5 / 19
20代。
再会
しおりを挟む
あの別れから7.8年経っただろうか。
私は、若くして結婚出産離婚を経験し
1人で子供を育てる為に夜の世界へ身を寄せていた。
最初は呑み屋での接客だったが
だんだんと夜の仕事へと染まっていた私は
友人から誘われるままにデリヘルで働きだした。
もちろん、家族にも他の友達にも言えない。
お金を稼ぐことに必死だった。
そんな時…
仕事の待機中に寄ったコンビニでトモミとの偶然の再会。
「トモミ?」と声を掛けると
まん丸い目でこちらを見つめる。
「え?…まゆちゃん?」
それから、トモミの近況を聞いた。
その前日までピンサロで働いていたが辞めてきたばかりだと言う。
私がデリヘルで働いている事を話すと
興味を示したトモミだったが、
「でも、私なんか…太ってるし…デリヘルは無理だよね…」と。
確かにトモミは10代の頃からふくよかな体型ではあったけれど、
私も抜群のスタイルという訳ではなかった。
何より困っているトモミを見捨てられないという気持ちが強かった。
「うーん、そんな事ないと思うけど店長に聞いてみるから少し待ってて」と話し、連絡先を交換して分かれたのであった。
後日。
店長へ話を通し、1度面接してから決めましょうという事で
無事入店が決まったトモミ。
元来穏やかな性格の彼女は
本人の心配を他所に人気嬢へとなっていった。
同じ店で働きだした私たちは、
また交流を持ち、私が早く帰らなくても大丈夫な時は
仕事後にBARで1杯なんて日もあった。
トモミはその頃少しだけ変化していた。
学生時代の弱々しい彼女とは違い、
私への話し方や接し方も少しずつ対等になってきていた。
そう、あの頃のトモミは同い年の私なのに
まるで先輩と話すように顔色を伺って接していたのだった。
私は、若くして結婚出産離婚を経験し
1人で子供を育てる為に夜の世界へ身を寄せていた。
最初は呑み屋での接客だったが
だんだんと夜の仕事へと染まっていた私は
友人から誘われるままにデリヘルで働きだした。
もちろん、家族にも他の友達にも言えない。
お金を稼ぐことに必死だった。
そんな時…
仕事の待機中に寄ったコンビニでトモミとの偶然の再会。
「トモミ?」と声を掛けると
まん丸い目でこちらを見つめる。
「え?…まゆちゃん?」
それから、トモミの近況を聞いた。
その前日までピンサロで働いていたが辞めてきたばかりだと言う。
私がデリヘルで働いている事を話すと
興味を示したトモミだったが、
「でも、私なんか…太ってるし…デリヘルは無理だよね…」と。
確かにトモミは10代の頃からふくよかな体型ではあったけれど、
私も抜群のスタイルという訳ではなかった。
何より困っているトモミを見捨てられないという気持ちが強かった。
「うーん、そんな事ないと思うけど店長に聞いてみるから少し待ってて」と話し、連絡先を交換して分かれたのであった。
後日。
店長へ話を通し、1度面接してから決めましょうという事で
無事入店が決まったトモミ。
元来穏やかな性格の彼女は
本人の心配を他所に人気嬢へとなっていった。
同じ店で働きだした私たちは、
また交流を持ち、私が早く帰らなくても大丈夫な時は
仕事後にBARで1杯なんて日もあった。
トモミはその頃少しだけ変化していた。
学生時代の弱々しい彼女とは違い、
私への話し方や接し方も少しずつ対等になってきていた。
そう、あの頃のトモミは同い年の私なのに
まるで先輩と話すように顔色を伺って接していたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる