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4.そして彼は刃となる
しおりを挟む「んじゃいきますよ~”私、小春潮はその身を刃とし我の敵を切り喰らい自身を錬磨し続ける剣となることを誓う!”」
宣言した・・・恥ずかしい顔が熱い俺のライフはもうゼロに近いだろう。
あれ?思い返したら一文字違ったような・・・
と 思った瞬間に体が鋭い痛みを感じ始める爪切りでどんどん深爪をしていってるような体がどんどん削られていくようなそんな痛みを感じはじめ自分の両手を見ると光る粒子状の物が出始めている。
いや、両手だけじゃなくどうやら全身から出ているようだ、だって全身痛いもん。
あれ?なんか余裕が出てきた人間って順応が早いって聞くけどほんとだね(笑)・・・笑えんけどね。
「これはなんですか?爺さんこれはどうなってんですか?」
おそらく、・・・いや確実に答えを知っているこのジジイに答えを聞く答えてくれたらもうけって気もするのでまぁ期待はしてないけど・・・半分くらいしか。
てかジジイここにきてメッチャ笑顔になってる、うわームカつく顔~
『くふふふふ、お前が宣言したのではないか”私、小春潮はその身を刃としワシの敵を切り喰らい自身を錬磨し続ける剣となることを誓う!”とな、つまりお前はこれからワシが創り上げた錬成魔剣の魂(コア)となるのだ!ハァっハッハッ!』
会話に少し違和感を感じつつというか一文字の間違いがきちんと翻訳されてないことに気づいていたのだが指摘する気も起きないくらい自分の痛恨ともいえる失敗に眩暈がしていた。
また俺はこんな、相手の真意もわからずに適当なことを言ってこんな取り返しのつかないことをしてしまったのか!
いや?意外と取り返しつくかもしれないじゃん?訊いてみよ!
「爺さん!これって元に戻れたりするんですよね?」
直球勝負!
ジジイが優しく微笑んだ!いけるか?
『もちろんじゃ』
おおっ!もう鼻がつまってないのか!
『お前の元の姿は剣となるのだからなぁ!』
息がつまる・・・ジジイが微笑みから嘲笑うような顔に変わる。
既に体の6割ほどが粒子となって浮いている状態になっている痛みはもう感じない、序盤で痛覚は麻痺でもしたんだろうか?ただ全身が熱い、これは痛みからじゃないようだ。
これは内側から熱になって現れるほどの感情のせいだろうと思う。
身を焦がすほどの怒りがジジイに向かい、憎しみが浅慮だった自分に向かい、逆に浅慮で行きつくところにまで行きついた自分に憤慨し行きつかせたじじいを憎悪する。
感情がコントロールできない、する気もない、ファンタジーの世界ならこのジジイ呪い殺せるだろうこんだけ俺の憎悪をぶつけているんだから!
そして最後に残ったのは以外にも唇付近でもはや動かす事も出来ないはずなのに消える直前何かを言おうと動いた。
だが対面していた爺さんは、
『ふんっ往生際の悪い奴だ、所詮異世界でも孤独に死を迎えるだけの役立たずの愚図の分際で無駄な抵抗しおって、いやっ愚図だからここまで無駄に抵抗したのか・・・クッハァッハッハッハッ』
気が済むまで笑うと表情を整え
『異世界では何故かある一定の年齢を過ぎるとスピリット体を構成する魔力量が異常に跳ね上がるものがいるが総じてあのような愚図が多いのはそういった共通項が必要なのだろうな、だがもう奴らとはかかわることもあるまい今回完成する錬成魔剣こそ頂にいたり神々すら屠り続ける剣となろう』
そして爺さんは気づく
『もうこの念話術も改良する必要もないのう、というか効果が一定期間で改良の度に効果時間が変わるのも考え物じゃったなー。』
深く溜息を吐くそして手に持つ杖で強く床を3回たたく。
すると杖が漆黒の刀身を持つ一振りの剣となった。
そして剣を逆手のまま掲げ老人とは思えないような、否、老人だから出せるような低く地面から響かせるような声で一言
『集い魂(コア)となれ!』
その言葉と同時に部屋に満ちていた粒子が次々に剣へと集まり刀身、柄、鍔ところかまわず溶け込んでいく。
そしてすべての粒子が溶け込んが時老人がほくそ笑みながら
『ふんっこの錬成魔剣の名はお前の名の響きに似せてやろうかのぅクックックッ』
少し考えながらピンときたこの名前にすることにした老人は剣の刀身の横っ腹に空いていた手で持ち両手で水平に持ちながら名前を叫ぶ。
『これにあるは我が創り上げし神々すらも屠り続ける人の手による錬成魔剣!銘をファルシオンとする』
と 誰もいない部屋で高らかと宣言する。
話は変わるがその銘はコアにされた彼の世界にてかつて戦闘用としてではなく安価な生活用具としてそこらの一般人にも使われていた剣の名前でもあったのはそこらの一般人であった彼に対して運命が与えた皮肉なのかもしれない。
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