一振りの刃となって

なんてこった

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48.休日

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「はい、完了!体はどんな感じだ?」
「そうですね・・・なんだかふわふわした感じがします・・・これで兄さんが言うように魂の魔力容量が上がったんですね?」
「まぁそんな感覚になるとは知らなかったがばっちり上がっているはずだ、体も2,3日でなれるだろう明日まで大事を取って休みにする・・・どうせあの3人も動けないだろうし」
 と話をまとめて溜息を吐く、結局昨日飲みすぎた3人を運んで部屋に放り込んできたのだが今朝見に行ったら二日酔いでニナとライカがダウン今はサラが面倒を見ている状態だ。
「兄さんは今日何をするんですか?」
「俺か?そうだな・・・」
 さて、今日は何するかな?

「で?今日は何買って行くんだ?」
と 聞いてきたのは武具屋のおっちゃんデモン種のコタロー、実は武具屋に来ている・・・一人で、
「手ごろな片手剣が欲しくってね」
と 俺は今日買いに来たものを簡単に話す、
「お前さん用の武器なのか?今腰にさしてるのじゃ役不足なのか?」
 おっちゃんの疑問ももっともであるので、
「逆だよだよおっちゃん・・・こいつだと強すぎて戦いにならない、あれじゃあ討伐というよりただの駆除になっちまう・・・正直つまんないんだよ」
と 愚痴が漏れる、
「危険な考えだな、それは・・・命を落とす若い冒険者によくある兆候だ、他人のワシがとやかく言っても効果はないんだろうがお前さんは気にいっている・・・無駄に命を散らすようなことはするなよ?」
と 俺のことを心配してくれるおっちゃん、照れるぜ。
「分かったよ気をつけるって、んじゃあこれでいいやいくらになる?」
 とりあえずよさそうなショートソードがあったのでそれを手に値段を聞く、
「こいつはお前の弟に売った奴と同じもんだから2500ナルだ・・・確かに受け取った、何度もいうがあまり無理なことはするなよ?」
と お金を受け取りながらも忠告してくれる、
「分かってるって、んじゃあまた来るよ!」
 そういって店を後にし町から出る一応ワンツーサンの眷属も連れていく、目的地はここに来た時に上陸した浜である。

「どうやら近くに潜んでたみたいだなセイレム!」
『ゴァーーー!』
「ちょっと声小さくしようか?」
と セイレムを呼んで声の大きさを注意する、7日に一度顔を見せるよう言っておいたのだがどうやらこの辺に住みついてしまったらしい。
「セイレム、お前に特別任務を伝える!」
『ゴァーーー!』
「ちょっと声小さくしようか?」
 支持を出すと宣言した後にデジャブが襲うこいつめ!
「まぁいいか、で、セイレムお前はしばらくこの大陸の外周を周っていろ!んで道中船がいたら船の連中が気づく程度にパフォーマンスしてみろ船の近くでジャンプするとかな」
『ゴァーーー!』
「ちょっと・・・まあいいか、それからこれからが重要な任務だが漂流している奴がいたら近くの陸地まで連れてってやれ・・・食うなよ?」
『ゴァ?』
 どうやら俺が何をさせたいのかが理解できないらしい、まぁ俺としても何となくした注文だから特に理由ってほどの物も無い、
「簡単に説明してやるとその方が面白いことになりそうだからだ、俺も冒険者になったからにはいろいろな場所をめぐることになる、そんな時俺の手下の活躍が聞こえたら楽しいだろう?理由はそれだけさ・・・つまり何が言いたいかというと、お前の行動で俺を楽しませろってことだ!」
『ゴァーーー!』
 ふむ、了承なのかな?まぁいいや、
「んじゃ行って来い!気をつけてなーー!
『ゴァーーー!』
 さらばセイレムしばらく一人で頑張れ!
 さてと今度はこっちかな?
 この浜には実はかなり広いのだがパッと見生物がいない。
 ふつうこの浜にはみだりに人は踏み込んだりしないらしい、この浜に生息している魔物の特性が面倒だかららしい、その面倒な特性とは、俺はおもむろに小物袋からさっき道中に拾っておいた木の枝やコブシ大の石ころを取り出した、でそれをとある場所に放り投げる。
 ガチィィィン!
 砂の中にいた何かが自分の上に落ちたものを挟み込む石ころは砕け散ったみたいだ。
 そして俺の前にいるのはカニだちょっとでかいサイズで行くとワゴン車ぐらい?沢蟹って奴に近いかな?ここは沢じゃないから名前は浜蟹だな。
 このカニの面倒な特性とは硬い癖に潜ってるからどこにいるのかわからず先制攻撃の魔法をあてることができない、しかもこの浜の至る所に潜んでいるためにあまり激しく戦ってうっかり他のカニのいるとこに足を置くとズッパシやられてしまうからまた面倒、リスクに見合った相手ではないためこの浜に人が来ることはなかなかない。
 今回相手にするのは・・・まぁ暇つぶしだ。
 んじゃあ今日のカニ鍋の材料にでもしますかね?
 そう考えて今日買ったショートソードを腰から抜き正眼に構える・・・
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