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41.保護
しおりを挟む「なるほど、大筋は理解しました・・・つまり依頼を受けて森で採取をしていたら同じ冒険者のライカ嬢がゴブリンから逃走中の場面に出くわしライカ嬢の救助要請を受けゴブリンの巣まで行き救助ついでにゴブリンの巣を襲撃、殲滅してサラ・ニナ両名をはじめゴブリンの巣に捕らえられていた女性で息があった身元不明の5名保護をして当ギルドまで運んできた、ということですね」
と 対応をしているエルフ(♂)のギルド職員が話をまとめる、当事者でないとここまで話が纏められるもんなんだなってどうでもいい事が頭をよぎる、
「そんなところだな、それでニナちゃんらはまぁ今後冒険者を続けるか微妙だけど貞操は守られてたみたいだからまぁトラウマ程度で済むだろうから日常生活とか大丈夫だろうけど・・・他に俺が保護してきちゃった娘らはどうなんの?ギルドで保護してくれるとか?」
俺は疑問に思っていたことを質問した、
「そうですね、これは私には決定が出せる事ではありませんけど、こういううときは一応身元の確認とその家族の捜索を一定期間して期間内は保護をします身元がわかるようならそこに帰るということになりますね、期間が過ぎたら・・・需要のあるところに引き渡されたりしますね」
と 最後の方は言いにくそうにしゃべる、まぁ明るい顔で「人身売買します!」とか言えないよな、
「んじゃあその一定期間ってドンくらいかわかる?」
「大体一月ちょっとくらいですね、あまり短いとよからぬ輩が来た時にハイどうぞってよく調べもしないで引き渡してしまうケースが過去在りましたので」
過去俺みたいに連れてきちゃった人が何人かいたみたいね、
「そいや2人ほど身籠らされてるけどそっちはどう対応すんの?」
「よくそんなことまで聞けますね?このケースでは魔術的な処置を当ギルドで行いますのでおそらく大丈夫でしょう」
つまり魔術的な方法で子供をね・・・まあ母体の安全が一番かな?
「んじゃあさ、身元が分からなかった娘は俺が預かるってのはできないかな?俺もせっかく助けた娘が結局助け出された場所と似たような環境に送られるのも忍びないからさ」
「過去にそのような提案をされて実際承認された例もありますが、一般的な意見として聞いて頂きたいのですが、Fランクのあなたに預けられることはないと思いますよ?」
まぁそうだろうね、今の収入じゃ自分だけでいっぱいいっぱいだ、
「なるほどね~まぁ俺に預かれって言われても対処に困るよな~って考えていたからまぁいいんだけどね・・・どうなったかだけは知らせてもらえるかな?俺にはそこまで面倒を見ないといけない責任が・・・まぁ見方によっちゃああったんだからさ」
「見かけによらず律儀っぽい部分もあるんですね、はいその件に関しては受け賜りました・・・ですがあまりそんな事気にしないほうがいいと思いますよ?つらい思いをされるだけになると思いますし」
と こちらを心配してくれてるのかイケメンは最後の方は眉を寄せながら話す。
まぁゴブリンとはいえ血縁者を切りまくったからには少しくらいは気にしなきゃ人としてね・・・人じゃなかったっけ・・・
一通りの話をつけて個室から出る心配していたのか個室の扉の横に置いてあった長椅子にニコルが横になっている、起こすのもなんだし俺もここで寝るかな?
などと考えてると、
「報告は終わったんだ、今日泊まるだ所は決まってるのかにゃ?まだにゃらオススメの宿に紹介したげるよ!」
と ニナが着替えてきたのかちゃんと服を着て話しかけてきた、後ろにサラとライカもいる服を着て・・・残念だ、
「ふっかわいこちゃんに『宿に来ない?』なんて積極的なこと言われるとは、俺も捨てたもんじゃないな」
せっかくなので言ってみたい軽口脳内ランキングの上位にあった「かわいこちゃん」と「俺も捨てたもんじゃないな」の合わせ技をしてみた、
「はっ?何を勘違いしているの?一応恩人が宿なしだと可哀相と思って声をかけてあげたのに阿保な事言ってるならもういいわね?」
なんかサラにキレられた・・・まぁ宿に泊まりたいけど、ニコルもここで寝ちゃったみたいだから俺もここで寝ちゃおうかと思ってたんだけどなー。
「ちなみにその宿近い?疲れてるだろうからニコルはこのまま起こさないで運ぶことにしたいんだけど」
「近いですけど~、運んだら起こしちゃいますよね~」
と ライカが答える・・・しょうがないか、
「んじゃあさ、誘ってくれて嬉しかったけどごめんね、今日は此処で寝るよ・・・それじゃあ宿直の人に頼んでくるんでまた」
といってニナがもっていた俺のマントを受け取りニコルにかける、それから夜勤の職員に今日はここで夜を明かすという話を通しておく・・・今回は特別だと許可を貰いニコルの元に戻る、
「ありゃ?まだいたの?」
戻ったらもう宿に帰ってると思ってた3人娘がいた、
「あなたがここで寝るのなら私たちもここで寝るわ」
え?意味が分からない・・・もしやこれがモテ気の到来なのか?確かにこの顔はニコルを元にしてるからイケメンではあるが・・・
「ほんとのことを言うとあたしたち今一文にゃしにゃんだ・・・」
「二人についてって便乗する予定でした~」
・・・誰だ!俺にモテ気が来たとか適当なこと言った奴!・・・俺ですね、ハイ。
「・・・んーしょうがないか後でニコルが怒るだろうけど今日分の宿代くらい出してやるから、で3人でいくら?」
「いいのかにゃ!」
「いいも悪いも救助頼まれてここまで連れてきたんだ今日分くらい立て替えてやるよ、そのくらいは依頼された責任があると思うし」
「でも~一方的に頼んだだけですし~依頼料も払ってませんよ~?」
「むしろ今貰ってるくらいだし・・・後で何かいやらしい要求でもしてくるんじゃないでしょうね?」
サラちゃんは何気にひどいな、まぁ警戒するよね・・・だが我に秘策あり、
「ふっ!依頼料ならもういただいているさ・・・」
「私たちの無事な姿とか言うつもりならやめときなさいよ?ダサいから」
「やれやれサラちゃんは俺のことをなんだと思ってるんだか」
「阿保なかっこつけ」
「褒め言葉と受け取っておこう・・・ちなみにライカには走りながら上下にプルンプルン揺れてた胸をサラとニナには素晴らしい姿を見せてもらったからね、むしろ貰いすぎたくらいかな?」
「サイテー」×3
「ハイハイそれじゃあ宿代はいくら?これで遠慮無く貰えるでしょう?」
若干納得いってないような顔をしながらも宿代を伝えてきた・・・アレかな?「私たちはそんなに安くないわよ!」って言いたいのかもしれないな。
まぁ追加で出してもいいかもしれないけどさ・・・
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