29 / 30
29話
しおりを挟む当面の危機を凌いだ私だったのだが3日後にさらに倍の兵士が投入されるという悪夢的な出来事が起きた。
と言っても殆どが4階層で脱落し運よく突破した兵士たちはアミダの餌食となった・・・やはりアミダは強力無比だな。
そんな中たくさんの侵入者の中に不治の病や体の欠損を義手や義足なんかで補っていた者たちが悲鳴を上げていたが・・・まぁ当然の事だと言える。
と言っても殆どが絶望や悲嘆による悲鳴ではない、義手や義足はアイテムや武器の類だとダンジョンに認識されたために没収、しかしその欠損部が新しく(?)生えているという奇妙なことが起きていたのだ、また不治の病のおっさんは体内にあった体を害する要因が取り除かれたり、体の弱かった女性は体の器官を阻害していた要因を正常に直されたために顔色がむしろ良くなっていたり・・・要するにダンジョンに入る前に不健康だった体が死に戻りで正常な体に戻ってしまったのだ!
しまったのだという言葉が気にかかる人もいるだろうが不健康とは異常に発達した体の事も指してしまうらしく・・・薬物や魔術的な方法で体を無理やり強化した者たちの体も正常な状態に戻されていたからだ・・・苦痛に耐えてまで得た力が軒並み奪い取られた者たちの悲鳴は聞いてて気分のいいモノでは・・・無くもないので私も中々いい性格になってしまったようだ。
というわけでこの事実がカラバ国中に広がることとなったらしい、らしいというのはいくら何でも仮想敵国の人間である私が直接カラバ国に行って情報を収集するわけにもいかず風の噂で「カラバに全ての病を治すダンジョンが現れた!」という話を聞いただけだ。
そんな噂がたったからなのか侵入者が異常なほど増えた・・・しかもいつの間にかできたか知らないがダンジョンの入口に入場料を取るやつらまで現れた始末だ。
私としてはダンジョンの入場料という発想もなかったのでこれはやられたという思いが大きかったので、とりあえずハッピーをけしかけて殲滅しておいた・・・何回か。
それでも懲りずに立ててくるのでムカついたから私がわざわざポイントを使ってダンジョン入口でその入場料を回収する施設を作りけしかけたハッピーにその施設だけは攻撃しない様に指示したらうまい具合にその施設以外の入場料を取る奴らはいなくなった、ついでに言うとこの施設に入場料を払わないとダンジョンに入れないよう仕様を変更もしてみたらできたっていうことも大きいのかもしれない。
というわけでお手ごろな値段(?)でどんな病気やケガも治してしまうダンジョンの登場でカラバ国が調子に乗ってしまう。
結果周辺国にダンジョンの利権がらみで攻め込まれカラバ国という国が地図上から消えるという私としても予想外なアクシデントも起きる。
その後カラバ国を攻め滅ぼした各国はダンジョンの管轄をめぐり争う事になるが・・・一応私のダンジョンなんだがね、まぁいいか。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
生きるために逃げだした。幸せになりたい。
白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。
2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる