった。
すなわち……
美しく、身持ちの堅い娘はぱっぱらぱーで、
貞淑で賢いなら、顔がままならず、
才色兼備だと、手のつけられない好色。
「…………」
アラベスク様式に縁どられた鏡に映る、左右反転した自分を一瞥し、心の中でつぶやく。
(わ、わたし、そんなんじゃ……)
悪意に満ちた評伝に、口元をひきつらせ、硬い表情のまま笑う。
いったい、誰がこんなことを言い始めたのか、と。
それによって評価は大きく変わる。
大公家の先祖の誰かなら、おそらく自戒をこめてのものだ。
けれど、そうでないなら?
この国の人たちがそれをささやいたとすれば?
ゴクリ、とのどを鳴らす。古人の言葉になぞらえながら。
――最上の君主とは何か?
民はその存在を知っているが、それだけ。次善はとてもいい君主であると皆がたたえる。その下だとお上は怖いと誰もが恐れる暴君。最低は侮られ、軽んじられる者。
なら?
「……」
つまりザーパトの大公家は、どれにあたるだろうか?
いうまでもない。
(そ、そうよ……)
嫁ぎ先は、実家よりマシ。リーナはそう、自分へと言い聞かせた。せめて感情だけでも納得させようとして。
たとえそれが自身の心へとつく、優しいウソだったとしても。
だって、そうでなければあまりにみじめすぎるのだから。
とはいえ。
ウソにウソを積み重ねていっても、いつか虚構の楼閣は砂のように崩れる。
(い、いや、きっと――)
混乱のあまりおかしなことばかり考えているのだ。
リーナはそう胸の内で叫び、首をブンブンと横にふった。
「おきれいですよ。これならきっとウラジーミル陛下もリーナさまの虜ですね!」
そんな彼女へと、メイドの少女は心にもないことをささやく。
当事者でなければ、何人も他者を全知全能とするのだろうか?
まあ、そんなこんなで連れてこられたのは屋敷の前。そこにたたずむのは、輓獣がつながれた、いわゆる馬車。
屋根の四隅にはランタンがつけられた、檻つきの車体は、まるで罪人あつかい。
ちなみに、牽くのはロバ。隠語でバカやマヌケの意味も持つ。
「……」
何とも言えないまなざしで、リーナはそれをにらんだ。
嫁いできた妃が、ロバに牽かれてやってくる?
相手からすれば挑発に思えなくもないだろう。素でやっているのだとしたら、あまりの外交音痴といっていい。
(……殺されろ、ってことかしら?)
だけど――
「さぁさぁ、お乗りください!」
メイドがそううながす。
意を決し、リーナはキャリッジに乗りこむ。
すると、ガチャリと外から施錠された。
つまりは逃亡を防止するため。もはや逃げられないのは明らか。なら腹をくくるべきだろう。
「っ!!」
グッと両手を握りしめ、彼女は口を真横に結ぶ。
(ぜ、絶対に生き残ってやるわ。誰があなたたちの思い通りになんてなるものですか!!)
まつ毛をぬらし、声にならない叫びをあげて。
そしてガタゴトと、舗装されていない田舎道を馬車が往く。
「……」
格子がはめられた窓から見る景色は、やはり悲惨だった。
荒れ果てた大地は、およそ耕作には不向き。といって家畜を養えるほどでもない。
村の外れでは、子どもたちが剣戟を稽古している。特産物に恵まれないザーパトは、主に血を輸出していたという。
といっても、本当に売血していたわけではなく、兵役の暗喩だ。
軍事国家であるがゆえに、父国は四大国に数えられていた。
けれど、それは果たして臣民の幸せなのだろうか?
