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異世界へ
0115話
馬車は順調に進み、やがてベヒモスの骨のある場所に到着する。
そのとき、イオが驚いたのは以前ここから出発した……数日前と比べて、明らかにおかしな状況となっていた。
それはベヒモスの骨の周囲には多数のテントが張られており、間違いなく以前イオたち出発したときよりも人の数が増えていたのだ。
「これって……一体、何でこんなことになてるんだ?」
イオは自分の見ている光景を見て、そう呟く。
もしかして、ここは自分の知ってるベヒモスの骨のあった場所ではないのか? とも思ったものの、それは視線の先に存在しているベヒモスの骨がそれを否定している。
「本当にそうですね。これは一体何がどうなってそうったんでしょう?」
イオの言葉に同意するように、レックスも呟く。
当然だが、目の前の光景を見て驚いているのはイオとレックスだけではない。
同じ馬車に乗っていた他の傭兵たちも、その光景を見て驚いている。
ただし、その驚きはイオやレックスよりも少ない。
これはイオやレックスがこの場所を出発するときにどういう場所だったのかを理解しているからこそ、ここまで驚いているのだ。
ドレミナで待機していた者たちにしてみれば、この光景に驚くことは間違いないが、最初からこういうものだったと言われれば納得してしまう一面もある。
この辺がイオやレックスと男たちの間にある驚きの差だろう。
(多分、ソフィアさんたちも驚いてるんだろうな)
ここを出発するときに見た景色とは全く違う。
イオやレックスがこうして驚いているのだから、ソフィアを始めとしたここを出発するときの光景を知っている者も驚いて当然だろうというのがイオの予想だった。
「それにしても、一体この数日で何でこんなことになったんでしょうね」
レックスのその言葉には、イオも完全に同意だ。
一体何があればたった数日でここまで変わるのかと、そんな風に疑問に思う。
「考えられるとすれば……向こうの山から来た連中とか?」
ドレミナに続く街道は、イオたちが通ってきた。
そうである以上、これだけの人数が移動していれば嫌でも分かるはずだった。
しかし、実際にはそんなことはない。
だとすれば、ここにいる者たちはドレミナの街道以外のどこか別の場所から来たことになる。
そうして考えられる場所が、ベヒモスのいた山、餓狼の牙という盗賊団が拠点を構えていた山だった。
「でも……ベヒモスの件は知らなかったにしても、餓狼の牙のことは知っていたはずですよね? それに、こんなに一気に人数が増えてる理由も分かりませんし」
レックスのその疑問、イオにとっても同様だった。
きちんと数えた訳ではないが、大雑把に見た感じだとイオたちがここから出たときと比べると、倍くらいに人数が増えているように思える。
正確に数えた訳ではないので、実際には違う可能性も大きいのだが。
「あ」
と、そんな中で不意にイオやレックスと同じ馬車に乗っていた者の一人がそう呟く。
一体何があったんだ?
