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74.アジト3
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さて、何とかレインに解放された俺は頬に赤い紅葉マークを付けたファイルを伴い盗賊たちの残党を入れてある牢に向かう。
「なぜ私は叩かれたのでしょうか?」
いまだなぜ叩かれたか理解してないファイルに俺はため息つきつつ、
「いくら覚えて無かったからって、あのタイミングであの言葉を言えば叩かれるべきだと俺も思うな」
「そうですか・・・でしたら必要なことだったのでしょう」
ちなみにレインが罵詈雑言を言って俺に抱き着き泣きじゃくった後にファイルが、
「ところで私もそんな事してたんですか?」
って聞いてきた、タイミング考えろよ・・・ファイルの記憶が欠如しちゃったのは俺のせいみたいだけどその辺はレインも知らないんだからそりゃ起こるさ。
というかファイルはどうもおかしい気もする”マインドハック”がまだ使いこなせてないのかな・・・何となく”ライブラリ”でこいつの情報探ってみたけどはっきり言って別人だ。
・・・まぁいいか、使える人間になったみたいだし。
そしてファイルはアジト奥で壁に付いたボタンを押す。
魔力の流れがあるので魔術的な仕掛けらしいそれが作動して床が開く・・・勢いよく俺が立ってる場所の・・・
「これは予想してなかったな・・・」
といいながら落ちる、ファイルの慌てた声が聞こえる・・・あいつ、後ろ見ないで押しやがって。
浮遊感を楽しむ暇もなく床に着地する、3メートルってとこかね?
「申し訳ありません!」
上からロープを垂らして降りてきたファイルが降りてくるなり土下座をする、
「仕掛けを自慢したかったんだろ?今回は許してやるよ、ここでなんか言っても話が進まんからな」
とりあえず頭をあげさせる、俺も不注意だったし、
「はっありがとうございます!・・・ではこちらになります」
と案内を再開するファイルについていく・・・けっこう長そうだな。
落ちた先に廊下のような道が続いており、等間隔で扉がつけられているようだ、何個目かの扉の前で、
「こちら側の扉に頭の娘と世話係、反対側の扉に他の若い連中を牢に入れてあります」
と説明されたのでちょっと悩む・・・先に娘に会っとくかな、
「あー先にこっち、娘の方と話すことにする」
「分かりました、ではこちらに」
ファイルが扉を開けて中に案内する、すると
「てめ~ファイル!どの面下げてここに来やがった!」
元気な恨み節が響く、元気のいい娘は茶髪に黒目のヒューマンでなぜアジトにあったか知らないがボーダーの入った囚人服に身を包んで檻の中で鉄の棒にしがみつきながら叫んでいる。
「貴様の裏切り・・・絶対に許さん・・・」
静かに怒っている娘も同じ囚人服を着ている、種族はヒューマンで黒髪黒目だ。
今頃気づいたけどヒューマンって黒髪黒目って多い気がするファイルもだし、まぁ今はいいか。
檻から吠える娘たちの言葉にファイルが応える、
「裏切り?何を言ってるのかわかりませんね?私はこのブレド様に仕えているんです、あなた方を裏切ったのではなく見限ったのです」
ファイルの言葉に俺は頭にハテナマークが浮かぶ・・・こいつ何言ってんだろ。
「どっちも一緒じゃねーか!手のひら返しやがって、この蝙蝠野郎!」
「必ず・・・その息の根止めるから」
「やれやれ・・・私はこのブレド様に仕えているのです。これは運命だったのですよ!あなた方はその道に至る途中の石ころにすぎません・・・石ころに興味はもってもそれを捨てたからといって裏切ったことにはならないでしょう?」
「あーそういう受け取り方だから裏切ってないか!なるほどな~」
「何納得してやがる!ていうかお前は誰だよ?」
元気のいい方が俺に気づく・・・って遅くない?俺もファイルと同じタイミングとは言わないけど割かしすぐ入ったよね?
