神様のミスで死んでしまった少女、お詫びに異世界転生しました!

鏡矢 蓮

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第二章

外伝 全ての意味とは

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 ヤナ達のところから離れていく黒フードがいた。
「あーあ、油断したなぁ…。魔法が無い状態であの子には勝てないわぁ…」
 そう黒フードの女性は言う。腰には二刀の刀。そして背中に一刀背負われていた。
「いやー、まぁ、あそこでやられても計画には支障はないけど、困るからねぇ…」
「そう、ならさっさと殺してあげる。でも…どうせ死なないでしょ?」
「っ!?」
 黒フードの首元に薙刀が当てられている。その薙刀を持っているのは、フードを脱いでいる少女だ。
「…へぇー、ここまで追ってきたんだぁ…ふーん。執念深いねぇ…そんなに私の事が嫌い?」
「えぇ、皆を救う事を諦めた貴女を赦す人なんて…いないわよ」
「あらあら、それは残念。…えっと、今はフォトエナって名乗ってるんだっけ?」
 黒フードが煽るようにそう言う。そして、フォトエナはその言葉に返していく。
「えぇ、そうね。ユラースミ……貴女を殺す」
 ユラースミは鼻で笑う。
「殺してみなさいよ。殺れるものなら…ね!」
 ユラースミは腰にある一つの刀を引き抜き、切る。その一振りは空を切った。
「……なら、殺してあげます。ユラースミ、私は貴女を…殺します」
「その決意は揺るがない?揺るがないなら、私も殺されてあげるわ。…まっ、ここで貴女は死ぬんだけどね!」
 二人はそれぞれ持っている武器を構える。フォトエナは薙刀を…ユラースミは抜いた一刀を…。二人は見合わせ、そして、打ち合う。
「マーシャルアーツ《一薙ぎ・終》」
「マーシャルアーツ《打ち返し・連》」
 フォトエナ、ユラースミは武器を打ち合わせる。技能マーシャルアーツまでも使って、化け物と化け物のぶつかり合い、その光景は常人には見切ることはできず、そして残酷にも、巻き込まれた人は切り裂かれるだろう。木々に跡がつく。
「マーシャルアーツ《暴風薙ぎ・咲》!」
 フォトエナが使い。ユラースミは受け流す、そして…
「マーシャルアーツ《三本開花・連》」
 技を返す。それの繰り返し、全ては自分の意志を貫く為…。
「「…はぁ…はぁ…」」
 二人は息を切らしながら、それでも尚打ち続けている。
「……貴女は…まだ…諦めてない…の?」
「……いいや、フォトエナ、私は諦めた。それが事実で真実だ。私は…自分の意志を…殺した…。ただ、それだけさ」
「……そう、それは……残念だわ。…マーシャルアーツ《純華》」
 フォトエナが、ユラースミに懐に潜り込み、薙刀を突き刺す。
「なっ!?…ぐっ…ふ…ふふっ…あはははは!…薙刀はそんな風に突き刺す物じゃないんだけどなぁ…」
 フォトエナが地面へと落ちる。
「……あ…ぐ…ぅぅぅ…痛い…痛い…ふぅ…ふぅ……持ってかれちゃったか…。…すこしは残してくれない?ユラースミ、わざわざ両腕を切り捨てないでよ…」
 そう、フォトエナの両腕が切られていたのだ。フォトエナは両腕の腕を失くしていた。
「……はぁ…はぁ…それじゃね…。私は、計画を進めさせていただくわ…」
 そう言って、ユラースミは消えた。
「……逃げられたか……でも、やっぱりまだまだ、あまい…ね。やっぱり、諦めてないんだ。………………。……腕ないからどうしよう」
 フォトエナはそう独り言を呟く。
「……《魔力手マジックハンド》。……これでいいかな。両腕の出血は…《回復ヒール》。…うん、OK、これでいいね」
 そうして、フォトエナも姿を消した。
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