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3.目的
しおりを挟む俺もコミュ力が希薄な方だけどさこの爺さんもすごいね、あれかなB型かな?なんてね。
もうこのままじゃ事態も動きそうもないしこれ以上怒らせたらこっちもイライラが感染してきそうだからさっさと自己紹介でもするかな。
「はぁー、初めまして小春(こはる)潮(うしお)といいます、ああっと・・・こっちじゃ姓名は逆でしたか?まぁいいですよね、私の国じゃこの順ですし、職はここに来た以上いまさら言ってもしょうがないでしょうねハハハ。」
何故か最後に無意識で愛想笑いしてしまう、やっぱり日本人なんだねー俺ってば。
『ふんっまぁ言いだろう・・・小春潮か、それでお前をこの世界ハモニアによんだのはお前を我が刃にするためじゃ。』
お!やっと話が進んだよまったくその一言出すのにどんだけかけるんだよこの爺さんはもう!っと、それはまぁいいや刃ってどういう意味?あっ!錬金術師ってことはあれか、後衛だから(たぶん)前衛としてファイター的な奴が欲しいと、でコミュ力も大概だから召喚した奴を壁に使おうと適正とか見ないで・・・なら壁とか盾とか言えばいいのにカッコつけて刃にってほんとこの爺さん大概だわ。
「えーと、壁役とかちょっと難しいんじゃないかなーと思うんですけどどうせでしたらもっと若くて能力の伸びもいい子とかにしたほうがいいんじゃないですか?」
とりあえずNOと言える日本人になろう、この世界にて第2の人生を新しく開くために!・・・言葉の壁はどうしようかな。
『ふんっどのみちお前に選択の余地はあるまい素直にワシの刃になるといえばいいのじゃ。』
この爺さん鼻つまってんの?毎回人の頭ん中でふんふんしないでほしいんだけど・・・
はぁでも確かに選択の余地はないかな、どうせ召喚術だの錬金術だのの世界じゃ文明レベルもたかが知れてるしそんな中一人でフラフラして獣や盗賊に会えば・・・あらやだ怖いじゃない。
でも爺さんの刃とやらになっても似たようなもんなんじゃないかな?
いや、少なくとも現地人がいるのは大きいかな?
そういや腐っても異世界召喚だしなんか戦闘系でチートなスキル的なものがあるんじゃないかな?
そうなるとステータスとかで見れるんじゃないかな?どうにか見れないかな?よし一八だ!
「ステータスオープン!」
・・・
「メニューオープン!」
・・・
「ヘルプ!」
・・・
俺の心が壊れそうだ誰かヘルプ!
真っ赤に染まった自分の顔を両手で覆って悶えていると
『ふんっうるさいぞ愚図何をいきなり叫んでおる!後、その動き気持ち悪いからやめんかっ!それから早うわしの刃になるといわんか馬鹿モンが!』
この時点で労働条件は最悪だなって思えてる自分はゆとり世代だからなのかな?三十路だけど・・・
まぁ野垂れ死には嫌だししょうがないかな。
「分かりましたではあなたの刃になりますよ。」
といったら今度はこの爺さん
『ふんっでは宣言しろ!私、小春潮はその身を刃としワシの敵を切り喰らい自身を錬磨し続ける剣となることを誓う!と高らかにな』
なにそれ恥ずかしい言わなきゃダメな感じ?ダメな感じなんだろうね、これってパワハラで訴えられるんじゃ・・・どこにだよ・・・しょうがないか。
「はぁ分かりましたよ言いますよ」
その時、これから起こったことに一生、いや永遠に後悔することになるとはその時のジジイとの対話や今自分に置かれている状況そしてこれからのことなどを考えていた俺には無かった。
ほんと嫌になるこの時の俺・・・
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