「きさま!我が主に何ということを!主の命令なくばこの場で切っていたぞ」
とファイルは腰に下げた剣に手を乗せる、
「はーん、そいつがお前が進行している自称万物の主さん(笑)かい?」
「何その呼び方?」
俺は何やら身に覚えのない呼ばれ方に驚くが、
「まぁそれでいいや、といっても万物は言いすぎだが・・・これからお前たちの主ではあるからな」
俺は口のはしがつり上がっていることを自覚しつつ言い放つ、
「チッ」×2
盛大に舌打ちされる・・・めっめげないんだからね。
「とりま”マインドハック”」
さっと腰からファルシオンを抜き魂に俺に従うよう刻み込む、見た目の歳は17,8歳くらいかな?そんな子を洗脳とか・・・俺も忌避感が無くなっているな~。
「さてお前たちの名を聴かせろ、あと簡単に自己紹介」
というと先に元気な方からしゃべりだす、
「あたいはここのボスをやっていた・・・」
「STOP!」
「へ?」
「ここのボス、でいい死んだやつの名前なんか今更覚えてやる義理はない、お前たちの胸の内にでも秘めておけ」
俺は今更ここのボスの名前を聞きたくない、そんなどうでもいい拘りを持って自己紹介を聞くことにした。
「まぁいいけどさ・・・あたいはここのボスの娘で名はレベッカ、歳は17子供はいない、夫はいたけど旦那の弟に真っ二つにされたみたいだね」
ニコルったら手加減しなかったのね、偉いな~。
「そんくらいでいい、次」
と次の娘に話すよう促す、
「私はライラ・・・レベッカの死んだ夫の妹でレベッカとは幼馴染、歳は17で主人は主に殺されたって話ね」
「ん?そうなのか・・・ああこいつか、確かに俺が殺したな」
「そう」
「憎いか?殺したければかかってきな、同じ場所に行けると思うぞ?」
俺の腹の中にね、的なことを冗談交じりで言ってみる・・・まぁどうせ結果は。
「いえ、今は素晴らしい主に仕えられるから消えてくれてよかった」
浮かばれないね、まぁ所詮人を食い物にして生きてきたゴミに同情する気は無いからいいか。
「じゃあ牢から出すが・・・顔面一発くらいで勘弁してやれよ?」
というと鍵をファイルに開けさせる、出てきた二人はファイルに向かって助走をつけて跳び・・・ダブルドロップキック!
ふっこいつら、いい物持ってるじゃないか・・・
「なぜ私は叩かれたのでしょうか?」
いまだなぜ叩かれたか理解してないファイルに俺はため息つきつつ、
「いくら覚えて無かったからって、あのタイミングであの言葉を言えば叩かれるべきだと俺も思うな」
「そうですか・・・でしたら必要なことだったのでしょう」
ちなみにレインが罵詈雑言を言って俺に抱き着き泣きじゃくった後にファイルが、
「ところで私もそんな事してたんですか?」
って聞いてきた、タイミング考えろよ・・・ファイルの記憶が欠如しちゃったのは俺のせいみたいだけどその辺はレインも知らないんだからそりゃ起こるさ。
というかファイルはどうもおかしい気もする”マインドハック”がまだ使いこなせてないのかな・・・何となく”ライブラリ”でこいつの情報探ってみたけどはっきり言って別人だ。
・・・まぁいいか、使える人間になったみたいだし。
そしてファイルはアジト奥で壁に付いたボタンを押す。
魔力の流れがあるので魔術的な仕掛けらしいそれが作動して床が開く・・・勢いよく俺が立ってる場所の・・・
「これは予想してなかったな・・・」
といいながら落ちる、ファイルの慌てた声が聞こえる・・・あいつ、後ろ見ないで押しやがって。
浮遊感を楽しむ暇もなく床に着地する、3メートルってとこかね?
