179 / 212
四章 魔族との和平交渉
エピローグII 和平条約
しおりを挟む
「ここが・・・地上・・・なんと美しい所なんだ・・・!」
ジースト王国に建てられたすべての建物の立て直しを終え、幸助達はアメリアを筆頭とした騎士団数人を連れて地上へと帰ってきた。
久しぶりに地上に帰ってきた幸助達を出迎えたのは、何処までも続いていそうな緑の草原、色とりどりの花々、そして青い空でサンサンと煌めく太陽。
幸助達にとっては懐かしい。ジースト人にとっては未知なる領域に入った感覚に襲われる。アメリアは兜を脱ぎ、緑の草原をアメジストのような紫の瞳に焼き付け、涙を流す。これが自分達地底人が恋焦がれていた地上なのだと。
「うぉおおおおおおおお!!」
兜を槍を剣をその場に投げ捨てると走り出し、草原にダイブする。付き添いの騎士達も我慢ならなくなったのか、同様に武器を投げ捨て草原に身体を倒した。
「ハハハハハハ!これが、草原!あれが、木!あの青いのが空!そして、空で輝く光の玉が太陽!・・・ああ、ついに私達はやってこれたのだな・・・憧れの地上へ!!」
気づいた時には幸助達は手を叩いて祝福していた。彼女達の悲願達成を祝ってパチパチと手で音を鳴らしていた。
「感謝するよ、コウスケ。君のお陰で私達は国の願いを叶える事ができた。この恩は絶対に忘れる事はないだろう」
「それはお互い様だろ?俺だってしたくなかった地底人との戦争を避ける事が出来た。本当に感謝しているよ」
草原に仰向けになって倒れるアメリアの手を引き、立ち上がらせる。彼女を起こして、フラムの方角を見つめていると、今から向かおうしている方向から馬車が走ってきていた。
「あれは馬か?伝説の動物なのか?」
「別に伝説でも何でもないよ。それにしてもあの馬車、俺らの方に向かってきていないか?」
地上人にとってはまだ、地底人は魔族という認識。馬車に乗って近づいてくるなんて酔狂な奴だと思っていると、馬車の後ろに更にもう1つ馬車が歩いている事に気づいた。更に後ろの馬車からひょっこりと顔を出してきたのは俺らの知っている人だった。
「おぉーーい!コウスケ!ランマル!メアリー!ボニー!迎えに来たぞぉぉぉ!!」
「「「フランさん!!」」」「ふらん・・・!」
頼れる冒険者先輩のフランだった。彼は嬉しそうに手を振りながら幸助達の前で馬車を停止させた。
「いやぁ!間に合って良かった!良かった!ファイトール様が昨日、『迎えに行け』っていうから急いで飛んできたんだよ!」
フランの一言で全てに納得すると同時にファイトールの気遣いに感謝する幸助達とジースト騎士団。幸助達の安否を確認すると、アメリアの前に立ち、手を伸ばし握手を求めた。アメリアはすぐに笑顔で手を握り返した。
「同志よ、地上へようこそ。そして、今まで攻撃されているにも関わらず、全く気づく事が出来なくて大変申し訳無かった」
「いや、良いんだ。こうして地上にやってくる事ができたんだから。それに、君達のせいではない事は分かっている。全てアモーラの仕業なのだろう?」
「そう言ってもらえると非常に助かる・・・既に国王には話しは付けてある。話し合いの場所に今から向かうが、準備はよろしいかな?」
「ああ、元からそのつもりで地上にやってきたんだ。準備は既に出来ている・・・・・・もしかしなくても、馬で移動かい?」
「ああ、そうd─────」
「ひゃっほーーい!私がいちばーん!!」
余程嬉しいのか、アメリアは分け目を振らずに馬車へと乗り込んで行った。無邪気な姿を見てフランは笑みを浮かべる。
「快活な女騎士を連れてきたな。階級は一体なんなんだ?」
「団長兼女王です、同志。では、我々もお言葉に甘えて乗車させていただきます!」
