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ガリンダミア帝国との決着
369話
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ケルベロスとの戦いが終わると、アランは地上に降りていく。
地上にいたレジスタンスたちは、自分たちを襲っていたガリンダミア帝国軍を撃退……どころか消滅させ、さらにはガリンダミア帝国軍の心核使いを倒すといったような真似をしてくれた以上、アランとレオノーラ……ゼオンと黄金のドラゴンが味方だというのは分かっていたが、それでもこれだけ圧倒的な迫力を持っている心核使いを前にすると、畏怖を抱いてしまう。
それが恐怖でなかったのは、せめてもの救いか。
ガリンダミア帝国軍の敵だからこそ、自分たちの味方である。
そう判断したからこそ、今はこうして逃げずにいたのだ。
だからこそ、アランがゼオンから降り……そしてレオノーラが人の姿に戻ると、レジスタンスたちもようやく全員が安堵した様子を見せる。
「助かりました」
レジスタンスを代表し、一人の男が出て来てアランとレオノーラに頭を下げる。
一見すると、レジスタンスをやっているとは思えないほど、柔和な印象の人物。
優しげと言ってもいい。
そんな人物がレジスタンスの代表を? とアランも思わないではなかったのだが、今ここで血の気の多い相手が出て来て、助けるのが遅かったといったような不満をぶつけられるよりは、まだこの男が相手でよかったのは間違いない。
「ここ最近、ガリンダミア帝国軍はレジスタンスを集中して狙っているので、無事でよかったです。……被害の方はどうです?」
尋ねるアランの言葉に、レジスタンスの男は辛そうな、悲しそうな、無念そうな……そんな表情を浮かべる。
恐らくそれだけ多くの者が殺されてしまったのだろう。
アランもにしてみれば、あれだけの規模のガリンダミア帝国軍に襲われて、これだけの数が残ったのは凄いと思わないでもなかったが。
しかし、それはあくまでもアランの……第三者手的な立場からの話だ。
実際に攻撃を受けたレジスタンスたちにしてみれば、自分の仲間の多く……あるいは恋人や夫、妻といった者もいたかもしれないが、そのような者たちが死んでしまったのは、間違いのない事実。
数だけでどうこうといったようなことは、とてもではないが考えたくはないのだろう。
(その辺は触れない方がいいか)
もしここで下手にその辺に触れたりすれば、色々と面倒なことになるのは間違いない。
なら、アランは自分がその辺りについて触れるといったような真似はせず、これからどうするのかといった話を進めた方がよかった。
「それで、これからどうするんですか? このままだと、また別のガリンダミア帝国軍と遭遇する可能性もありますけど」
「そう、ですね。今の状況を思えば、やはりどこか他のレジスタンスに合流した方がいいと思いますけど……」
そう言うも、男は困った様子を見せる。
男にしてみれば、合流するべきだとは思っても、どこで合流すればいいのかということが、よく分からないのだろう。
そんな男の様子に、アランはここから近いレジスタンスの位置を思い出そうとし……
(あれ?)
今まで遭遇してきたレジスタンスたちの場所を思い出そうとするアランだったが、そのような場所を思い出すことが出来ない。
一番近くても、徒歩で移動した場合五日以上……いや、こうして怪我人も多数いることを思えば、もっと日数がかかるような場所にしか、アランの把握しているレジスタンスはいない。
「レオノーラ、ちょっといいか?」
アランは何故かここで交渉を自分に任せていたレオノーラを呼ぶ。
本来なら、レオノーラは黄金の薔薇を率いている人物だ。
そうである以上、当然ながらこのような交渉も得意なはず。
だというのに、何故かレオノーラは交渉をアランに任せきりにしていた。
それを疑問に思いつつも、取りあえず今はまず元材起こっている一件を片付ける必要があるので、気にはしない。
「何かしら?」
「ここから近いレジスタンスって、どこがあった? 俺が知ってる限りだと、どれも結構遠いんだけど」
「そうね。カリストとかいうリーダーが率いているレジスタンスが……いえ、それは止めた方がいいみたいね」
その言葉には、アランも賛成だった。
何しろ、レオノーラの口からカリストという名前が出た瞬間、レジスタンスたちの多くが怒りや嫌悪といった表情を浮かべたのだから。
アランはカリストという名前は初めて聞いたが、助けたレジスタンスにすれば何らかの因縁がある相手なのだろう。
それが具体的にどのような因縁なのか、そしてどちらが悪いのか……その辺りは、アランには分からなかったが、それでも今の状況を見る限りカリストという人物の率いるレジスタンスとこのレジスタンスが合流して上手くやれるとは思わない。
それどころか、この様子からするとガリンダミア帝国軍とではなく、レジスタンス同士で戦いになってもおかしくはない。
(まぁ、レジスタンスっていっても、人それぞれだ。今までの行動の中で、対立した相手とかがいてもおかしくはないか)
名前を出しただけでここまで険悪になるというのは、一体過去にどのようなことがあったのだろうと、そんな風に思いつつ……アランは口を開く。
「そのカリストってのが無理なようなら、他には?」
「ないわね。あとはアランも知ってる限り、かなりの距離がある場所にいる集団だけよ。……もちろん、私たちが知ってるの情報が全てじゃないけど」
アランやレオノーラが知っている情報というのは、それこそ限れたものでしかない。
二人が知らないレジスタンスが偶然近くまで来ている可能性もあるし、あるいは離れた場所にいるレジスタンスが、ここに近付いてきているという可能性も決して否定は出来ない。
とはいえ、その可能性に賭けてここで待っていたり、他の場所に移動するというのは自殺行為に等しい。
少なくても、アランにしてみれば意味のない行為にしか思えない。
とはいえ……
(だからって、俺達と一緒に移動するってのも、無理だしな)
アランとレオノーラは、現在ガリンダミア帝国軍の目を惹き付ける為に……そして同時に、ガリンダミア帝国の勢力範囲の中で立ち上がったレジスタンスたちを助けたり、あるいは今回のように襲われているレジスタンスを助けるといったような仕事を任されている。
そうである以上、このレジスタンスたちと一緒に移動するといるのは、ガリンダミア帝国軍に対してアランとレオノーラの存在を感じさせない……つまり、下手をすればそれに遣われている戦力がレジスタンスたちに向けられる可能性もあった。
もちろん、場合によってはアランとレオノーラを捜す方により人手を使うといった可能性もあったが。
本当にそうなるのかどうかは、実際に試してみる必要があった。
だからといって、それを実際に試してみるかと言われれば……アランとしては、その答えは否でしかない。
もしそのような真似をした場合、最悪の結果が導き出される可能性があった為だ。
今の状況で自分たちに有利に――少なくても当初の計画通りには――進んでいるのだから、それを邪魔するような真似は可能な限り避けたい。
(こういうのが保守的と言うのか? ……何だか微妙に違うような気もするけど、ともあれ今の状況で上手くいっている以上、わざわざそれを止めるといったような真似をする必要はない……よな?)
半ば自分に言い聞かせるようにしながら、アランはそう考えつつ、レジスタンスの代表に声をかける。
「近くにいる相手が頼りたくない相手なら、それはそれで構いません。けど、そうなるとこのまま自分たちだけで行動するか、かなり離れた場所にいるレジスタンスとの合流を目指すかになりますけど、どうします?」
本当にレジスタンスたちのことを思うのなら、嫌っている相手であっても仲間の命を守るのと相手に頼りなくない気持ちのどちらを優先させるのかといったようなことを聞くべきだろう。
だが、レジスタンスというのは軍隊ではなく、あくまでも民間人の集まりでしかない。
もしここでアランがそのようなことを言っても反発されるだけだろうし、何らかの間違いでごそレジスタンスと合流されるようなことになっても、それはそれで問題が起きるはずだ。
だからこそ、アランはその件について口にはしなかった。
そうなったとき、レジスタンスたちの憎悪が自分に向けられるのが予想出来てしまったからだ。
考えすぎなのかもしれなえいが、それでもやはりその可能性があるとすれば、無理な真似は出来なかった。
「それは……どうしたらいいんですかね?」
レジスタンスの代表は、アランの言葉にどう反応していいのか迷う。
自分よりも年下の相手にその辺りの相談をしてもいいのかどうかと迷っていた様子を見せてはいたが、それだけ現在の自分たちの状況は追い詰められているのだ。
だからこそ……そう、まさに藁にも縋る思いから、アランに聞いたのだろうが……
「そう言われても、こっちから提供出来る情報は既に提供しましたかから、判断するのはそちらになりますけど。因縁のあるレジスタンスと合流するか、このまま自分たちだけで行動するか、かなり遠くにいる他のレジスタンスたちと合流するといった中から、どれを選ぶのかは……」
そちら次第です。
最後の言葉までは口にせず、アランは言葉を途中で止める。
最後まで言わずとも、レジスタンスの代表はアランの言いたいことが分かったのだろう。
とはいえ、今の状況を思えば一体どうすればいいのかを迷ってしまうのは当然だ。
自分のプライドを捨て、さらに仲間に被害が出るのを理解した上で、因縁のあるレジスタンスと合流するのが、一番生き残る可能性が高いというのは分かっている。
だが、それでも今の自分たちの状況を思えば、自分はともかく仲間たちがどのように扱われるのか、全く分からなかった。
それこそ、最悪奴隷とまでは言わないが、召使いのようにいいように使われてしまう可能性は否定出来ない。
だからこそ、迷っており……だが、アランたちはそんなレジスタンスのリーダーにいつまでも付き合っている訳にはいかない。
今はともかく、これから先のことを考えると少しでも早く移動する必要があり……そうして、アランは結局男がどう判断するのかを最後まで聞くこともなく、レオノーラと共にその場を立ち去るのだった。
地上にいたレジスタンスたちは、自分たちを襲っていたガリンダミア帝国軍を撃退……どころか消滅させ、さらにはガリンダミア帝国軍の心核使いを倒すといったような真似をしてくれた以上、アランとレオノーラ……ゼオンと黄金のドラゴンが味方だというのは分かっていたが、それでもこれだけ圧倒的な迫力を持っている心核使いを前にすると、畏怖を抱いてしまう。
それが恐怖でなかったのは、せめてもの救いか。
ガリンダミア帝国軍の敵だからこそ、自分たちの味方である。
そう判断したからこそ、今はこうして逃げずにいたのだ。
だからこそ、アランがゼオンから降り……そしてレオノーラが人の姿に戻ると、レジスタンスたちもようやく全員が安堵した様子を見せる。
「助かりました」
レジスタンスを代表し、一人の男が出て来てアランとレオノーラに頭を下げる。
一見すると、レジスタンスをやっているとは思えないほど、柔和な印象の人物。
優しげと言ってもいい。
そんな人物がレジスタンスの代表を? とアランも思わないではなかったのだが、今ここで血の気の多い相手が出て来て、助けるのが遅かったといったような不満をぶつけられるよりは、まだこの男が相手でよかったのは間違いない。
「ここ最近、ガリンダミア帝国軍はレジスタンスを集中して狙っているので、無事でよかったです。……被害の方はどうです?」
尋ねるアランの言葉に、レジスタンスの男は辛そうな、悲しそうな、無念そうな……そんな表情を浮かべる。
恐らくそれだけ多くの者が殺されてしまったのだろう。
アランもにしてみれば、あれだけの規模のガリンダミア帝国軍に襲われて、これだけの数が残ったのは凄いと思わないでもなかったが。
しかし、それはあくまでもアランの……第三者手的な立場からの話だ。
実際に攻撃を受けたレジスタンスたちにしてみれば、自分の仲間の多く……あるいは恋人や夫、妻といった者もいたかもしれないが、そのような者たちが死んでしまったのは、間違いのない事実。
数だけでどうこうといったようなことは、とてもではないが考えたくはないのだろう。
(その辺は触れない方がいいか)
もしここで下手にその辺に触れたりすれば、色々と面倒なことになるのは間違いない。
なら、アランは自分がその辺りについて触れるといったような真似はせず、これからどうするのかといった話を進めた方がよかった。
「それで、これからどうするんですか? このままだと、また別のガリンダミア帝国軍と遭遇する可能性もありますけど」
「そう、ですね。今の状況を思えば、やはりどこか他のレジスタンスに合流した方がいいと思いますけど……」
そう言うも、男は困った様子を見せる。
男にしてみれば、合流するべきだとは思っても、どこで合流すればいいのかということが、よく分からないのだろう。
そんな男の様子に、アランはここから近いレジスタンスの位置を思い出そうとし……
(あれ?)
今まで遭遇してきたレジスタンスたちの場所を思い出そうとするアランだったが、そのような場所を思い出すことが出来ない。
一番近くても、徒歩で移動した場合五日以上……いや、こうして怪我人も多数いることを思えば、もっと日数がかかるような場所にしか、アランの把握しているレジスタンスはいない。
「レオノーラ、ちょっといいか?」
アランは何故かここで交渉を自分に任せていたレオノーラを呼ぶ。
本来なら、レオノーラは黄金の薔薇を率いている人物だ。
そうである以上、当然ながらこのような交渉も得意なはず。
だというのに、何故かレオノーラは交渉をアランに任せきりにしていた。
それを疑問に思いつつも、取りあえず今はまず元材起こっている一件を片付ける必要があるので、気にはしない。
「何かしら?」
「ここから近いレジスタンスって、どこがあった? 俺が知ってる限りだと、どれも結構遠いんだけど」
「そうね。カリストとかいうリーダーが率いているレジスタンスが……いえ、それは止めた方がいいみたいね」
その言葉には、アランも賛成だった。
何しろ、レオノーラの口からカリストという名前が出た瞬間、レジスタンスたちの多くが怒りや嫌悪といった表情を浮かべたのだから。
アランはカリストという名前は初めて聞いたが、助けたレジスタンスにすれば何らかの因縁がある相手なのだろう。
それが具体的にどのような因縁なのか、そしてどちらが悪いのか……その辺りは、アランには分からなかったが、それでも今の状況を見る限りカリストという人物の率いるレジスタンスとこのレジスタンスが合流して上手くやれるとは思わない。
それどころか、この様子からするとガリンダミア帝国軍とではなく、レジスタンス同士で戦いになってもおかしくはない。
(まぁ、レジスタンスっていっても、人それぞれだ。今までの行動の中で、対立した相手とかがいてもおかしくはないか)
名前を出しただけでここまで険悪になるというのは、一体過去にどのようなことがあったのだろうと、そんな風に思いつつ……アランは口を開く。
「そのカリストってのが無理なようなら、他には?」
「ないわね。あとはアランも知ってる限り、かなりの距離がある場所にいる集団だけよ。……もちろん、私たちが知ってるの情報が全てじゃないけど」
アランやレオノーラが知っている情報というのは、それこそ限れたものでしかない。
二人が知らないレジスタンスが偶然近くまで来ている可能性もあるし、あるいは離れた場所にいるレジスタンスが、ここに近付いてきているという可能性も決して否定は出来ない。
とはいえ、その可能性に賭けてここで待っていたり、他の場所に移動するというのは自殺行為に等しい。
少なくても、アランにしてみれば意味のない行為にしか思えない。
とはいえ……
(だからって、俺達と一緒に移動するってのも、無理だしな)
アランとレオノーラは、現在ガリンダミア帝国軍の目を惹き付ける為に……そして同時に、ガリンダミア帝国の勢力範囲の中で立ち上がったレジスタンスたちを助けたり、あるいは今回のように襲われているレジスタンスを助けるといったような仕事を任されている。
そうである以上、このレジスタンスたちと一緒に移動するといるのは、ガリンダミア帝国軍に対してアランとレオノーラの存在を感じさせない……つまり、下手をすればそれに遣われている戦力がレジスタンスたちに向けられる可能性もあった。
もちろん、場合によってはアランとレオノーラを捜す方により人手を使うといった可能性もあったが。
本当にそうなるのかどうかは、実際に試してみる必要があった。
だからといって、それを実際に試してみるかと言われれば……アランとしては、その答えは否でしかない。
もしそのような真似をした場合、最悪の結果が導き出される可能性があった為だ。
今の状況で自分たちに有利に――少なくても当初の計画通りには――進んでいるのだから、それを邪魔するような真似は可能な限り避けたい。
(こういうのが保守的と言うのか? ……何だか微妙に違うような気もするけど、ともあれ今の状況で上手くいっている以上、わざわざそれを止めるといったような真似をする必要はない……よな?)
半ば自分に言い聞かせるようにしながら、アランはそう考えつつ、レジスタンスの代表に声をかける。
「近くにいる相手が頼りたくない相手なら、それはそれで構いません。けど、そうなるとこのまま自分たちだけで行動するか、かなり離れた場所にいるレジスタンスとの合流を目指すかになりますけど、どうします?」
本当にレジスタンスたちのことを思うのなら、嫌っている相手であっても仲間の命を守るのと相手に頼りなくない気持ちのどちらを優先させるのかといったようなことを聞くべきだろう。
だが、レジスタンスというのは軍隊ではなく、あくまでも民間人の集まりでしかない。
もしここでアランがそのようなことを言っても反発されるだけだろうし、何らかの間違いでごそレジスタンスと合流されるようなことになっても、それはそれで問題が起きるはずだ。
だからこそ、アランはその件について口にはしなかった。
そうなったとき、レジスタンスたちの憎悪が自分に向けられるのが予想出来てしまったからだ。
考えすぎなのかもしれなえいが、それでもやはりその可能性があるとすれば、無理な真似は出来なかった。
「それは……どうしたらいいんですかね?」
レジスタンスの代表は、アランの言葉にどう反応していいのか迷う。
自分よりも年下の相手にその辺りの相談をしてもいいのかどうかと迷っていた様子を見せてはいたが、それだけ現在の自分たちの状況は追い詰められているのだ。
だからこそ……そう、まさに藁にも縋る思いから、アランに聞いたのだろうが……
「そう言われても、こっちから提供出来る情報は既に提供しましたかから、判断するのはそちらになりますけど。因縁のあるレジスタンスと合流するか、このまま自分たちだけで行動するか、かなり遠くにいる他のレジスタンスたちと合流するといった中から、どれを選ぶのかは……」
そちら次第です。
最後の言葉までは口にせず、アランは言葉を途中で止める。
最後まで言わずとも、レジスタンスの代表はアランの言いたいことが分かったのだろう。
とはいえ、今の状況を思えば一体どうすればいいのかを迷ってしまうのは当然だ。
自分のプライドを捨て、さらに仲間に被害が出るのを理解した上で、因縁のあるレジスタンスと合流するのが、一番生き残る可能性が高いというのは分かっている。
だが、それでも今の自分たちの状況を思えば、自分はともかく仲間たちがどのように扱われるのか、全く分からなかった。
それこそ、最悪奴隷とまでは言わないが、召使いのようにいいように使われてしまう可能性は否定出来ない。
だからこそ、迷っており……だが、アランたちはそんなレジスタンスのリーダーにいつまでも付き合っている訳にはいかない。
今はともかく、これから先のことを考えると少しでも早く移動する必要があり……そうして、アランは結局男がどう判断するのかを最後まで聞くこともなく、レオノーラと共にその場を立ち去るのだった。
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