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1章 投げる冒険者
11話 依頼を受けたい
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ギルドの依頼は、基本依頼人からの指名である。しかし、駆け出しや不人気の冒険者には依頼は来ない。
そんな冒険者の為に用意されている救済措置こそ、無指名依頼だ。
無指名依頼は、誰が依頼を引き受けてくれるか分からないというデメリットが存在するが、代わりに指名依頼よりも安く依頼する事ができる。
両親から教わった、指名依頼を受けられるようになるための知名度上げの最初の方法は、無指名依頼をこなす事による名前売りから。
そして、もう1つの方法は集団依頼だ。討伐対象が複数体いる時、冒険者が複数人必要な依頼の事を指す。知名度上げという面では、単独での依頼と比べて劣るが、単独と比べて安全に実力がつけることができる新人の救済措置。
集団依頼は、複数人必要である為、無指名依頼で来ることが多い。俺は今、その無指名依頼が貼られるのを待っている。
その日の新しい依頼が貼られるのは、8時から。今は7時58分。依頼が殺到していても、きっかしこの時間に掲示される。そして、やってきた8時。貼られていく依頼の羊皮紙達。
よーいドンで冒険者達が我先にと依頼書を手に取る。残ったのは、初心者向けの依頼のみ。その中には、お目当ての集団依頼が潜んでいた。
「『コボルトの群れ退治』か・・・なあ!君、イーグル・ブレイヴの息子の君だよ!一緒にこの依頼受けない?」
大剣を背中に背負った同い年の男子が俺に話しかけてくる。彼の声に群がる様に他の新人冒険者達も集まってくる。初心者向けの依頼というのは本当だったらしい。
「定員は10人・・・よし!締めきろう!!」
「それじゃ、早速コボルト退治に行きましょう!!」
「待った。俺達だけじゃいけない」
「「「えっ?」」」
集団依頼には、共通で1つの条件が存在する。それは、最低でも依頼を1回成功させた冒険者を同行させるというものだ。他の先輩冒険者達は依頼を受け取って、ギルドから出て行ってしまっているし、そもそも定員が集まり切っている。さて、初っ端から壁にぶち当たってしまった。
皆、初めての依頼という事で、大人数で行きたがっている模様。誰かが抜けるのを待っている。仕方ない、ここは俺が貧乏くじを引く事にしよう・・・。
「おおっとぉ!?困っているようだねぇ!俺のギルドのかわいい新人たちよ!話は最初っから聞いていた!ここはこの俺、マックス・シャープが無償で同伴者となってあげようじゃないか!!」
颯爽と現れたガタイの良い男の正体は、このギルド「ファーマーズ」のオーナーだった。
そんな冒険者の為に用意されている救済措置こそ、無指名依頼だ。
無指名依頼は、誰が依頼を引き受けてくれるか分からないというデメリットが存在するが、代わりに指名依頼よりも安く依頼する事ができる。
両親から教わった、指名依頼を受けられるようになるための知名度上げの最初の方法は、無指名依頼をこなす事による名前売りから。
そして、もう1つの方法は集団依頼だ。討伐対象が複数体いる時、冒険者が複数人必要な依頼の事を指す。知名度上げという面では、単独での依頼と比べて劣るが、単独と比べて安全に実力がつけることができる新人の救済措置。
集団依頼は、複数人必要である為、無指名依頼で来ることが多い。俺は今、その無指名依頼が貼られるのを待っている。
その日の新しい依頼が貼られるのは、8時から。今は7時58分。依頼が殺到していても、きっかしこの時間に掲示される。そして、やってきた8時。貼られていく依頼の羊皮紙達。
よーいドンで冒険者達が我先にと依頼書を手に取る。残ったのは、初心者向けの依頼のみ。その中には、お目当ての集団依頼が潜んでいた。
「『コボルトの群れ退治』か・・・なあ!君、イーグル・ブレイヴの息子の君だよ!一緒にこの依頼受けない?」
大剣を背中に背負った同い年の男子が俺に話しかけてくる。彼の声に群がる様に他の新人冒険者達も集まってくる。初心者向けの依頼というのは本当だったらしい。
「定員は10人・・・よし!締めきろう!!」
「それじゃ、早速コボルト退治に行きましょう!!」
「待った。俺達だけじゃいけない」
「「「えっ?」」」
集団依頼には、共通で1つの条件が存在する。それは、最低でも依頼を1回成功させた冒険者を同行させるというものだ。他の先輩冒険者達は依頼を受け取って、ギルドから出て行ってしまっているし、そもそも定員が集まり切っている。さて、初っ端から壁にぶち当たってしまった。
皆、初めての依頼という事で、大人数で行きたがっている模様。誰かが抜けるのを待っている。仕方ない、ここは俺が貧乏くじを引く事にしよう・・・。
「おおっとぉ!?困っているようだねぇ!俺のギルドのかわいい新人たちよ!話は最初っから聞いていた!ここはこの俺、マックス・シャープが無償で同伴者となってあげようじゃないか!!」
颯爽と現れたガタイの良い男の正体は、このギルド「ファーマーズ」のオーナーだった。
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