90 / 130
87.道のり
しおりを挟む「その剣の調査?私の知り合いにいい腕の錬金術師がいるのだ!」
話の誘導によって違和感なくテレ-ズにこの言葉を言わせるシチュエーションを作ることができた・・・まぁ俺は一切喋ってないけど、剣だし。
「ではその錬金術師の所まで案内頼めますか?」
「いいけど遠いのだ」
「ここから馬車でどのくらいですか?」
「街道沿いを走って国境を越えて~だから2週間ちょいくらいなのだ!」
ここで衝撃に事実が浮上した、国境越えるのか・・・飛んでたから国境越えてたの知らんかったわ。
「それではこれから錬金術師の許に行くメンバーを決めたいと思います」
ニコルが話を進めていく、そりゃ意外と遠いことがわかったからね。
「まずはテレ-ズさんは道案内があるので同行してもらいます」
「よろしくなのだ」
テレ-ズが挨拶する。
「次に”ファルシオン”メンバーですが・・・同行したい人のみ挙手をお願いします」
ニコルがそういうとメンバーは全員手を挙げる。
「こんな時に~仲間外れは~嫌ですよ~」
「分かりました、ではこの僕も含めテレ-ズさん、サラさん、ニナさん、ライカさん、雪鱗さんの7人ですね」
「ワンツーサン太郎や雷凄はどうする気?」
サラが訪ねる。
「今回もワンツーサン太郎は連れていきますが雷凄はここの守りがあるのでお留守番ですね」
「そう、分かったわ」
これでメンバーは決まったので次は大まかな予定だ。
アジトに簡単なこの大陸の地図があったので広げてルートの説明に入る。
「ここがケイベルでこの街道を北上していくとシーフォートなのだ」
とテレ-ズが俺から教わった道順を大まかに説明してゆく。
因みに道順というか経由していく街順というべきなのかな?
まずはケイベルから出て北上しシーフォートまで5日、シーフォートから西に向かい1、2個小さな村を経由してタークという町に着くまでに7日、タークから北上し関所まで2日。
そこから神聖ハーモニア王国の領土に入るのだが、そこから北に行きセイムという町に着くまでに3日、セイムの近くの森の奥に1日くらい歩いたところに俺を剣の素材にしやがったアーノルドの拠点の研究所がある。
まずは5日分の準備を進める。
おもむろにニコルが”抜刀”する。
「明日出発する事にします、では出発するメンバーは今日の内に”ソウルブリーダー”を受けてください」
ニコルの言葉に”ファルシオン”メンバーの雪鱗以外は固まる、雪鱗は”ソウルブリーダー”のことは知らないのでしょうがない。
「ニコル!あなたあれを完全に使うことができるの?」
サラが質問をする、まぁ失敗したらどうなるかは説明してあるから完璧じゃないと使ってほしくないわな。
「可能です、兄さんから使い方などは完ぺきに仕込まれてます」
これは嘘だが、まぁ使うのは俺ことファルシオンだからな問題ない。
「でもリスクが」
「大丈夫です、もう施術は終わりました」
「えっ?」
うん、全員が固まった瞬間に終わらせといた。
ニコルがファルシオンを腰に当てて”納刀”する。
「大丈夫だったでしょう?テレ-ズさんには案内中に動けなくなられては困るので無しということでお願いします」
「構わないのだ」
そしてニコルは外に行きワンツーサン太郎にも”ソウルブリーダー”をかけていく、今回の旅路は早めに進めれば20日前後にはつくのだが町に着くたびに”ソウルブリーダー”をかける予定なのでおそらく30日、一月はかかることだろう。
それにしても俺って大分すごいスピードで飛んでたみたいね・・・約20日って、まぁいいんだけどね。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる