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4章 偽りの歴史
157話 震える拳
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「ここが、ベルム族の都市『ジャッジメント』・・・賑わってるな・・・」
こんなに人が集まる場所に来たのは、前世以来だ。生まれてから冒険者になる15歳まで過ごしたブカの村はど田舎だったし、所属していたファーマーズも部下の村の隣の村にあったギルド。
ゲリットも一応町ではあったけど、人口は3桁だったし、トルネヒロも寄せ集めだった為、4桁だった。
しかし、規模が大きい事もあってか、ジャッジメントの方が遥かにベルム族が多い。こんな数のベルム族を見たのは初めてだ。
友達と遊んでいるベルム族の子供達は笑顔で、酒場で朝から酒を飲んでいる男の顔は真っ赤で、泣きべそをかいている。
とても、平和な町だ。戦争なんて実は起きていないんじゃ無いかと思わせるくらい穏やかな町だ。ベルム族を殺そうとしているカートライト人は彼らの営みを一度見たら、考えを改めてくれるだろうか?
いや、きっと騙そうとしてるとかイチャモンを付けるだけだ。やはり、根本的な問題から解決しないといけない。
「それじゃ、俺とはこれでお別れだ。2時間のフライト楽しんでもらえたらなら何よりだ」
「はい、ありがとうございました」
「おうっ!因みにこの後は何をするか知っているか?」
「アウトレイジの冒険者達と戦う前に話は聞きました。王族に謁見しに行くんですよね?」
龍騎隊を送ってくれたのは、マイク将軍だが、最終的に決定したのは、この国を納める王族とのこと。つまりは、間接的に俺達の命を救われた事になる。お礼を言わなければこの都市に住むことも許されないだろう。
「あっ、ナックル。フライトお疲れ。落ちるかもしれない怖さはあったけど、楽しかったね」
「え、ええ・・・そそそそうですね・・・」
2時間振りに再会したナックルとは、どこか顔色が悪く、とてもじゃ無いが健康には見えなかった。
「もしかして、高所恐怖症だった?」
「い、いえ違うんです・・・これから城に行くと思うと身震いが、止まらなくて・・・」
「もしかして、緊張?そんなに怖い人なの?」
「口にする事すら憚られます!!」
とんでもない恐怖の仕方だ。いつもの元気で頼れるナックルからまるで考えられない。
今のナックルの精神状態だと聞きたい情報も聞けないので、近くにいたジムさんに聞いてみることにした。
「いや、全然怖くない。ザ・王族って感じ」
「俺ら一般庶民が想像するような王様ってことですよね?」
「そうだな。まあ、王様というよりも王女と言った方が良いだろうな?」
「え?王女?女王ではなく?」
「ああ。よく聞いてくれ、ファルコ。アレクサンダーには、王はいない」
衝撃の発言に、頭が一瞬吹き飛んだかのような錯覚に襲われた。
こんなに人が集まる場所に来たのは、前世以来だ。生まれてから冒険者になる15歳まで過ごしたブカの村はど田舎だったし、所属していたファーマーズも部下の村の隣の村にあったギルド。
ゲリットも一応町ではあったけど、人口は3桁だったし、トルネヒロも寄せ集めだった為、4桁だった。
しかし、規模が大きい事もあってか、ジャッジメントの方が遥かにベルム族が多い。こんな数のベルム族を見たのは初めてだ。
友達と遊んでいるベルム族の子供達は笑顔で、酒場で朝から酒を飲んでいる男の顔は真っ赤で、泣きべそをかいている。
とても、平和な町だ。戦争なんて実は起きていないんじゃ無いかと思わせるくらい穏やかな町だ。ベルム族を殺そうとしているカートライト人は彼らの営みを一度見たら、考えを改めてくれるだろうか?
いや、きっと騙そうとしてるとかイチャモンを付けるだけだ。やはり、根本的な問題から解決しないといけない。
「それじゃ、俺とはこれでお別れだ。2時間のフライト楽しんでもらえたらなら何よりだ」
「はい、ありがとうございました」
「おうっ!因みにこの後は何をするか知っているか?」
「アウトレイジの冒険者達と戦う前に話は聞きました。王族に謁見しに行くんですよね?」
龍騎隊を送ってくれたのは、マイク将軍だが、最終的に決定したのは、この国を納める王族とのこと。つまりは、間接的に俺達の命を救われた事になる。お礼を言わなければこの都市に住むことも許されないだろう。
「あっ、ナックル。フライトお疲れ。落ちるかもしれない怖さはあったけど、楽しかったね」
「え、ええ・・・そそそそうですね・・・」
2時間振りに再会したナックルとは、どこか顔色が悪く、とてもじゃ無いが健康には見えなかった。
「もしかして、高所恐怖症だった?」
「い、いえ違うんです・・・これから城に行くと思うと身震いが、止まらなくて・・・」
「もしかして、緊張?そんなに怖い人なの?」
「口にする事すら憚られます!!」
とんでもない恐怖の仕方だ。いつもの元気で頼れるナックルからまるで考えられない。
今のナックルの精神状態だと聞きたい情報も聞けないので、近くにいたジムさんに聞いてみることにした。
「いや、全然怖くない。ザ・王族って感じ」
「俺ら一般庶民が想像するような王様ってことですよね?」
「そうだな。まあ、王様というよりも王女と言った方が良いだろうな?」
「え?王女?女王ではなく?」
「ああ。よく聞いてくれ、ファルコ。アレクサンダーには、王はいない」
衝撃の発言に、頭が一瞬吹き飛んだかのような錯覚に襲われた。
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