付き添いの騎士達も少しソワソワしながら馬車の中へと入って行った。
「女王か!成る程!・・・もう少し良い馬車を持ってきた方が良かったかな?ファイトール様からは同志を迎えに行けとしか言われて無かったから、つい普通の馬車で来ちゃった・・・」
「大丈夫じゃないんですかね?金銀であしらった馬車を見るよりも、木製の丈夫な馬車の方が彼女達喜びますよ」
「それなら良いか!ではすぐにフラム城へと向かおう!出迎えの準備はできているからな!御者よ!エンチャントを頼む!!」
「かしこまりました・・・『ビルドアップ』!」
馬本体の筋力が増大化。馬車を引く力も走る速度も段違いに上がる。筋力増加のエンチャントをかけられた馬はあっという間に草原を駆け抜け、幸助達が辿り着くまで2日かかった距離を経った5時間で走行し終えてしまう。
城下町の門前に降り立つと、入り口から城の門前まで兵士達が槍でアーチを作ってアメリア達、ジースト騎士団を迎え入れていた。
歓迎という意味にも捉える事ができるが、槍を使っている辺り、警戒の意味も篭っているのだろう。
同然、住民の目にも注目されてしまう為、人々は兵士達の隙間から魔族を一目見ようと試みる。しかし、いるのは幸助達地上人とツノが生えた兜を手に持つ色白の騎士達。紫の肌と額に角の生えた容姿を想像していた野次馬達は全員首を傾げた。
「ここが、地上の王国フラム・・・ジーストとはまた違う雰囲気だな」
「文化も思想も違うしね。でも、安心してほしい。何としても和平を結んでみせるから」
「大丈夫、心配はしてない。だって、君がいるしな」
アメリアが幸助の腕に絡みつく。やはり幸助も男なわけで反応してしまうが、背後から感じたメアリーの殺意に怯えて男のしての本能を押さえつける。
特に誰に邪魔される事も危険物を投げられる事もなく、城内へと入る。階段を登り、豪華な扉を開くと待っていたのはフラム国王。横には大臣と騎士団長を置いており、やはり警戒はしている模様。
「はるばる遠くからお越しいただき誠に感謝する。私はこのフラムを統率する者だ」
「自己紹介ありがとうございます。私はアメリア・ジースト。地下王国ジーストの女王をしている者です」
「女王?君がか?」
「はい。父が去年亡くなってしまいましたので」
「それは・・・すまない事をした」
「謝らないでください。父は戦士として素晴らしい死を遂げたのですから・・・話が逸れてしまいましたね。私がここにきた理由はご存知でしょうか?」
「フランから既に聞いている。俄に信じがたい事だったが、そなたが来たお陰で真実だという事が判明した。早速だが、話をしようではないか」
そこからはとても早かった。アメリアは女神アモーラが地上人を騙して地底人を攻撃していた事を説明。最初こそ疑う者が大半を占めていたが、真実の神の教徒である裁判官達により真実だという事が判明。国を滅ぼしかねないとんでもない勘違いが同時に判明した。
国王はアメリアもといジースト王国に謝罪を行い、ジースト側が提示した和平条約に喜んで了承した。話し合いにて何十年も続いていた戦争がたった数分で終了を宣言したのである。兵士や騎士達は喜び、フラム国王とアメリア女王を讃えた。
「「「国王陛下万歳!!ジースト女王万歳!!」」」
騎士と兵士達に讃えられる中、フラム国王は立ち上がり、アメリアと熱い握手を交わす。こうして女神アモーラの目論見は失敗し、アモーラの人気は更に下がるのであった。
大勢の人を救えただけでなく、自分の目的もついでに達成できた!何て素晴らしいのだろう!後はあのクソ女神を───────
「では、和平可決を祝って彼の種を頂きますね」
「・・・へっ?」
