394 / 422
ガリンダミア帝国との決着
393話
しおりを挟む
未知の攻撃をしてきた相手を見つけて倒すため、アランはゼオンに乗って攻撃をしてきた相手がいるだろう方向に向かって飛ぶ。
具体的にどのくらいの距離が離れているのか……そしてどのような外見をしている敵なのは、アランにも分からない。
分からないが、それでもあれだけの攻撃をしてくる相手だ。
かなり強力な心核使いであるのは間違いなく、そうである以上、アランは敵を見逃すといったようなことは考えていなかった。
自分の観察力……というよりは、ゼオンの解析能力に頼ってのものだったが。
ゼオン頼りというのは、アランにとっても若干思うところがない訳でもなかったが、それでも今は自分の不甲斐なさに悩むよりは敵を見つける方が先立った。
敵が具体的にどのような攻撃をしているのかは、未だに分からない。
あるいは一度敵の攻撃に意図的に当たってみれば、その辺が多少なりとも分かるかもしれないのだが……だからといって、アランとしてはそのような真似をしようとは思わない。
盾か何かを用意して、敵の攻撃をそれで受け止めるといったようなことも、多少は検討した。
しかし、アランが敵の攻撃を回避出来ているのは、半ば勘に等しい反射的な行動のおかげだ。
何度か経験してきたことで、ある程度はその攻撃に慣れたものの、だからといって敵の攻撃を盾で防げるかと言われれば、アランは首を横に振るだろう。
ある程度は慣れてきているとはいえ、それでも反射的に動いているから回避出来ているというのは変わらない。
そんな中、盾で攻撃を防ぐという行動を無理矢理入れた場、盾で防ぐというのと回避するという二つの選択肢が存在することになり、それによって咄嗟の行動が出来なくなる可能性が高い。
「っと!」
再びの攻撃を、反射的に……それでいて慣れた動きで回避するアラン。
そうして回避してから、改めてここに盾があってもそれを使いこなすのは難しいだろうと、自分の思いに納得する。
「とはいえ、今回は随分と次の攻撃が早いな。……それだけ、俺に近付かれるのが嫌だったのか?」
呟くアランだったが、実際にその言葉は決して間違ってはいない。
ゼオンがレジスタンス連合の近くを飛んでいるとき、そして最初に攻撃されたときは、一発目のあとで二発目、三発目まではかなりの時間があった。
……それどころか、一番始めに攻撃されたときは、一度攻撃をしてそれ以上の追撃はなかった。
それらのことを考えると、現在の自分の状況は間違いなく敵に嫌がられているはずだった。
こうして連続して攻撃されるのは、向こうが嫌がっている証なのだから。
「とはいえ……もう俺とゼオンは、一度の攻撃で止まるようなことはないぞ? そして攻撃をすればするほど、俺たちはお前がどこにいるのかといったことを知ることが出来る」
呟くアランの言葉通り、ゼオンの映像モニタには先程の攻撃と最初に行われた攻撃から、敵がいるだろうと推測された場所が表示されている。
真っ直ぐに飛んでいたゼオンだったが、その方向は微妙に予定地よりも逸れていた。
これは、敵が攻撃してきてくれたからこそ理解出来た内容でもある。
それを嬉しく思いながら、アランはゼオンの進路を調整する。
「さて、この状況でどうする? お前がこれ以上攻撃をしてきた場合、それはお前の位置をより正確に推測するということになる。お前もこれでそのくらいのことは分かったはずだな?」
アランのその言葉は、決して相手に……未知の攻撃をしている相手には聞こえないだろう。
喋っている本人もそれは分かっていたが、それでも今の状況を思えば、向こうの行動を予測する上でも間違ってなかった。
あるいは、そうして喋っているからこそ、緊張しており、気が抜けるといたようなことはない一面もあった。
「またか!」
空を飛んでいると、再びの攻撃。
ただし、その攻撃はすでに慣れているアランにとって回避するのは難しくはない。
「いや、違う?」
確かにこの未知の攻撃を回避するのに慣れてはいるが、それでもここまで余裕がある状態のまま回避出来たというのは、アランにとって完全に予想外だった。
それはつまり、予想していた以上の何からの理由によって敵の攻撃を回避出来たということを意味していた。
「敵の攻撃が弱くなっている?」
