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一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第三十八話 【朗報】幸助、復活
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「おう、後輩!随分と顔色が良くなったじゃねぇか!俺はお前が元気になってくれてうれしいぜ!」
先輩冒険者は豪快な笑みを浮かべて嬉しそうに幸助の肩を叩く。
「ふん、ようやく陰気臭さが取れたみたいだね。僕に感謝しろよ?」
魔術師の青年は静かに幸助の復活を喜び、掲示板へと向かう。
幸助は掲示板・・・ではなく、掲示板の横で待つ3人の仲間の下へと向かう。3人の仲間は幸助を笑顔で迎え入れた。
「・・・やっと戻ったか。幸助・・・待っていたぞ」
「元に戻ってよかったです!パーティのリーダーには元気でいてもらわなくてはこちらも本領発揮できませんからね!」
蘭丸とボニーはパーティのリーダーの復活に歓喜する。そしてもう1人も──────
「コウスケさん・・・お帰り・・・なさい・・・」
銀髪銀眼の魔術師も幸助の復活を少し恥ずかしそうに祝う。そんな少女の頭を幸助はゆっくりと撫でた。
「ああ、ただいま」
冒険の再開である。
★
「それで、幸助。久しぶりの依頼は何にする?」
「久しぶりって言っても4日ぶりじゃないですか。そうですね・・・俺は討伐任務が良いです」
「奇遇だな、拙者もだ」
「ワタシは採集がしたいです!」
「わ、私も・・・」
見事に意見が真っ二つに割れる。こういう時は喧嘩ではなく、決まって──────
「「「「じゃんけん、ぽん!!」」」」
じゃんけんである。今回からボニーが加わった事で中々勝負がつかない模様。かなり長引いているが、4人は楽しそうにやっている。そんな時──────。
「た、大変ですっ!!」
ギルドの人間ではない男が大声をあげながらギルドへと入って来たのだ。幸助達はその男の顔を数日前に見た事があった。
「幸助、あの男は確か・・・」
「自警団の人ですね。あんなに焦って一体どうしたんでしょうか?」
ギルドに入って来た男はジョン逮捕の時に一緒に仕事をした自警団の男だった。男は冒険者達の視線を集めながら受付嬢の所へ行き、息を整えると、叫んだ。
「き、狂信者アンリの死体が行方不明になりました!!」
「・・・え?」
一難去ってまた一難。この言葉を作った人は本当に頭が良いと幸助は心底思うのであった。
★
「んぐ・・・はぁ・・・ありがとうございます・・・お陰で落ち着きました」
俺は話を聞くべく、自警団の男を酒場の椅子に座らせ水を飲ませてあげた。水分補給する事で落ち着いた自警団の男はゆっくりと事の発端を話し始めた。
「つい30分前の事でした・・・食事運搬係の仕事を任されていた私は狂信者アンリの遺体を管理している自警団の仲間の下へ食事を持っていきました。様々な犯罪者の遺体を管理している施設の扉を開けると、そこには身体に無数の切り傷を負わされて死にかけた自警団の仲間がいたのです!そして、狂信者アンリとアンリの遺品は跡形もなく建物から消えていました・・・」
「それで慌ててギルドに来たという事か・・・他の仲間には伝えたのか?」
「はい。ですが、遺体を管理している施設を警備していた方々はレベル10相当の剣士や戦士でした。そんな方達を倒した犯人相手に我々だけでは、見つけて捕まえる事はできません。どうかお願いです・・・再び我らに力を貸して下さい。報酬は以前の倍支払う事が可能です・・・」
報酬の多い少ない以前の問題である。俺はまだレベル1だ。レベル10の人達を倒したヤツと戦って勝つ事ができるだろうか?そもそも相手は何人いるんだ?1人か?2人か?依頼を引き受けるにはあまりにも情報が少なすぎる。情報が少なすぎる故の報酬の増加なのだろう。
しかし、犯人は一体何者なんだ?アンリの肉親か?それともギルドの者ではない別の仲間か?そもそも遺体なんか回収して何をしようとしているんだ?考えれば考える程頭が痛くなる。
「とりあえず、俺を自警団の下へと連れて行って下さい。依頼を受けるには不安が多すぎるし、情報が少なすぎる」
「そうですよね・・・わかりました。では、ついてきて下さい」