握手を止め、近づいてくるや否や和平条約の内容が書かれた紙を見せてきた。紙には至って普通のことしか書かれていない・・・最後を除けば。
「『コウスケ・イズミの子種をフラム王国は譲渡すること』・・・はぁ!?アメリア!何言って・・・!」
「私が・・・諦めるような女だと思うか?」
顔を近づけ、舌なめずりする姿は妖艶で思わず興奮してしまう。しかし、後ろにいるメアリーが怖い・・・。
「はぁ・・・私の恋人だという事を忘れないで下さいね。アメリアちゃん」
「分かってるって。それじゃあ・・・行こうか♡」
「私も同行させていただきます!良い場所を知ってるんで!」
アメリアに右腕をメアリーに左腕を掴まれ、抵抗が出来なくなる。ジースト騎士団と蘭丸さんとボニーさんとフランさんはまるで子の成長を喜ぶ保護者のような笑みを浮かべ、兵士達はトランペットを鳴らし、演奏を始めた。
「おい!何お祝いムードになってんだ!止めろぉ!てか、何で違和感を感じなかったんだ!国王陛下!頼む!まだ子供は作りたくない!せめて!せめてアモーラへの復讐が終わってからにしてくれぇぇぇぇ!!」
幸助の悲痛の叫びは虚しくも謁見の間の扉が閉まる事によって、聞こえなくなる。
「・・・幸助、大人になるんだ」
「思えばここまで長かったですね・・・頑張って、メアリーちゃん、アメリアちゃん・・・」
この後、幸助はかかり気味のアメリアとメアリーに必死の説得を行い、アモーラ復讐後へと予定を繰り越す事に成功するのであった。
ジースト王国に建てられたすべての建物の立て直しを終え、幸助達はアメリアを筆頭とした騎士団数人を連れて地上へと帰ってきた。
久しぶりに地上に帰ってきた幸助達を出迎えたのは、何処までも続いていそうな緑の草原、色とりどりの花々、そして青い空でサンサンと煌めく太陽。
幸助達にとっては懐かしい。ジースト人にとっては未知なる領域に入った感覚に襲われる。アメリアは兜を脱ぎ、緑の草原をアメジストのような紫の瞳に焼き付け、涙を流す。これが自分達地底人が恋焦がれていた地上なのだと。
「うぉおおおおおおおお!!」
兜を槍を剣をその場に投げ捨てると走り出し、草原にダイブする。付き添いの騎士達も我慢ならなくなったのか、同様に武器を投げ捨て草原に身体を倒した。
「ハハハハハハ!これが、草原!あれが、木!あの青いのが空!そして、空で輝く光の玉が太陽!・・・ああ、ついに私達はやってこれたのだな・・・憧れの地上へ!!」
気づいた時には幸助達は手を叩いて祝福していた。彼女達の悲願達成を祝ってパチパチと手で音を鳴らしていた。
「感謝するよ、コウスケ。君のお陰で私達は国の願いを叶える事ができた。この恩は絶対に忘れる事はないだろう」
「それはお互い様だろ?俺だってしたくなかった地底人との戦争を避ける事が出来た。本当に感謝しているよ」
草原に仰向けになって倒れるアメリアの手を引き、立ち上がらせる。彼女を起こして、フラムの方角を見つめていると、今から向かおうしている方向から馬車が走ってきていた。
「あれは馬か?伝説の動物なのか?」
「別に伝説でも何でもないよ。それにしてもあの馬車、俺らの方に向かってきていないか?」
地上人にとってはまだ、地底人は魔族という認識。馬車に乗って近づいてくるなんて酔狂な奴だと思っていると、馬車の後ろに更にもう1つ馬車が歩いている事に気づいた。更に後ろの馬車からひょっこりと顔を出してきたのは俺らの知っている人だった。
「おぉーーい!コウスケ!ランマル!メアリー!ボニー!迎えに来たぞぉぉぉ!!」
「「「フランさん!!」」」「ふらん・・・!」
頼れる冒険者先輩のフランだった。彼は嬉しそうに手を振りながら幸助達の前で馬車を停止させた。