吐息して、リーナは自身へと問う。
(だけどお姉さまたちは――)
武技に汗を流す姿などまるで想像できない。
いずれ破滅的な未来を歩むのでは――などと考えて言えた、そのせつな。
「ひ、えぇぇ~~!!」
御者が悲鳴を上げ、同時に蹄鉄の音があたりをおおう。
「え、ど、どうしたの――」
おどろき訊ねようとして、馬車が外から施錠されていたことに気づく。
「って、ウソ――!?」
直後、ドタバタと足音を立て、御者が逃げ出していった。
「ちょ……!?」
そしていななきが聞こえ――
「ふむ、アドラーの旗印。ザーパトのモノだな?」
雷のように肚の底へひびく、バリトンの声が耳をつんざく。
盗賊や匪賊の類?
あるいははるばるやってきた異教徒とか?
禄でもない想像が脳裏によぎる。
しかし……現実はそのいずれでもない。
「ひっ!?」
悲鳴を上げてしまった。
ミシミシときしむ音を立てながら、馬車が持ち上げられたからだ。
「ん、誰かいるな……?」
楽しげに笑う声とともに、空色と琥珀に光る双眸が檻の外からこちらを覗きこむ。
「え、あ……!?」
その姿を紫の瞳に映し、リーナは絶句した。
天を衝く真っ黒なタテガミ。突き出た口からは、真っ赤な舌と鈍く光る牙が見つめる。ピンと立つ長く先の尖った耳があたりをうかがう。
オオカミ――いや、ジャッカル!?
が、細かな分類はこの際重要ではない。
それに妙な説得力を感じさせる、上半身にまとう毛皮。言い伝えにある冥府の神を思わせる風貌に、凍りつく。
つまりは首から上が野獣なのだ。
(き、きっと――)
見間違いや幻覚のはず。
そう強く念じ、いくども目をこする。
いろいろあって疲れているから、変なモノを見てしまうのだ、と。
だが、どうやら夢でも幻でもはなかったらしい。
「ほほう……これはこれは!」
と――目が合った。
「可愛らしいお嬢さんだ!!」
「――っ!?」
つい可愛らしいと聞こえてしまうのは、きっと心労からだろう。
だけど幻聴はそれだけにとどまらなかった。
「余はセーヴェルのウラジーミル。まあ、人は皇帝だの陛下だのと呼ぶがな。さて、お嬢さん、あなたのお名前は――」
「ぴゃ――」
目覚めれば、いつもの幽閉部屋――
かすかな希望にすがって、リーナは気を失ったのだった。
紫水晶のような瞳がこちらをのぞき込む。くすんだ透明感のある黒髪は、俗にいう王女編みでディアラみたく飾られている。
着ていたのは、純白のドレス。肩や背中が露出し、大きくふくらんだスカートからも、まだ細い脚が丸見え。そしてほんのりつけられたリップやチーク……。
時折窓から吹く風にスカートを舞わせながら、彼女は語りかけた。
(あなたが、嫁けばいいのにね……)
左右反転した幻影へと。
もちろん、それはただの妄想だ。だって体は一つしかないのだから。
でも、代わりに彼女が嫁ってくれるなら、どれだけ心安らぐか?
「はぁ……」
気を紛らわせようとため息をもらす。
と……
「リ、リーナさま? わ、笑うのですよ! なにせあのセーヴェルへと嫁ぐのです。女の子なら誰でも憧れる皇帝陛下の妃じゃないですか!!」
ひきつった作り笑いを浮かべるメイドの少女が取り繕う。
言わんとしていることは分からないでもない。
けれど――と、リーナは昨夜の失敗を思い出し、息をつく。
世の中は大抵うまくいかないことばかり。それはそうなのだが、けれどなぜこれはという時にダメなのか?
もし運命の女神さまがいるのだとしたら、きっと自分を嫌いなのだろう、と。
「……」
ついでよぎるのは、ザーパトの大公家に伝わるトリレンマ。
――大公家の女には、三つの美徳がある。眉目秀麗で、貞淑かつ頭脳明晰というもの。
しかし、一人の女に、これらの資質が同時に具わることがなかった。
すなわち……
美しく、身持ちの堅い娘はぱっぱらぱーで、
貞淑で賢いなら、顔がままならず、
才色兼備だと、手のつけられない好色。
「…………」
アラベスク様式に縁どられた鏡に映る、左右反転した自分を一瞥し、心の中でつぶやく。
(わ、わたし、そんなんじゃ……)
悪意に満ちた評伝に、口元をひきつらせ、硬い表情のまま笑う。
いったい、誰がこんなことを言い始めたのか、と。
それによって評価は大きく変わる。
大公家の先祖の誰かなら、おそらく自戒をこめてのものだ。
けれど、そうでないなら?