今の俺にとっては無理難題に近い依頼だろうが、アンリに関する事なら放ってはおけない。依頼は受けられないかもしれないが、何か役に立てる事はしよう。
先輩冒険者は豪快な笑みを浮かべて嬉しそうに幸助の肩を叩く。
「ふん、ようやく陰気臭さが取れたみたいだね。僕に感謝しろよ?」
魔術師の青年は静かに幸助の復活を喜び、掲示板へと向かう。
幸助は掲示板・・・ではなく、掲示板の横で待つ3人の仲間の下へと向かう。3人の仲間は幸助を笑顔で迎え入れた。
「・・・やっと戻ったか。幸助・・・待っていたぞ」
「元に戻ってよかったです!パーティのリーダーには元気でいてもらわなくてはこちらも本領発揮できませんからね!」
蘭丸とボニーはパーティのリーダーの復活に歓喜する。そしてもう1人も──────
「コウスケさん・・・お帰り・・・なさい・・・」
銀髪銀眼の魔術師も幸助の復活を少し恥ずかしそうに祝う。そんな少女の頭を幸助はゆっくりと撫でた。
「ああ、ただいま」
冒険の再開である。
★
「それで、幸助。久しぶりの依頼は何にする?」
「久しぶりって言っても4日ぶりじゃないですか。そうですね・・・俺は討伐任務が良いです」
「奇遇だな、拙者もだ」
「ワタシは採集がしたいです!」
「わ、私も・・・」
見事に意見が真っ二つに割れる。こういう時は喧嘩ではなく、決まって──────
「「「「じゃんけん、ぽん!!」」」」
じゃんけんである。今回からボニーが加わった事で中々勝負がつかない模様。かなり長引いているが、4人は楽しそうにやっている。そんな時──────。
「た、大変ですっ!!」
ギルドの人間ではない男が大声をあげながらギルドへと入って来たのだ。幸助達はその男の顔を数日前に見た事があった。
「幸助、あの男は確か・・・」
「自警団の人ですね。あんなに焦って一体どうしたんでしょうか?」
ギルドに入って来た男はジョン逮捕の時に一緒に仕事をした自警団の男だった。男は冒険者達の視線を集めながら受付嬢の所へ行き、息を整えると、叫んだ。
「き、狂信者アンリの死体が行方不明になりました!!」
「・・・え?」
一難去ってまた一難。この言葉を作った人は本当に頭が良いと幸助は心底思うのであった。
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「んぐ・・・はぁ・・・ありがとうございます・・・お陰で落ち着きました」
俺は話を聞くべく、自警団の男を酒場の椅子に座らせ水を飲ませてあげた。水分補給する事で落ち着いた自警団の男はゆっくりと事の発端を話し始めた。
「つい30分前の事でした・・・食事運搬係の仕事を任されていた私は狂信者アンリの遺体を管理している自警団の仲間の下へ食事を持っていきました。様々な犯罪者の遺体を管理している施設の扉を開けると、そこには身体に無数の切り傷を負わされて死にかけた自警団の仲間がいたのです!そして、狂信者アンリとアンリの遺品は跡形もなく建物から消えていました・・・」
「それで慌ててギルドに来たという事か・・・他の仲間には伝えたのか?」
「はい。ですが、遺体を管理している施設を警備していた方々はレベル10相当の剣士や戦士でした。そんな方達を倒した犯人相手に我々だけでは、見つけて捕まえる事はできません。どうかお願いです・・・再び我らに力を貸して下さい。報酬は以前の倍支払う事が可能です・・・」
報酬の多い少ない以前の問題である。俺はまだレベル1だ。レベル10の人達を倒したヤツと戦って勝つ事ができるだろうか?そもそも相手は何人いるんだ?1人か?2人か?依頼を引き受けるにはあまりにも情報が少なすぎる。情報が少なすぎる故の報酬の増加なのだろう。
しかし、犯人は一体何者なんだ?アンリの肉親か?それともギルドの者ではない別の仲間か?そもそも遺体なんか回収して何をしようとしているんだ?考えれば考える程頭が痛くなる。
「とりあえず、俺を自警団の下へと連れて行って下さい。依頼を受けるには不安が多すぎるし、情報が少なすぎる」
「そうですよね・・・わかりました。では、ついてきて下さい」
今の俺にとっては無理難題に近い依頼だろうが、アンリに関する事なら放ってはおけない。依頼は受けられないかもしれないが、何か役に立てる事はしよう。
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