生まれ変わったら嫌われ者の第3王子

おけまる水産

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生活環境を整えよう

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さて、家に戻ってきたが……
ボロ布や本、ガラスが散らばっている部屋
ますは掃除からか?……あんまり得意じゃないんだよなぁ…まぁそうも言ってられないけど
ガラスや木屑をボロ布に集め、一旦外に適当に置いておく。ついでに本などもボロ布をひいて外においておく。
そしたら窓とドアを完全に開けて換気をし、ボロボロの壊れかけのホウキでホコリやゴミを払う
近くの湖で比較的綺麗なボロ布に水を含ませぎゅっと絞り、雑巾として扱う。床がある程度綺麗になった頃には最初見た時よりかはマシになった
クリス(ここが小さな小屋でよかった……)
普通の家だったりそれこそ貴族や王族の離れとかであったら掃除だけでも何日もかけることになるからな
室内を綺麗にしたら本などを持ってくる
本棚であったであろうものは壊れかけなので外に放置しておく。
クリス(部屋も綺麗になったし食べ物を探さないと)
そう思った時に思い出した
掃除の時にみかけた植物図鑑を
クリス(あった…)
異世界の文字が読めるか不安だったが本をみればすぐに頭に内容がスラスラと入ってくるので一応読めるようだ
そう安心していれば食べれる植物の一覧がでてくる
植物図鑑を持って食べ物探しに出かける
クリス(多分ここ一応王宮の中……だよな??)
小一時間歩いていくつかの食べれる木ノ実や植物があったので目標達成ではあるのだが……
クリス(こんなに歩いて森から抜けれないって……どんたけ広いんだ?それともここは本当に森なのか?王宮の中の森とかではなくて?)
軽く一人暮らしが決定されたようで絶望するが前を向かなくては………流石にこれを毎日か…辛いな

家に帰ってから先ほど取ってきた木ノ実をいくつか食べる。どうやらこの身体は少量の木ノ実でもうすでにお腹が満たされたようだ
クリス(随分と少食だな……)

クリス(一旦現在の状況を整理するか)
1俺「早瀬 薫」は死に、何らかの理由、もしくは偶然にもキミヒカの悪役王子「クリス・フォアード・アレスティーナ」に成り代わった
2俺は今この小さな小屋に(多分)一人暮らしである
3放置子、もしくは捨て子である
クリス(このくらいか…?)
にしてもゲームで"クリスが幼少期時代、森で一人暮らししていた"なんて設定はなかったはず……
ならこれは……
クリス「俺がクリスに成り代わったことによって生じたバグ……か」
なんにしろこの状況をどうにかしないとな

そう思った翌日、俺は知恵熱で寝込んでいた
クリス「ケホッゴホッ、……うぅ」
何故俺が知恵熱で寝込んでいるのかというと…それは昨夜のこと
現状を整理した俺は掃除や木ノ実探しでつかれた身体を癒そうとベッドにダイブした
外に干したりするのを忘れていたため思いっきりホコリが立つ
クリス「ゲホゴホッ!」
クリス(うぅ…明日はベッドを綺麗にしなきゃだな)
そう思っていると眠気が体を襲い、ねむろうとした……が
クリス「い"ッ……!?」
急に激痛が襲ってきて、次に"誰か"の僅かな記憶と知識がなだれこんできた
その誰かっていうのは勿論クリスのことだけど……
"僕"はアレスティーナ王国の第三王子、クリス・フォアード・アレスティーナ
両親に似なかった髪と瞳のせいで周りから疎まれてきた。中には"僕"のことをいじめる人もいて、その人たちのせいでこんな王宮の中の森の中にいる………
クリス(そーいうことかよッ゙……、うぅ)ズキズキ
あまりの痛さで意識が薄れていく
クリス(やっべ……ぜってぇ知恵熱でるやつじゃん………)

ということで俺は今世での僅かな記憶と知識を思い出し、それによって知恵熱を引き起こしたのである。
正直言ってこんな長々に言わず「今世の記憶を思い出したから知恵熱でた」で済む話なんだがな……話してないと痛みに集中しそうでやばかったから仕方ないよな
それにしてもなんであの時に今世の記憶を思い出したんだ?しかも絶妙に所々抜けてて最低限のことしかわかってねぇし…
んまぁ全部思い出してたらその記憶量で前世のこととか薄れそうだし結果オーライか…?
クリス「ゲホ……ゴホッゴホッ」
弱ったこの体にこの不衛生な環境は毒だろ~!うぅ……
今日は一旦大人しくするとして、明日は昨日思い出したこの森から王宮までの道筋を辿って生活必需品でも調達するかな……
クリス(そうと決まれば……寝よ)
起きてたらお腹すくし、頭痛いし……「寝ればなんとかなる」これ、俺の座右の銘な
クリス(というわけでおやすみなさ……)
コンコンコンッ
クリス(は?……こんなところに来るって誰だ?メイド達か?)
???「おい!クリス!ここにいるのか!返事しろ!」
クリス「?…、ゲホッ、ゴホッゴホッ!」
クリス(この声って……)
???「?!おい、いるんだな!?入るぞ!」バンッ!
クリス(あぁ……やっぱり)
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