「申し訳ありません!」
上からロープを垂らして降りてきたファイルが降りてくるなり土下座をする、
「仕掛けを自慢したかったんだろ?今回は許してやるよ、ここでなんか言っても話が進まんからな」
とりあえず頭をあげさせる、俺も不注意だったし、
「はっありがとうございます!・・・ではこちらになります」
と案内を再開するファイルについていく・・・けっこう長そうだな。
落ちた先に廊下のような道が続いており、等間隔で扉がつけられているようだ、何個目かの扉の前で、
「こちら側の扉に頭の娘と世話係、反対側の扉に他の若い連中を牢に入れてあります」
と説明されたのでちょっと悩む・・・先に娘に会っとくかな、
「あー先にこっち、娘の方と話すことにする」
「分かりました、ではこちらに」
ファイルが扉を開けて中に案内する、すると
「てめ~ファイル!どの面下げてここに来やがった!」
元気な恨み節が響く、元気のいい娘は茶髪に黒目のヒューマンでなぜアジトにあったか知らないがボーダーの入った囚人服に身を包んで檻の中で鉄の棒にしがみつきながら叫んでいる。
「貴様の裏切り・・・絶対に許さん・・・」
静かに怒っている娘も同じ囚人服を着ている、種族はヒューマンで黒髪黒目だ。
今頃気づいたけどヒューマンって黒髪黒目って多い気がするファイルもだし、まぁ今はいいか。
檻から吠える娘たちの言葉にファイルが応える、
「裏切り?何を言ってるのかわかりませんね?私はこのブレド様に仕えているんです、あなた方を裏切ったのではなく見限ったのです」
ファイルの言葉に俺は頭にハテナマークが浮かぶ・・・こいつ何言ってんだろ。
「どっちも一緒じゃねーか!手のひら返しやがって、この蝙蝠野郎!」
「必ず・・・その息の根止めるから」
「やれやれ・・・私はこのブレド様に仕えているのです。これは運命だったのですよ!あなた方はその道に至る途中の石ころにすぎません・・・石ころに興味はもってもそれを捨てたからといって裏切ったことにはならないでしょう?」
「あーそういう受け取り方だから裏切ってないか!なるほどな~」
「何納得してやがる!ていうかお前は誰だよ?」
元気のいい方が俺に気づく・・・って遅くない?俺もファイルと同じタイミングとは言わないけど割かしすぐ入ったよね?
「きさま!我が主に何ということを!主の命令なくばこの場で切っていたぞ」
とファイルは腰に下げた剣に手を乗せる、
「はーん、そいつがお前が進行している自称万物の主さん(笑)かい?」
「何その呼び方?」
俺は何やら身に覚えのない呼ばれ方に驚くが、
「まぁそれでいいや、といっても万物は言いすぎだが・・・これからお前たちの主ではあるからな」
俺は口のはしがつり上がっていることを自覚しつつ言い放つ、
「チッ」×2
盛大に舌打ちされる・・・めっめげないんだからね。
「とりま”マインドハック”」
さっと腰からファルシオンを抜き魂に俺に従うよう刻み込む、見た目の歳は17,8歳くらいかな?そんな子を洗脳とか・・・俺も忌避感が無くなっているな~。
「さてお前たちの名を聴かせろ、あと簡単に自己紹介」
というと先に元気な方からしゃべりだす、
「あたいはここのボスをやっていた・・・」
「STOP!」
「へ?」
「ここのボス、でいい死んだやつの名前なんか今更覚えてやる義理はない、お前たちの胸の内にでも秘めておけ」
俺は今更ここのボスの名前を聞きたくない、そんなどうでもいい拘りを持って自己紹介を聞くことにした。
「まぁいいけどさ・・・あたいはここのボスの娘で名はレベッカ、歳は17子供はいない、夫はいたけど旦那の弟に真っ二つにされたみたいだね」
ニコルったら手加減しなかったのね、偉いな~。
「そんくらいでいい、次」
と次の娘に話すよう促す、
「私はライラ・・・レベッカの死んだ夫の妹でレベッカとは幼馴染、歳は17で主人は主に殺されたって話ね」
「ん?そうなのか・・・ああこいつか、確かに俺が殺したな」
「そう」
「憎いか?殺したければかかってきな、同じ場所に行けると思うぞ?」
俺の腹の中にね、的なことを冗談交じりで言ってみる・・・まぁどうせ結果は。
「いえ、今は素晴らしい主に仕えられるから消えてくれてよかった」
浮かばれないね、まぁ所詮人を食い物にして生きてきたゴミに同情する気は無いからいいか。
「じゃあ牢から出すが・・・顔面一発くらいで勘弁してやれよ?」
というと鍵をファイルに開けさせる、出てきた二人はファイルに向かって助走をつけて跳び・・・ダブルドロップキック!
ふっこいつら、いい物持ってるじゃないか・・・
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