この国の人たちがそれをささやいたとすれば?
ゴクリ、とのどを鳴らす。古人の言葉になぞらえながら。
――最上の君主とは何か?
民はその存在を知っているが、それだけ。次善はとてもいい君主であると皆がたたえる。その下だとお上は怖いと誰もが恐れる暴君。最低は侮られ、軽んじられる者。
なら?
「……」
つまりザーパトの大公家は、どれにあたるだろうか?
いうまでもない。
(そ、そうよ……)
嫁ぎ先は、実家よりマシ。リーナはそう、自分へと言い聞かせた。せめて感情だけでも納得させようとして。
たとえそれが自身の心へとつく、優しいウソだったとしても。
だって、そうでなければあまりにみじめすぎるのだから。
とはいえ。
ウソにウソを積み重ねていっても、いつか虚構の楼閣は砂のように崩れる。
(い、いや、きっと――)
混乱のあまりおかしなことばかり考えているのだ。
リーナはそう胸の内で叫び、首をブンブンと横にふった。
「おきれいですよ。これならきっとウラジーミル陛下もリーナさまの虜ですね!」
そんな彼女へと、メイドの少女は心にもないことをささやく。
当事者でなければ、何人も他者を全知全能とするのだろうか?
まあ、そんなこんなで連れてこられたのは屋敷の前。そこにたたずむのは、輓獣がつながれた、いわゆる馬車。
屋根の四隅にはランタンがつけられた、檻つきの車体は、まるで罪人あつかい。
ちなみに、牽くのはロバ。隠語でバカやマヌケの意味も持つ。
「……」
何とも言えないまなざしで、リーナはそれをにらんだ。
嫁いできた妃が、ロバに牽かれてやってくる?
相手からすれば挑発に思えなくもないだろう。素でやっているのだとしたら、あまりの外交音痴といっていい。
(……殺されろ、ってことかしら?)
だけど――
「さぁさぁ、お乗りください!」
メイドがそううながす。
意を決し、リーナはキャリッジに乗りこむ。
すると、ガチャリと外から施錠された。
つまりは逃亡を防止するため。もはや逃げられないのは明らか。なら腹をくくるべきだろう。
「っ!!」
グッと両手を握りしめ、彼女は口を真横に結ぶ。
(ぜ、絶対に生き残ってやるわ。誰があなたたちの思い通りになんてなるものですか!!)
まつ毛をぬらし、声にならない叫びをあげて。
そしてガタゴトと、舗装されていない田舎道を馬車が往く。
「……」
格子がはめられた窓から見る景色は、やはり悲惨だった。
荒れ果てた大地は、およそ耕作には不向き。といって家畜を養えるほどでもない。
村の外れでは、子どもたちが剣戟を稽古している。特産物に恵まれないザーパトは、主に血を輸出していたという。
といっても、本当に売血していたわけではなく、兵役の暗喩だ。
軍事国家であるがゆえに、父国は四大国に数えられていた。
けれど、それは果たして臣民の幸せなのだろうか?
吐息して、リーナは自身へと問う。
(だけどお姉さまたちは――)
武技に汗を流す姿などまるで想像できない。
いずれ破滅的な未来を歩むのでは――などと考えて言えた、そのせつな。
「ひ、えぇぇ~~!!」
御者が悲鳴を上げ、同時に蹄鉄の音があたりをおおう。
「え、ど、どうしたの――」
おどろき訊ねようとして、馬車が外から施錠されていたことに気づく。
「って、ウソ――!?」
直後、ドタバタと足音を立て、御者が逃げ出していった。
「ちょ……!?」
そしていななきが聞こえ――
「ふむ、アドラーの旗印。ザーパトのモノだな?」
雷のように肚の底へひびく、バリトンの声が耳をつんざく。
盗賊や匪賊の類?
あるいははるばるやってきた異教徒とか?
禄でもない想像が脳裏によぎる。
しかし……現実はそのいずれでもない。
「ひっ!?」
悲鳴を上げてしまった。
ミシミシときしむ音を立てながら、馬車が持ち上げられたからだ。
「ん、誰かいるな……?」
楽しげに笑う声とともに、空色と琥珀に光る双眸が檻の外からこちらを覗きこむ。
「え、あ……!?」
その姿を紫の瞳に映し、リーナは絶句した。
天を衝く真っ黒なタテガミ。突き出た口からは、真っ赤な舌と鈍く光る牙が見つめる。ピンと立つ長く先の尖った耳があたりをうかがう。
オオカミ――いや、ジャッカル!?
が、細かな分類はこの際重要ではない。
それに妙な説得力を感じさせる、上半身にまとう毛皮。言い伝えにある冥府の神を思わせる風貌に、凍りつく。
つまりは首から上が野獣なのだ。
(き、きっと――)
見間違いや幻覚のはず。
そう強く念じ、いくども目をこする。
いろいろあって疲れているから、変なモノを見てしまうのだ、と。
だが、どうやら夢でも幻でもはなかったらしい。
「ほほう……これはこれは!」
と――目が合った。
「可愛らしいお嬢さんだ!!」
「――っ!?」
つい可愛らしいと聞こえてしまうのは、きっと心労からだろう。
だけど幻聴はそれだけにとどまらなかった。
「余はセーヴェルのウラジーミル。まあ、人は皇帝だの陛下だのと呼ぶがな。さて、お嬢さん、あなたのお名前は――」
「ぴゃ――」
目覚めれば、いつもの幽閉部屋――
かすかな希望にすがって、リーナは気を失ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
前世で孵した竜の卵~幼竜が竜王になって迎えに来ました~
高遠すばる
恋愛
エリナには前世の記憶がある。
先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。
先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を遂げたエリスティナ。
普通の平民に生まれ変わったエリスティナ、改めエリナは強く心に決めている。
「もう二度と、竜種とかかわらないで生きていこう!」
たったひとつ、心残りは前世で捨てられていた卵から孵ったはちみつ色の髪をした竜種の雛のこと。クリスと名付け、かわいがっていたその少年のことだけが忘れられない。
そんなある日、エリナのもとへ、今代竜王の遣いがやってくる。
はちみつ色の髪をした竜王曰く。
「あなたが、僕の運命の番だからです。エリナ。愛しいひと」
番なんてもうこりごり、そんなエリナとエリナを一身に愛する竜王のラブロマンス・ファンタジー!
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
下賜されまして ~戦場の餓鬼と呼ばれた軍人との甘い日々~
星森
恋愛
王宮から突然嫁がされた18歳の少女・ソフィアは、冷たい風の吹く屋敷へと降り立つ。迎えたのは、無愛想で人嫌いな騎士爵グラッド・エルグレイム。金貨の袋を渡され「好きにしろ」と言われた彼女は、侍女も使用人もいない屋敷で孤独な生活を始める。
王宮での優雅な日々とは一転、自分の髪を切り、服を整え、料理を学びながら、ソフィアは少しずつ「夫人」としての自立を模索していく。だが、辻馬車での盗難事件や料理の失敗、そして過労による倒れ込みなど、試練は次々と彼女を襲う。
そんな中、無口なグラッドの態度にも少しずつ変化が現れ始める。謝罪とも言えない金貨の袋、静かな気遣い、そして彼女の倒れた姿に見せた焦り。距離のあった二人の間に、わずかな波紋が広がっていく。
これは、王宮の寵姫から孤独な夫人へと変わる少女が、自らの手で居場所を築いていく物語。冷たい屋敷に灯る、静かな希望の光。
⚠️本作はAIとの共同製作です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる