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24.和解
しおりを挟む俺が服を着てくるとニコルがなぜか悲痛な顔を浮かべて膝をつく・・・何があったの?
「え?なんで?」
と 声に出てしまうほど驚いた、が、まぁなんにせよこれで落ち着いて話を聞いてくれそうだ。
「まぁいいや、話を聞いてくれそうだし、まずは改めて自己紹介をし直そう俺の名前はブレド・ファルシオン、敬意をもってレッドと呼ぶがいい!、それと安心しろ俺はノーマルだ!」
とりあえず昨日の自己紹介のところからやり直そうと思い昨日の自己紹介に沿ってしてみる、こちらから話しかけているため若干変えているが、まぁ大丈夫じゃないかな?
「何を言うんですか?僕だってノーマルです!あれ?今の名前って・・・えっ!」
と うろたえながら返事をするニコル、うん・・・ほんとにノーマルだよね?
「ようやく会話がでいるくらいに落ち着いたようだな・・・先に誤解を与えるような言動をしていたようなので謝っておこう」
と 俺は謝罪の言葉を贈る
「どうゆうことでしょうか?」
「お前がブレド・ファルシオンだと思っていたさっきのチンピラ風の男とその男が作り出した俺は同じ精神でつながっていたんだ」
と 俺は説明をしだす、まぁ細かいことは全然違ってたりするけど・・・そうでもないのかな?ファルシオンを通して精神はつながってたようなもんだし、うん!俺、ウソツカナイ。
「え~と?その・・・よくわからないんですが?」
と ニコルは俺に上目づかいで聞いてくる・・・気を付けろこいつはこれでも男だ!
「簡単に説明すると俺があのチンピラを操っていたってことさ」
と 簡単に説明する
「嘘つかないでください!あなたはゴーレムでしょう!主人に創られたばかりのあなたにご主人様を操ることなどできません!」
と キレられたなかなか鋭いなニコルよ・・・しかたないか。
「仕方ないから俺の秘密を話そう、俺の弱みにもなるから言いたくなかったんだがな、実は俺の本体は今俺が持っているこの剣だ!」
「は?何を言ってるんですか?世迷いごとが言いたいなら死んで詫びてからにしてください」
再びニコルが殺気立ち始める、思った以上に気難しかったんだねこの子、
「疑うなら俺の持つ剣をもってそうだなさっきの倉庫の前まで歩きそこに剣を置いてから俺を観察しに来い、そうしたら俺は魂の抜け殻のような状態になるから」
「そんな事言って不用意に近づいたらその剣で僕も殺す気でしょう?そんな手には乗りませんよ!」
「なら分かった、こうしよう」
と 俺は剣先を地面に突きたてて自らが倉庫まで歩き出した・・・んで体は前のめりに倒れた、痛そう。
今の俺の視界は剣から見える全周囲モードだ、ニコルがフレッシュゴーレムに駆け寄っていく。
そして思いっきり蹴った!蹴る蹴る蹴る蹴るキックキック最後に足を高く上げて腰のあたりを思いっきりふんづけた!・・・心が痛い・・・
そしてフレッシュゴーレムを蹴り転がし顔を覗き見る、
「ここまでしても無抵抗ということはこのゴーレムには防衛機能はついて無かった?つまりさっきご主人様を殺したのは防衛機能が働いたからじゃなく自分の意志で殺したということ?でもゴーレムに医師があるなんて聞いたことがないですし、そういえば会話を交わすこと自体がそもそもおかしいですよね?」
と 一人納得しだしたニコル・・・調べるためにそこまでするとは・・・ニコル恐ろしい子・・・
まぁなんだか納得し始めたしとりあえず声をかけてみる
『納得したかニコル?』
と 剣状態のため魔力で空気振動を起こして話しかける、
「だれですか?」
と 当然の質問をしてくるので、
『後ろ後ろ、そう振り返って~ハイ!ストーップ!』
ニコルがこっちを向き丁度いいタイミングでストップをかける。
「えっ誰もいませんよ?」
ニコルが不思議がりながら言葉を出す
『言っただろう?俺の本体は剣だって、今目の前にいる俺がブレド・ファルシオンだ』
「はい?だれだか知りませんがからかうのにその名前を使う事は許しませんよ!」
やばいめんどくさくなってきた、さっきまでのちょろさはどこ行ったんだろう。
もういいかなめんどいしこれで最後にしとこう。
俺はニコルがみている前で棘を伸ばして縮めてを繰り返して仰向けにされたフレッシュゴーレムの許に移動する、ニコルの目が驚きに見開かれ驚愕で体は硬直している。
『はい、魔力接続完了』
そんなニコルを横目にフレッシュゴーレムの許に着き魔力のつながりを復活させる。
「これは・・・だいぶボロボロにしてくれたようだなニコル・・・主に服にだが」
体は何十人分の死体を凝縮してつくられたためか異常な強度を持っていることは分かっていたた傷とかは気にしてなかったけど服は埃なんかでだいぶ汚れていた。
「本当にその剣がご主人様の本体だったんですか?」
「疑い深いのはいいけどいいかげん信じてもらえないとめんどくさいんだけど、別に無理に一緒に行動する必要もないからさっさと殺してもいいんだよ?そっちのが楽だしさ」
苛立ち交じりの声が出てしまう、
「ではなぜ殺さないのですか?説得などと面倒なことせずに一思いにされればよかったのに・・・ハッ!僕の貞操が目当て何ですか?でしたら僕は自ら死を選びます!この身は主にささげた体ですので!」
「いや・・・俺は最初からノーマルって言ってんだけどしつこいなー、一思いに殺さなかったのは1人より2人のほうが楽しく旅ができそうだったからだよ、話がここまでこじれたらもうめんどくさくてしょうがないけど」
もはや俺自身もう無理かなーって諦めがかなり入っている、そこにニコルが
「分かりました、数々の非礼お詫びいたします・・・申し訳ありませんでした」
急に納得した!なんで?
「え?急に何言ってんの?」
「そうですね、まず普通のゴーレムがこのように意志を持つかのようにふるまうこと自体無いと僕は聞いたことがあります、また先ほどの剣でありながらしゃべり自ら動いていくさまを見て本体という話も頷けなくもないかなと思いました」
とのニコルの言葉に唖然とするが疑問もあったので質問する
「んじゃ最後の貞操の下りは?」
「悪ふざけです」
と まぶしい笑顔をこちらに向けて非道な一言を放つ美少年・・・どうやら途中から単にからかわれていたようだ、子供にからかわれるとはね、この歳になって。
「これからもよろしくお願いしますね、ご主人様」
と まぶしい笑顔で挨拶してきたので俺は悔しさ交じりに
「違う!これからはレッド兄さんと呼べ!」
と 返す、どうだ!これなら反撃になるだろう!なんない気しかしない・・・
「はい、よろしくお願いします、レッド兄さん」
やれやれまぶしい笑顔だぜ・・・
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