「いやぁ!間に合って良かった!良かった!ファイトール様が昨日、『迎えに行け』っていうから急いで飛んできたんだよ!」
フランの一言で全てに納得すると同時にファイトールの気遣いに感謝する幸助達とジースト騎士団。幸助達の安否を確認すると、アメリアの前に立ち、手を伸ばし握手を求めた。アメリアはすぐに笑顔で手を握り返した。
「同志よ、地上へようこそ。そして、今まで攻撃されているにも関わらず、全く気づく事が出来なくて大変申し訳無かった」
「いや、良いんだ。こうして地上にやってくる事ができたんだから。それに、君達のせいではない事は分かっている。全てアモーラの仕業なのだろう?」
「そう言ってもらえると非常に助かる・・・既に国王には話しは付けてある。話し合いの場所に今から向かうが、準備はよろしいかな?」
「ああ、元からそのつもりで地上にやってきたんだ。準備は既に出来ている・・・・・・もしかしなくても、馬で移動かい?」
「ああ、そうd─────」
「ひゃっほーーい!私がいちばーん!!」
余程嬉しいのか、アメリアは分け目を振らずに馬車へと乗り込んで行った。無邪気な姿を見てフランは笑みを浮かべる。
「快活な女騎士を連れてきたな。階級は一体なんなんだ?」
「団長兼女王です、同志。では、我々もお言葉に甘えて乗車させていただきます!」
付き添いの騎士達も少しソワソワしながら馬車の中へと入って行った。
「女王か!成る程!・・・もう少し良い馬車を持ってきた方が良かったかな?ファイトール様からは同志を迎えに行けとしか言われて無かったから、つい普通の馬車で来ちゃった・・・」
「大丈夫じゃないんですかね?金銀であしらった馬車を見るよりも、木製の丈夫な馬車の方が彼女達喜びますよ」
「それなら良いか!ではすぐにフラム城へと向かおう!出迎えの準備はできているからな!御者よ!エンチャントを頼む!!」
「かしこまりました・・・『ビルドアップ』!」
馬本体の筋力が増大化。馬車を引く力も走る速度も段違いに上がる。筋力増加のエンチャントをかけられた馬はあっという間に草原を駆け抜け、幸助達が辿り着くまで2日かかった距離を経った5時間で走行し終えてしまう。
城下町の門前に降り立つと、入り口から城の門前まで兵士達が槍でアーチを作ってアメリア達、ジースト騎士団を迎え入れていた。
歓迎という意味にも捉える事ができるが、槍を使っている辺り、警戒の意味も篭っているのだろう。
同然、住民の目にも注目されてしまう為、人々は兵士達の隙間から魔族を一目見ようと試みる。しかし、いるのは幸助達地上人とツノが生えた兜を手に持つ色白の騎士達。紫の肌と額に角の生えた容姿を想像していた野次馬達は全員首を傾げた。
「ここが、地上の王国フラム・・・ジーストとはまた違う雰囲気だな」
「文化も思想も違うしね。でも、安心してほしい。何としても和平を結んでみせるから」
「大丈夫、心配はしてない。だって、君がいるしな」
アメリアが幸助の腕に絡みつく。やはり幸助も男なわけで反応してしまうが、背後から感じたメアリーの殺意に怯えて男のしての本能を押さえつける。
特に誰に邪魔される事も危険物を投げられる事もなく、城内へと入る。階段を登り、豪華な扉を開くと待っていたのはフラム国王。横には大臣と騎士団長を置いており、やはり警戒はしている模様。
「はるばる遠くからお越しいただき誠に感謝する。私はこのフラムを統率する者だ」
「自己紹介ありがとうございます。私はアメリア・ジースト。地下王国ジーストの女王をしている者です」
「女王?君がか?」
「はい。父が去年亡くなってしまいましたので」
「それは・・・すまない事をした」
「謝らないでください。父は戦士として素晴らしい死を遂げたのですから・・・話が逸れてしまいましたね。私がここにきた理由はご存知でしょうか?」
「フランから既に聞いている。俄に信じがたい事だったが、そなたが来たお陰で真実だという事が判明した。早速だが、話をしようではないか」
そこからはとても早かった。アメリアは女神アモーラが地上人を騙して地底人を攻撃していた事を説明。最初こそ疑う者が大半を占めていたが、真実の神の教徒である裁判官達により真実だという事が判明。国を滅ぼしかねないとんでもない勘違いが同時に判明した。
国王はアメリアもといジースト王国に謝罪を行い、ジースト側が提示した和平条約に喜んで了承した。話し合いにて何十年も続いていた戦争がたった数分で終了を宣言したのである。兵士や騎士達は喜び、フラム国王とアメリア女王を讃えた。
「「「国王陛下万歳!!ジースト女王万歳!!」」」
騎士と兵士達に讃えられる中、フラム国王は立ち上がり、アメリアと熱い握手を交わす。こうして女神アモーラの目論見は失敗し、アモーラの人気は更に下がるのであった。
大勢の人を救えただけでなく、自分の目的もついでに達成できた!何て素晴らしいのだろう!後はあのクソ女神を───────
「では、和平可決を祝って彼の種を頂きますね」
「・・・へっ?」
握手を止め、近づいてくるや否や和平条約の内容が書かれた紙を見せてきた。紙には至って普通のことしか書かれていない・・・最後を除けば。
「『コウスケ・イズミの子種をフラム王国は譲渡すること』・・・はぁ!?アメリア!何言って・・・!」
「私が・・・諦めるような女だと思うか?」
顔を近づけ、舌なめずりする姿は妖艶で思わず興奮してしまう。しかし、後ろにいるメアリーが怖い・・・。
「はぁ・・・私の恋人だという事を忘れないで下さいね。アメリアちゃん」
「分かってるって。それじゃあ・・・行こうか♡」
「私も同行させていただきます!良い場所を知ってるんで!」
アメリアに右腕をメアリーに左腕を掴まれ、抵抗が出来なくなる。ジースト騎士団と蘭丸さんとボニーさんとフランさんはまるで子の成長を喜ぶ保護者のような笑みを浮かべ、兵士達はトランペットを鳴らし、演奏を始めた。
「おい!何お祝いムードになってんだ!止めろぉ!てか、何で違和感を感じなかったんだ!国王陛下!頼む!まだ子供は作りたくない!せめて!せめてアモーラへの復讐が終わってからにしてくれぇぇぇぇ!!」
幸助の悲痛の叫びは虚しくも謁見の間の扉が閉まる事によって、聞こえなくなる。
「・・・幸助、大人になるんだ」
「思えばここまで長かったですね・・・頑張って、メアリーちゃん、アメリアちゃん・・・」
この後、幸助はかかり気味のアメリアとメアリーに必死の説得を行い、アモーラ復讐後へと予定を繰り越す事に成功するのであった。
20
あなたにおすすめの小説
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
前世は不遇な人生でしたが、転生した今世もどうやら不遇のようです。
八神 凪
ファンタジー
久我和人、35歳。
彼は凶悪事件に巻き込まれた家族の復讐のために10年の月日をそれだけに費やし、目標が達成されるが同時に命を失うこととなる。
しかし、その生きざまに興味を持った別の世界の神が和人の魂を拾い上げて告げる。
――君を僕の世界に送りたい。そしてその生きざまで僕を楽しませてくれないか、と。
その他色々な取引を経て、和人は二度目の生を異世界で受けることになるのだが……
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる