一振りの刃となって

なんてこった

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19.契約者

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 少年が声を押されて息を止めてそろそろ2分が過ぎようとしている、どうやら彼は自分の限界に挑戦し続けているチャレンジャーという人種のようだ・・・
 うんごめんね少年
「落ち着いて聞いてね俺は君の敵として話しかけたんじゃないから声は出さないでね?お互い終わるから、OK?」
と 小声で伝える、少年が自分の両手で自分お口を押えつつゆっくりと頷く。
「小声でね、これからあの建物に襲撃をかけようと思うんだけど君は此処にいる?」
 少年は首を振りながら
「いえ、僕もお供したいのですがよろしいでしょうか?」
 そうかえしてきた、当然だめだとか言ってもいいけどここはあえて
「別にいいよ?まぁ君を守る気は一切ないから確実に君は死ぬだろうけど、それでよければどうぞ」
 まぁ足手まといってのは守ったり援護したりするからできるわけで気にせずに戦えば何の障害にならないだろう、むしろ勝手に突入とか後から乱入とかされて何人か闇夜にに出られる方が大変だもんね。
「それで構いません、どうせ単身突撃しても同じ運命でしょう・・・ところでお手持ちの武器にあまりはないでしょうか?恥ずかしい話なのですが僕は丸腰でして」
と 少年は何も持って無いとアピールするように両手を上げる、俺もそれにつられて少年を改めて見てみる。
 見た目は12,3歳くらいで髪色は赤の色彩が少し強めの茶色、目は両方とも碧眼で鼻も高すぎず低すぎず丁度良く顔の形も憎いくらい整っており小顔、服装は多少汚れているが割ときれいなシャツのようなものを羽織りズボンは何故か穿いていない、なんで穿いてないの?
「えっとこれは此処についたときに男かどうか調べるといわれて脱がされたんです」
と 頬をかきながら説明する。
 なるほど声を聴いても性別分からないくらいの美形だ、髪が短いから少年だと思って話しかけたけど顔を見てからじゃわかんなかったかも。
 ふむ、これだけ美形だとなんか手元においてるだけでお得な特典がありそうだな、・・・ふむこいつを育てるというのもありかな?
 そうだな、よく考えたらこの世界に来てまだ俺自身には目標がない、神々を~とかは爺さんの目標だしそんなことする気は無い、能力の確認とかはあくまで自分に自由な体を作るためだし、よし。
「気が変わった、お前の名は?」
 すると少年は
「僕はこう見えてもノーマルですよ?よく誤解されて襲われたりしますから多少の護身術も覚えたんですから、それに名前訊くなら自分からなのるのが礼儀と聞きますよ?僕はニコルといいます、あなたは?」
 おっと、ここで俺も名乗ることになったか・・・さてなんて名乗ろうかな、マストブレイカーとか?別に前の世界の名前である必要もないしそうだな。
「俺の名前はブレド・ファルシオン、敬意をこめてレッドと呼ぶがいい、それから安心しろ俺もノーマルだ」
 ブレド・ファルシオン・・・まあ安直だけど刃ってことでブレード、本体はファルシオンだからファルシオンね、んでブレドっていった後に言いにくかったからレッドって愛称で呼ばせることにしたってわけ。
「ふふっ安心しました、レッドさんそれで武器のことなんですが、実は僕は中にいる女性の一人を助けたいと思っているのですが丸腰では夢に見ることもできません、どうかどちらかの剣を貸していただけませんか?」
 ふむ、まぁこんなとこまで来てたんだから助けたい奴の一人や二人いるでしょうさ、さてどうしたもんかな。
「そうだな、ではこっちを貸してやろう」
と 腰にさしていた海賊がもともと持ってた鈍(なまくら)を渡す
「それから白状するが実はあの建物にいる連中は全員切る予定だったんだが貴様が条件をのむなら一人二人見逃してもいいだろう、正直助けても心の傷はどうにもならんと思うんだがな」
 俺の目的も白状しとくどうせ騙してうまく俺の許においていてもいずればれてもっと悲惨なことになる可能性もある。
「そう、ですか、でしたか・・・それでしたら僕からもお願いいたします、僕が助けたいといった女性は僕が仕えていた貴族のご令嬢で名をシェーナ様といいます、この位置からだとよく見えてしまいますが・・・あの海賊どもの中でもひと際存在感のある男の腕の中で乱れている女性です・・・あんなに辛そうにしておいでですので、すぐにでも解放してあげたいのです」
 と視線であの女性だと示す、確かに美人だけどね金髪でスタイルもいいし顔も貴族だけあって見栄えがいい、横にいる男の子を見て無ければ是が非でも助け出そうとしたかもしれない・・・助けなかっただろうけどさ。
 ふむ、なら作戦は・・・
 ニコルとどうゆう風に襲撃するかを話し合い段取りを決めてゆく
 時間にして5,6分くらいしか話し合わなかったのだが。
「よし、こんなとこだな・・・あとは臨機応変で行こう、それじゃあニコルお前は今から俺との契約者だ、この件が片付いたらお前は俺のもんだ、いいな」
と 聞く人次第では確実に誤解されるであろう発電をニコルに宣言する
「はい、この件が無事に済みお嬢様を無事解放することができたら貴方に僕の主となってもらいます」
と 俺の宣言に応えるニコル・・・こら!顔を赤らめるなシャレにならんぞ!
「では行くぞ」
 俺は不敵な笑みを浮かべ闇夜の山道に歩を進めた・・・
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