最初に思い浮かんだのはそれで、同時にそんなに間違ってはいないと、そうアランには思えた。 敵の攻撃が具体的にどのような攻撃で、どのような効果を持っているのかというのは、アランにも分からない。
だが、今までの攻撃間隔から考えて、ある程度の溜め時間が必要なのは理解出来た。
だというのに、こうして連射……とはとても言えないが、それでも今までよりも射撃間隔が明らかに短くなっている。
そこまで無理をしてもアランを攻撃する必要があり、その理由としてはやはりこうしてアランに近付かれるのを嫌がっての事なのだろう。
「だとすれば、この勝負が俺に有利なのは間違いない」
呟き、アランはゼオンのスラスターを全開にして、敵のいると思われる場所に向かう。
先程の攻撃で、再びアランは敵がどこにいるのかの予測精度を上げることが出来た。
微かに進路が逸れているのを見て、微調整をしながら進み……
「そろそろのはず。この辺りにいると思うんだが……どこだ?」
ゼオンが算出した、敵のいる位置と思しき場所に到着したアランは、周囲の様子を詳しく見る。
移動している途中に何度か攻撃されたことにより、ゼオンは敵のいる詳細な位置を確認出来た。
そうである以上、ゼオンの計算ではこの辺りにいるはずの敵を見つけることが出来てもおかしくはないのだが……
「いない?」
映像モニタで周囲の様子をくまなく確認したアランの口から、そんな疑問の言葉が出る。
敵の攻撃から逆算したところ、敵の攻撃は間違いなくこの辺りからされていたはずだった。
にもかかわらず、見る限りどこにも敵の姿はない。
「これは、一体どういうことだ? 普通に考えて、この辺りに敵がいるはずなのに……いやまぁ、心核使いを普通と考えるのがおかしいのかもしれないけど。それに、敵の位置を把握するという点では、間違いないはず」
実際、以前この敵に襲われたときはゼオンによって敵の位置を割り出し、そこに攻撃した。
そして、恐らくそれによって敵に相応のダメージを与えたはずだった。
そのダメージで無理をして、こうして攻撃をしてくる以上、敵の動きは鈍くなっていてもおかしくはない。
おかしくはないのだが、こうして見た限り敵の姿はどこにもない。
「どこにいる? この状況で……何っ!?」
再び感じた攻撃に、アランは攻撃を回避する。
それは問題ではない。
今の状況を考えれば、敵が攻撃をしてくるのもおかしくはない。
おかしくはないのだが、それでも今の攻撃をしてきた場所は明らかにおかしかった。
現在攻撃をしてきた場所は、全く違う場所からの攻撃だったのは間違いない。
「同じような攻撃をする心核使いが複数いるのか?」
心核使いは、基本的にその人物の本質が変身する相手に大きく影響してくる。
だからといって、心核使いが全く同じモンスターに変身するといったような可能性は皆無ではない。
実際にアランも今まで同じモンスターに変身する心核使いというのは、見たことがあった。
そうである以上、ゼオンに行われている未知の攻撃を行っているモンスターに変身している心核使いも、一人だけではなく同じモンスターに変身する存在がいる可能性もある。
「あるいは……もしかして、俺は何かを勘違いしていた?」
あれだけの攻撃をした以上、敵は心核使いであるのは間違いない。
そう思っていたのだが、もしかしたら心核使いではなくもっと何か別の……ガリンダミア帝国が独自に考え、開発した兵器であるという可能背も否定は出来なかった。
「とにかく、完全に予想が外れてしまったな。どうする? 一体本隊に戻った方がいいのか? けど、そうなるとまたこっちが一方的に攻撃されるし……だとすれば、やっぱりここは無理をしてでも敵を見つける必要があるか」
このときアランの頭の中にあったのは、もし敵が心核使いではなく何らかの兵器であった場合、今回のように一度ずつ攻撃してくるのではなく、同時に何度も攻撃をしてくるのではないかということだった。
普通に考えれば、今までそのようなことがなかったのだから、そうなる心配はいらないだろう。
だが、それはくまでも今まではそうだったというだけの話で、もしかしたらこの先は違うかもしれない。
事実、ゼオンで移動している最中に連続して攻撃され、攻撃が行われた場所に来たかと思えば、そこで再び別方向から攻撃をされたのだから。
