べすとふれんど

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30代。

トモミへの思い

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トモミの気持ちは、私にはもう二度と知ることができない。
トモミと知り合ってからの約20年近い時間の中で
もっとトモミに寄り添うことが出来たはずなのに、心の穴を埋めてあげることはとうとう出来なかった。

毎夜遊んでいたあの時も…共に仕事をしていたあの時も…彼氏のことで悩んでいたあの時も…義実家や家族のことで悩んでいたあの時も…それから離婚後のあの時も…
もっともっと何か、私にも出来ることがあったはずなのに。

10代の頃、私に気を使って話せなかった話を20代なってから聞いたあの時も
私はひどく後悔したのに…。
強制してはいけないと距離を置いたのは
ただただ私のエゴだったのではないか。

どうして…なぜ…
気持ちや思いがぐるぐる廻る。

「親より先に死ぬことは最大の親不孝」と聞いたことがある。
親より先に逝き、その発見者も母親だったトモミ。
まだ小学低学年の子どもまでもを遺し…。



死ぬ死ぬって言う人は死なないよ
ヒトって簡単に死ねるんだよ

先人の言葉も生きている私には正解も不正解も分からない。


トモミはこの世に生を受けて30数年…何を感じ何を思い生きてきたのか。
幸せだったのか。本当に苦労しかなかったのか。喜びはなかったのか。


なぜ死ななければならなかったのか…



私は、トモミの死に関して
「あの時こうしておけば」という後悔と
「なぜ救えなかったのか」という無念の思い、
「なぜ子どもを見捨てたのか」という怒り、
それから「きっと私には救えなかった、トモミを救えたのは誰かからの愛だけなのでは」という諦めの様な感情が、ぐるぐるぐるぐると渦をまくのだ。

そして今後一生正解のないこの思いを背負うのだろうとも思う。



これは、トモミの望んだ結果だったのだろうか
こうなってトモミは楽になれたのだろうか

死ぬ勇気があるのに生きる覚悟はできなかったのか



もし、今トモミに会えるならば…
私はきっと…また怒ってしまうのだろう

ぐるぐると答えの出ない疑問が浮かんでは消える度に
攻撃の言葉が心に残ってしまうのだ。


自ら命を絶つことの罪深さ…
私は無宗教で宗教の教えには詳しくないけれど、自殺はこの上ない罪であり天国へは行けないとされる宗教もあったと思う。



トモミは人生を全うできたのだろうか…
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