そんな疑問を視線の先に向けると、そこには馬車を降りてテントを張っている場所に向かうソフィアの姿。
手には氷の魔槍を持ってはいるものの、その姿には特に緊張した様子はない。
ソフィアにしてみれば、自分の部下がいる場所に向かっているだけなのだから、当然かもしれないが。
そして……そんなソフィアの考えが決して間違っていなかったというのは、すぐに証明される。
テント側からも、すぐに黎明の覇者の傭兵たちがやって来たのだ。
ふぅ、と。
そんな姿を見て、馬車に乗っていた傭兵が安堵した声がイオの耳には聞こえてきた。
もしかしたら、何か不味いことになるかもしれないと、そう思っていたのだろう。
だが、実際にはこうして特に問題がなかったので、安堵したらしい。
特に表に出すようなことはしていないが、当然ながらこの場にいる者のほぼ全員がソフィアを尊敬している。
中には尊敬どころか信奉といったようなことになっている者もいた。
そういう者たちにしてみれば、黎明の覇者に所属している訳でもなく、あくまでも客人といった存在でしかないのに、ソフィアと普通に話しているイオの存在は妬ましいものがあったのだが……幸いなことに、イオの乗る馬車にそのような者はいない。
いや、それは幸いという訳ではなく、ローザがその辺の事情を考えてイオとレックスをこの馬車に乗せた……というのが正しいのだが。
そんな馬車に残った面々の思いをよそに、ソフィアは自分に向かって来た部下に対して特に緊張した様子もなく声をかける。
「どうやら問題はなかったみたいね。……いえ、これが問題と言えば問題かもしれないけど」
「すいません、団長。色々とありまして」
「でしょうね。たった数日でこんな状況になってるのは……向こうの山の方から来た人たちでしょう?」
「はい。あのベヒモスによって被害を受けて、それを討伐するために集まった人たちや、隕石が降ってきたのを見てそれを調べにきた人たちや、ドレミナに向かう商隊がベヒモスの骨を見て、それを売って欲しいという交渉にきたりとか……本当に色々とありまして」
「ああ、なるほど。少し多すぎるとは思っていたけど、一つの集団という訳じゃなかったのね。これはちょっと驚いたわ」
そう言いつつも、ソフィアは言葉とは違ってそこまで驚いた様子はない。
恐らくは何となく予想していたのだろう。
「多数の集団がいるのは分かったけど、それなら一体何故皆がここで野営をしているの?」
「商隊はベヒモスの素材を売って欲しいという交渉をするためですね。あと、隕石を調べに来た者たちも隕石を欲しがってます。ただ、ベヒモスの素材は団長……というか、ローザさんに聞かないとどうしようもないですし、隕石は……」
そこで一旦言葉を止めた男は、馬車の方に視線を向ける。
どの馬車にイオが乗ってるのかは分からないものの、ともあれ馬車にいるだろうイオが隕石の持ち主なのだ。そうである以上、ベヒモスの素材とは違って隕石の交渉はイオがやる必要がある。
ここで問題になるのは、イオが黎明の覇者に所属する傭兵ではなく、客人であるということだろう。
もし黎明の覇者に所属する傭兵であれば、隕石をどうするのかということの交渉はローザに任せるといった真似も出来るのだが……生憎と、今の状況ではそのような真似は無条件で出来ない。
いや、イオとソフィア、そして実際に交渉をするローザという三者の同意があれば問題はないのだが、残念ながらこの場に残っていた傭兵たちがその辺について決められる訳もなかった。
だからこそ、どうすればいいのかといったような困った視線をソフィアに向けるのだろう。
ソフィアも目の前の男が何を言いたいのかは分かっていたので、素直に頷く。
「分かったわ。そっちの方はこっちでどうにかするから。私は問題ないし、ローザは……むしろ喜んで交渉をするでしょうね。そうなると残る問題はイオだけど……」
ソフィアが見る限り、イオはそこまで交渉が得意なようには思えない。
もしローザが自分の代わりに交渉をしてくれるのなら、それこそ望んで……多少の手数料が取られても問題はないと判断して、自分の代わりに交渉を任せるだろう。
だからこそ、イオにもこの話は喜ばれるとソフィアは予想する。
「どうします?」
返事を促してくる男に、ソフィアは口を開く。
「一応イオにも確認を取るけど、恐らくはイオはこっちに任せてくれるはずよ。本人はそういう交渉を決して得意としているようには見えなかったし」
「そうですね」
男はイオのことを詳しく知っている訳ではない。
しかし、それでも多少なりともイオと接したことのある者であれば、イオが交渉を得意としている訳ではないというのは、すぐに理解出来るだろう。
だからこそ、男はソフィアの言葉にあっさりと頷いたのだ。
「分かって貰えたようで何よりね。それにベヒモスの素材も、私たちもそうだけど、イオにも大きな交渉権があるのは間違いないわ」
もちろん、イオの使う流星魔法だけでベヒモスを倒したとは言わない。
黎明の覇者に所属する傭兵たちが協力したからこそ、ベヒモスを倒せたのは事実だろう。
だが……その辺りの状況を含めて考えても、イオがいなければベヒモスを倒すことが出来なかったというのは、間違いのない事実なのだ。
もしイオの流星魔法がなければ、盗賊の討伐に来ていた者たちは大きな被害を受けていただろう。
場合によっては、全滅といったことがあってもおかしくはないくらいに。
だからこそ、ベヒモスの素材について商隊との交渉をする際にはイオからの許可も必要となる。
……これでソフィアがイオを利用しているような場合は、交渉にイオを関与させるような真似はしないだろう。
しかし、イオにとっては幸運なことに、ソフィアはイオを尊重している。
イオを……というか、イオの力を利用する気があるのは、事実だ。
しかし、それはあくまでもイオが了承した上での話。
もしイオが黎明の覇者と……そしてソフィアと一緒にいたくないと言えば、ソフィアは残念がりながらも別れるだろう。
もっとも、見るからに常識に疎いイオだ。
もし黎明の覇者と別れて一人で行動しようとしても、間違いなく騙されるか、何らかの騒動に巻き込まれたりするだろう。
そういう意味では、やはりイオは黎明の覇者と行動を共にした方がいいのは間違いない。
イオがこの世界の常識を学ぶまでは。
……そうしてイオが常識を学べば、そのときはもうイオも黎明の覇者と共に行動するのに慣れているのは間違いない。
「分かりました。その辺については団長……というか、ローザさんにお任せします。イオと話をするにも、そちらの方がいいでしょうし」
自分が話すよりも、ソフィアやローザが話した方がイオも素直に納得出来るだろう。
そう判断して、傭兵がそう告げる。
ソフィアもまた、そんな傭兵の言葉は正しいだろうと判断していたので、特に反対するようなこともなく素直にその言葉に納得する。
「そちらの方は私たちに任せておいて。……それよりも、この場所をどうするのかが問題よね」
ソフィアは多数のテントが張られている場所を見て、そう呟くのだった。
そのとき、イオが驚いたのは以前ここから出発した……数日前と比べて、明らかにおかしな状況となっていた。
それはベヒモスの骨の周囲には多数のテントが張られており、間違いなく以前イオたち出発したときよりも人の数が増えていたのだ。
「これって……一体、何でこんなことになてるんだ?」
イオは自分の見ている光景を見て、そう呟く。
もしかして、ここは自分の知ってるベヒモスの骨のあった場所ではないのか? とも思ったものの、それは視線の先に存在しているベヒモスの骨がそれを否定している。
「本当にそうですね。これは一体何がどうなってそうったんでしょう?」
イオの言葉に同意するように、レックスも呟く。
当然だが、目の前の光景を見て驚いているのはイオとレックスだけではない。
同じ馬車に乗っていた他の傭兵たちも、その光景を見て驚いている。
ただし、その驚きはイオやレックスよりも少ない。
これはイオやレックスがこの場所を出発するときにどういう場所だったのかを理解しているからこそ、ここまで驚いているのだ。
ドレミナで待機していた者たちにしてみれば、この光景に驚くことは間違いないが、最初からこういうものだったと言われれば納得してしまう一面もある。
この辺がイオやレックスと男たちの間にある驚きの差だろう。
(多分、ソフィアさんたちも驚いてるんだろうな)
ここを出発するときに見た景色とは全く違う。
イオやレックスがこうして驚いているのだから、ソフィアを始めとしたここを出発するときの光景を知っている者も驚いて当然だろうというのがイオの予想だった。
「それにしても、一体この数日で何でこんなことになったんでしょうね」
レックスのその言葉には、イオも完全に同意だ。
一体何があればたった数日でここまで変わるのかと、そんな風に疑問に思う。
「考えられるとすれば……向こうの山から来た連中とか?」
ドレミナに続く街道は、イオたちが通ってきた。
そうである以上、これだけの人数が移動していれば嫌でも分かるはずだった。
しかし、実際にはそんなことはない。
だとすれば、ここにいる者たちはドレミナの街道以外のどこか別の場所から来たことになる。
そうして考えられる場所が、ベヒモスのいた山、餓狼の牙という盗賊団が拠点を構えていた山だった。
「でも……ベヒモスの件は知らなかったにしても、餓狼の牙のことは知っていたはずですよね? それに、こんなに一気に人数が増えてる理由も分かりませんし」
レックスのその疑問、イオにとっても同様だった。
きちんと数えた訳ではないが、大雑把に見た感じだとイオたちがここから出たときと比べると、倍くらいに人数が増えているように思える。
正確に数えた訳ではないので、実際には違う可能性も大きいのだが。
「あ」
と、そんな中で不意にイオやレックスと同じ馬車に乗っていた者の一人がそう呟く。
一体何があったんだ?
そんな疑問を視線の先に向けると、そこには馬車を降りてテントを張っている場所に向かうソフィアの姿。
手には氷の魔槍を持ってはいるものの、その姿には特に緊張した様子はない。
ソフィアにしてみれば、自分の部下がいる場所に向かっているだけなのだから、当然かもしれないが。
そして……そんなソフィアの考えが決して間違っていなかったというのは、すぐに証明される。
テント側からも、すぐに黎明の覇者の傭兵たちがやって来たのだ。
ふぅ、と。
そんな姿を見て、馬車に乗っていた傭兵が安堵した声がイオの耳には聞こえてきた。
もしかしたら、何か不味いことになるかもしれないと、そう思っていたのだろう。
だが、実際にはこうして特に問題がなかったので、安堵したらしい。
特に表に出すようなことはしていないが、当然ながらこの場にいる者のほぼ全員がソフィアを尊敬している。
中には尊敬どころか信奉といったようなことになっている者もいた。
そういう者たちにしてみれば、黎明の覇者に所属している訳でもなく、あくまでも客人といった存在でしかないのに、ソフィアと普通に話しているイオの存在は妬ましいものがあったのだが……幸いなことに、イオの乗る馬車にそのような者はいない。
いや、それは幸いという訳ではなく、ローザがその辺の事情を考えてイオとレックスをこの馬車に乗せた……というのが正しいのだが。
そんな馬車に残った面々の思いをよそに、ソフィアは自分に向かって来た部下に対して特に緊張した様子もなく声をかける。
「どうやら問題はなかったみたいね。……いえ、これが問題と言えば問題かもしれないけど」
「すいません、団長。色々とありまして」
「でしょうね。たった数日でこんな状況になってるのは……向こうの山の方から来た人たちでしょう?」
「はい。あのベヒモスによって被害を受けて、それを討伐するために集まった人たちや、隕石が降ってきたのを見てそれを調べにきた人たちや、ドレミナに向かう商隊がベヒモスの骨を見て、それを売って欲しいという交渉にきたりとか……本当に色々とありまして」
「ああ、なるほど。少し多すぎるとは思っていたけど、一つの集団という訳じゃなかったのね。これはちょっと驚いたわ」
そう言いつつも、ソフィアは言葉とは違ってそこまで驚いた様子はない。
恐らくは何となく予想していたのだろう。
「多数の集団がいるのは分かったけど、それなら一体何故皆がここで野営をしているの?」
「商隊はベヒモスの素材を売って欲しいという交渉をするためですね。あと、隕石を調べに来た者たちも隕石を欲しがってます。ただ、ベヒモスの素材は団長……というか、ローザさんに聞かないとどうしようもないですし、隕石は……」
そこで一旦言葉を止めた男は、馬車の方に視線を向ける。
どの馬車にイオが乗ってるのかは分からないものの、ともあれ馬車にいるだろうイオが隕石の持ち主なのだ。そうである以上、ベヒモスの素材とは違って隕石の交渉はイオがやる必要がある。
ここで問題になるのは、イオが黎明の覇者に所属する傭兵ではなく、客人であるということだろう。
もし黎明の覇者に所属する傭兵であれば、隕石をどうするのかということの交渉はローザに任せるといった真似も出来るのだが……生憎と、今の状況ではそのような真似は無条件で出来ない。
いや、イオとソフィア、そして実際に交渉をするローザという三者の同意があれば問題はないのだが、残念ながらこの場に残っていた傭兵たちがその辺について決められる訳もなかった。
だからこそ、どうすればいいのかといったような困った視線をソフィアに向けるのだろう。
ソフィアも目の前の男が何を言いたいのかは分かっていたので、素直に頷く。
「分かったわ。そっちの方はこっちでどうにかするから。私は問題ないし、ローザは……むしろ喜んで交渉をするでしょうね。そうなると残る問題はイオだけど……」
ソフィアが見る限り、イオはそこまで交渉が得意なようには思えない。
もしローザが自分の代わりに交渉をしてくれるのなら、それこそ望んで……多少の手数料が取られても問題はないと判断して、自分の代わりに交渉を任せるだろう。
だからこそ、イオにもこの話は喜ばれるとソフィアは予想する。
「どうします?」
返事を促してくる男に、ソフィアは口を開く。
「一応イオにも確認を取るけど、恐らくはイオはこっちに任せてくれるはずよ。本人はそういう交渉を決して得意としているようには見えなかったし」
「そうですね」
男はイオのことを詳しく知っている訳ではない。
しかし、それでも多少なりともイオと接したことのある者であれば、イオが交渉を得意としている訳ではないというのは、すぐに理解出来るだろう。
だからこそ、男はソフィアの言葉にあっさりと頷いたのだ。
「分かって貰えたようで何よりね。それにベヒモスの素材も、私たちもそうだけど、イオにも大きな交渉権があるのは間違いないわ」
もちろん、イオの使う流星魔法だけでベヒモスを倒したとは言わない。
黎明の覇者に所属する傭兵たちが協力したからこそ、ベヒモスを倒せたのは事実だろう。
だが……その辺りの状況を含めて考えても、イオがいなければベヒモスを倒すことが出来なかったというのは、間違いのない事実なのだ。
もしイオの流星魔法がなければ、盗賊の討伐に来ていた者たちは大きな被害を受けていただろう。
場合によっては、全滅といったことがあってもおかしくはないくらいに。
だからこそ、ベヒモスの素材について商隊との交渉をする際にはイオからの許可も必要となる。
……これでソフィアがイオを利用しているような場合は、交渉にイオを関与させるような真似はしないだろう。
しかし、イオにとっては幸運なことに、ソフィアはイオを尊重している。
イオを……というか、イオの力を利用する気があるのは、事実だ。
しかし、それはあくまでもイオが了承した上での話。
もしイオが黎明の覇者と……そしてソフィアと一緒にいたくないと言えば、ソフィアは残念がりながらも別れるだろう。
もっとも、見るからに常識に疎いイオだ。
もし黎明の覇者と別れて一人で行動しようとしても、間違いなく騙されるか、何らかの騒動に巻き込まれたりするだろう。
そういう意味では、やはりイオは黎明の覇者と行動を共にした方がいいのは間違いない。
イオがこの世界の常識を学ぶまでは。
……そうしてイオが常識を学べば、そのときはもうイオも黎明の覇者と共に行動するのに慣れているのは間違いない。
「分かりました。その辺については団長……というか、ローザさんにお任せします。イオと話をするにも、そちらの方がいいでしょうし」
自分が話すよりも、ソフィアやローザが話した方がイオも素直に納得出来るだろう。
そう判断して、傭兵がそう告げる。
ソフィアもまた、そんな傭兵の言葉は正しいだろうと判断していたので、特に反対するようなこともなく素直にその言葉に納得する。
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