「とはいえ、それをどうするかだな。……取りあえずさっき攻撃してきた方に向けて移動してみるか。その前に……」
この周囲に敵がいたのは間違いない。
だが、今はその敵の姿はどこにもない。
移動したのか、隠れたのか……その辺りの理由はアランにも分からなかったが、それでも念には念を入れて攻撃しておいた方がいいのは間違いなかった。
「くたばれ」
呟き、敵がいたと思われる場所の周辺一帯の上空を飛ぶ。
もちろん普通に飛ぶ訳ではなく、腹部拡散ビーム砲を放ちながら、そしてフェルスによる攻撃も行いながらの飛行だ。
地上のどこかに敵がまだ隠れているのかどうかは分からない。
あるいは、そもそも地上ではなくゼオンのように空柄を飛んで攻撃をしている可能性もある。
しかし、その辺りの事情を考えても地上に敵がいる可能性がある以上、そちらを絨毯爆撃――ビームやフェルスでの攻撃もそう表現してもいいのかどうかは不明だが――しておくのは、決して悪い話ではなかった。
今こうしている状況では、ゼオンのレーダーでも敵の姿を見つけることは出来ない。
しかし、もしかしたら……本当にもしかしたら、そこに敵がいる可能性は十分にあるのだから。
「よし、あとは……さっき攻撃してきた場所に向かうか」
そう呟き、アランは今まで以上に集中しながら、先程攻撃があった方に向かって移動するのだった。
具体的にどのくらいの距離が離れているのか……そしてどのような外見をしている敵なのは、アランにも分からない。
分からないが、それでもあれだけの攻撃をしてくる相手だ。
かなり強力な心核使いであるのは間違いなく、そうである以上、アランは敵を見逃すといったようなことは考えていなかった。
自分の観察力……というよりは、ゼオンの解析能力に頼ってのものだったが。
ゼオン頼りというのは、アランにとっても若干思うところがない訳でもなかったが、それでも今は自分の不甲斐なさに悩むよりは敵を見つける方が先立った。
敵が具体的にどのような攻撃をしているのかは、未だに分からない。
あるいは一度敵の攻撃に意図的に当たってみれば、その辺が多少なりとも分かるかもしれないのだが……だからといって、アランとしてはそのような真似をしようとは思わない。
盾か何かを用意して、敵の攻撃をそれで受け止めるといったようなことも、多少は検討した。
しかし、アランが敵の攻撃を回避出来ているのは、半ば勘に等しい反射的な行動のおかげだ。
何度か経験してきたことで、ある程度はその攻撃に慣れたものの、だからといって敵の攻撃を盾で防げるかと言われれば、アランは首を横に振るだろう。
ある程度は慣れてきているとはいえ、それでも反射的に動いているから回避出来ているというのは変わらない。
そんな中、盾で攻撃を防ぐという行動を無理矢理入れた場、盾で防ぐというのと回避するという二つの選択肢が存在することになり、それによって咄嗟の行動が出来なくなる可能性が高い。
「っと!」
再びの攻撃を、反射的に……それでいて慣れた動きで回避するアラン。
そうして回避してから、改めてここに盾があってもそれを使いこなすのは難しいだろうと、自分の思いに納得する。
「とはいえ、今回は随分と次の攻撃が早いな。……それだけ、俺に近付かれるのが嫌だったのか?」
呟くアランだったが、実際にその言葉は決して間違ってはいない。
ゼオンがレジスタンス連合の近くを飛んでいるとき、そして最初に攻撃されたときは、一発目のあとで二発目、三発目まではかなりの時間があった。
……それどころか、一番始めに攻撃されたときは、一度攻撃をしてそれ以上の追撃はなかった。
それらのことを考えると、現在の自分の状況は間違いなく敵に嫌がられているはずだった。
こうして連続して攻撃されるのは、向こうが嫌がっている証なのだから。
「とはいえ……もう俺とゼオンは、一度の攻撃で止まるようなことはないぞ? そして攻撃をすればするほど、俺たちはお前がどこにいるのかといったことを知ることが出来る」
呟くアランの言葉通り、ゼオンの映像モニタには先程の攻撃と最初に行われた攻撃から、敵がいるだろうと推測された場所が表示されている。
真っ直ぐに飛んでいたゼオンだったが、その方向は微妙に予定地よりも逸れていた。
