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四章 魔族との和平交渉
第九話 冷たい洞窟を奥へ進む
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「うう・・・寒いです・・・防寒具とか持ってきた方が正解でしたかね・・・」
「メアリー。寒いなら、炎のエンチャントで拳を燃やして暖を取ったらどうだ?」
「それもそうですね・・・そりゃ!」
メアリーの右手の拳に炎が宿る。右手には炎の熱を感じないが、身体に近づければ炎を熱を感じられる。
魔界の門の先はただただ冷たい洞窟だった。永遠と言わんばかりに奥へと続いており、段々下に下がっている事が歩いている事が分かるので、地下に続いているのは確かなのだろうが、既に30分歩いているのに地底人どころか魔物出ていない始末だ。
「おいおい、ピエールさんよぉ、本当にこの洞窟が魔界への入り口なのかぁ?」
「な、何を言うかと思えば!この私を疑っているというのか!?この門の鍵を渡してきたのは国王陛下!私を疑うと言うことは国王を疑う事になるぞ!!」
疑うのも無理はないが、ただの冒険者と傭兵を騙して何になるというのか?この洞窟の先に魔物がいて、その魔物にエサをやる為なら分かるが・・・その可能性もあるな。
「・・・だが、魔物がいなさそうというのは本当そうだな・・・よし!では、私が先陣を切るとしよう!異世界人!変われ!そして、私に危機が訪れた場合は守れ!良いな?」
「へいへい・・・」
反論するのは体力の無駄遣いなので、適当に返事をしておく。俺が咄嗟に守らなくてもピエールはきっと自ら俺らの後ろへと走ってくるので大丈夫だ。
走ってくる余裕があればの話だが─────。
「よぉし!行くぞ!お前r─────────」
剣を振りかざし、やる気満々だったピエールが洞窟の奥、闇の中へと消えていく。ゆっくりとではなく、引き摺り込まれるように急にふといなくなる。
「ピエール!!」
慌てて武器を構え奥へと進むが、既にどうしようもない状況へと陥ってしまっていた。
「痛い痛い痛いイタイイタイイタイ!おぉい!お前らぁ!!助けて!タスケテくれぇ!!」
バリバリと骨を噛み砕く音と共にピエールがこちらに助けを呼ぶ。しかし、誰がどうみてもピエールは既に手の施しようがないと察した。だって、既にピエールの下半身は魔物によってミンチ以上にぐちゃぐちゃにされてしまっているのだから。
魔物は下半身を噛みすぎたのか、ピエールの上半身が分裂してしまう。落ちてきたピエールの上半身は失った足の代わりに腕を使って、腸などの内臓を引きずりながら、調査隊へと接近する。
「うぎゃあ!!はぁ、はぁ、お前らぁぁぁ・・・たす、け、て・・・」
幸助の足に手が届く一歩手前。惜しくもピエールは力尽きてしまった。彼の上半身を中心に地の池が形成されていく。
普通なら悲しみ、死を弔うべきなのだろうが、目の前にいる魔物を前にしてそんな行動ができるはずがない。
魔物は口の中にあるミンチになったピエールの下半身を洞窟の端に吐き捨てた。まずいからではない。食べられないからだ。
魔物というよりもゴーレム。魔術、魔力によって動いているに等しい生命体だからだろう。身体は鋼製で、ゴーレムのように人の形はしておらず、絵本に出てくるような悪魔の姿をしている。
そのゴーレムは、一般的にはゴーレムとは言わない。別の呼称が付いているからだ。その呼称は──────
「ガーゴイル・・・」
鋼の身体を持った魔法生命体ガーゴイルである。
「何でガーゴイルなんかがこんな所にいるんだよ!!」
「知らねぇよ!!良いから、武器構えろ!殺されるz─────」
3人の傭兵のうちの1人が、ガーゴイルの槍で身体を貫かれる。仲間がやられた事で激昂した傭兵の1人が、己の武器である戦鎚を両手で握りしめて、ガーゴイルの手に振り下ろすが、鋼で出来たガーゴイルにはたった数センチの凹みしか作る事が出来ず、喧嘩を売ってしまった傭兵は頭を掴まれ、握力で捻り潰されてしまった。
「うわぁぁぁ!どうしよう!どうしよう!俺、俺、槍しか持ってないよぉ!でも、でも!やるしかない!やるしかない!うわぁぁぁぁぁ」
「おい!待て!」
一瞬のうちに仲間を2人を殺されてしまい、脳内でパニックを起こしてしまったのだろう。残った傭兵は柄が木製の槍を握って、ガーゴイルへと突進していった。
冒険者達の静止の言葉を聞かず、一心不乱に突進していく。柄が木製の時点で折れる事は確定しているのに、それを理解しようとしていない時点で傭兵の死は確定する。
「Goooooonn・・・」
哀れむようなガーゴイルの鳴き声と共に最後の傭兵は顔を槍で吹き飛ばされ、脳みそを地面にぶちまけた。
「クソ!無駄死しやがって!おい!異世界人と拳骨魔術師!絶対に考えなしに突っ込むなよ!良いな?」
「了解!でも、どうやって倒すんです?あのガーゴイルって魔物の身体は鋼製。俺達の武器だと、太刀打ちできませんよ?」
「大丈夫だ。作戦はしっかりとある。確実に勝てる方法だ。寧ろ、普通の石のガーゴイルよりも簡単かもしれない。だが、その作戦を実行するには時間がいる。俺の仲間と一緒に俺を守ってくれ。出来るか?」
「守備ですか?了解です!傷一つも付かせませんよ!!」
幸助は剣を納め、拳に炎を宿した。
「メアリー。寒いなら、炎のエンチャントで拳を燃やして暖を取ったらどうだ?」
「それもそうですね・・・そりゃ!」
メアリーの右手の拳に炎が宿る。右手には炎の熱を感じないが、身体に近づければ炎を熱を感じられる。
魔界の門の先はただただ冷たい洞窟だった。永遠と言わんばかりに奥へと続いており、段々下に下がっている事が歩いている事が分かるので、地下に続いているのは確かなのだろうが、既に30分歩いているのに地底人どころか魔物出ていない始末だ。
「おいおい、ピエールさんよぉ、本当にこの洞窟が魔界への入り口なのかぁ?」
「な、何を言うかと思えば!この私を疑っているというのか!?この門の鍵を渡してきたのは国王陛下!私を疑うと言うことは国王を疑う事になるぞ!!」
疑うのも無理はないが、ただの冒険者と傭兵を騙して何になるというのか?この洞窟の先に魔物がいて、その魔物にエサをやる為なら分かるが・・・その可能性もあるな。
「・・・だが、魔物がいなさそうというのは本当そうだな・・・よし!では、私が先陣を切るとしよう!異世界人!変われ!そして、私に危機が訪れた場合は守れ!良いな?」
「へいへい・・・」
反論するのは体力の無駄遣いなので、適当に返事をしておく。俺が咄嗟に守らなくてもピエールはきっと自ら俺らの後ろへと走ってくるので大丈夫だ。
走ってくる余裕があればの話だが─────。
「よぉし!行くぞ!お前r─────────」
剣を振りかざし、やる気満々だったピエールが洞窟の奥、闇の中へと消えていく。ゆっくりとではなく、引き摺り込まれるように急にふといなくなる。
「ピエール!!」
慌てて武器を構え奥へと進むが、既にどうしようもない状況へと陥ってしまっていた。
「痛い痛い痛いイタイイタイイタイ!おぉい!お前らぁ!!助けて!タスケテくれぇ!!」
バリバリと骨を噛み砕く音と共にピエールがこちらに助けを呼ぶ。しかし、誰がどうみてもピエールは既に手の施しようがないと察した。だって、既にピエールの下半身は魔物によってミンチ以上にぐちゃぐちゃにされてしまっているのだから。
魔物は下半身を噛みすぎたのか、ピエールの上半身が分裂してしまう。落ちてきたピエールの上半身は失った足の代わりに腕を使って、腸などの内臓を引きずりながら、調査隊へと接近する。
「うぎゃあ!!はぁ、はぁ、お前らぁぁぁ・・・たす、け、て・・・」
幸助の足に手が届く一歩手前。惜しくもピエールは力尽きてしまった。彼の上半身を中心に地の池が形成されていく。
普通なら悲しみ、死を弔うべきなのだろうが、目の前にいる魔物を前にしてそんな行動ができるはずがない。
魔物は口の中にあるミンチになったピエールの下半身を洞窟の端に吐き捨てた。まずいからではない。食べられないからだ。
魔物というよりもゴーレム。魔術、魔力によって動いているに等しい生命体だからだろう。身体は鋼製で、ゴーレムのように人の形はしておらず、絵本に出てくるような悪魔の姿をしている。
そのゴーレムは、一般的にはゴーレムとは言わない。別の呼称が付いているからだ。その呼称は──────
「ガーゴイル・・・」
鋼の身体を持った魔法生命体ガーゴイルである。
「何でガーゴイルなんかがこんな所にいるんだよ!!」
「知らねぇよ!!良いから、武器構えろ!殺されるz─────」
3人の傭兵のうちの1人が、ガーゴイルの槍で身体を貫かれる。仲間がやられた事で激昂した傭兵の1人が、己の武器である戦鎚を両手で握りしめて、ガーゴイルの手に振り下ろすが、鋼で出来たガーゴイルにはたった数センチの凹みしか作る事が出来ず、喧嘩を売ってしまった傭兵は頭を掴まれ、握力で捻り潰されてしまった。
「うわぁぁぁ!どうしよう!どうしよう!俺、俺、槍しか持ってないよぉ!でも、でも!やるしかない!やるしかない!うわぁぁぁぁぁ」
「おい!待て!」
一瞬のうちに仲間を2人を殺されてしまい、脳内でパニックを起こしてしまったのだろう。残った傭兵は柄が木製の槍を握って、ガーゴイルへと突進していった。
冒険者達の静止の言葉を聞かず、一心不乱に突進していく。柄が木製の時点で折れる事は確定しているのに、それを理解しようとしていない時点で傭兵の死は確定する。
「Goooooonn・・・」
哀れむようなガーゴイルの鳴き声と共に最後の傭兵は顔を槍で吹き飛ばされ、脳みそを地面にぶちまけた。
「クソ!無駄死しやがって!おい!異世界人と拳骨魔術師!絶対に考えなしに突っ込むなよ!良いな?」
「了解!でも、どうやって倒すんです?あのガーゴイルって魔物の身体は鋼製。俺達の武器だと、太刀打ちできませんよ?」
「大丈夫だ。作戦はしっかりとある。確実に勝てる方法だ。寧ろ、普通の石のガーゴイルよりも簡単かもしれない。だが、その作戦を実行するには時間がいる。俺の仲間と一緒に俺を守ってくれ。出来るか?」
「守備ですか?了解です!傷一つも付かせませんよ!!」
幸助は剣を納め、拳に炎を宿した。
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