ダンジョン&テイマー

なんてこった

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29話

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 当面の危機を凌いだ私だったのだが3日後にさらに倍の兵士が投入されるという悪夢的な出来事が起きた。
 と言っても殆どが4階層で脱落し運よく突破した兵士たちはアミダの餌食となった・・・やはりアミダは強力無比だな。
 そんな中たくさんの侵入者の中に不治の病や体の欠損を義手や義足なんかで補っていた者たちが悲鳴を上げていたが・・・まぁ当然の事だと言える。
 と言っても殆どが絶望や悲嘆による悲鳴ではない、義手や義足はアイテムや武器の類だとダンジョンに認識されたために没収、しかしその欠損部が新しく(?)生えているという奇妙なことが起きていたのだ、また不治の病のおっさんは体内にあった体を害する要因が取り除かれたり、体の弱かった女性は体の器官を阻害していた要因を正常に直されたために顔色がむしろ良くなっていたり・・・要するにダンジョンに入る前に不健康だった体が死に戻りで正常な体に戻ってしまったのだ!
 しまったのだという言葉が気にかかる人もいるだろうが不健康とは異常に発達した体の事も指してしまうらしく・・・薬物や魔術的な方法で体を無理やり強化した者たちの体も正常な状態に戻されていたからだ・・・苦痛に耐えてまで得た力が軒並み奪い取られた者たちの悲鳴は聞いてて気分のいいモノでは・・・無くもないので私も中々いい性格になってしまったようだ。
 というわけでこの事実がカラバ国中に広がることとなったらしい、らしいというのはいくら何でも仮想敵国の人間である私が直接カラバ国に行って情報を収集するわけにもいかず風の噂で「カラバに全ての病を治すダンジョンが現れた!」という話を聞いただけだ。
 そんな噂がたったからなのか侵入者が異常なほど増えた・・・しかもいつの間にかできたか知らないがダンジョンの入口に入場料を取るやつらまで現れた始末だ。
 私としてはダンジョンの入場料という発想もなかったのでこれはやられたという思いが大きかったので、とりあえずハッピーをけしかけて殲滅しておいた・・・何回か。
 それでも懲りずに立ててくるのでムカついたから私がわざわざポイントを使ってダンジョン入口でその入場料を回収する施設を作りけしかけたハッピーにその施設だけは攻撃しない様に指示したらうまい具合にその施設以外の入場料を取る奴らはいなくなった、ついでに言うとこの施設に入場料を払わないとダンジョンに入れないよう仕様を変更もしてみたらできたっていうことも大きいのかもしれない。
 というわけでお手ごろな値段(?)でどんな病気やケガも治してしまうダンジョンの登場でカラバ国が調子に乗ってしまう。
 結果周辺国にダンジョンの利権がらみで攻め込まれカラバ国という国が地図上から消えるという私としても予想外なアクシデントも起きる。
 その後カラバ国を攻め滅ぼした各国はダンジョンの管轄をめぐり争う事になるが・・・一応私のダンジョンなんだがね、まぁいいか。
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