生まれ変わったら嫌われ者の第3王子

おけまる水産

文字の大きさ
1 / 11

ストーカーには気をつけろ

しおりを挟む
薫「………」コツコツコツ
俺は今高校1年生の「早瀬 薫」
勉強も運動も中の上ぐらいの平凡な男子高校生だ。
そんな俺には最近……ではないが悩みがある。
それは……
薫「………」コツコツコツ
???「……」コツコツコツ
そう……このストーカーのことである!!
薫(なんなんだ?あいつ……ここ最近ずっとこうだ…)
このストーカー行為が始まったのは半年前からだ。
最初はポエムチックな手紙や花束だったのに気づけば盗聴器付きぬいぐるみや盗撮写真、尾行や迷惑電話など……。
私生活にも影響がかなりでているし、姉さんにも迷惑をかけてしまっている。ただでさえ姉さんは受験期だっていうのに……。
俺と2歳差の姉さんは俺が生まれた時に借金だけ残して蒸発した両親の代わりに寝る間も惜しんで働き詰め、俺をここまで育ててくれた、姉であり親であり命の恩人でもある。
そんな姉に余計な心配をかけたくないと思うのは仕方がないと思う。
警察にも何度か足を運んだがまともに取り扱ってはくれなかった。だから自分で犯人を捕まえようとしたが姉に見つかり叱られてしまった。
薫(なんでこいつは俺をストーカーするんだ…?)
今は見上げれば月が見える深夜。そしてここは一通りの少ない細道……こんなところにストーカーと二人っきりはマズイな……。
そう思い足を速める
薫「…」コツコツ……タッタッタッ!
???「!?」コツ…ダッダッダッ!!
薫「!?」(はっっっや!?)
ダッダッダッ!!
薫(マズイ!追いつかれ……)ドスッ
薫「…………は?」ドサッ…
???「ハハッ………」ハァ…ハァ…
薫(……は?あつい……ナンデ?あれ……なんで…せなか……あついんだ…?)
背中の特に熱いところに触る
ベチャ
薫(……ち?)
???「君が……君が悪いんだ!!僕のことを散々弄んでおいて…!」
バサッ
その時強い風が一瞬吹いてストーカーの顔があらわになる
薫「なんで……おまえ……が…?」
あいつは……たしか…やばい……あたまがもうろうと…する………
???「……お前…な……が!だか…ころ…!こ…で…僕……もの!」
ここで…しぬ…の、かぁ……
ーーーー
ーーーーーーー
ーー

???「んっ………ここは?」
目を覚ますと目の前には知らない部屋がある
あたりを見渡せばみすぼらしい暗い部屋
ホコリが溜まり、カーテンや今いるベッドは布がボロボロ
壁や天井も所々壊れかけていた
部屋を唯一照らすのはカーテンの切れ目から差し込む太陽の光だけ
???「……マジでどこだここ」
???(てかベッド……なんで俺床なんかに座って……?)
あたりを見渡してわかるのはここが不衛生極まりないということだけだ
……ん?
姿見があるな…埃を被っていて少々ぼやけているが払えばいくらか増しになるだろ
ゴシゴシ
そこら辺にあったボロ布で拭いてみれば、そこにあったのは…
枝毛が沢山の目を覆うほどの腰までの長さを持つ黒い髪と、前髪に隠れているがチラリと覗くのはまるで黒いクレヨンで塗りつぶされたような真っ暗な瞳
この瞳の濁り具合に覚えはないがこの顔立ちは……
???「クリス・フォアード・アレスティーナ……?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強βの俺が偽装Ωになったら、フェロモン無効なのに狂犬王子に求愛されました~前世武道家なので物理で分からせます~

水凪しおん
BL
前世は日本の武道家、今世は平民β(ベータ)のルッツ。 「Ωだって強い」ことを証明するため、性別を偽り「Ω」として騎士団へ入団した彼は、その卓越した身体能力と前世の武術で周囲を圧倒する。 しかし、その強さと堂々とした態度が仇となり、最強のα(アルファ)である第一王子・イグニスの目に止まってしまった! 「お前こそ俺の運命の番だ」 βだからフェロモンなんて効かないのに、なぜかイグニスの熱烈な求愛(物理)攻撃を受ける日々に突入!? 勘違いから始まる、武闘派β×最強王子のドタバタ王宮BLファンタジー!

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。

キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、 ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。 国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚―― だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。 顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。 過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、 気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。 「それでも俺は、あなたがいいんです」 だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。 切なさとすれ違い、 それでも惹かれ合う二人の、 優しくて不器用な恋の物語。 全8話。

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

届かない「ただいま」

AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。 「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。 これは「優しさが奪った日常」の物語。

もふもふ守護獣と運命の出会い—ある日、青年は異世界で大きな毛玉と恋に落ちた—

なの
BL
事故に巻き込まれ、雪深い森で倒れていた青年・ユナ。 命の危険に晒されていた彼を救ったのは、白銀の毛並みを持つ美しい人狼・ゼルだった。 ゼルは誰よりも優しくて、そして――独占欲がとにかく強い。 気がつけばユナは、もふもふの里へ連れていかれる。 そこでは人狼だけでなく、獣人や精霊、もふもふとした種族たちが仲良く暮らしており、ユナは珍しい「人間」として大歓迎される。 しかし、ゼルだけは露骨にユナを奪われまいとし、 「触るな」「見るな」「近づくな」と嫉妬を隠そうとしない。 もふもふに抱きしめられる日々。 嫉妬と優しさに包まれながら、ユナは少しずつ居場所を取り戻していく――。

王命で第二王子と婚姻だそうです(王子目線追加)

かのこkanoko
BL
第二王子と婚姻せよ。 はい? 自分、末端貴族の冴えない魔法使いですが? しかも、男なんですが? BL初挑戦! ヌルイです。 王子目線追加しました。 沢山の方に読んでいただき、感謝します!! 6月3日、BL部門日間1位になりました。 ありがとうございます!!!

完結·氷の宰相の寝かしつけ係に任命されました

BL
幼い頃から心に穴が空いたような虚無感があった亮。 その穴を埋めた子を探しながら、寂しさから逃げるようにボイス配信をする日々。 そんなある日、亮は突然異世界に召喚された。 その目的は―――――― 異世界召喚された青年が美貌の宰相の寝かしつけをする話 ※小説家になろうにも掲載中

処理中です...