これは、敵が攻撃してきてくれたからこそ理解出来た内容でもある。
それを嬉しく思いながら、アランはゼオンの進路を調整する。
「さて、この状況でどうする? お前がこれ以上攻撃をしてきた場合、それはお前の位置をより正確に推測するということになる。お前もこれでそのくらいのことは分かったはずだな?」
アランのその言葉は、決して相手に……未知の攻撃をしている相手には聞こえないだろう。
喋っている本人もそれは分かっていたが、それでも今の状況を思えば、向こうの行動を予測する上でも間違ってなかった。
あるいは、そうして喋っているからこそ、緊張しており、気が抜けるといたようなことはない一面もあった。
「またか!」
空を飛んでいると、再びの攻撃。
ただし、その攻撃はすでに慣れているアランにとって回避するのは難しくはない。
「いや、違う?」
確かにこの未知の攻撃を回避するのに慣れてはいるが、それでもここまで余裕がある状態のまま回避出来たというのは、アランにとって完全に予想外だった。
それはつまり、予想していた以上の何からの理由によって敵の攻撃を回避出来たということを意味していた。
「敵の攻撃が弱くなっている?」
最初に思い浮かんだのはそれで、同時にそんなに間違ってはいないと、そうアランには思えた。 敵の攻撃が具体的にどのような攻撃で、どのような効果を持っているのかというのは、アランにも分からない。
だが、今までの攻撃間隔から考えて、ある程度の溜め時間が必要なのは理解出来た。
だというのに、こうして連射……とはとても言えないが、それでも今までよりも射撃間隔が明らかに短くなっている。
そこまで無理をしてもアランを攻撃する必要があり、その理由としてはやはりこうしてアランに近付かれるのを嫌がっての事なのだろう。
「だとすれば、この勝負が俺に有利なのは間違いない」
呟き、アランはゼオンのスラスターを全開にして、敵のいると思われる場所に向かう。
先程の攻撃で、再びアランは敵がどこにいるのかの予測精度を上げることが出来た。
微かに進路が逸れているのを見て、微調整をしながら進み……
「そろそろのはず。この辺りにいると思うんだが……どこだ?」
ゼオンが算出した、敵のいる位置と思しき場所に到着したアランは、周囲の様子を詳しく見る。
移動している途中に何度か攻撃されたことにより、ゼオンは敵のいる詳細な位置を確認出来た。
そうである以上、ゼオンの計算ではこの辺りにいるはずの敵を見つけることが出来てもおかしくはないのだが……
「いない?」
映像モニタで周囲の様子をくまなく確認したアランの口から、そんな疑問の言葉が出る。
敵の攻撃から逆算したところ、敵の攻撃は間違いなくこの辺りからされていたはずだった。
にもかかわらず、見る限りどこにも敵の姿はない。
「これは、一体どういうことだ? 普通に考えて、この辺りに敵がいるはずなのに……いやまぁ、心核使いを普通と考えるのがおかしいのかもしれないけど。それに、敵の位置を把握するという点では、間違いないはず」
実際、以前この敵に襲われたときはゼオンによって敵の位置を割り出し、そこに攻撃した。
そして、恐らくそれによって敵に相応のダメージを与えたはずだった。
そのダメージで無理をして、こうして攻撃をしてくる以上、敵の動きは鈍くなっていてもおかしくはない。
おかしくはないのだが、こうして見た限り敵の姿はどこにもない。
「どこにいる? この状況で……何っ!?」
再び感じた攻撃に、アランは攻撃を回避する。
それは問題ではない。
今の状況を考えれば、敵が攻撃をしてくるのもおかしくはない。
おかしくはないのだが、それでも今の攻撃をしてきた場所は明らかにおかしかった。
現在攻撃をしてきた場所は、全く違う場所からの攻撃だったのは間違いない。
「同じような攻撃をする心核使いが複数いるのか?」
心核使いは、基本的にその人物の本質が変身する相手に大きく影響してくる。
だからといって、心核使いが全く同じモンスターに変身するといったような可能性は皆無ではない。
実際にアランも今まで同じモンスターに変身する心核使いというのは、見たことがあった。
そうである以上、ゼオンに行われている未知の攻撃を行っているモンスターに変身している心核使いも、一人だけではなく同じモンスターに変身する存在がいる可能性もある。
「あるいは……もしかして、俺は何かを勘違いしていた?」
あれだけの攻撃をした以上、敵は心核使いであるのは間違いない。
そう思っていたのだが、もしかしたら心核使いではなくもっと何か別の……ガリンダミア帝国が独自に考え、開発した兵器であるという可能背も否定は出来なかった。
「とにかく、完全に予想が外れてしまったな。どうする? 一体本隊に戻った方がいいのか? けど、そうなるとまたこっちが一方的に攻撃されるし……だとすれば、やっぱりここは無理をしてでも敵を見つける必要があるか」
このときアランの頭の中にあったのは、もし敵が心核使いではなく何らかの兵器であった場合、今回のように一度ずつ攻撃してくるのではなく、同時に何度も攻撃をしてくるのではないかということだった。
普通に考えれば、今までそのようなことがなかったのだから、そうなる心配はいらないだろう。
だが、それはくまでも今まではそうだったというだけの話で、もしかしたらこの先は違うかもしれない。
事実、ゼオンで移動している最中に連続して攻撃され、攻撃が行われた場所に来たかと思えば、そこで再び別方向から攻撃をされたのだから。
「とはいえ、それをどうするかだな。……取りあえずさっき攻撃してきた方に向けて移動してみるか。その前に……」
この周囲に敵がいたのは間違いない。
だが、今はその敵の姿はどこにもない。
移動したのか、隠れたのか……その辺りの理由はアランにも分からなかったが、それでも念には念を入れて攻撃しておいた方がいいのは間違いなかった。
「くたばれ」
呟き、敵がいたと思われる場所の周辺一帯の上空を飛ぶ。
もちろん普通に飛ぶ訳ではなく、腹部拡散ビーム砲を放ちながら、そしてフェルスによる攻撃も行いながらの飛行だ。
地上のどこかに敵がまだ隠れているのかどうかは分からない。
あるいは、そもそも地上ではなくゼオンのように空柄を飛んで攻撃をしている可能性もある。
しかし、その辺りの事情を考えても地上に敵がいる可能性がある以上、そちらを絨毯爆撃――ビームやフェルスでの攻撃もそう表現してもいいのかどうかは不明だが――しておくのは、決して悪い話ではなかった。
今こうしている状況では、ゼオンのレーダーでも敵の姿を見つけることは出来ない。
しかし、もしかしたら……本当にもしかしたら、そこに敵がいる可能性は十分にあるのだから。
「よし、あとは……さっき攻撃してきた場所に向かうか」
そう呟き、アランは今まで以上に集中しながら、先程攻撃があった方に向かって移動するのだった。
0
あなたにおすすめの小説
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
残念ながら主人公はゲスでした。~異世界転移したら空気を操る魔法を得て世界最強に。好き放題に無双する俺を誰も止められない!~
日和崎よしな
ファンタジー
―あらすじ―
異世界に転移したゲス・エストは精霊と契約して空気操作の魔法を獲得する。
強力な魔法を得たが、彼の真の強さは的確な洞察力や魔法の応用力といった優れた頭脳にあった。
ゲス・エストは最強の存在を目指し、しがらみのない異世界で容赦なく暴れまくる!
―作品について―
完結しました。
全302話(プロローグ、エピローグ含む),約100万字。
【完結】剣聖と聖女の娘はのんびりと(?)後宮暮らしを楽しむ
O.T.I
ファンタジー
かつて王国騎士団にその人ありと言われた剣聖ジスタルは、とある事件をきっかけに引退して辺境の地に引き籠もってしまった。
それから時が過ぎ……彼の娘エステルは、かつての剣聖ジスタルをも超える剣の腕を持つ美少女だと、辺境の村々で噂になっていた。
ある時、その噂を聞きつけた辺境伯領主に呼び出されたエステル。
彼女の実力を目の当たりにした領主は、彼女に王国の騎士にならないか?と誘いかける。
剣術一筋だった彼女は、まだ見ぬ強者との出会いを夢見てそれを了承するのだった。
そして彼女は王都に向かい、騎士となるための試験を受けるはずだったのだが……
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる