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第一章 腐樹の森と呼ばれた地
第十話 勝てぬ試合
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薙ぎ払ったはずだった…。しかし、アストさんの刀は首スレスレで止まっており、そして、私が刀を抜いてその刀を止めていた。
「なっ!何をやっている!クレア、邪魔をするな!」
アストさんが私に怒鳴る。でも私は…私は…!
「邪魔する…「邪魔するから止めてるんですよ。まだ分からないですか?」……っ!?」
私はアストさんの言葉を遮って、そう言った。続けて…。
「君さ。なんで殺されることを了承してるの?」
私は男の子にそう聞いた。男の子は…。
「そ、それは僕が「僕がいたら、ユュさんは目覚めない。だから殺されることを飲むの?」……なっ…」
再度、私は言葉を遮って、言った。
「君さ。言ったよね。謝りたいって……ねぇ、なのになんで死のうとするの?君が死んでユュさんが喜ぶ?……絶対に喜ばない!…悲しむと思うよ。だって、初対面の君にあんなに優しくしたんだよ…?しかも、長い間一緒にいたんでしょ?君は生きて、生きなきゃいけないんだ。謝るんでしょ?なら生きないと駄目じゃん。……死のうとすんな馬鹿!」
私は刀をアストさんに向けて。
「アストさん、勝負してください。私が勝ったら、この子を私の自由に出来る…でいいですよね」
アストさんは驚いたような顔をした。でも、関係ない。
「……いいぜ。だが、この世界の危機だ。こっちも本気でやらせてもらうぜ」
アストさんが刀を構える。アストさん…いや、アストロが私を見て…睨む。すごい気迫だった。これが…アストロの本気…。
「……ふぅ…行きます!」
私は発言と同時にアストロに斬りかかる。アストロは私の刀を受けながら、私を斬りつけようと、返してくる。私は攻撃を避けながら攻撃する。
「《烈風》!」
アストロがそう叫んだ。その瞬間、お腹に強い痛みが走った。
「あぐ…ぁ!?」
私は恐る恐る、お腹を見る…。……服が切られていた。お腹が見えている。……刀身切られたわけじゃ…ない?
「次は本気で斬る!」
アストロがそう言った……。
「まだまだ!」
私は強く地面を踏みしめる、次は本当に切られるかもしれないそんな恐怖心が心の中で思ったが…でも…そんなんで…止まれるかぁ!
「はぁ!」
私は刀を振るう。一撃、二撃、三撃と繰り返して攻撃する。その攻撃は全て受け流されているが…。でも…まだまだ本気じゃない。
「そんなんで俺に…勝てると思うなよ!」
アストロが刀を振るってくる。私は、自然な動きでその刀を受け流し…そして、切りつけた。しかし、その攻撃はアストロの頬に掠っただけだった。
「なっ……本気なんだな…。良いぜ……《業風》……行くぞ…」
その瞬間、私の目の前からアストロが姿を消した。…そして気づいた時には、後ろに…回られていた。…私は咄嗟に腰に刺さっていた鞘で刀を受け止めた。そして、アストロに向かって、刀を振った。しかし、既にそこにアストロはいなかった。
「はぁ…はぁ…なに、今の…」
マズイね…。あんなの何度も防げるわけじゃない。……いや、集中すれば…。
「はぁ、はぁ、すぅー…」
私は神経を集中させる。そして…後ろから何かが風を切ってこっちに近づいてきていた。
「はぁ!」
私は次は刀で受け流し、再度切りつけた。
「なっ!…危ないな。驚いた、まさか《業風》にすらついてくるなんてな」
アストロの動きが止まった。……私は地面を強く蹴り…アストロの前に移動し、再度刀を振るった。アストロは刀でなんとか防いだ。そんな感じがした。アストロは驚いたような顔をしていた。
「は、早い…」
そんなアリスさんの声が聞こえたような気がした。私はバックステップですこし下がり再度斬りかかった。しかし、その刀を受け止められる。
「くっ、なかなかやるじゃないか」
「それはどうも…でも…そんな悠長にしてて良いんですか…っと!」
私は体を捻り、蹴りを入れた。
「ぐっ!?……蹴りか…」
アストロはすこし、後ろに下がった…私は喋っている隙を狙い、接近、斬りつけた。そして、受け止められてしまった。
「……おいおい、話してる最中はズルいんじゃないの?」
私は再度、体捻り蹴ろうとしたが、突如として、足に強い…斬りつけられた痛みを感じた。
な…なんで…なんで!?いつ、斬られた?いつ斬られた!?
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
私の悲痛の叫びが森に響く。アストロはそんな私を見て…
「これで終わりだ」
そう言って、私に背中を向けた。
……舐められてる…私が…私がこんな程度のダメージで…止まるなんて…ない!
私はアストロに近づき斬りつけた。しかし、受け止められ…。
「やっぱりな。お前はしっかりと倒さないと諦めないよな」
その瞬間、胸に何かが、刺さる…そんな感覚に陥った。いや、違う、刺されたんだ…。
「……あが……くっ…まだ…ま…だ…」
「クレアちゃん!アストロ、やりすぎ……」
アリスさんの声が聞こえてくる…。でも…全然…聞こえ……ない…や……。
私の視界が完全にフェードアウトした…と同時に声が聞こえた…。
『はぁ…馬鹿だね。まったく、これが本当の戦いだよ。覚えれないだろうけど…教えてあげるよ』
そんな…声が…。
「なっ!何をやっている!クレア、邪魔をするな!」
アストさんが私に怒鳴る。でも私は…私は…!
「邪魔する…「邪魔するから止めてるんですよ。まだ分からないですか?」……っ!?」
私はアストさんの言葉を遮って、そう言った。続けて…。
「君さ。なんで殺されることを了承してるの?」
私は男の子にそう聞いた。男の子は…。
「そ、それは僕が「僕がいたら、ユュさんは目覚めない。だから殺されることを飲むの?」……なっ…」
再度、私は言葉を遮って、言った。
「君さ。言ったよね。謝りたいって……ねぇ、なのになんで死のうとするの?君が死んでユュさんが喜ぶ?……絶対に喜ばない!…悲しむと思うよ。だって、初対面の君にあんなに優しくしたんだよ…?しかも、長い間一緒にいたんでしょ?君は生きて、生きなきゃいけないんだ。謝るんでしょ?なら生きないと駄目じゃん。……死のうとすんな馬鹿!」
私は刀をアストさんに向けて。
「アストさん、勝負してください。私が勝ったら、この子を私の自由に出来る…でいいですよね」
アストさんは驚いたような顔をした。でも、関係ない。
「……いいぜ。だが、この世界の危機だ。こっちも本気でやらせてもらうぜ」
アストさんが刀を構える。アストさん…いや、アストロが私を見て…睨む。すごい気迫だった。これが…アストロの本気…。
「……ふぅ…行きます!」
私は発言と同時にアストロに斬りかかる。アストロは私の刀を受けながら、私を斬りつけようと、返してくる。私は攻撃を避けながら攻撃する。
「《烈風》!」
アストロがそう叫んだ。その瞬間、お腹に強い痛みが走った。
「あぐ…ぁ!?」
私は恐る恐る、お腹を見る…。……服が切られていた。お腹が見えている。……刀身切られたわけじゃ…ない?
「次は本気で斬る!」
アストロがそう言った……。
「まだまだ!」
私は強く地面を踏みしめる、次は本当に切られるかもしれないそんな恐怖心が心の中で思ったが…でも…そんなんで…止まれるかぁ!
「はぁ!」
私は刀を振るう。一撃、二撃、三撃と繰り返して攻撃する。その攻撃は全て受け流されているが…。でも…まだまだ本気じゃない。
「そんなんで俺に…勝てると思うなよ!」
アストロが刀を振るってくる。私は、自然な動きでその刀を受け流し…そして、切りつけた。しかし、その攻撃はアストロの頬に掠っただけだった。
「なっ……本気なんだな…。良いぜ……《業風》……行くぞ…」
その瞬間、私の目の前からアストロが姿を消した。…そして気づいた時には、後ろに…回られていた。…私は咄嗟に腰に刺さっていた鞘で刀を受け止めた。そして、アストロに向かって、刀を振った。しかし、既にそこにアストロはいなかった。
「はぁ…はぁ…なに、今の…」
マズイね…。あんなの何度も防げるわけじゃない。……いや、集中すれば…。
「はぁ、はぁ、すぅー…」
私は神経を集中させる。そして…後ろから何かが風を切ってこっちに近づいてきていた。
「はぁ!」
私は次は刀で受け流し、再度切りつけた。
「なっ!…危ないな。驚いた、まさか《業風》にすらついてくるなんてな」
アストロの動きが止まった。……私は地面を強く蹴り…アストロの前に移動し、再度刀を振るった。アストロは刀でなんとか防いだ。そんな感じがした。アストロは驚いたような顔をしていた。
「は、早い…」
そんなアリスさんの声が聞こえたような気がした。私はバックステップですこし下がり再度斬りかかった。しかし、その刀を受け止められる。
「くっ、なかなかやるじゃないか」
「それはどうも…でも…そんな悠長にしてて良いんですか…っと!」
私は体を捻り、蹴りを入れた。
「ぐっ!?……蹴りか…」
アストロはすこし、後ろに下がった…私は喋っている隙を狙い、接近、斬りつけた。そして、受け止められてしまった。
「……おいおい、話してる最中はズルいんじゃないの?」
私は再度、体捻り蹴ろうとしたが、突如として、足に強い…斬りつけられた痛みを感じた。
な…なんで…なんで!?いつ、斬られた?いつ斬られた!?
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
私の悲痛の叫びが森に響く。アストロはそんな私を見て…
「これで終わりだ」
そう言って、私に背中を向けた。
……舐められてる…私が…私がこんな程度のダメージで…止まるなんて…ない!
私はアストロに近づき斬りつけた。しかし、受け止められ…。
「やっぱりな。お前はしっかりと倒さないと諦めないよな」
その瞬間、胸に何かが、刺さる…そんな感覚に陥った。いや、違う、刺されたんだ…。
「……あが……くっ…まだ…ま…だ…」
「クレアちゃん!アストロ、やりすぎ……」
アリスさんの声が聞こえてくる…。でも…全然…聞こえ……ない…や……。
私の視界が完全にフェードアウトした…と同時に声が聞こえた…。
『はぁ…馬鹿だね。まったく、これが本当の戦いだよ。覚えれないだろうけど…教えてあげるよ』
そんな…声が…。
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