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5章 紛い物の神
217話 エルフの集落
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トライヴさんに助けられた俺達は、トライヴさんに案内されてエルフの集落へと向かっていた。
「それにしても、なんか警告の看板くらい建ててたって良いんじゃないか?」
「ん~あ~建てるつもりだよ。今作ってるから」
「完成にはどのくらいかかりそうだ?」
「そうだね・・・半年くらいかな?」
「相変わらず長いな」
時間にルーズな人間は大勢見てきたけれども、エルフのそれはルーズの域を超えてしまっている気がする。
「皆は元気?」
「うん、メイガンは相変わらず元気だし、おばあちゃんは森に帰ったし」
「ああ、そっか・・・ごめんな」
「え?何で謝るの?良い事じゃないか。自然に戻れたんだし」
エルフの特徴の1つとしてあげるとすれば、その死生観だろう。彼らは死んだという表現はしない。森又は自然に帰ったと表現する。森の民であるエルフにとっては死とは悲しい事ではなく、喜ばしい事なんだ。
「ところで今日は何しに来たの?前回みたいに道に迷ったとかではないよね?」
「ああ、実は514年以上生きた魔法使いを探してるんだ」
「それは特定の人?それとも、514歳以上の魔法使い全員?」
「1人だ。これはあくまで推測に過ぎないんだが、ソイツがこの世界を滅茶苦茶にしてベルム族が迫害されている原因を作ってると思うんだ」
「ベルム族って?」
「ああ~そっか・・・魔族だ」
「そんな名前だったんだ。180年生きてるけど初めて知ったよ」
俺の10倍年上だという事に驚く。
「長老っていくつだっけ?」
「明日、840歳の誕生日を迎えるよ。でも、ちょっとボケてるから他の人に聞いた方がいいかも」
「いいや、いっそのこと全員に聞くよ。そっちの方が確実性があるしな。皆、元気か?」
「うん、イーグルが出て行ってからエルフを攫う人がぱったりといなくなったんだ。イーグル、何かしたの?」
「ちょっと、エルフ攫いを生業としてる盗賊団を殺してさらし首にしただけだよ。大した事はしてないさ」
母さん曰く、父さんは若い頃とんでもなく荒れていたらしい。母さんと結婚してから段々もおとなしくなったとか。
「過激~そういう所、大好きだよ」
トライヴさんの倫理観が狂っているのか、エルフの倫理観がバグっているのかよくわからないな。後で会うであろうエルフ達の会話から分析してみよう。
「さぁ、着いたよ。ぼくたちの集落だ」
濃霧が嘘のように一気に晴れる。現れたのは、大木の形をそのまま家にした家が集合した非常にのどかな雰囲気を持つ神秘的な集落だった。
「それにしても、なんか警告の看板くらい建ててたって良いんじゃないか?」
「ん~あ~建てるつもりだよ。今作ってるから」
「完成にはどのくらいかかりそうだ?」
「そうだね・・・半年くらいかな?」
「相変わらず長いな」
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「皆は元気?」
「うん、メイガンは相変わらず元気だし、おばあちゃんは森に帰ったし」
「ああ、そっか・・・ごめんな」
「え?何で謝るの?良い事じゃないか。自然に戻れたんだし」
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「ところで今日は何しに来たの?前回みたいに道に迷ったとかではないよね?」
「ああ、実は514年以上生きた魔法使いを探してるんだ」
「それは特定の人?それとも、514歳以上の魔法使い全員?」
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「ベルム族って?」
「ああ~そっか・・・魔族だ」
「そんな名前だったんだ。180年生きてるけど初めて知ったよ」
俺の10倍年上だという事に驚く。
「長老っていくつだっけ?」
「明日、840歳の誕生日を迎えるよ。でも、ちょっとボケてるから他の人に聞いた方がいいかも」
「いいや、いっそのこと全員に聞くよ。そっちの方が確実性があるしな。皆、元気か?」
「うん、イーグルが出て行ってからエルフを攫う人がぱったりといなくなったんだ。イーグル、何かしたの?」
「ちょっと、エルフ攫いを生業としてる盗賊団を殺してさらし首にしただけだよ。大した事はしてないさ」
母さん曰く、父さんは若い頃とんでもなく荒れていたらしい。母さんと結婚してから段々もおとなしくなったとか。
「過激~そういう所、大好きだよ」
トライヴさんの倫理観が狂っているのか、エルフの倫理観がバグっているのかよくわからないな。後で会うであろうエルフ達の会話から分析してみよう。
「さぁ、着いたよ。ぼくたちの集落だ」
濃霧が嘘のように一気に晴れる。現れたのは、大木の形をそのまま家にした家が集合した非常にのどかな雰囲気を持つ神秘的な集落だった。
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